JPS5815975A - 新規なキニジン誘導体、その製造方法および該化合物を含有する抗不整脈剤 - Google Patents

新規なキニジン誘導体、その製造方法および該化合物を含有する抗不整脈剤

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JPS5815975A
JPS5815975A JP57082987A JP8298782A JPS5815975A JP S5815975 A JPS5815975 A JP S5815975A JP 57082987 A JP57082987 A JP 57082987A JP 8298782 A JP8298782 A JP 8298782A JP S5815975 A JPS5815975 A JP S5815975A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なキニジン誘導体、それの製法およびそ
れの治療用途に関する。
キニジンが種々の心臓の、心室の又は王室の不整脈の治
療に対してその使用を許容するような治療特性を有する
ことは知られている。しかしながら、キニジンの投与は
例えば消化の問題のような若干の不利な点を伴い、それ
故しばしば、キニジンの基本的な特性、すなわち優れた
効能を有しながら、しかしやっかいな副作用を伴わない
薬剤を用いることが望ましいように思われる。
キニジンから誘導され、かつ適当な作用物質、例えばフ
ランス特許第2,115,199号に記載さレタキニジ
ンアルギン酸塩またはフランス特許第2.01&170
号に記載されたキニジンポリサッカライド硫酸塩、また
は米国特許第3,479,359号に記載されたジヒト
90キニジンガラクツロン酸塩によってエステル化する
ことによって得られる。
シカしながら、そのような誘導体が時々キニジンの若干
の不利な点を減少させる場合には、それらの誘導体はキ
ニジンの活性に改良を加えることができないか、もしく
は部分的に改良することができず、したがって、それら
の誘導体の使用は必ずしも満足をもたらすものではない
ことが判る。
本発明の目的は、キニジンの治療活性によく似た治療活
性を有する新規なジヒドロキニシン誘導体、およびより
詳しくは治廉において使用され、かつ心臓の不整脈の治
療に一層よく適合しているように思われるところの、そ
の6−位がヒドロキシル化された新規なジヒドロキニシ
ン誘導体、並びにこれらの誘導体の製法にある。
本発明による新規な化合物は、一般式(1)(式中、R
1は水素原子、アルキル基またはアシル基を表わし、R
2は水素原子、水酸基、アルコキシ基、アシロキシ基ま
たはアロイロキシ基を表わす。) で示される3−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキニ
シン、およびそれの誘導体である。
上記の一般式(1)において、Roは%に水素原子また
はアルキル基、好ましくはメチル、エチル。
イソプロピル等のような1〜4個の炭素原子を有する低
級アルキル基、またはホルミル、アセチル。
ブチロイル等のようなアシル基を表わす。R2は水素原
子、水酸基、アルコキシ基、および好ましくはメトキシ
、エトキシ、インプロポキシ、  S −プロポキシ等
のような1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ基
、アシロキシ基および好ましくはアセトキシまたはホル
ミロキシ基、またはベンゾイロキシ基のようなアロイロ
キシ基を表わす。
R2によって表わされる置換基はキノリニル核の種々の
位置に存在することができるが、好ましくは6′−位を
占める。
本発明は、好ましくは一般式(■)(式中、R□は水素
原子またはアセチル基であり、R2はその6′−位にお
いて水素原子または低級アルコキシ基。
水酸基またはアセトキシ基である。)の化合物に関する
本発明は、製に一般式(11の誘導体の異性体、および
特に68−ヒドロキシジヒドロキニシン。
6R−ヒドロキシジヒドロキニシン、および3−位にお
けるエピマーの混合物(該エピマーの存在は6−位にお
