JPH09159785A - 走行式測温及び目視検査装置 - Google Patents

走行式測温及び目視検査装置

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JPH09159785A
JPH09159785A JP7318977A JP31897795A JPH09159785A JP H09159785 A JPH09159785 A JP H09159785A JP 7318977 A JP7318977 A JP 7318977A JP 31897795 A JP31897795 A JP 31897795A JP H09159785 A JPH09159785 A JP H09159785A
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temperature
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    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B37/00Component parts or details of steam boilers
    • F22B37/002Component parts or details of steam boilers specially adapted for nuclear steam generators, e.g. maintenance, repairing or inspecting equipment not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子力発電設備の蒸気発生器の伝熱管への加
熱応力除去時測温及び目視検査装置に関し、遠隔操作に
より狭隘部においても測温時の操作性を向上し、目視検
査も可能とする。 【解決手段】 蒸気発生器のガイド6の隙間9内に測温
工具全体7がロープ8と共に挿入されている。工具全体
7は2枚の側板11の下部に車輪14を備えた車輪台1
2、上部に上下動自在のガイド車輪16を備えたケース
15がある。車輪台12にはミラー18が取付けられ、
その上にカメラケース19があり、ミラー18からの画
像をCCDカメラでとらえる。カメラケース19正面に
は測温ファイバー20が昇降可能なブラケット21に取
付けられている。ハンドホール3の外部からロープ8を
引き、工具全体7を移動させ、測温ファイバー20を上
下させ、ミラー18、カメラケース19内のCCDカメ
ラで位置を確認しながら測温ファイバー20の位置を調
節し、所定の個所を遠隔操作で設定し、測温できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電設備に
おける蒸気発生器の伝熱管への加熱応力除去施行時の温
度管理を行う測温及び伝熱管周辺部分の目視点検、ある
いは火力発電プラントの熱交換器等の目視点検を行うた
めの走行式測温及び目視検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原子力発電設備における蒸気発生
器の伝熱管への加熱・測温方式について、図8、図9に
基づいて説明する。図8は伝熱管2の直線部に対する加
熱・測温方式を示す断面図である。図8において、ヒー
タ48は測温ファイバー20と1体の構造であり、案内
チューブ49と接続され、案内チューブ49はこの下端
に設けられた案内装置(図示せず)に昇降可能に接続さ
れることにより、ヒータ48及び測温ファイバー20の
所定位置への移動及び位置決めを可能としている。
【0003】図9はU字部への加熱・測温方式を示す断
面図である。この方式は伝熱管2の両下端よりヒータ4
8を一方から、測温ファイバー20を他方から、それぞ
れ別々に挿入し、おのおのの案内チューブ49は伝熱管
2の下端に設けられた案内装置(図示せず)へ昇降可能
に接続され、ヒータ48及び測温ファイバー20の位置
関係を設定している。
【0004】図8においては、ヒータ48と測温ファイ
バー20は1体構造で構成され、図9ではヒータ48と
測温ファイバー20が別体で構成されているが、基本的
にはヒータ48の加熱温度は、構造上の理由からヒータ
48の前又は後の加熱中心より離れた位置で測温ファイ
バー20により計測される。
【0005】図10は蒸気発生器の断面図で、胴1の内
部にはガイド6があり、ガイド6の内部には群立した伝
熱管2が挿入されている。胴1には更に、円周上90°
ピッチで4箇所配置されたハンドホール3がある。
【0006】胴1と伝熱管2との間には前述のようにガ
