JPS58156050A - ポリエステルタイヤコ−ド - Google Patents

ポリエステルタイヤコ−ド

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JPS58156050A
JPS58156050A JP57033890A JP3389082A JPS58156050A JP S58156050 A JPS58156050 A JP S58156050A JP 57033890 A JP57033890 A JP 57033890A JP 3389082 A JP3389082 A JP 3389082A JP S58156050 A JPS58156050 A JP S58156050A
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JP
Japan
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tire
cord
polyester
birefringence
coat
Prior art date
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Application number
JP57033890A
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English (en)
Inventor
修二 高橋
督 今宮
平学 忠良
桑山 長三
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特にラジアルタイヤのカー力スプライに用いたときに、
タイヤの操縦安定性を改良すると共に、転がり抵抗を低
減せしめるポリエステルタイヤコ−ドに関する。
従来、タイヤの胸方向に極めて剛性の高いベル]・フラ
イ層で補強されたクラウン部ヲ有シ、かつタイヤの赤道
面に対してほぼ直角に配置されたカーカスプライ層で補
強されたサイトウオール部を有する、いわゆるラフアル
タイヤにおいては、サイトウオール部の剛性が小さいと
、クラウン部剛性とのアンバランスによって操縦安定性
を著るしく低下させることが知られている。
そこでサイトウオール部にも乗心地を損なわない程度の
剛性を与える必要があり、比較的モジュラスの高い有機
繊維コート、とりわけ高モジュラスのレーヨンコード、
あるいはポリエステルコードがラジアルタイヤのカーカ
スプライ層に使用されていた。
しかしながら、レーヨンコードは吸湿性が大きく、吸湿
による強力およびモジュラスの低下が著るしいために、
使用にあたっては十分な水分率管理を必要とする問題点
があり、極めて生産性の悪い材料である。
一方、ポリエステルコートは、レーヨンに比較して吸湿
による強力、モジュラス等の低下はほとんとなく、また
強度が高い、フラットスポットがない、耐熱性が良いな
どの利点がある。
[2かし、レーヨンコードに比較してモジュラスはやや
低く、捷た熱収縮率が大きいために、タイヤのユニフォ
ーミティ性に問題を生じゃすいだけでなく、タイヤ加硫
中にコードの収縮が起り、さらにモ/ユシスの低下を招
く欠点があった。
かかる欠点に対処するため、通常ではヒートフィラーゴ
ムを高くしたり、カーカスプライのビード部層に沿った
折り返し高さを高くしたり、あるいは商モジュラスのヒ
ートフィラーゴムを使用するなどの方法が試みられたが
、タイヤの軽量化、あるいは転がり抵抗の低減の点から
は必すしも好ましい方法ではない。
1だ、より高モノユラスのポリエステル18るだめに、
コート撚り数の低減5、あるいは熱処理時の張力アンプ
などによって、コート自体の特性を加工工程で変化させ
る方法もあるが、前者ではコートの耐疲労性の低下を招
き、後者ではml疲労性の低下もさることながら、熱収
縮率の著るしい増大により、タイヤのユニフォミティ性
を著るしく悪化させる欠点がある。
まだ、熱寸法安定性に優れ、高モジユラス性を付与しや
すい低重合度ポリエステルコードをラジアルタイヤのカ
ーカスプライに用いる方法もあるが、通常のポリエステ
ルコートに比較して重合度が低いだめに強度が低く、か
つ耐疲労性も劣るのでタイヤのl久性能を十分に確保す
ることは不可能であった。
そこで本発明はかかる従来の欠点を解消すへくなされた