ける不斉炭素のす門よるものである。)に関する。これ
らの異性体は6R−ヒドロキシキニジン、38−ヒドロ
キシキニジンおよび6−位におけるエピマーの混合物か
ら得られ、それぞれkついて以下に詳述されている。
本発明に従って、上記の一般式(1)のキニジン誘導体
は一般式(11 (式中、Roは水素原子またはアセチル基であり、R2
は水素原子またはメトキシ基である。)で示される誘導
体から、水素化(水素添加)反応、次いで必要によりア
シル化または脱メチル化を行なうことによって製造する
ことができる。
必要により水素添加後に行なわれるアシル化反応は一般
式(1)(式中、Roは水素原子である。)の誘導体か
ら一般式(■)(式中、R1はアシル基であも)の生成
物を生じる。同様に、アルキル化はR8がアルキル基で
ある生成物を得るために実施され得る。
脱メチル化反応は必要により一般式(1)中のR3で表
わされるメトキシ基を水酸基に変えるために行なわれる
。次いでアルキル化またはアシル化を行なうことによっ
て、一般式(I)(式中、R2はアルコキシまたはアシ
ロキシ(もしくはアロイロキシ)基である。)の生成物
がそれぞれ得られる。これらの全ての反応は慣用の技術
を用いて実施され得る。
一般式(鳳)で示される6−ヒドロキシキニジン誘導体
は公知の化合物であり、慣用の方法を用いてつくること
かできる。例えば、一般式(田)(式中、R1は水素原
子であり、R3はメトキシ基である。)で示される3−
ヒドロキシキニジンは公知のキニジン代謝物質であり、
F 、 I 、 Carrollら、 Tetrahe
drons421、p、1757−1760(1976
)の方法によってつくることができる。この方法はまた
一般式(1)で示される他の化合物の製造にも使用する
ことができる。
一般式(1)の化合物から6−ヒドロキシ−10,11
−ジヒrロキニジン誘導体を生じる水素添加反応は慣用
の技術を用いて行なうことができる。接触水素添加反応
は貴金属なは−スとした触媒、例えば白金、ノラジウム
またはロジウムまたはラニーニッケル触媒によつで行な
うことができる。触媒として用いられるパラジウムまた
はロジウムは炭素またはアルミナのような担体上に沈積
されている。
例えば、接触水素添加は、一般式(鳳)の化合物を水嵩
雰囲気下かつパラジウム/炭素触媒の存在下で適当な有
機溶媒に溶かすことにより【行なうことができる。
例えば、メタノール、エタノールまたはイソプロパツー
ルのようなアルコールが溶媒として使用され得る。この
反応は周囲温度で通常の圧力下で行なうことができる。
本発明はまた、上記の一般式(1)ICよって示される
キニジン誘導体の塩、および特に鉱酸または有機酸を塩
基としてのキニジン誘導体と反応させることによって得
られる製薬的に受容できる塩にも関する。これらの塩は
当該技術で慣用されている方法、すなわちキニジン誘導
体と前記の酸とをほぼ化学量論的割合で、適合した溶媒
中で反応させることkよって得ることができる。上記の
酸としては、例えば塩酸、乳酸、シュウ酸、リン酸、臭
化水素酸、ギ酸、硫酸、酒石酸、マレイン酸などが使用
される。
3−ヒドロキシキニジン、すなわちキニジンの公知代謝
物質がキニジンの薬理学的特性に匹敵するある薬理学的
特性を有するkもかかわらず、この事実が臨床的な研究
においてより徹底的に正当化されなかったこと、および
核化合物が公知であるkもかかわらず治療において使用
されなかったことは興味深い。これらの情況下において
、3−ヒト90キシ−10,11−9ヒrロキニジン、
スなわち10〜11位においてその二重結合が還元され
ている相応する化合物がキニジンの薬理学的活性を有す
るのみならず、ある特性に対してはより大きな活性をさ
え有することは驚くべきことのように思われる。
本発明の3−ヒrロキシー10.11−ジヒVロキニジ
ン誘導体の薬理学的特性および治療的応用。
並びに好ましい化合物群の非限定的製造例を以下にさら
に詳細に記載する。
例    1 6R−ヒト0ロキシー10.11−ジヒドaキニジン3
S−ヒドロキシキニジンQ、7Pをメタノール10−ニ
溶カした。炭素上に担持させたパラジウム触媒65キを