イド6と隙間9があり、ハンドホール3よりCCDカメ
ラ38が挿入され、隙間9へカメラ用ケーブル25の案
内により所定の位置まで移動し、その位置での伝熱管2
の周辺部の目視検査を施行する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、測温施
行における従来の加熱・測温方式の場合の測温部の位置
は構造上の理由により、加熱部の前又は後の離れた位置
に取り付けるしかなく、従って、従来の測温は加熱点と
測温点の間に距離が発生してしまっていた。
【0008】この距離の為に加熱温度と計測温度の間に
誤差が生じ、精度のよい計測ができないという問題があ
り、そして更に構造上の理由から、均一に加熱されてい
る領域が測定できないという問題があった。
【0009】又、従来の加熱・測温方式においては、加
熱ヒータは電力線のみの取り扱いとなり大きな問題とは
ならないが、測温ファイバーは一般的な既知技術であっ
て、素材は石英等であり、従来の技術の如く使用する場
合、石英等の材料である為折れやすく、長尺で使用する
時には取扱いについて特に注意を要するという問題があ
った。
【0010】そして、目視検査施行については狭隘部へ
の施行であり、カメラに案内用のガイドを取付けると、
カメラ自体が大きくなり、狭隘部で施行ができなくなる
ため、カメラの所定位置への案内をカメラ自身のケーブ
ルにて行うという手法が用いられている。この手法によ
る場合、カメラケーブル自体がある程度柔軟であること
により所定の位置に正確に移動できず、又、曲がり癖を
持っていることによって所定位置での位置決めが非常に
困難である。又、カメラの持ち上げ等ができない為、視
野範囲がカメラの前方のみとなり、目視検査範囲が制約
を受けるという問題もあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような手段を提供する。
【0012】(1)蒸気発生器の伝熱管と胴壁間の狭隘
部へ挿入され、両側に蒸気発生器の外部より操作するロ
ープを連結した装置本体と;同装置本体の上部に取付け
られ、前記伝熱管周囲のガイド部材に沿って同装置本体
を案内する複数のガイド車輪と;前記装置本体の下部に
設けられ、前記ガイド車輪と共に前記装置本体を走行さ
せる走行車輪と;前記装置本体の前面に設けられたミラ
ーと;前記装置本体に搭載され、前記ミラーからの画像
を受け、同画像の信号を前記蒸気発生器の外部へ送るC
CDカメラと;前記装置本体に取付けられ、前記蒸気発
生器の外部から操作されるワイヤに連結されて上下動可
能とすると共に測温時に測温範囲を外部より調整可能な
測温ファイバーとを具備してなり、前記蒸気発生器の外
部より前記CCDカメラからの画像で走行状態を確認
し、遠隔操作により所定位置での位置決めを行い、前記
測温ファイバーによる測温及び前記伝熱管の目視検査を
可能とすることを特徴とする走行式測温及び目視検査装
置。
【0013】(2)上記(1)において、前記測温ファ
イバーは装置本体より取外し可能であることを特徴とす
る走行式測温及び目視検査装置。
【0014】(3)上記(1)又は(2)において、前
記ミラーは視野の角度を調整可能であることを特徴とす
る走行式測温及び目視検査装置。
【0015】本発明はこのような手段により、その
(1)において、伝熱管の加熱については従来と同じよ
うに管内部からヒータにより行なわれるが、測温施行時
には、蒸気発生器の胴に90°ピッチで設けられたハン
ドホールから装置本体を蒸気発生器の胴内へ搬入の上、
装置本体の両サイドに取り付けられたロープの端を、9
0°ピッチの2箇所のハンドホールよりそれぞれ胴の外
へ引き出す。このロープ端を2箇所のハンドホールから
引張ることにより、胴内に接地した複数個の走行車輪及
び上方に設けられた転倒防止用の複数個のガイド車輪が
ガイド部材に沿って走行し、狭隘部において簡易に装置
本体を所定位置へ案内することができる。
【0016】その後、所定位置において、CCDカメラ
とミラーの組合せにより蒸気発生器の外へ画像信号を取
出し、モニターテレビ等で走行確認ができると共に、測
温位置への位置決めがなされ、測温ファイバーの昇降が
できることにより、測温ファイバーの障害物よりの干渉
の回避が行え、又ヒータの温度分布の計測が可能とな
る。又、測温ファイバー長は、測温施行範囲が90°と
なる為短尺化し、測温ファイバーの取り扱いも容易とな
る。
【0017】以上の操作により、伝熱管の外からの加熱
点正面での精度のより測温が可能となると共に測温ファ
イバーの昇降により温度分布が検出でき、測温施行の信
頼性向上が可能となる。
【0018】又、(2)においては、測温ファイバーを
取外して目視検査のみの施行に用いることができ、目視