ものであり、ポリエステルタイヤコートの熱収縮率を低
減し、■疲労性を向」―することができ、かつう7アル
タイヤのカーカスプライに用いるとタイヤの操縦安定性
を向−1−させると共に、転がり抵抗を低減させること
ができ(3) るなどの特長を有するものである。
すなわち本発明のポリエステルタイヤコートは、極限粘
度〔η〕、密度ρ、複屈折△n、結晶相複屈折△lL1
非晶相複屈折△n1および末端カルボキンル基含量Cが
夫々、 0.98>Cη〕≧080 1400≧ ρ 、’、T;、 1.385 (’/u
+)0185≧△n≧0.160 △nc 、≧0200 0.1605△na ;”; 0.120Cぐ 30 
 (当量/1.0’f) であるポリエステルフィラメント糸を撚糸して成ること
を特徴とするものである。
1ず、本発明に用いられるポリエステルフィラメント糸
は、極限粘度〔η〕、密度ρ、複屈折△n1結晶相複屈
折△nc、非晶相複屈折△naおよび末端カルボキンル
基含量Cが夫々、下記のような範囲の特性を有するもの
である。
(4) 0.98  > rη) >  0.80140〇 七
 ρ  ≧ 1..385  (”/慕)0.1.’8
5  、′/  △n ≧ 0.160Anc  ≧ 
0200 0.1.60j  △n”  、、9  0.120C
≦ 30  (当量/1oa7) これら諸物件の中で、〔η〕、ρ、および△口。
は従来のポリエステルコード用フィラメントとほぼ同等
の値を有しており、これによってコードの強度を従来と
同程度のレベルに維持している。しかしながら、非晶相
複屈折△n3は従来の0175〜0.185に比較して
低くなっており、この結果、本発明のコートに低い熱収
縮率、換言すれば高モジユラス性が付与されている。一
方、非晶相複屈折へnaが低いことは非晶相の配向が小
さいことであり、従って化学的な劣化を受は易い内部構
造となっており、そのため劣化の開始点となる、ポリエ
ステルフィラメント糸中のカルボキ/ル基含量を低下さ
せる必要がある。
そこで本発明では、非晶相複屈折△njを上述のように
維持すると共に、カルボキシル基含量Cを著るしく低下
させて、本発明のコードがタイヤ中での加硫の際に、ゴ
ム中の加硫促進剤や水分によって劣化し、強度が低下す
ることを防山している。
以下、」−韻諸特性について詳述する。
(イ)極限粘度[:η、] ポリエステルフィラメント糸をソックスレー抽出器を用
い、メチルアルコール(試薬1級)を溶媒として油剤を
抽出したのち、真空乾燥した。次にこれをF9f定搦゛
剖量し、規定量のオルノクロルフェノール(純度99チ
以上、水分0.18%以下)に溶解し、オストワルド中
野式改良B型粘度泪を用いて25 十o、 1°CK調
整された恒温槽中で通常の方法により溶液の流下時間を
測定した。濃度を5水準とり、各々の溶液の流下時間と
オルノクロルフェノールのみの流下時間を測定し、各測
定の相対粘度を求め、極限粘度〔η〕を算出した。
(ロ)密度ρ(f/7) (イ)と同様にして油剤抽出を行なったポリエステルフ
ィラメント糸を用い、25」二01°Cに調節された恒
温槽中でn−へブタン・四塩化炭素系密度勾配管を用い
て密度ρを測定した。
(ハ)複屈折△n 干渉題微鏡(カールノアイス社製)により、繊維軸に平
行方向(n〃)と垂直方向(n」)の屈折率を繊維の直
径を通過する光から各々求め、複屈折△n −= n 
77  n土として求めた。
に)結晶相複屈折△nCおよび非晶相複屈折△na広角
X線回折装置(理学電機社製)を用い、ポリエステルフ
ィラメント糸の(100)、(010)面の環状強度分
布曲線を求め、半価幅法により下記式を用いて結晶配向
因子r′6を求めた。
、・。−男塞二A用 80 ここで△Hは(100)面、捷だけ(010)面での環
状強度分布曲線の半価幅である。次に「Cを(100)
と(010)面の半価幅を用いて算出した(7) 各々の結晶配向因子の値f′oを平均して求めた。
一方、上記(ロ)により求めた密度ρより体積分率結晶
化度Xvを次式で求めた。
ここでρは上記(ロ)により求めた密度であり、ρ0は
ポリエステルの結晶密度で1455’/mで与えられ(
R,de p、 Daubery 5 、  proc
、 Roy、 Soc、 。
A −266、531(1954)参照)、ρ8は非晶
密度で1.335f/crItで与えられる( A、 
