JPS58157809A - 熱可塑性樹脂の連続重合方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の連続重合方法

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JPS58157809A
JPS58157809A JP3797482A JP3797482A JPS58157809A JP S58157809 A JPS58157809 A JP S58157809A JP 3797482 A JP3797482 A JP 3797482A JP 3797482 A JP3797482 A JP 3797482A JP S58157809 A JPS58157809 A JP S58157809A
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solvent
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宏 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモノビニル芳香族単量体およびエチレン性不飽
和ニトリル単量体の混合溶液を重合原液とする熱可塑性
樹脂の連続塊状重合方法に関するものである。 − 従来、モノビニル芳香族単量体およびエチレン性不飽和
ニトリル単量体からなる重合体の製造方法としては懸濁
重合、乳化重合、溶液重合、塊状重合などが知られてい
る。これらの重合方法は得られる重合体の用途に応じて
選択されることもあるが、一般的には重合反応熱の除去
および重合反応の進行とともに増大する粘性物質の取扱
いに制約されて選択されているのが現状である。
懸濁重合、乳化重合、溶液重合はこの点有利な製造方法
であるが、使用する副原料による不細物の混入、水を分
離する際の排水負荷による環境汚染、または溶媒分離に
よるエネルギーロスなどの点から、省エネルギー、低公
害の製造方法では、今後製造プロセスとして採用するこ
とが問題となる方法である。
また、塊状重合方法では、上記のような問題は解決され
るが、反応系の不安定性、重合反応の進行とともに上昇
する粘性物質の取扱い、規模の増大とともに増大する除
熱面積などの反応装置上の難問題がある。
たとえば、重合率が50〜60%に到達した時点で重合
をやめ脱揮発装置に移行して揮発分をのぞいてポリマを
得る方法(特公昭48−29797号公報、特公昭54
=14627号公報)が提案されている。
これらの方法は、揮発分をのぞくのに必要なエネルギー
を外部から、与えており、装置が大きくなるにつれて、
脱揮発装置が大きくなり、ばく大なエネルギーを要する
そのために出来るだけ、ポリマの重合率を上本発明者ら
は2槽プロセスによる効率的な方法を特公昭49−26
7号公報に提案した。すなわち、第1反応器を完全混合
槽とし、ここで重合率を40〜65%まで上げたのち、
プラグフロータイブの第2反応器に供給して重合を完結
させる方法である。
このプロセスにおいて、本発明者らはモノビニル芳香族
−エチレン性不飽和ニトリル共重合体を製造してきたが
、長期運転をしていくと、第2重合槽内に炭化ポリマが
発生する現象を起こし、該共重合体ペレット中に混入し
て出てくることがわかった。そのために数夕月後には運
転を中止し、槽内洗浄をしなければならなかった。
この炭化ポリマの生成原因を調査したところ炭化ポリマ
の発性は滞留しやすい部分、例えば掻き取り翼の裏面、
横棒のつけ根などに多くみられ特に反応器下部に多いこ
とが確認された。
すなわち異常滞留したポリマが高温において熱劣化しア
クリロニトリルの環化反応などを起し、炭化まですすん
だと思われる。
このため上記プロセスの生産性は当初予定していたもの
より大幅に低下せざるをえなかった。
したがって、本発明者らは第2反応器における圧力を特
定の条件で制御し、なおかつ特定の溶媒を特定量存在さ
せることによりポリマの品質をそこなうことなく、炭化
ポリマの生成を防止し、長期連続運転が可能な製造方法
を見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、モノビニル芳香族単量体が60〜9
0%およびエチレン性不飽和ニトリル単量体が10〜4
