JPS5815477Y2 - 高炉の出銑口開孔装置 - Google Patents
高炉の出銑口開孔装置Info
- Publication number
- JPS5815477Y2 JPS5815477Y2 JP1978059759U JP5975978U JPS5815477Y2 JP S5815477 Y2 JPS5815477 Y2 JP S5815477Y2 JP 1978059759 U JP1978059759 U JP 1978059759U JP 5975978 U JP5975978 U JP 5975978U JP S5815477 Y2 JPS5815477 Y2 JP S5815477Y2
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- JP
- Japan
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- gutter
- pantograph
- blast furnace
- pivot
- suspension
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、高炉に前面に設けられる出銑口開孔装置の改
良に関するものである。
良に関するものである。
一般にこの種の出銑口開孔装置は、出銑作業に際して高
熱の影響を避けるため或いは炉前作業に支障をきたさな
いために、構造が簡単で小型であるとともにその操縦性
がよく、出銑口開孔位置から迅速に退避させることがで
き、しかもこの退避位置は出銑口から充分に遠ざかった
上方の位置である必要がある。
熱の影響を避けるため或いは炉前作業に支障をきたさな
いために、構造が簡単で小型であるとともにその操縦性
がよく、出銑口開孔位置から迅速に退避させることがで
き、しかもこの退避位置は出銑口から充分に遠ざかった
上方の位置である必要がある。
このような要求に対処するため、従来、第1図および第
2図に示すような出銑口開孔装置が提案されている。
2図に示すような出銑口開孔装置が提案されている。
すなわち、第1図に示す従来の装置はハンガータイプの
ものであって、架設レールa上に移動可能に設置された
台車すの下部とさく岩槻Cを備えたガータdの上部とを
非平行な一組の連杆e、fを以て非平行四辺形となるよ
うに枢軸g、hによって回転可能に連結し、この連杆e
、fの何れか(第1図では連杆e)を台車す上に設置し
た巻上装置iによって揺動させることにより、上記ガー
タdを実線で示す開孔位置から一点鎖線で示す退避位置
へ上昇させ、またはその逆に退避位置から開孔位置へ前
下りに下降させるようにしたものである。
ものであって、架設レールa上に移動可能に設置された
台車すの下部とさく岩槻Cを備えたガータdの上部とを
非平行な一組の連杆e、fを以て非平行四辺形となるよ
うに枢軸g、hによって回転可能に連結し、この連杆e
、fの何れか(第1図では連杆e)を台車す上に設置し
た巻上装置iによって揺動させることにより、上記ガー
タdを実線で示す開孔位置から一点鎖線で示す退避位置
へ上昇させ、またはその逆に退避位置から開孔位置へ前
下りに下降させるようにしたものである。
尚、第1図において、jは連杆fの回動範囲を規制する
ストッパ手段、kはガータdに突設されたバッカー、l
はテ゛ツキ、mは溶湯を取出す樋、nは第2番目の樋カ
バーである。
ストッパ手段、kはガータdに突設されたバッカー、l
はテ゛ツキ、mは溶湯を取出す樋、nは第2番目の樋カ
バーである。
また、第2図に示す従来の装置はポストハンガータイプ
のものであって、その他第1図に示す装置と同様の作動
を行うものであり、第1図と同一機能のものについては
同一の符号を付してその説明を省略する。
のものであって、その他第1図に示す装置と同様の作動
を行うものであり、第1図と同一機能のものについては
同一の符号を付してその説明を省略する。
第2図において、0はハンガー、pは高炉、plはその
出銑口部である。
出銑口部である。
しかしながら、上記両従来装置においては、非平行なる
一組の連杆e、fによって台車すとガータdとを連結し
ているため、ガータdが開孔位置より退避位置に移動す
る際その軌跡は大きな円弧を描き、退避面積を多くとる
ので、軌跡内に第2番目の樋カバーn等の障害物がある
と干渉し、規定用樋カバーnの上面を図示の如く切欠く
必要があり、またガータdの退避位置での状態は重心が
後方へ移るためバランスが悪く、開孔位置ではその位置
を規制するためのストッパ手段jが必要であるとともに
バッカーkを脱着させるための動作が必要である等の不
具合があった。
一組の連杆e、fによって台車すとガータdとを連結し
