JPS58162565A - 不飽和ニトリルの製造法 - Google Patents

不飽和ニトリルの製造法

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JPS58162565A
JPS58162565A JP4537082A JP4537082A JPS58162565A JP S58162565 A JPS58162565 A JP S58162565A JP 4537082 A JP4537082 A JP 4537082A JP 4537082 A JP4537082 A JP 4537082A JP S58162565 A JPS58162565 A JP S58162565A
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distillation
tower
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water
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Kazuya Matsuzaki
和也 松崎
Hiroyuki Ohashi
大橋 宏行
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はオレフィン例えばプ誼ピレン、イソブチレン
等のアンモオキシデージ璽ン反応によるアクリ誼ニトリ
ル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリルOII造法
に関する。その目的は熱の利用効率が極めて高い製造法
を提案するにある・ 不飽和ニトリルの一つであるアクリロニトリルの従来の
装造7aセスの1例を第1図に基づき以下に説明する。
反応1)IK連続供給されたプロピレン、アンモニア、
空気は酸化触媒の存在下高温気相でアンモオキシチー2
1フ反応し、アクリロニトリル、アセトニトリル、t*
、高沸点有機物等の反応生成物および未反応物の混合物
が生成する。
この高温ガス状の混合物は熱交換a12を通って急冷#
!rIに送ル込まれ、ライン4から塔頂に供給されて流
下する冷却用循環水に接触して冷却される。この冷却過
程において高沸点有機物や生成水分は循環水に取)込ま
れて除去され、必!!に応じ循環水に鉱酸を添加し反応
ガス中の未反応アンモニアを除去する・昇温した循環水
は塔底からライン5を通シ流出し、冷却器6で冷却後再
び塔上にライン4を通夛循墳供給され。
一部は系外に排出される◎ 急冷浴3の塔頂から留出するガスはライン7をA6吸収
塔8の下方部に導入され、塔頂から流下するライン9を
経て供給され九吸収水に接触しアクリロニトリル、−ア
セトニトリル、背震は吸収水に吸収される。この塔底の
吸収液はライン10から抜出され、塔頂から留出するガ
スFi、ライン11から排出される。
吸収液Fi熱交換器12を通夛昇温し1回収塔13に供
給される。回収塔は少なくとも50段、好ましくは60
〜100段のトレイを有し、リボイラー14で加熱蒸留
し、ライン15から塔上部に送り込まれた溶媒水と向流
接触して抽出蒸留が行なわれ青酸および水を含む粗アク
リロニトリル蒸気が塔頂のライン16から留出し、溶媒
水は塔底のライン17から抜出される。なお。
吸収液中のアセトニトリルは回収塔13に付帯したアセ
トニトリル回収塔18においてその大部分が蒸留分離さ
れる。ライン17から抜出され九溶媒水はライン15を
経て回収塔13に送り返されるとともに、その一部は熱
交換器12を通シ降温しライン9を経て吸収水として吸
収塔8に供給される。ライン16から留出した粗アクリ
ロニトリル蒸気は凝縮器19で冷却し凝1lII液はデ
カンタ−20で油・水分離し、油層は脱11[塔21に
送り込まれ、水層は回収塔13に戻される・ 脱育酸塔21ではりボイラー22で加PI蒸留されて塔
頂から青酸が留出し#縮器23で分縮され青酸蒸気が分
離され、塔底液はライン24を通り脱水塔25に送られ
る。脱水塔25ではりボイラー26で加熱蒸留され、塔