0チなる混合溶液を重合原液とし、まず完全混合槽にな
るような攪拌装置で重合し、次いで゛プラグフロータイ
ブの反応器で重合を行なうのに際し、プラグフロー反応
器内の圧力を1〜5Kg/−〇の範囲の一定圧力に保持
し、反応器下部から吐出される重合液中にモノビニル芳
香族単量体の沸点に対し一15〜+5℃の範囲の沸点を
有する溶媒を(1)式から求められる量(x)存在させ
て X:溶媒濃度(チ) P:圧力(+Kg/dG ) 重合液の温度を150〜190℃の範囲に制御し、次い
で重合液を脱揮発物装置において未反応モノマ、溶媒を
気化して、分離し、溶融ポリマを連続的に取出すことを
特徴とする熱可塑性樹脂の連続重合方法で14゜ 本発明で使用するモノビニル芳香族単量体はスチレン、
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロルスチレン
などのスチレン系単量体であり、エチレン性不飽和ニト
リル単量体はアクリロニトリル、メタクリロニトリルな
どである。
モノビニル芳香族単量体とエチレン性不飽和ニトリル単
量体の比は60〜90%対10〜40チであり、好まし
くは65〜80%対20〜35チが良い。
また必要に応じて他のビニル単量体、例えばメタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチルなどの単量体を10%以下含有しても差
し支えない。また、通常のラジカル重合の際に重合調節
剤として添加されるメルカプタン類、四塩化炭素などの
有機ハロゲン化物、ジスルフィド類などを添加してもよ
いし、必要に応じて通常ラジカル重合に使用されている
開始剤、例えばアゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
シクロヘキサンニトリル、などのアゾ系開始剤、過酸化
ベンゾイル、ラウリルパーオキサイド、クメンハイドロ
バーオキサイド、tert−ブチルパーペンシェードな
どの有機過酸化物を使用しても差し支えない。
本発明の重合装置としては2段階に分割したものを用い
ることが重要である。
本発明を実施するだめに用いる代表的な製造装置の概略
図を第1図に示した。製造装置は第1反応器および第2
反応器を脱揮発物装置から構成される。
ポリマの分子量分布および組成分布をなるべめには、第
1反応器を完全混合槽になるような攪拌装置にし、気相
部の圧力を圧力制御機構1で制御して内温をコントロー
ルするとともに蒸発してくるモノマ蒸気を冷却機構6で
凝縮してモノマを反応系に還流させることが必要でおる
すなわち、第1反応器では反応温度を95〜135℃圧
力を0.5〜2.0に9/cJGの条件下に制御してポ
リマ濃度を50〜70チまで重合させることが望ましい
ポリマ濃度が50%より低いと得られるポリマの均一性
が低くなり、品質上問題となる。
またポリマ濃度が70チをこえると重合液の粘度が増大
し、完全混合が困難となる。
第1反応器を経た重合液は第2反応器に連続的に供給さ
れるが、ポリマ濃度が50〜70%まで重合されている
ため粘稠な液になっておシさらに第2反応器で重合され
ると粘度が上昇する。そのため第2反応器で第1反応器
と同様な完全混合および重合液の温度を一定に制御する
ことは困難である。
したがって第2反応器において、内部重合液は反応器内
を上層から下層にかけて水平力向への混合はあっても、
流れ方向への混合がないようなプラグフロータイブの移
動をせしめ、かつ重合液部分の壁面を多段に分割したジ
ャケットを設けて保温せしめることが必要である。
この反応器に使用するかきとり翼材攪拌装置9は上下混
合のすくないものが好ましく、円盤状の多孔板数枚を取
付け、壁面をかきとる様な翼がついている攪拌機が良い
。  − この攪拌機9を設けることにより、ショートパスや逆混
合をおさえることができる。
重合液は反応器を上層から下層にかけて移動すると共に
重合していく。この重合反応によって発生する重合熱に
よって重合液の温度を上昇させるが、この温度勾配は重
合液の沸点に沿って変化する。
この重合液の気液平衡は一般的に(2)式のように整理
される。
(2)弐 P(T)=(PA(T)+Ps(T))(1
−φ)exp(φ+0.4φ2) P:操作圧力(闘Hg ) PA:温度(T)でのエチレン性不飽和ニトリル単量体
の分圧(iirHg) P8:温度(T)でのモノビニル芳香族単量体の分圧(