ているため、ガータdが開孔位置より退避位置に移動す
る際その軌跡は大きな円弧を描き、退避面積を多くとる
ので、軌跡内に第2番目の樋カバーn等の障害物がある
と干渉し、規定用樋カバーnの上面を図示の如く切欠く
必要があり、またガータdの退避位置での状態は重心が
後方へ移るためバランスが悪く、開孔位置ではその位置
を規制するためのストッパ手段jが必要であるとともに
バッカーkを脱着させるための動作が必要である等の不
具合があった。
そこで、本考案は、さく岩槻を装備したガータを、2本
の懸吊アームをX字状に枢軸結合してなるパンタグラフ
を介して台車に懸吊し、上記両懸吊アームの各前端又は
各後端の一方を上記台車とガータとの一部に設けた枢軸
部に結合するとともに、他方を上記台車とガータとの一
部に形成した水平案内溝に摺動可能に結合する一方、上
記両懸吊アームを結合するパンタグラフ枢軸部から一方
の懸吊アームの前端におけるガータ側結合部までの長さ
を、他方の懸吊アームの後端におけるガータ側結合部ま
での長さより大に設定し、上記パンタグラフに、上記台
車上に設置したパンタグラフ伸縮用の奏上装置を連結し
、ガータが上昇位置から下降するに従って前下りになる
ようにすることにより、大きな円弧状の軌跡を描くこと
なくガータをほぼ垂直方向に昇降させることができ、退
避面積が少なく、また自動的にガータを前下りにするこ
とにより障害固定物に干渉しないようにした高炉の出銑
口開孔装置を提供するものである。
の懸吊アームをX字状に枢軸結合してなるパンタグラフ
を介して台車に懸吊し、上記両懸吊アームの各前端又は
各後端の一方を上記台車とガータとの一部に設けた枢軸
部に結合するとともに、他方を上記台車とガータとの一
部に形成した水平案内溝に摺動可能に結合する一方、上
記両懸吊アームを結合するパンタグラフ枢軸部から一方
の懸吊アームの前端におけるガータ側結合部までの長さ
を、他方の懸吊アームの後端におけるガータ側結合部ま
での長さより大に設定し、上記パンタグラフに、上記台
車上に設置したパンタグラフ伸縮用の奏上装置を連結し
、ガータが上昇位置から下降するに従って前下りになる
ようにすることにより、大きな円弧状の軌跡を描くこと
なくガータをほぼ垂直方向に昇降させることができ、退
避面積が少なく、また自動的にガータを前下りにするこ
とにより障害固定物に干渉しないようにした高炉の出銑
口開孔装置を提供するものである。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
する。
第3図において、1は高炉であって、その側部には出銑
口部1aを有する。
口部1aを有する。
2は高炉1の前面においてハンガー3を介して水平移動
可能に架設された台車、4は下部にさく岩槻5を装備し
たガータであって、該ガータ4は2本の懸吊アーム6.
7をX字状に枢軸結合してなるパンタグラフ8を介して
上記台車2に懸吊されている。
可能に架設された台車、4は下部にさく岩槻5を装備し
たガータであって、該ガータ4は2本の懸吊アーム6.
7をX字状に枢軸結合してなるパンタグラフ8を介して
上記台車2に懸吊されている。
すなわち、上記パンタグラフ8は、その両懸吊アーム6
.7の各前端は上記台車2とガータ4との一部に設けた
枢軸部9,10に回転自在に枢着されているとともに、
両懸吊アーム6.7の各後端は台車2とガータ4との一
部に長手方向に形成した水平案内溝11.12にピン1
3.14を介して摺動可能に係合されて、上下方向に伸
縮動可能に構成されており、更に、両懸吊アーム6.7
が互いに回転自在に結合された所謂パンタグラフ枢軸部
8aの軸点をPoとし、両懸吊アーム6.7の各後端と
台車側およびガータ側の各水平案内溝11.12との結
合部の軸点(すなわちビシ13,14)をPlおよびP
2とし、更に両懸吊アーム6.7の各前端の台車2およ
びガータ4との結合部(すなわち台車側およびガータ側
枢軸部9,10)の軸点をP3およびP4とすると、P
oからP4までの長さP。
.7の各前端は上記台車2とガータ4との一部に設けた
枢軸部9,10に回転自在に枢着されているとともに、
両懸吊アーム6.7の各後端は台車2とガータ4との一
部に長手方向に形成した水平案内溝11.12にピン1
3.14を介して摺動可能に係合されて、上下方向に伸
縮動可能に構成されており、更に、両懸吊アーム6.7
が互いに回転自在に結合された所謂パンタグラフ枢軸部
8aの軸点をPoとし、両懸吊アーム6.7の各後端と
台車側およびガータ側の各水平案内溝11.12との結
合部の軸点(すなわちビシ13,14)をPlおよびP
2とし、更に両懸吊アーム6.7の各前端の台車2およ
びガータ4との結合部(すなわち台車側およびガータ側