頂蒸気を凝縮器27で凝縮して油・水分離して脱水し、
塔底液は裂品塔28に送る。喪品塔28ではりボイラー
29で加I!+11蒸留され塔頂蒸気を5sts30で
#縮して製品品位のアクリロニトリルが得られ、塔底液
は排出される〇 従来のアクリロニトリルの製造法は上記の例のごとくで
あって、多くの加熱部分と冷却部分とが組合されてiる
・すなわち、回収塔15゜脱′W市塔21.脱水塔25
、製品塔28に線それぞれリボイラー14.22,21
5.29および凝縮fs 19 、23.27 、50
25” ?) D s 急冷浴3には冷却器6が付帯し
ている。特にニトリル類の製造に訃いては、多量の吸収
水を使用するので、(例えはアクリロニトリルの製造に
おいては特許公告、□昭41−6571号会報によると
アクリロニトリルに対し17.8倍(重量)の吸収水を
使用)。
吸収液の加熱蒸留、冷却凝縮を繰返すことにより多量の
エネルギーを消費する欠点があった。
このため、従来から熱の有効利用を図る対策が試みられ
てきている。例えば、公開特許昭55−81848号公
報によると1回収塔塔底から出る溶媒水を脱青酸塔や製
品塔のりボイラー熱源と利用する提案がなされている。
しかし、従来の対策は100℃以上の比較的高温の液体
熱源が利用されて匹るのみで、多量の潜熱を有する留出
蒸気は、比較的低温であるため適嶋な加熱対象が見出し
得なかつ走り、加熱対象物との温度差が小さく、リボイ
ラーの必要伝熱面積が著しぐ大となって実用性が乏しく
なつ念り、あるいは精留効果が不充分とな9製品純覆が
緒持できなくなつ九りする問題点があり利用されるに至
らなかつ友。
この発明は上記事情に鑑みなされた本のであって、その
要旨はオレフィンのアンモオキシデーション反応により
生成する不飽和ニトリル、飽和ニトリルおよび育fRを
含む反応混合物を吸収塔において吸収水に吸収させ、得
られた吸収液を回収塔にお−て溶媒水を用い抽出蒸留し
塔頂から粗不飽和エトIJルおよび青酸を得、この留出
物から青酸および水等を脱青酸塔、脱水塔および製品塔
等蒸留塔類にお匹て蒸留分離する不飽和ニトリルの製造
法にお匹て、脱育酸塔。
脱水塔および製品塔等蒸留塔類における蒸留に際し、塔
内温度が回収塔塔頂蒸気温度より低温となる塔高さ位置
に加熱器を設けて回収塔蒸気を熱源として加熱蒸留し、
かつ、前記加熱器より下位の塔内#7.を別途熱源を用
いて蒸留分離し低沸点成分を前記回収塔蒸気による蒸留
位置に戻し、高沸点成分を塔底から抜き出すことを特徴
とする不飽和ニトリルの央造法である。
このJR造法においてFi、従来冷押水に持ち込まれ系
外に排出されていた回収塔塔頂蒸気を蒸貿塔類の蒸発熱
源として有効利用するのでエネルギーの高度の効率化が
達成できる。さらに具体的(述べるならば、塔中間に排
熱を利用した加熱器を設置した場合、必要加熱エネルギ
ーよりも多量の排熱があるならば従来の塔段数で環流比
を増加させることで製品品位を保つことができる。また
排熱量が限られている場合に#i塔段数を増埠させ不製
品品位を保つことができる。
加熱器位置は排熱の熱源と塔内温度との温度差が大きい
方が熱交換が容易であるが、塔底からの抜出量が少なL
JI品塔0場合は供給段より下部に加熱器を設置するの
が好オしい。しかじ塔底に蓄積される高沸点成分の11
11が高くなって温度が上昇するので、加熱器設貴位量
より下位の塔内[を別途熱源を用いて蒸留し低沸点成分
加熱器蒸留位置に戻し、高沸点成分を抜出し分離して加
熱器と塔内@度との差を大−くして熟諷鳳 交換を容易にすることができ、同時に塔頂留出成分の品
位を高く保つことができる・加熱器位置は塔下部の方が
効果的であるが、@度差を大傘〈とれる位置が塔上部に
近くなり不鴫当七なる場合は、操作圧を低下し塔内泥質
を下は適正位置に加熱器を設置できる。この場合も加熱
器より下位の塔内液を別途熱源を用いて蒸留し。
低沸点成分を戻し、高沸点成分を抜出し分離して高沸点
成分による温度上昇を抑制して操作圧の低下を減じるこ
とができるので、塔頂凝縮器の冷却負荷を@滅すること
ができる。
以下、回収塔留出蒸気を製品塔2Bの蒸留熱源として利