s+gHg )。
φ:ボリマの体積分率(vol/vol)(2)式から
求められる沸点以上に発生する重合熱による温度上昇が
あれば重合系の温度は沸点で止まり、余剰の熱量はモノ
マの蒸発に使用される。重合系の沸点は(2)式からポ
リマ濃度だけでなくモノマの組成によっても異なる。一
般にエチレン性不飽和ニトリル単量体の沸点はモノビニ
ル芳香族単量体の沸点にくらべて数10℃低い。そのた
め重合液が反応器の上層から下層にかけて進行していく
時に余剰の重合熱によってモノマが蒸発するとき、液相
にあるエチレン性不飽和ニトリル単量体とモノビニル芳
香族単量体の割合より気相に存在するエチレン性不飽和
ニトリル単量体の量の割合は多くなる。
この現象により反応器の上層のモノマ組成中のエチレン
性不飽和ニトリル単量体の割合は多くなり、下層のモノ
マ組成中のエチレン性不飽和ニトリル単量体の割合は少
なくなる。
そのため反応器内の重合系の温度変化はポリマ濃度だけ
で一義的に決まらず、モノマ組成の変化も考慮に入れな
ければならない。このような現象を考慮してスチレン7
5部、アクリロニトリル25部からなる重合原液につい
て組成が変わると圧力vsポリマ濃度vs沸点の関係が
変化することを示したものが第2図である。
ある操作圧力下で第2反応器の温度勾配は第2図のよう
に変わるがこれは沸点上の変化である。
重合率が高くなるにつれて重合速度は極端に低下し、重
合熱で反応液の温度を沸点上まで−F昇させることがで
きなくなり、沸点からずれてくるのが通常である。
実際の重合系で沸点からずれる条件をさがすのは困難で
あるが1.第2図の組成の場合で操作圧力2 Ky /
 crll Gでポリマ濃度95%前後であり、この時
の温度は195℃であった。
このときの操作条件下で195℃以下の領域では重合系
は気相と液相の沸騰した状態で沸点上にあるが、195
℃より高くなる領域では沸点以下になり均一な液相の状
態であるといえる。
第2反応器から連続的に安定して重合液を吐出させるた
めには系の変動も考慮して完全に均一液相状態になる時
点まで重合させて取シ出さなければならない。そのため
操作圧力2.0Kg/cr/IGでは重合物の温度が2
00℃前後になった時点で吐出している。
すなわち第2反応器の液相部の温度は120℃から20
0℃まで変化しておシ、ジャケット温度についても多段
保温機構1oで内温に合わせて制御している。
しかし、この条件下で重合を続けていくと滞留しやすい
部分に炭化ポリマが生成し、ある大きさに成長すると剥
離し、吐出ポリマ中に異物として出てくることがわかっ
た。
この炭化ポリマは異常滞留しだポリマが高温において熱
劣化し炭化まですすんだものと思われる。そのため炭化
ポリマの発生がある程度多くなると重合を中止し、槽内
を空にして洗浄後人力で炭化ポリマを剥離させてから又
再スタートを実施していた。この停止により、生産性は
大幅に低下し、連続重合の優位性を保つことができなか
ったが、第2反応器の下部温度を150℃〜190℃、
好ましくは150℃〜170℃に制御することによって
、この炭化ポリマの生成を防止することができた。
しかしながら第2反応器の下部を150℃〜190℃の
範囲に制御して吐出することは上述したように液相と気
相の沸騰状態の重合液を吐出することになり、吐出ポン
プの炬量性が悪化し、安定して吐出することはできない
。このため第2反応器内の重合状態が変動し、品質の変
動をもたらし、一定の品質の製品を製造することが困難
となる。
それゆえ重合液が液相のみで存在している状態にしなけ
ればならない。この状態をつくりだすためにはモノマを
溶媒で希釈していき、重合するモノマの量を減少させる
ことである。
極端にいうと重合液が150℃〜190℃の時点で重合
するモノマが存在しなければ、重合液に与える熱がなく
なり、操作圧力下での沸点以下の温度であれば、完全に
液相になり、吐出は安定する。したがって、操作圧力は
1〜5Kg/ ca Gの範囲内でモノビニル芳香族単
量体の沸点に対し一15〜+5℃の範囲の沸点を有する
溶媒を(1)式から求まる量(x)を添加することによ
り反応器下部の温度を150〜190℃に制御でき安定
した吐出が可能になる操作圧力は1〜5Kg/cdGの
範囲が好ましく、IKf/cflGより低いと、重合液
が高粘度のだめ供給ポンプへの噛み込み性が低く、吐出