B、 ’l’hompsonら。
Nature、 176、78 (1955)参照)。
以上により得られた「6とXvおよび先に測定した複屈
折△nを用いて、次式より結晶相複屈折△nCと非晶相
複屈折△n2を求めた。
△nc :re−△ncm △n二Xv・△nc−1−(1−Xv)−△n4ここで
△nC−は極限複屈折で’10.216を用いた(R9
S、 5teinら、 J、 polymer Sci
、 、 2] 381(1956)および栗山将、繊維
学会誌20431(1964)参照)、(8) (ホ)末端カルホキノル基量C 上記(イ)と同様にしてポリエステルフィラメント糸の
油剤を抽出したのち、真空乾燥した。このポリエステル
フィラメント糸の0.100−、.0.2007をパイ
レックスグラス試験管に採取シ、ヘンシルアルコール(
試薬特級)5mlを加え、215°Cで約2分間加熱溶
解させたのち、20〜30″Cの冷水で数秒冷却し、だ
たちにクロロホルム(試薬特級)10mlを含む50m
1のビーカーに注いだ。
さらに同じ試験管にヘンジンアルコール5mlを加え、
215°Cで約1分加熱し、内容物を上記ビーカーに加
えた。これにフェノールレット指示薬を2滴加え、ウル
]・ラミクロビュレットヲ用イ、0.1MNaOHのベ
ンノルアルコール溶液で滴定シた。一方、ヘンシルアル
コール・クロロポルム混合物に対する空試験値を測定し
た。
以上の結果から、下記式を用いて末端カルボキシル基含
量Cを求めた。
ここでAは試料の滴定に要した0、 1. M NaO
H溶液量(μl)、Bは空試験の滴定に要したO、 l
 M NaOH溶液量(pe)、fは0.1 M Na
OH浴液のファクター、Wは試料量(7)である。
次に本発明のポリエステルタイヤコードは以−ト述べた
ような特性を有するポリエステルフィラメント糸を複数
本束ねた原糸を撚り合わせたものである。ここでポリエ
ステルフィラメント糸はほぼ2テニ−ル〜lOテニール
程度の太さを有し、コードの撚り数は、下記式 %式% で表わされ、K値は通常では1000〜3000の範囲
であり、好捷しくは1500〜2500の範囲である。
ここでTはコードl Q ctn長さ当りの上撚り数、
Dはコードを構成する繊維の総デニールである。
K値が1000に満たないとコードとしての集束性が極
めて悪くなり、寸だ耐疲労性も低下して、タイヤの耐久
性を低下せしめる原因となる。一方、K値が3000を
越えると、強度たけでなくモジュラスも著るしく低下す
るため、ラジアルタイヤのカーカスプライとして適さな
くなる。かかる本発明のポリエステルタイヤコードは、
次いでコムと接着させるだめの接着剤を付与したのち、
張力下に熱処理に供され、いわゆる処理コードとなる。
熱処理温度は一般的には225〜255°Cの範囲であ
り、好ましくは230〜245°Cの範囲である。熱処
理温度が225°Cに達しないと処理コードの熱収縮率
が大きくなって十分な七ノドが得られず、タイヤの成長
が大きくなり、またタイヤのユニフオミテイを悪くする
。一方、255°Cを越えると処理コートの強度が著る
しく低下する。熱処理時間は通常では1.0〜40分で
あり、好捷しくけ20〜3.0分である。熱処理時間が
10分に達しないと熱処理温度と同様に処理コードのセ
ットが不十分となり、40分を越えると強度の低下を招
く。
また熱処理条件のうち張力は温度、時間によって最適値
が異なるが、一般的には1テニ−ル当り0.11i′〜
0502の範囲であり、好1しくけ0.20〜0.4f
/dの範囲である。張力が0.19/d(ll) に達しないと処理コードのモジュラスが低下し、ラジア
ルタイヤのカーカスプライとしてモジュラスが不足し、
一方、0.5f/dを越えると熱収縮率が高捷るだけで
なく、耐疲労性も低下する。
以」−述べた如く本発明によれば、コードを構成するポ
リエステルフィラメント糸の特性、特に非晶相複屈折へ
naを従来のポリエステルフィラメント糸に比較して低
下せしめて、熱収縮性を低下させ高モジユラス性が得ら
れる。この結果、タイヤの操縦安定性が向上し、転がり
抵抗の低減が達成されるたけでなく、タイヤのユニフオ
ミテイ性も向上させることができる。
一方、非晶相複屈折の低下、すなわち化学的劣化の受は
易さをポリエステル中のカルボキシル基含量の低下によ
って防止し、タイヤの耐久性を高めることができる。こ