用する実施例および比較例を挙けて説明する。
〔実施例1〕 4112図に示すごとく、従来の高さの製品塔28に付
帯して再蒸留塔31を設け、製品塔28塔底液を抜出し
再蒸留塔31に供給し、リボイラー32で別途熱源を用
いて加熱蒸留し塔頂から留出する低沸点成分に富む蒸気
を製品塔ン8底部に循環させて製品搭28の底部に蓄積
1、た高沸成分を蒸留分離して抜出す構造となし之0こ
の装置にシiで、系内操作圧を減じ#E底圧を5001
11Hp、再蒸留塔への抜出し景および再蒸留塔#に底
液の抜出量をそれぞれ物品塔供給液量の20%、40X
とし、リボイラー29の熱源として回収塔蒸気(温度6
9℃)、リボイラー32の熱源として従来の水蒸気を用
いて蒸留し九〇 製品塔28塔J!E液の温度は従来の製品塔の操作圧を
単に減じたものに比ベロ℃低温であり高沸点成分濃度の
低下に起因する。このため熱源温[(69℃)との温度
差を大きくなプ、リボイラー29で必要とする伝熱面積
は320−となり装置面の負担とはならなかった。を走
、製品塔留出蒸気をll!繻して得意アクリロニトリル
は代表的高沸成分であるグミビオニトリルの濃度が従来
の製品品位と同等であった。
この蒸留において必要とした熱量は、製品塔lJボ(ラ
−29の熱負荷Q5再蒸留塔リボイラー52の熱負荷Q
3であって(Q!+Ql)は従来の水蒸気を用い虎場合
の必要熱量Q、に等しく。
Q宜/lQ* + Qs)= 80〜90 Xテあ0必
1!M量(080〜90Xを回収塔塔頂蒸気により看換
えることかで傘た。
〔比較例1〕 第1図の裏品塔28の操作圧を減じ3oo趨Hfとなし
1回収塔留出蒸気をリボイラー29の熱源となし蒸留し
た◎#I?底液の抜出量は供給量の5X(従来と同量)
とし走場合、蒸留に必要とする熱量の全熱量を回収塔蒸
気で補うことができた。しかし、リボイラー29の伝熱
面積AFi722がとなり、リボイラー29が大形とな
り実用件が乏しくなつ念。j〜かし、得られた製品アク
リロニトリルの10どオニトリル含有量は製品品位を保
つことができ九G 〔実施例2〕 第3図に示すごとく、実施例1と同様装量において、リ
ボイラーを高い位置に移し中間リボイラー3!!となし
、回収塔留出蒸気(11度69℃)をリボイラー35の
熱源、従来の蒸気をリボイラー32の熱源となし、実施
例1と同様K。
3Q(HntHpの操作圧、引抜き循環量、排出量の条
件下で蒸留を行なつ九。
リボイラー33位置の塔内温度と熱源との温度差は前記
実施f!1より3℃大となり、リボイラーの伝熱面積を
低減させることができた。得られ九アクリロニトリルの
プロピオニトリル含有量も従来のものと同等で高品位を
保つ念。
〔比較例2〕 第4図に示すごとく、従来の製品塔28に。
さらに中間リボイラー33を前記実施例2と同じ高さ位
置に設置し、リボイラー33の熱源として回収塔蒸気を
使用し、リボイラー29の熱源として従来蒸気を使用し
、製品塔塔底排出量を供給液量の4Xの条件となし蒸留
した。リボイラー33の熱負荷Q、  リボイラー29
0熱負荷Q、が(Qr/(Qt +Q*>) X 10
0−80%となし九時得られるアクリロニトリル中のプ
ロピオニトリル含有量は従来の蒸留によるものより4〜
5倍高くなつ九Gプロピオニトリル量を従来値にするに
は、塔頂積流比を30 X1ilK増大させる必要があ
)、同一熱負荷では製品品位を保つことはできなかった
前記実施例では、製品塔と別体の再蒸留塔を設けて再蒸
留を行なつ九が、必ずしも別体の再蒸留塔を必要としi
%Ao例えば第5図のごとく。
製品塔部34下端に再蒸留塔部35を連結し、必要に応
じチムニ−トレイ36等を設けて再蒸留塔部35への抜
出量番制御しあるvhは製品塔部34と7再蒸留塔部3
5を連続した塔となし製品塔部のりボイラー37の熱源
K[I収塔蒸気を。
再蒸留塔部35のリボイラー58の熱源に従来の水蒸気
を用い蒸留してもよい。
回収塔蒸気を凧源とする蒸留塔は製品塔に限らない。脱
青市塔21、脱水塔25などの蒸留塔の熱源とすること
ができる。脱を酸浴21け塔頂部の蒸留温度が比較的に
低いので操作圧を減じることなく1回収塔蒸気温度以下