検査施行に際しては、測温施行での測温ファイバーを取
外しの上、前記(1)と同様に案内及び走行方式を流用
することにより、目視検査工具として狭隘部において簡
易に案内及び位置決めをすることができる。
【0019】更に(3)においては、ミラーの角度を遠
隔操作により調整することができるので、CCDカメラ
の視野も広く、画像を適確にとらえることが可能とな
り、前述の目視検査を一層正確に実施することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の走
行式測温及び目視検査装置を適用する原子力発電設備に
おける蒸気発生器の全体斜視図、図2は図1における蒸
気発生器の管板上での断面図である。本実施の形態にお
いては、このような原子力発電設備における蒸気発生器
の管板上での伝熱管の測温及び目視検査の適用例を説明
するものである。
【0021】図1において、伝熱管2は管板4に固定さ
れ、支持板5に複数個所で支持されると共に、更に胴1
内に取り付けられたガイド6との隙間へ挿入され、管板
4及び支持板5はガイド6及び胴1と一体化した構造と
なっている。胴1には1円周上に90°ピッチで4箇所
配置されたハンドホール3がある。
【0022】図2において、管板4には伝熱管2が群立
しているが、ガイド6と胴1の間には隙間9がある。測
温工具全体7はこの隙間9にロープ8と共にハンドホー
ル3から挿入され、ガイド6をガイドとして走行し、測
温工具全体7の両側に接続した1対のロープ8はそれぞ
れハンドホール3を通り、胴1の外へ取り出され、操作
される。この1対のロープ8を引くことにより、ロープ
8の通る90°ピッチのハンドホール3の隙間9の間を
測温工具全体7は走行する。又10は障害物で正面のハ
ンドホール3近辺に設けられており、ハンドホール3よ
りの測温工具全体7の搬入時には干渉する可能性があ
る。
【0023】次に、図3乃至図6は本発明の実施の第1
形態に係る走行式測温装置の斜視図である。まず、図3
は図1、図2で説明の蒸気発生器に用いられる測温工具
全体7の斜視図で、走行開始状態を示している。2枚の
側板11の下部には車輪台12が取り付けられ、車輪台
12にはピン13により車輪14が回転可能に複数個
(図では2個)取り付けられている。この車輪14は管
板4の上面に接地し、1対のロープ8の作用により走行
する。
【0024】側板11の上方にはケース15が取り付け
られ、このケース15の内部より上下動可能に突き出し
たピン17には回転可能にガイド車輪16が複数個(図
では2個)それぞれ単独で上下動可能に取り付けられて
いる。このガイド車輪16はガイド6をはさみ込む形で
接触、回転し、ガイド6の軌道上で測温工具全体7を走
行させる。
【0025】車輪台12にはミラー18が取り付けら
れ、この上方にはカメラケース19が取り付けられてい
る。このミラー18を介してカメラケース19の内部で
画像を捉え、ハンドホール3の外部のモニターテレビ
(図示せず)へ画像を送り、テレビで確認しながらロー
プ8を操作して、測温工具全体7を走行及び位置決めす
る。
【0026】ミラー18、カメラケース19の正面には
ハンドホール3より取り出されたワイヤにより操作され
る測温ファイバー20があり、この測温ファイバー20
は昇降可能なブラケット21に取り付けられており、本
図では上昇し、障害物10との干渉を回避している。
【0027】ケース15上には2個のクレビス22があ
り、ハンドホール3からの操作性のよい側に、ハンドホ
ール3より測温工具全体7をセッティングするための治
具(図示せず)の取合部23がピン24により方向変更
可能に取り付けられている(本図は走行状態を示してい
る)。
【0028】カメラケース19からはハンドホール3の
外のモニターテレビ(図示せず)へ接続されたカメラ用
ケーブル25が出ると共に、カメラ冷却用の冷却ガス或
は冷却水流入チューブ26及び冷却ガス或は冷却水回収
チューブ27が出ている。
【0029】図4は測温工具本体7の測温ファイバー昇
降部の詳細な斜視図であり、側板11、車輪台12は更
に背板28と1体化され又、背板28は溝29を有して
いる。そして、側板11にはガイド取付台30が取り付
けられ、2本のガイド31がガイド取付台30及び車輪
台12へ挿入固定されている。
【0030】ブラケット21はガイド31へ上下に摺動
可能に取り付けられ、ブラケット21の他端には溝29
を介しワイヤ33がピン32により固定されている。
又、ワイヤ33は背板28に取り付けられたガイド34
により保持され、更に、ワイヤ33はハンドホール3の
外へ引き出され、ハンドホール3の外よりの操作で測温
ファイバー20を昇降させる。