の結果本発明のポリエステルタイヤコードは、特にラジ
アルタイヤのカーカスプライ用として好適であり、従来
のポリエステルコードを用いる場合のようにカーカスプ
ライに適用された場合、ザイドウオ−(12) ル部の剛性を高める寸法を採用せずに十分な剛性が得ら
れる。
以下、本発明の実施例を述べる。
実施例1 下記特性を有するポリエステルフィラメント糸を複数本
、束ね合わせた1000テニ−ルのポリエステル原糸を
下撚り49回/10c*、上撚り49回/10cTL、
1000d/2で撚糸した。K値は2191であった。
極限粘度〔η〕二〇90.ρ二1.394゜△n二o、
170.  結晶相複屈折△nC= 0.203 。
非晶相複屈折△na= 0.140 。
末端カルボキシル基含量C二20当量/1061F次に
ゴムと接着させるだめの接着剤を付与したのち、240
°Cで2分間、コード1本当り4007の張力(1デニ
ール当り0.209)をかけて熱処理した。得られた処
理コートをAとする。また同一のものを接着剤を付与し
たのち、240°Cで2分間、コード1本当り8007
の張力(1デニール当り0.40f)をかけて熱処理し
た。この処理コードをBとする。
一方、比較用ポリエステルコードとして、従来のラジア
ルタイヤのカーカスプライに使用されている極限粘度〔
η:] : 0.92 、密度ρ: 1.395 。
複屈折△n : 0.190 、結晶相複屈折△nc 
: 0.203 。
非晶相複屈折△11. : 0.176 、  末端カ
ルホキノル基金量C:30当量/106?であるポリエ
ステルフィラメントよりなる1000デニールのポリエ
ステル原糸を用いて、下撚り49回/10cTL、上撚
り49回/10CmX1000d/2のコードに撚糸し
た。
このコードをゴムとの接着剤で処理したのち、240°
Cで2分間、コート1本当り4.00 f//aの張力
をかけて熱処理したものCおよび800 ?/dの張力
をかけて熱処理したものDを得た。
更に他の比較例として、従来のポリエステルコードに比
較して低重合度のポリエステルフィラメントからなる1
000デニールのポリエステル原糸を用い、下撚り49
回/10cm、上撚り49回/10(:m11000d
/2ノコートに撚糸した(フィラメントの特性は下記第
1表に示す)。このコードに接着剤を付与したのち、2
40″Cで2分間、コード1本当り600 f’/dの
張力をかけて熱処理し、処理コードEを得た。
更に捷だ、従来、ラジアルタイヤのカーカスプライとし
て最も良好なモジュラス性を有するレーヨンコートとし
て、165oテニールの原糸2本を下撚り48回710
 cm 、上撚り48回/ 10 Cnlに撚糸し、1
650 d/2のコートとし、通常の方法で接着剤付与
後、熱処理した処理コードFも比較例に用いた。各フィ
ラメント糸および処理コードの特性を下記第1表に示す
第1衣から明らかなように本発明のポリエステルタイヤ
コートは、従来(比較例)のポリエステルコートに比較
して熱収縮率が非常に優れており、捷だml疲労性も極
めて良好であり、ゴム・コード複合体において低発熱性
を示す。
史に、ゴム中、加硫による強力低下も従来のポリエステ
ルコート□゛に比較して変わらない。
一方、低重合度ポリエステルに比較して強度が読<、熱
処理条件を適当に選べば、同等の高(15) モジュラス性を有するばかりでなく、熱収縮率において
も同等の水準を得ることができる。また、耐疲労性にも
極めて優れている。
一方、レーヨンコードと比較すると、熱収縮率はやや劣
るが強度は高く熱処理条件を適切に運べば、同等の高モ
ノユラス性が得られる。
(本頁以下余白) (16) 第    1 □ 58   i   90   ・  105   1 
  74’   6s   14.0   □    
1.51 1 620  j   210 1150  1  860
なお第1表において、処理コートの特性は1紀のように
して測定した。
(1)強力(Kg) 島津製作所■製オートグラフ(I S 500 )を用
い、試料長250mm、引張り速度300 ”/min
で測定したときの破断時強力である。
(2+  4.5 Kg時伸度(%) 強力と同様にオートグラフを用いて引張り、4.5に9
の荷重が加えられたときの伸度である。
(3)初期引張りモ/ユラス(f/c+)強力と同様に
オニトゲラフを用いて引張ったときに得られる荷重・伸