能力が低下する。また操作圧力を5 Kg / cdl
 Gより高くすると反応器下部の温度を150〜190
℃に制御するためには溶媒量が多量に必要になり、装置
効率が低下するとともに脱揮発物装置の脱揮能力を大き
くしなければならず、2機界上の設備が必要となってく
る。
使用する溶媒はモノビニル芳香族単量体の沸点に対し一
15〜5℃の範囲の沸点を有するものであることが好ま
しい。
たとえば、ジプロピルケトン、エチルベンゼン、キシレ
ン、バレロニトリル、ブチルエーテルなどがあげられる
モノビニ・ル芳香族単量体の沸点より15℃以上低い沸
点の溶媒を使用すると溶媒を所定量添加しても、溶媒は
第2反応器上部に蓄積し、定量的に反応器下部から重合
液と共に吐出されない。すなわち第2反応器内を溶媒で
希釈°していき、最後には多量の溶媒を含む重合液を吐
出することになり、操作圧力を5 Kg/ c#!0よ
り高く上げて運転することと同じになる。また溶媒の沸
点がモノビニル芳香族単量体の沸点より5℃以上高い沸
点のものだと(1)式の範囲の添加量では第2反応器下
部の温度が150〜190℃以190℃の範囲に制御す
るためにはまた多量の添加量が必要となる。また上記高
沸点の溶媒は脱揮発物装置での脱気性が悪くなり、揮発
物の少ない樹脂を得るだめに脱揮発物装置の能力を過大
に大きくしなければならなくなる。
この第2反応器は第1反応器と同様に蒸発してくるモノ
マ、溶媒、水などを凝縮、水分離、還流せしめる装置を
用いることができる。
第2反応器からでた重合物は次に脱揮発物装置に入れら
れ未反応モノマ、溶媒を気化して分離させるが、この脱
揮発物装置として特に多段べ/ト押出機が好ましい。
このベント押出機で未反応モノマ、溶媒などを気化させ
るとき除去効率を良くするためにべ口 ントー手前に水注入口を設けて水を添加しても良い。ま
た必要ならば安定剤などの添加剤を混練することもでき
る。
気化した未反応モノマ、溶媒は精製喚離して再使用する
ことができるが混合液のまま第2反応器に戻して再循環
使用する方が良い。
脱揮発物装置から連続的に取り出されるポリマは切断し
てペレット状となし次の加工段階に供してもよいが、ま
た直接シートなどに連続成形しても良い。
本発明方法により長時間の連続操業が安定して可能であ
り、得られたポリマは色調が良好で、強度なものである
以下実施例により本発明をさらに詳述する。
なお実施例中の部数は重量部数を示すものである。
実施例1 第1図に示した如く配置した重合装置を用いて重合を行
なった。スチレン70部、ア°クリーロニトリル60部
、ノルマルオクチルメルカプタン0.15部の混合溶液
を100Kg/hrの速度で第1反応器に供給し400
 Kg供給したところで、供給を止め、圧力’+−4K
f/ cr/! G 、内温120℃に徐々にあげてい
き、一定になってから、約4時間後ポリマ濃度55%に
到達したところで、上記混合モノマの供給および第2反
応器への連続供給を開始した。
それと同時に沸点136.2℃のエチルベンゼンを7 
Kf/ hrで第2反応器へ供給し、4時間後エチルベ
ンセンの供給だけを停止した。下部温度は172℃にな
っており、ただちに第2反応器の下部の吐出ポンプおよ
びベント押出機を作動させた。各ペン)6はそれぞれ減
圧して未反応モノマ、エチルベンゼン、水を除去し、溶
融ポリマをガツト状に押出し、切断して透明な樹゛口 脂ペレットを得た。ペン)Igから除去された未反応モ
ノマ、エチルペンセンは凝縮後、第2反応器へ再循環し
た。
この循環量は17.0Kg/hrであり、このうちエチ
ルベンゼン量は6.9Kg/hrであった。
この状態の運転を約1ケ月続けたが特に問題なく炭化ポ
リマはベレット中にみられなかった。
得られたAsポリマの〔η〕は0.54〜0.58の範
囲内にあり色調はY値で1〜3であった。
その後さらに1ケ月経過してから運転を中止し、空槽化
した第2反応器の内部を点検したが、炭化ポリマらしき
ものの存在は確認することができなかった。
比較例1 エチルベンゼンを第2反応器へ供給しないこと以外は全
て実施例1と同様に重合を行なった。
第2反応器の下部温度は195℃から200℃の範囲に
あシベント押出機から除去される未反応モノマは8.7
Kg/hrであった。
この条件下で運転を1ケ月つづけていくとペレットの中
に赤褐色から黒色の異物の存在が確認され、2ケ月目に