枢軸部9,10)の軸点をP3およびP4とすると、P
oからP4までの長さP。
P4がP。までの長さP。P2より大になるように設け
られ、ガータ4が上昇位置から下降するに従って前下り
になるように構成されている。
られ、ガータ4が上昇位置から下降するに従って前下り
になるように構成されている。
尚、第3図ではP。P4=PoP1−PoP3(>P、
P2)に設定されている。
P2)に設定されている。
15は台車2上に設置された巻上装置であって、例えば
エアモータによって回転される回転胴に捲回した索条1
6を台車2上の転子17を介して上記パンタグラフ枢軸
部8aに設けた滑車18を回行して再び台車2に連結し
、索条16の牽引又は弛緩によって上記両懸吊アーム6
.7後端の各ピン13゜14が水平案内溝11.12内
を摺動してパンタグラフ8を上下伸縮動させ、ガータ4
をほぼ垂直方向に昇降させるように構成されている。
エアモータによって回転される回転胴に捲回した索条1
6を台車2上の転子17を介して上記パンタグラフ枢軸
部8aに設けた滑車18を回行して再び台車2に連結し
、索条16の牽引又は弛緩によって上記両懸吊アーム6
.7後端の各ピン13゜14が水平案内溝11.12内
を摺動してパンタグラフ8を上下伸縮動させ、ガータ4
をほぼ垂直方向に昇降させるように構成されている。
19は台車2に設けられたエアシリンダであって、その
ピストンロッド19 aを一方の懸吊アーム6後端の台
車側ピン13に連結し、該ピン13を水平案内溝11内
を強制的に摺動させることによって上記パンタグラフ8
の上下伸縮動を補助的に行わせるものである。
ピストンロッド19 aを一方の懸吊アーム6後端の台
車側ピン13に連結し、該ピン13を水平案内溝11内
を強制的に摺動させることによって上記パンタグラフ8
の上下伸縮動を補助的に行わせるものである。
20はガータ4に突設されたバッカー、21はデツキで
あって、デツキ21には上記バッカー20を係止するバ
ッカー受22が設けられている。
あって、デツキ21には上記バッカー20を係止するバ
ッカー受22が設けられている。
23は高炉1の出銑口部1aに対向して設けられた樋、
24は第2番目の樋カバーで、第3図では第1番目の樋
カバーが取除かれている。
24は第2番目の樋カバーで、第3図では第1番目の樋
カバーが取除かれている。
次に、その作動について説明すれば、開孔位置において
はガータ4は前下りに傾斜した状態にあり、該ガータ4
に装備されたさく岩槻5によって高炉1の出銑口部1a
の開孔作業が行われる。
はガータ4は前下りに傾斜した状態にあり、該ガータ4
に装備されたさく岩槻5によって高炉1の出銑口部1a
の開孔作業が行われる。
この開孔作業後、ガータ4を上記開孔位置から上方の退
避位置に退避させる場合、先ず巻上装置15を作動させ
て索条16を牽引すると同時にエアシリンダ19を作動
させると、両懸吊アーム6.7後端の各ピン13.14
はそれぞれ台車側およびガータ側水平案内溝11.12
内をその後端側に向かって摺動し、パンタグラフ8は台
車2側へ、すなわち上方へ縮小動し、それに伴ってガー
タ4はほぼ垂直方向に上昇し、上記各ピン13.14が
各水平案内溝11゜12の後端に制止されると、上記パ
ンタグラフ8の縮小動は定止し、ガータ4は退避位置に
停止する。
避位置に退避させる場合、先ず巻上装置15を作動させ
て索条16を牽引すると同時にエアシリンダ19を作動
させると、両懸吊アーム6.7後端の各ピン13.14
はそれぞれ台車側およびガータ側水平案内溝11.12
内をその後端側に向かって摺動し、パンタグラフ8は台
車2側へ、すなわち上方へ縮小動し、それに伴ってガー
タ4はほぼ垂直方向に上昇し、上記各ピン13.14が
各水平案内溝11゜12の後端に制止されると、上記パ
ンタグラフ8の縮小動は定止し、ガータ4は退避位置に
停止する。
その際、パンタグラフ枢軸点P。
から一方の懸吊アーム6前端のガータ側枢軸点P4まで
の長さP。
の長さP。
P4を他方の懸吊アーム7後端のガータ側結合点P2ま
での長さP。
での長さP。
P2より大に設けたことにより、ガータ4はその前端を
徐々に上げつつ上昇し、最終的には退避位置でほぼ水平
状態になる。
徐々に上げつつ上昇し、最終的には退避位置でほぼ水平
状態になる。
逆に、上記退避位置から開孔位置に移動させるには、巻
上装置15の索条16を弛緩するとともにエアシリンダ
19を上記上昇時の作動とは逆に作動させることにより
、上記両懸吊アーム6.7後端の各ピン13.14は前
記とは逆に、各水平案内溝11.12内をその前端側へ
摺動し、それと共にパンタグラフは下方へ伸張動するた
め、ガータ4はほぼ垂直方向に下降し、上記ピン13.