度曲線からJIS 1.、1017(1978)の方法
に従って求めた。
(4)乾熱収縮率(チ) 一定長さの処理コードをオーブン中に150°C130
分、無荷重の状態に放置し、コートの収縮率を次式によ
り求めた。
(18) ただし、Loは熱収縮前の長さ、■、は熱収縮後の長さ
である。
(5)チューブ疲労寿命および発熱 JISL1017(1978)1.3.2.1項六法で
示されたチューブ疲労テスト法に従ってエンド数40本
75 cm 、回転数85Orpm 、空気圧3.5 
’−9/di 。
曲は角度65°で実施し、チューブが破壊するまでに要
した時間(分)を寿命として求めた。また、チューブが
回転後、30分後に赤外線温度計を用いて測定したチュ
ーブ表面錦度(°C)を発熱とした。
(6)ゴム中加硫後強力および保持率 処理コードをゴム中に埋め込み、170°Cで2時間加
熱したのち、ゴム中よりコートを採取し、強力を測定]
〜だ。保持率は加硫する前の処理コートの強力に対する
値より求めた。
実施例2 実施例1で用いた処理コードをカーカスプライに用いて
タイヤザイズ185 SR14のラジアルタイヤを製造
し、タイヤのユニフオミディ性、操縦安定性、転がり抵
抗、および耐久性を測定した。
カーカスプライには実施例1の処理コートを50本/ 
5 tvで打ち込んでゴムシートとし、タイヤのJm方
向に対してコートの方向が90′となるように裁断した
ものを2枚用い、カーカスプライの端末部をヒート部層
に沿ってタイヤの外側に折り返し、2プライ構造のタイ
ヤを製造した。
なお、ペルトゲライ層には通常用いられているスチール
コード、すなわち素線径0.25mmのワイヤを5本束
ねだ1×5構造のものを40本15mで打ち込み、コム
シートとし、タイヤの周方向に対してコートの方向が2
0°となるように裁断したものを2枚用い、2プライベ
ルト構造とした。
タイヤのユニフオミテイ性は、タイヤを回転させ、タイ
ヤの回転軸方向のタイヤ不均一性を力(K9)の偏りで
検出する、いわゆるJ、F V (I=a tera 
1FOrCeVar1atIOn)およびタイヤを回転
させ、タイヤ9回転軸に対して垂直な方向のタイヤの不
均一性を力(Kq)の偏りで検出する、いわゆるRF”
V(Radial Force Variaion )
をもって表わされ、このRFV値、捷たはI、 F V
値の小さい程、タイヤが均一であり、ユニフオミテイ性
が良いことになり、タイヤ走行時の振動による車の・・
ンドルのぶれ、あるいはハンドルの流れや騒音に対して
低減の効果がある。。
一方、タイヤの操縦安定性は、コーナリングパワーで表
わした。これはタイヤにスリップ而(スリップ角)がb
えられたとき、車は必然的に旋回運動を開始すするが、
そのとき生ずる遠心力に対抗し、路面とのI’l−J’
M力によってタイヤの回転面と直角に生ずる力、すなわ
ちコーナリングフォースをスリップ角で除した値、つ捷
りスリップ角とコーナリングフォースの関係で得られる
曲線の任意の点における接線の傾きであり、ドラム試験
機を使用して測定した。コーナリングパワ〜が大きいこ
とは遠心力に抗する力が大きいことであるから、より小
さい半径で、またより高速で、より重荷重条件下で旋回
運動が可(21) 能となることであり、操縦安定性が良いことになる。
タイヤの転がり抵抗は、タイヤをドラム試験機−にで周
速を150 Km/hまで上け、その後ドラムを随行回
転させ、ドラムの減衰速度と時間との関係からタイヤと
トラムの転がり抵抗を算出し、次にあらかじめ求めた無
負荷時のドラム回転抵抗を差し引いて求めるものであり
、転がり抵抗が小さいことは車の駆動エネルギーがタイ
ヤの変形によるヒステリシスロスとして逃散する度合が
小さいことを意味し、車の燃料消費性を向上させる。
タイヤの耐久性はタイヤを所定の周速で回転させ、負荷
荷重を段階的に上昇させ、破壊に至るまでの走行距離で
表わされ、走行距離が長い程、耐久性が良いことを示す
下記第2表に実施例1の処理コードをカーカスプライに
用いたタイヤの性能を示す。
(22) なお、第2表は全て比較例Cを100とした指数標示で
あり、コーナリングパワーは指数が大きいほど良く、転
がり抵抗は低い値の方が良く、耐久性は高い指数が良い
。ユニフオミテイを表わすLFVおよびRFVは低い値
の方がユニフオミテイ性が良いことを示す。