【0031】図5は測温工具全体7のカメラケースの詳
細な斜視図であり、カメラケース19の下端にはレンズ
35が挿入され、レンズ35はOリング36によりシー
ルの上、更にキャップ37により外れ止めされる。そし
てカメラケース19内へは上方よりCCDカメラ38が
挿入され、Oリング39により、Oリング36とOリン
グ39の間はシール構造となる。
【0032】又、ガス或は水注入チューブ26より供給
されたガス或は水は穴40よりCCDカメラ38外周へ
入り、ガス或は水回収チューブにより、回収される。こ
のガス或は水の循環によりヒータ(図示せず)加熱時に
CCDカメラ38を冷却する。
【0033】図6は測温体工具全体7のガイド車輪の詳
細な斜視図であり、ケース15の内部にはケース15が
ガイドとなって昇降可能な昇降金物42が挿入されてお
り、この昇降金物42にはピン17が固定され、ピン1
7の外周に設けられた軸受44,45,46によりガイ
ド車輪16が回転可能に取り付けられている。
【0034】そして、昇降金物42は通常下板47との
間に設けられたばね43の作用によりケース15の上限
に押し付けられると共に、ガイド車輪16は測温工具全
体7の走行前にはガイド6の下端に接しているが、測温
工具全体7の走行時に傾きが生じた時には昇降金物42
が下方へ下がろうとし、ばね43の作用により、傾きが
補正され、傾きは復元される。
【0035】次に、図7は本発明の実施の第2形態に係
る走行式目視検査装置の斜視図である。本第2形態にお
いては第1形態での説明がほとんど流用でき、相違点の
み説明し、共通部分については説明を省略するが、第1
形態における測温ファイバー20、ブラケット21、取
付台30、ガイド31、ピン32、ワイヤ33、ガイド
34(図4参照)も取り外すと共に、ミラー18を上下
方向へ回転可能に支持するピン50と、ピン50を介し
てミラー18を手動又は自動の遠隔操作により回転させ
るワイヤ(図示せず)又はアクチュエータによる駆動部
51を設けたことである。
【0036】本第2形態においては、駆動部51の作用
により、ミラー18の捉える像は正面に加え、上下、方
向も角度を変えて捉えることが可能となる。このミラー
18による像をカメラケース19の内部で更に捉え、ハ
ンドホール3の外部のモニタテレビ(図示せず)での確
認及び記録を行う。
【0037】上記に説明の実施の第1形態においては、
伝熱管2の加熱は従来と同様に管内部から行なわれ、測
温施行時には、蒸気発生器の胴1に90°ピッチで設け
られたハンドホール3から測温工具全体7を胴1内へ搬
入し、工具7の両サイドに取り付けられたロープ8を9
0°ピッチの2箇所のハンドホール3の外より引き戻し
を行い、胴1内に接地した2個の走行車輪14及び上方
へ設けられた転倒防止用の2個のガイド車輪16によ
り、測温工具全体7を狭隘部において簡易に走行させる
ことができる。
【0038】更に、CCDカメラ38とミラー18の組
合せによる測温位置への位置決めと、走行確認並びに測
温ファイバー20の昇降による温度分布の検出及び障害
物の回避、そして、4箇所のハンドホール3を使用し、
90°ずつの測温範囲の組合せにより、伝熱管2の全周
360°の測温ができる。そのため測温ファイバー20
の短尺化も図れる。
【0039】更に、実施の第2形態においては、目視検
査施行に際し、測温施行での測温ファイバー20を取り
外しの上、案内及び走行方式を流用することにより目視
検査工具として狭隘部において簡易に案内及び位置決め
をすることができると共に、ミラー18を遠隔操作可能
な可動式とすることで、CCDカメラ38の視野範囲を
広くすることができ、効率的な目視点検作業が可能とな
る。
【0040】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
は、両側にロープを連結した装置本体、装置本体のガイ
ド車輪と走行車輪、装置本体に取付けたミラー、ミラー
の画像を受け、蒸気発生器の外部へ画像信号を送るCC
Dカメラ、外部から操作されるワイヤに連続され、装置
本体で上下動可能な測温ファイバーを備えたことを基本
的な特徴とし、又、測温ファイバーを取外し可能とする
構成、更に、ミラーの角度を調整可能とする構成も特徴
としているので、次のような効果を生ずる。
【0041】(1)測温施行においては、蒸気発生器の
胴に90°ピッチで設けられたハンドホールから測温装
置胴内へ搬入し、装置本体の両サイドに取り付けられた
ロープを90°ピッチの2箇所のハンドホールの外より
引き戻しを行い、胴内に接地した走行車輪及び上方へ設
けガイド車輪により測温装置を狭隘部において簡易に走
行させることができる。更に、CCDカメラとミラーの