添加し、反応媒質を水素雰囲気下に10分間放置した。
反応が終ったとき、触媒なf去した。f液を乾燥に至る
まで蒸発させ、次いで残漬を酢酸エチルから再結晶した
この方法で6R−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキ
ニシンが90嘔の収率で得られた。
融点          F=21DC(酢酸エチル)
IRx−Fクトル(ヌジa−yzル)l=3600〜2
200(3510および3620にピークが ある。)、1620.1590゜ 1565および1510CII NMRスイクトル(CD30D)   a=0.95c
t、5H);11〜五9(12H); !L9(#、3H);5.6(d、IH);7.2〜8
.0および&6(5H) ppm。
例    2 6S−ヒドロキシ−10,11−ジヒPロキニジン6S
−ヒビロキシキニジンを3R−ヒドロキシキニジンで置
き替えて例1の方法を繰り返した。この方法で5s−ヒ
ドロキシ−10,11−ジヒドロキニシンが90唾を越
える収率で得られた。
融点   F−189C(酢酸エチル)IRスイクトル
(ヌジョールマル)シ=5600〜2400(3440
゜3100および2740にピークがある。)。
1620、1585.1570および1510cRNM
Rスペクトル(GDG/、)δ=0.9(t、5H);
i、2〜五5(13H);3.8(#、3H); 5.
0(IH,移動性);5.6(#、IH) ; 7.0
〜8.4 (5)I)PP鵬。
例    6 6R−ヒドロキシ−〇−アセチルー10.11−ジヒド
ロキニシン 例1に示した゛方法で得た6R−ヒドロキシ−10゜1
1−:)ヒドロキニジンCL6Fを塩化メブレ710−
に溶かし、この溶液に無水酢酸a、Stを1滴ずつ注入
した。形成した生成物を集め、慣用技術な用いて精製し
た。
この方法で6R〜ヒト90キシ−0−アセチル−10゜
11−ジヒドロキニジn; 954の収率で得られた。
融点   F=130〜152C(It¥酸エチル)I
Rスイクトル(ヌジョールマル)ν=3500〜250
0(3060にピークがある。)e1735.1615
.1585゜1565、15056R 6−とドロキシジヒドロキニシン誘導体に関して行なっ
た評価によって、′本発明の誘導体が動物または人間の
治療に使用され得るという興味ある薬理学的特性が明ら
かkなった。
毒物学的特性 LD、。値をリッチフィール)” (L 1chfie
ld )  およびウイルコクソン(Wilcoxon
 )法(J 、Pharmacol、 96゜99−1
13(1949))に従って、マウスおよびラット(1
0匹:投与量当り雄5匹および#に5匹)kついて−j
定した。
LD5゜で表示される値は、マウスの場合、静脈−M注
射(IV)ic対t、テ+i90〜15[11f/ky
、  11腔内注射(IP)に対しては200〜400
 V′k1.および経口投与に対しては850〜110
011g/klFのオーダーである。ラットに対するL
D、。は経口投与に対して600〜700WIg//k
yのオーダーである。
例えば、塩酸塩の形の6R−ヒドロキシ−10,11−
ジヒドロキニシンについて得られた結果を次の表1に示
す。
表    1 投与方法 IV  IP  llI口 IV  IP 
 経口 経口経口LD、。  120 280975 
105 180900 !40640等(比較として、
キニジンをマウス(雄および雌)に腹腔的投与すること
kよるLD、。の平均値は225〜2351kg/kf
である。これらの値は、本発明のキニジン誘導体の毒性
がキニジンに関して増加しておらず、それと反対に減少
していることを示している。
薬理学的特性 犬に対する6R−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキ
ニシンの蓄積投与量によって生ずる血流力学的効果を測
定した。得らtした結果を以下の表2に示す。
パラメータは次に列記するものによって記録された。す
なわち。
■ 圧力センサーに連結したカテーテル(動脈の圧力、
左心室の圧力およびそれの最初capldt吸引) ■ 大動脈上の電磁流量計(大動脈流)(ひずみ計)(