14の水平案内溝11.12前端での制止とバッカー2
0がバッカー受22に係止されることにより開孔位置に
確実に停止される。
上装置15の索条16を弛緩するとともにエアシリンダ
19を上記上昇時の作動とは逆に作動させることにより
、上記両懸吊アーム6.7後端の各ピン13.14は前
記とは逆に、各水平案内溝11.12内をその前端側へ
摺動し、それと共にパンタグラフは下方へ伸張動するた
め、ガータ4はほぼ垂直方向に下降し、上記ピン13.
14の水平案内溝11.12前端での制止とバッカー2
0がバッカー受22に係止されることにより開孔位置に
確実に停止される。
その際、上記の如くP。p4> POP2に設定したこ
とによりガータ4は上昇位置がら下降するに従って前下
りとなり、開孔位置では所定の傾斜角度にセットされる
。
とによりガータ4は上昇位置がら下降するに従って前下
りとなり、開孔位置では所定の傾斜角度にセットされる
。
このガータ4およびパンタグラフ8の軌跡を第4図に示
す。
す。
第4図より明らがなように、ガータ4はほぼ垂直方向に
昇降し、従来(第1図および第2図参照)の如く大きな
円弧状の軌跡を描かないため、その軌跡面積並びに退避
面積は少なくすむ。
昇降し、従来(第1図および第2図参照)の如く大きな
円弧状の軌跡を描かないため、その軌跡面積並びに退避
面積は少なくすむ。
特に、上記実施例では、POP4> POP2とすると
ともにP。
ともにP。
から台車側の各結合点P、、 P3までの長さをPoP
4と等しく、すなわちP。
4と等しく、すなわちP。
P4=PoP1=PoP3に設定したことにより、ガー
タ4の後端の軌跡は垂直方向の仮想設置線りに沿って昇
降ビ、軌跡面積並びに退避面積は最小となる。
タ4の後端の軌跡は垂直方向の仮想設置線りに沿って昇
降ビ、軌跡面積並びに退避面積は最小となる。
第5図はパンタグラフ8(以下、そのパンタグラフ枢軸
点を上記実施例のP。
点を上記実施例のP。
と統一して記す。)の両懸吊アーム6.7の各前端を台
車2とガータ4の一部に形成した水平案内溝(図示せず
)に結合しく以下、この前端結合点を上記実施例のP3
およびP4と統一して記す。
車2とガータ4の一部に形成した水平案内溝(図示せず
)に結合しく以下、この前端結合点を上記実施例のP3
およびP4と統一して記す。
)、各後端を台車2とガータ4の一部に設けた枢軸部に
結合する(以下、この後端結合点を上記実施例のPlお
よびP2と統一して記す。
結合する(以下、この後端結合点を上記実施例のPlお
よびP2と統一して記す。
)とともに、上記実施例と同様に、POP4> P。P
2に且つP。
2に且つP。
P4=PoP1−PoP3に設けた場合の第1変形例に
おけるガータ4およびパンタグラフ8の軌跡を示しく尚
、上記実施例と同一の部材については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
おけるガータ4およびパンタグラフ8の軌跡を示しく尚
、上記実施例と同一の部材については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
)、この場合も、ガータ4は仮想設置線りに対して極く
僅かに前方へ移動しつつ上昇し、軌跡面積および退避面
積は小さい。
僅かに前方へ移動しつつ上昇し、軌跡面積および退避面
積は小さい。
また、第6図および第7図はそれぞれ第4図と同様にP
lおよびP2が水平案内溝との結合点で、P3およびP
4が枢軸部との結合点である場合であって、且つ第6図
はPOP4>POP2且つPOPI>P。
lおよびP2が水平案内溝との結合点で、P3およびP
4が枢軸部との結合点である場合であって、且つ第6図
はPOP4>POP2且つPOPI>P。
P4とした第2変形例の、第7図はPOP4> POP
2且つP。
2且つP。