組合せにより、測温位置への位置決めと走行確認、測温
ファイバーの昇降による温度分布の検出、及び障害物の
回避を行い、4箇所のハンドホールを使用して90°ず
つ測温範囲の測温を実施して伝熱管全周360°の測温
が遠隔操作によりできる。
【0042】(2)測温ファイバー長の短尺化が図れ、
装置の取扱い性、操作性、信頼性が増大すると共に作業
効率が大幅に向上する。
【0043】(3)測温ファイバーを正確に位置決めで
きるので、加熱位置正面での測温による測温精度の向上
並びに温度分布の確認ができ、加熱応力除去の効率及び
信頼性が向上し、定期点検の期間が短縮され、しいては
原子力発電プラント全体での稼働率の向上に寄与する。
【0044】(4)目視検査のみの施行に際しては、測
温施行での測温ファイバーを取り外しの上、案内及び走
行方式を流用することにより目視検査装置として狭隘部
において簡易に案内及び位置決めをすることができる。
【0045】(5)ミラーを遠隔操作可能な可動式とす
ることでCCDカメラの視野範囲を広くすることがで
き、効率的な目視点検作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行式測温及び目視検査装置が適用さ
れる蒸気発生器の全体斜視図である。
【図2】図1に示す蒸気発生器の管板上の断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の第1形態に係る走行式測温装置
の全体斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1形態に係る走行式測温装置
の測温ファイバーの昇降部の詳細な斜視図である。
【図5】本発明の実施の第1形態に係る走行式測温装置
のカメラケースの詳細な斜視図である。
【図6】本発明の実施の第1形態に係る走行式測温装置
のガイド車輪の詳細な斜視図である。
【図7】本発明の実施の第2形態に係る走行式目視検査
装置の全体斜視図である。
【図8】従来の伝熱管の直線部への加熱・測温装置の断
面図である。
【図9】従来の伝熱管のU字部への加熱・測温装置の断
面図である。
【図10】従来の蒸気発生器の断面図で、伝熱管周辺部
への目視検査装置の挿入状態を示す。
【符号の説明】
1 胴 2 伝熱管 3 ハンドホール 4 管板 5 支持板 6 ガイド 7 測温工具全体 8 ロープ 9 隙間 11 側板 12 車輪台 14 車輪 15 ケース 16 ガイド車輪 18 ミラー 19 カメラケース 20 測温ファイバー 21 ブラケット 25 カメラ用ケーブル 28 背板 29 溝 30 取付台 31 ガイド 33 ワイヤ 35 レンズ 38 CCDカメラ 41 ケーブル 43 ばね 51 駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 泰弘 神戸市兵庫区出在家町1丁目2番5号 丸 西中之島ビル3階 東洋ハイメック株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気発生器の伝熱管と胴壁間の狭隘部へ
    挿入され、両側に蒸気発生器の外部より操作するロープ
    を連結した装置本体と;同装置本体の上部に取付けら
    れ、前記伝熱管周囲のガイド部材に沿って同装置本体を
    案内する複数のガイド車輪と;前記装置本体の下部に設
    けられ、前記ガイド車輪と共に前記装置本体を走行させ
    る走行車輪と;前記装置本体の前面に設けられたミラー
    と;前記装置本体に搭載され、前記ミラーからの画像を
    受け、同画像の信号を前記蒸気発生器の外部へ送るCC
    Dカメラと;前記装置本体に取付けられ、前記蒸気発生
    器の外部から操作されるワイヤに連結されて上下動可能
    とすると共に測温時に測温範囲を外部より調整可能な測
    温ファイバーとを具備してなり、前記蒸気発生器の外部
    より前記CCDカメラからの画像で走行状態を確認し、
    遠隔操作により所定位置での位置決めを行い、前記測温
    ファイバーによる測温及び前記伝熱管の目視検査を可能
    とすることを特徴とする走行式測温及び目視検査装置。
  2. 【請求項2】 前記測温ファイバーは装置本体より取外
    し可能であることを特徴とする請求項1記載の走行式測
    温及び目視検査装置。
  3. 【請求項3】 前記ミラーは視野の角度を調整可能であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の走行式測温及
    び目視検査装置。
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