心筋層の収縮力) 本発明の誘導体を約60毎に1用量を静脈内に注射し、
それらの効果を注射(注射の時間の長さ22分)の終了
後20分に測定した。
注射後20分に、最初の値に関する変化量で表示した。
この表に要約した結果は、犬に対して研究された本発明
の誘導体化合物が次の変化をもたらすことを示している
。すなわち、 ■ 心収縮期性の大動脈圧力は賦投与量について漸進的
に減少し、その効果は101tを越える蓄積投与量に対
してかなりの程度になる。
■ 心臓の振動数は、2Qq/Igの蓄積投与量に達す
るまでは著しく変化することはない。
■ 同様に、心臓の流量は、20■/kgの蓄積投与量
に達するまでは著しい変化を受けない。
■ 心筋層の収縮力の変化は認められなかった。
このことから1本発明の誘導体の効果が、20W/kl
以下の蓄積投与量に対しては、心筋層の収縮力における
変化なしに、かつ心臓の流量におけるかなりの減少なし
に、大動脈圧力における適度の減少に限定されているの
で、犬における心臓血管の耐容性(許容度)は満足すべ
きものであると結論することができる。
下記の表3は、キニジンとの比較による、5R−ヒrロ
キシジヒrロキニジンの投与にM−jるt気生理学的デ
ータを要約したものである。
閉じた胸郭を有する、ベンドパルビタールで麻酔した犬
について、経皮的な静脈および大動脈道によって心臓腔
に導入された双極性のカテーテル電極を用いて研究を行
なった。
この方法においては、プログラム化できる刺激物質によ
って、洞の自動性(自律性)、心臓内の伝導時間、およ
び効果的かつ機能的な心臓の治療抵抗(不応)性期間を
測定することができる。
表    3 5H壷 HV※ OR8壷 PRICA※ PRKN※ PREY秦 * SH:   Auriculo−Hissian 
 伝導H’/ :  Hisa −Purki燭e伝導
O部二 心室内の伝導 異なるパラメータの変化量の百分率を表示している、表
3に示さ五た結果は、本発明の化合物が、■ キニジン
と同様に心臓の振動を遅らせること、■ 心耳としス(
Hiε)束の幹(trunk)との間の伝導をわずかに
変えるが、一方His−Purki’nje  システ
ムに関してキニジンの効果よりも大きな効果を生じるこ
と(同様の効果は心室内の伝導に関しても認められる。
)。
■ 心臓の治療抵抗性期間に対しては、心室および結節
の段階(stage )ではキニジンの効果と等しい効
果を生じ、かつ心耳のしはルではキニジンの効果よりも
大きな効果を生じること、を示している。
抗不整脈活性は、マウスにおいてはローソン(Laws
on )試験によって、J、W、Lawson。
J、 Pharmacol、 EXp、 Therp、
、 160 、22−31 (1968)MLびOr 
、 Narcisaeら、 Ann、Pharma、 
Fr 、 37 m625〜530(1979)に記載
された方法を用いて、またラットにおいてはS 、 W
itchitzら、 Goeur Mad。
Int、、X(21,281286(1971)のアコ
ニチンを用いる試験によって、さらに犬においてはC1
rculation、 1 、1318(1950) 
K記載されたハリス(Harris )試験によって、
それぞれ観察された。これら三つの試験の各々に対して
6R−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキニシンを使
用した。
結果を次の表4に記載する。三つの場合において、活性
は対照生成物としてのキニジンの活性と比較したもので
ある。
表    4 0−ソン  マウス I、P、−KD50ニアコニチン
  ラット  1.V、  10ψを障害 ESV (98) ” TV(112) FV (228) 6Wkf   lh。
+l烏勺  ih。
2h。
※ 対照見かけ時間 発明の化合物       キニジン 72.5 6.94ψy      54 6.581
11&/l#min、    憾        4 
  min。
208  +112        +53  150
253  +125        +52  171