は5Kg中に′55ケの炭化ポリマが存在していること
を確認したため、運転を中止して空槽化し、第2反応器
の内部を観察した。
攪拌軸の翼および内部壁面に0.1〜5 rn*の厚み
で炭化ポリマが生成、付着していることがわかった。
この運転で得られλAsポリマの〔η)=0.54〜0
.58の範囲内であり、YI値は5〜7であ一つた。
比較例2 エチルベンゼンを第2反応器に供給せず、かつ第2反応
器の下部温度を172℃に保つ以外は全て実施例1と同
様に重合を行った。
第2反応器の下部温度を172℃に保つためには、第2
反応器の内圧を1Ky/cdO以下にしなければならず
、下部温度を172℃に保ち続けるためには吐出に使用
しているギヤポンプの回転数を所定の1.5〜2.0倍
以上にあげねばならなかった。
また定量性が悪く、吐出量の変動が大きいためベント押
出機のベントロからポリマがベントアップするのを防ぐ
ため各ベントの真空度を変更しなければならなく、得ら
れたペレットの揮発分は0.5〜2.0%と大きく変動
しており、とてもそのまま成形材料に使用できるもので
はなかった。
実施例2 実施例1においてエチルベンゼンのかわりに、沸点15
8.4℃のP−キシレンを使用して実施例1と同様の方
法で重合した。
実施例1と同様に安定して連続重合を行なうことができ
、約1ケ月半はど運転して停止しだが、第2反応器内部
は炭化ポリマはほとんどみられず、ペレット中にも炭化
ポリマの存在を発見することができなかった。
このときのポリマの〔η)’=0.55〜0.56であ
りペレットの色調はYI=1〜3であった。
比較例6 実施例1においてエチルベンゼンのかわりに沸点79.
6℃のメチルエチルケトンを使用して実施例1と同様の
方法で重合した。
第2反応器に供給開始してから4時間後、メチルエチル
ケトンの供給のみ停止したが第2反応器下部の温度は2
00℃であり、さらに上昇の傾向をみせていたので、ま
たメチルエチルケトンの供給を再開した。また第2反応
器の吐出ポンプベント押出機も作動させ、連続重合を行
なった。
第2反応器下部の温度は一旦210℃まで上昇したが4
時間後に温度がさがりはじめ190℃にまで下がったの
でメチルエチルケトンの供給を再び停止した。
この時点前後からベントロから除去される量が多くなり
、ベントアップしはじめた。さらに2時間後にはベント
ロはベントアップしたポリマで閉塞され、連続運転を中
止せざるを得なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱可塑性樹脂の連続重合反応装置の概
略図である。 第2図はスチレン75部、アクリロニトリル25部から
なる重合原液が重合するにつれて変化する沸点、圧力、
ポリマ濃度の関係図である。 1 圧力制御機構 2 加温機構 6 冷却機構 4 ギヤポンプ 5 水分離器 6 還流モノマポンプ 7 圧力制御機構 8 冷却機構 9 多孔板付かきとり翼形攪拌装置 10 多段保温機構 11 脱揮発物装置 特許出願人 東し株式会社 第 1 回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 モノビニル芳香族単量体が60〜90%およびエチレン
    性不飽和ニトリル単量体が10〜40チなる混合溶液を
    重合原液とし、まず完全混合槽になるような攪拌装置で
    重合し、次いでプラグフロータイブの反応器で重合を行
    なうのに際し、プラグフロー反応器内の圧力を1〜5K
    g/dGの範囲の一定圧力に保持し、反応器下部から吐
    出される重合液中にモノビニル芳族単量体の沸点に対し
    一15〜+5℃の範囲の沸点を有する溶媒を(1)式か
    ら求められる量(x)存在させて X:溶媒濃度(チ) P:圧力1′/dG) 重合液の温度を150〜190℃の範囲に制御し、次い
    で重合液を脱揮発物装置において未反応モノマおよび溶
    媒を気化して、分離し、溶融ポリマを連続的に取出すこ
    とを特徴とする熱可塑性樹脂の連続重合方法
JP3797482A 1982-03-12 1982-03-12 熱可塑性樹脂の連続重合方法 Expired JPS5950685B2 (ja)

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