JPS58160882A - 熱物体検出器

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】本発明は光ファイバを用いた熱物体検出器に関する。

製鉄所等の熱間圧延ラインに於ては、ラインを流れる熱
塊を検出し、その位置情報に基づいてラインの制御が行
なわれており、極めて信頼性の高いセンサが要求される
。

しかも、これらのラインでは、冷却、洗浄等の水処理部
が多く、微小水滴（俗にいう水蒸気）み激しく発生する
。

そのため、従来赤外光により熱物体を検知する装置が用
いられているが、微小水滴の発生状況等により受光レベ
ルが大きく変動し、安定な制御をする上で問題があった
。

この解決方法として、第１図に示すように熱塊１の付近
に位置する熱物体検出ヘッド６．５と離隔した場所にあ
る光受信機５との間を光ファイバ４゜４′で連結し、周
囲の微小水滴等による受光レベル変動等を排除しようと
する試みが為されている。

２．７は圧延ロールである。

確かにこのような方法であれば、微小水滴等による影響
を最小限とし、かつ光受信機を離隔した場所に配置でき
るため、ラインの多点集中管理等も容易になるという大
きなメリットがある。

ところが、現場のラインにおいては、常に一定形状の物
体が流れているとは限らず、ラインの幅も種々様々であ
る。

そこで、制御系の信頼性を高く維持するためには、熱物
体検出器もこれに適応できる必要がある。

つまり、ラインの幅が広く、スポットサイズの小さい検
出器であれば数台配置しないと検出漏れが生じる可能性
があり、またスポットサイズの大きすぎる検出器では背
景光をとシ込み易く信頼性が低いという問題がある。

この点の解決法として、ラインや熱物体の寸法によって
、（１）検出ヘッドのレンズを交換し焦点距離を変える
。　（２）検出ヘッドの位置を適当な位置に移動する。

というような案があるが、いずれにせよ作業として細か
いあるいはめんどうであり、必ずしも便利とは言い難い
゛ものであ３た。

本発明は斯かる状況に鑑み、ラインや熱物体の寸法に容
易に対応でき、信頼性の高い熱物体検出器を提供するこ
とを目的とする。

本発明の構成を、一実施例を示す第２図を参照して具体
的に説明する。

第２図において、６はレンズ、７は光ファイバであり、
８は光受信機である。

光ファイバ７の端部には金属ケース９が設けられており
、この金属ケース９とレンズ６及びその周辺を検出ヘッ
ドと呼ぶ。　　。

検出ヘッドと光受信機８とを連結し、光ファイバ７を覆
って耐熱性チューブ１０が設けられている。

検出ヘッドにはスポットの大きさを調整するためのフー
ド１１が設けられており、フード１１は取外し自在もし
くは伸縮自在に構成されている。

第６図にフードの長さによるスポットサイズの関係を示
す。

第３図からも明らかなように、フードの着脱もしくけ伸
縮により検出ヘッドそのものを移動することなく、スポ
ットサイズの調整ができる。

以上説明したような本発明の熱物体検出器であれば、次
のような顕著な効果を奏する。

（１）検出ヘッドと光受信機を離隔し、伝達媒体と　　
　　　　ヮして光ファイバを用いているため、微小水滴
等の外乱の影響を極限でき、制御の信頼性が向上する。

（２）　　ラインや熱物体の寸法に応じて、フードを着
脱もしくは伸縮することによりスポットサイズを調整で
きるので、検出ヘッドのレンズを交換するような細かい
作業や、検出ヘッドそのものを移動設置するようなめん
どうな作業が不要であり、対応が容易である。

（３）　　ラインや熱物体の寸法に対するスポットサイ
ズの対応が容易に行えるので、検出器の信頼性が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基礎となった熱物体検出方式を示す説
明図、第２図は本発明の一実施例を示す説明図、第６図
はフードとスポットサイズとの関係を示す線図である。６：レンズ、７：光ファイバ、８：光受信機、９：金属
ケース、１０：耐熱性チューブ、１１　：フード。