504  +121        + 107  4
7465  39    52   1h、   21
72  42   57   +5ap551h。
97  41    69   2h、   52ロー
ノン試験は本発明の誘導体の心臓の抗細動力の研究を可
能にする。それによると、本発明の誘導体の抗細動効力
はキニジンのそれに匹敵するものである。表4に示した
該効力投与量50(ED5゜)は酸素欠乏の心室の細動
に対してマウスの半分を保護(防御)する投与量である
アコニチンを用いる試験は、本発明の誘導体がキニジン
の不整脈よりも大きな不整脈に対して防御効果を生じる
ことを示すものである。というのは、本発明の誘導体は
、キニジンと比べてより以上に、心室性頻拍(TO)と
心室性細動(FV)との心室性期外収縮(gsv)の見
かけ時間を延長するからである。
ハリス(Harris )試験の結果は、64勺の投与
量での心室の不整脈の減少度合が、本発明の化合物を用
いる場合の方がキニジンを用いる場合よりも大さいこと
を示している。さらに、本発明の化合物の効力がもつと
多い投与量に対してもキニジンのそれに匹敵することは
注目すべきである。
これらの結果は、本発明のキニジン誘導体が質的なレイ
ルに関してキニジンの抗不整脈特性と同様の不整脈特性
を有することを示している。量的なレイルに関して、ア
コニチンを用いる試験において3R−ヒドロキシ−IQ
、11−:)ヒrロキニジンがキニジンよりも活性であ
ることは特に注目すべきである。
さらに、ヒス(His )−心室伝導レベルでの電気生
理学的活性がキニジン忙関して利点を構成することが観
察されるに違いない。
これらの特性は、本発明のキニジン誘導体がキニジンと
同様の応用に対して人間および動物の治療、%に種々の
形の上室と心室と両方の心臓不整脈の一治療に使用され
得ることを示している。
一般式中のキニジン誘導体およびそれらの製薬的に受容
できる塩は通常の形(活性成分が適当に選択された製薬
的に受容できる担体中に希釈されている。)、例えば錠
剤、カプセル、ロゼンジ(トローチ)、坐剤、注入しう
る浴液、またはシロップの形で投与することができる。
例として、一般式(11のキニジン誘導体またはそれの
塩の1種を、1種または2種以上の固体希釈剤9例えば
ラクトース、マンニ) −/I/、 II粉、 ホリビ
ニルビロリドン、ステアリン酸マグネシウム。
タルク等と混合することによって錠剤をつくることがで
きる。必要ならば、錠剤は、活性成分の漸進的(連続的
)な利用または効果の遅延を保証するために、慣用技術
に従って核の囲りに積み重ねられたいくつかの層から成
っていてもよい。被膜は1例えば、ポリ酢酸ビニル、カ
ルボキシメチル−kkロースiたは酢酸フタル酸セルロ
ースの1または2以上の層から成っていてもよい。
本発明の誘導体はまた、一般式(1)の誘導体またはそ
れの製薬的に受容できる塩の1種を例えば水またはグリ
セロールに溶かし、次いで必要ならば慣用の添加剤2例
えば甘味付与剤および酸化防止剤を添加することによっ
て得られるシロップまたは飲用できる溶液の形で投与し
てもよい。
注入しうる溶液は、よく知られた技術を用いてつくるこ
とができ、そして例えば、再蒸留水、水性アルコール溶
液(hydroalcoholic 5olution
  )tプロピレンダリコール等、またはこれらの溶媒
の混合物に@かした一般式(1)の誘導体またはそれの
製薬的に受容できる塩の1種を含有する浴液から成るも
のである。必要ならば、保存(防腐)薬のような適当な
添加剤を添加してもよい。
投与量は治療される状態および治療されている被検者の
タイプに従って変えてもよい。毎日投与される投与量は
一般にキニジンでの治療の投与量に匹敵するが、しかし
情況により開業医によって調整することもできる。
本発明は詳細に、かつ特定の態様に関して記載されたが
、当該技術に習熟した者には、本発明の精神および範囲
からはずれることなく種々の改変や麦藁が行なわれ得る
ことは明らかであろう。
代理人 弁理士(8107)佐々木清隆(ほか3名) 手続補正書(方却 昭和571・ 9月 6 日 特1白−庁長官若杉和夫殿 (’I’flrFITf、一台官          