葦だ、タイヤ性能は以下の方法により測定した。タイヤ
はJIS D 4202−1979 、  付表9.川
に従い、5 ’h JJ X 14 +)ムにリム組み
し、 空気圧1.9L91μで測定に供した。
(al コーナリングパワー 負荷荷重525にり9周速10Km/hrでタイヤドラ
ムを回転させた。
タイヤにスリップ角を与えた時に生する遠心力に対抗す
るタイヤの回転軸に直角方向の力、すなわちコーナリン
グフォースを測定した。コーナリングパワーはコーナリ
ングフォースのスリップ角に対する変化量であるが、便
宜的にスリップ角2°のときのコーナリングフォースを
スリップ角2°で除した値で表わした。
(b1転がり抵抗 負葡萄m 525 Kg、周速150””/hrでタイ
ヤをドラム」二で回転させ、その後ドラムを随行運転さ
せ、トラムの減衰速度と時間の関係からタイヤとドラム
の転がり抵抗を算出し、無負荷時のドラムの回転抵抗を
差し引いてタイヤの転がり抵抗を求めた。第2表の値は
タイヤ周速80Km/hrから40Km/hrまでの転
がり抵抗の平均値を指数標示したものである。
(C1削久性 JIS D 4230−1978 、5 、3項、耐久
性能テストに従い、38土3°Cの雰囲気下でタイヤを
周速80Km/hrで回転させ、荷重525Kgで4時
間回転させ、その後荷重を10チアノブして5hr、さ
らに15%アップで24h「回転させ、その後は2時間
毎に575%づつアップし、破壊(故障)に至る壕での
走行距離を測定した。
(d)ユニフオミテイ性 JAS O規格、C607−74に従い実施した。
上記第2表から、コードの熱処理条件を変え(25) ることで、タイヤ性能は種々変化することがわかる。つ
捷り、従来のポリエステルコードを用いても、コーナリ
ングパワーを大きくするには熱処理時の張力を高め、コ
ードのモジュラスを一ヒげてやれは良い。しかしながら
、このような操作によってコートモジュラスを上げると
コードのml久住が著るしく低下し、タイヤの耐久性も
大巾に低下するばかりでなく、コードの熱収縮率の増加
によりユニフォミティ性が著るしく阻害されることがわ
かる。
一方、低重合度ポリエステルを使用したタイヤはコート
のモ/ユラスが高く、熱寸法安定性が良好であることか
らコーナリングパワーが高く、またユニフオミティ性も
特に悪くはないが、低重合度のだめにコードの耐疲労性
が悪く、タイヤ耐久性が著るしく劣る結果を与えている
ところが本発明のポリエステルコードを使用したタイヤ
は、熱処理時の張力を低くしても、同様の処理をした従
来のポリエステルコードを使用したタイヤに比較してコ
ーナリングパワー(26) が高くなっている。これは明らかに本発明のポリエステ
ルコードの加硫によるモジュラス低下が小さいためであ
る。捷た、本発明のポリエステルコード使用タイヤの転
がり抵抗は低減し、かつ耐久性は向上し、ユニフォミデ
ィ性は著るしく改善される。
一方、比較的高い張力で熱処理した場合を比較すると、
コーナリングパワーは低重合度ポリエステルコード使用
タイヤと同等レベル捷で向上し、耐久性、転勤抵抗とも
により改善された結果を与えている。
壕だ、レーヨンコードと比較すると本発明のポリエステ
ルコードはコーナリングパワーは同等レベルであるが転
がり抵抗は低く、かつ耐久性に優れていることがわかる
代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 極限粘度〔η〕、密度ρ、複屈折△n1  結晶相複屈
    折△nC1非晶相複屈折△naおよび末端力ルボギンル
    基含量Cが夫々、 098  ≧〔η) 20.80 1.400 >  ρ j  1.385  (f%儒
    )0、1.85≧△nン0.160 △nc≧0200 0160≧△naン0120 C≦ 30  (当量/1o6y) であるポリエステルフィラメント糸を撚糸して成ること
    を料徴とするポリエステルタイヤコード。
JP57033890A 1982-03-05 1982-03-05 ポリエステルタイヤコ−ド Pending JPS58156050A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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