のりボイラー設置位置を選ぶことができる。脱水塔は減
圧にしてリボイラー設置7泣置を選ぶことができる。リ
ボイラーより下位置の塔内液は蒸留し高沸分を抜出し分
離される。
蒸留塔類の蔦源として使用した回収塔蒸気け。
rIII!儒#縮するのでツ゛カンタ−20に戻し、従
来のフロ七スに従がい処理される。従って、従来の#i
ia器19が不要、あるいは負荷が軽減されて冷却水の
再生エネルギーも節減できる。
この発明は以上の通りで、従来の高さの蒸留塔を用い、
911!品晶質を低下させることなく、蒸留熱エネルギ
ーおよび凝縮用冷却エネルギーが節減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアクリロニトリルの$3!造プロセスを
示すフローシート、!2図、第3図、第4図はそれぞれ
実施例1.実施例2.卦よび比較例2のフロセスを示す
フローシート、第5図は再蒸留塔の態様例を示す図面で
ある。 1・・反応器、2・・熱交換器、3・・急冷塔゛、4・
・ラインs5・・ライン、6・・冷却器、7・・ライン
s8・・吸収塔、9・・ライン 10・・ライン、11
・ゆライン、12・・熱交換器、13・・回収塔、14
・・リボイラー、1g・・ライン、16−’・ライン、
17・・ライン、18・・アセトニトリル回収塔。 19・・凝縮器、20・・デカンタ−121@・脱青酸
浴、22・・リボイラー、25・・凝縮B、24・・ラ
イン、25・−脱水塔、26・ eリボイラー% 27
・ ・[JlilW4,78 ・・製品塔、29・・リ
ボイラー、30・・#縮器。 3′1 ・・再蒸留塔、32・・リボイラー、33・・
中間リボイラー、34・・a品塔部、35・・再蒸留塔
部、36・・チムニ−トレイ。 37・・リボイラー、38・・リボイラー。 特許出願人  旭化成工業株式会社 代 埋  人   久   門      知第2図 
第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  オレフィンのアンモオキシデージ目ン反応に
    より生成する不飽和ニトリル、飽和ニトリルおよび青酸
    を含む反応混合物を吸収塔において吸収水に吸収させ、
    得られた吸収液を回収塔において溶媒水を用i抽出蒸留
    し、塔頂から粗不飽和ニトリルおよび青酸を得、この留
    出物から青酸および水等を脱背酸塔、脱水塔および製品
    塔等蒸留塔類において蒸留分離する不飽和ニトリルの製
    造法において、脱青酸塔、!I?水塔および製品塔等蒸
    留塔類にお叶る蒸留工程で、塔内温度が回収塔塔頂蒸気
    温度より低温となる塔高さ位置に加熱Sを設けて回収塔
    蒸気を熱源として加熱蒸留し、かつ。 前記加熱器より下位の塔丙液を別途熱源を用いて蒸留分
    障し低沸点成分を前記回収塔蒸気による蒸留位置に戻し
    、高沸点成分を塔底から抜き出すことを特徴とする不飽
    和ニトリルの製造法。
JP4537082A 1982-03-19 1982-03-19 不飽和ニトリルの製造法 Granted JPS58162565A (ja)

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JPS6158463B2 JPS6158463B2 (ja) 1986-12-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165359A (en) * 1981-04-03 1982-10-12 Asahi Chem Ind Co Ltd Preparation of unsaturated nitrile

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165359A (en) * 1981-04-03 1982-10-12 Asahi Chem Ind Co Ltd Preparation of unsaturated nitrile

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