  殴〕1、・■件の表示 昭和57 軍特許顆第082987  弓2、発明の名
称 新規なキニジン誘導体、それの製造方法、および治療用
途3、補正をする者 ・15件との関係:特許用lll1人 名 称 エタブリスマン・ナテイヴエル・ソシエテ・ア
ノニム霞が関ビル内郵便局 私書第第49号 栄光特許事務所 電話(581) 96 m:@ (代
表)氏 名 力゛埋土(8107)  佐々木 清 隆
  (ほか6名)5、補iE命令の日付 昭5157年 8’115N(発送ロ=昭和57年 8
月61日)6、補正により増加する発明の数:0 7、補正の対象 明細書(第1頁)。
1、発明の名称 新規なキニジン誘導体、それの製造方法、および治療用
途 2、特許請求の範囲 l)一般式(1) (式中、i′t1は水素原子、アルキル基またはアシル
基を表わし、R2は水素原子、水酸基、アルコキシ基、
アシロキシ基またはアロイロキシ基、およびそれの酸付
加塩を表わす。) を示されるキニジン誘導体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l)一般式(11 (式中、R1は水素原子、アルキル基またはアシル基を
    表わし、R2は水素原子、 水酸基、アルコキシ基、ア
    シロキシ基またはアロイロキシ基、およびそれの酸付加
    塩を表わす。) で示されるキニジン誘導体。 2)R1が水素原子、 1〜4個の炭素原子を有する低
    級アルキル基、またはアシル基であり、そしてR2が水
    素原子、水酸基、1〜4個の炭素原子を有する低級アル
    コキシ基、またはアシロキシ基であるととを特徴とする
    、前項(11記載の誘導体。 3)R1を水素原子、メチル基またはアセチル基であり
    、モしてR2が水素原子、水酸基、アセトキシ基、メト
    キシ基、エトキシ基またはプロポキシ基であり、かつ6
    ′−位にあることを%徴とする、前項(1)記載の誘導
    体。 4) 6S−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキニシ
    ン、5R−ヒドロキシ−10,11−ジヒドロキニシン
    、3B−ヒドロキシ−〇−アセチルー10゜11−ジヒ
    ドロキニシン、および3S−ヒト90キシ−0−アセチ
    ル−10j1  )ヒドロキニジンから成る群から選択
    されることを特徴とする、前項(1) 、 (2)また
    は(3)のいずれか二つに記載の誘導体。 5)前項(1) 、 (2)または(3)、もしくはそ
    れの製i的に受容しうる塩の治療的に有効な量、および
    製薬的に受容しうる担体または希釈剤から成る製薬組成
    物。 6)前項(4)の誘導体の治療的に有効な量、またはそ
    れの製薬的に受容しうる塩、および製薬的に受、容しう
    る担体または希釈剤から成る製薬組成物。 7)一般式(1) (式中、R□は水素原子またはアセチル基であり、R2
    は水素原子またはメトキシ基である。)で示される化合
    物を水素化(水素添加)し、次いで必要により、得られ
    る生成物をアセチル化するか、または脱メチル化するこ
    とから成る、前項(1)の誘導体の製法。 8)水素化(水素添加)が貴金属をベースとした触媒ま
    たはラニーニッケルを用いる接触水素化(水素添加)で
    あることを特徴とする。前項(7)記載の製法。 9)触媒が炭素に相持させたパラジウムであることを特
    徴とする、前項(6)記載の製法。 10)  一般式(11の化合物を水素雰囲気下かつパ
    ラジウム/炭素触媒の存在下で有機溶媒に溶解させるこ
    とを特徴とする、前項(7)記載の製法。
JP57082987A 1981-05-20 1982-05-17 新規なキニジン誘導体、その製造方法および該化合物を含有する抗不整脈剤 Granted JPS5815975A (ja)

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