P 1< P o P 4とした第3変形例の軌跡を示
す。
す。
第6図ではガータ4は仮想設置線りに対して若干後方へ
移動しつつ上昇し、また第7図ではガータ4は仮想設置
線りに対して若干前方へ移動しつつ上昇する。
移動しつつ上昇し、また第7図ではガータ4は仮想設置
線りに対して若干前方へ移動しつつ上昇する。
更に、第8図(第4変形例)および第9図(第5変形例
)はそれぞれ第6図および第7図に対応したパンタグラ
フ形状を有し、P3およびP4を水平案内溝との結合点
、PlおよびP2を枢軸部との結合点とした場合で、第
8図ではガータ4は第8図と逆に仮想設置線りに対して
前方へ移動しつつ上昇し、第9図では第7図とは逆に後
方へ移動しっ上昇するものである。
)はそれぞれ第6図および第7図に対応したパンタグラ
フ形状を有し、P3およびP4を水平案内溝との結合点
、PlおよびP2を枢軸部との結合点とした場合で、第
8図ではガータ4は第8図と逆に仮想設置線りに対して
前方へ移動しつつ上昇し、第9図では第7図とは逆に後
方へ移動しっ上昇するものである。
尚、上記各実施例ではガータ4が上昇位置がら下降する
に従って前下りになるようにするため、PoP4>PO
P2に設定したが、その他P。
に従って前下りになるようにするため、PoP4>PO
P2に設定したが、その他P。
P1〜PoP4の各長さを少くとも1つ以上異ならしめ
ることによって可能であるが、上記P。
ることによって可能であるが、上記P。
P4> POP2の場合には開孔位置又は退避位置での
バランスが良好であるとともに、パンタグラフの形状お
よび水平案内溝の長さが小さくてすみ、その割に退避距
離(昇降ストローク)が大となる利点を有する。
バランスが良好であるとともに、パンタグラフの形状お
よび水平案内溝の長さが小さくてすみ、その割に退避距
離(昇降ストローク)が大となる利点を有する。
また、上記実施例では奏上装置15とパンタグラフ8と
の連結個所をパンタグラフ枢軸部8aとしたが、その化
パンタグラフ8の何れの個所でもよいのは勿論である。
の連結個所をパンタグラフ枢軸部8aとしたが、その化
パンタグラフ8の何れの個所でもよいのは勿論である。
しかし、パンタグラフ枢軸部8aに設ける方が、パンタ
グラフ8の上下伸縮動の安定性並びに強度面で有利であ
る。
グラフ8の上下伸縮動の安定性並びに強度面で有利であ
る。
以上説明したように、本考案によれば、台車に対しパン
タグラフ機構を介してガータを昇降させるとともに下降
の際に前下りにするようにしたことにより、パンタグラ
フの上下伸縮動に伴ってガータをほぼ垂直方向に昇降さ
せることができるのせ、ガータを出銑口部から殆んど後
退させることなく退避面積を少なくして大きく且つ迅速
に上昇退避させることができるとともに、第2番目の樋
カバー等の障害固定物と干渉することがなく、従来の如
く樋カバーの上面を切欠く必要がない。
タグラフ機構を介してガータを昇降させるとともに下降
の際に前下りにするようにしたことにより、パンタグラ
フの上下伸縮動に伴ってガータをほぼ垂直方向に昇降さ
せることができるのせ、ガータを出銑口部から殆んど後
退させることなく退避面積を少なくして大きく且つ迅速
に上昇退避させることができるとともに、第2番目の樋
カバー等の障害固定物と干渉することがなく、従来の如
く樋カバーの上面を切欠く必要がない。
特に溶銑温度の下降を防ぐべく樋カバーをできるだけ前
方に出したいという要望に応じた装置を提供することが
でき、しかも第6図ないし第9図に示す如くガータを若
干前後方向に移動させつつ昇降させるという変更も容易
であるので、その他障害固定物等の制約された条件にも
応することが可能である。
方に出したいという要望に応じた装置を提供することが
でき、しかも第6図ないし第9図に示す如くガータを若
干前後方向に移動させつつ昇降させるという変更も容易
であるので、その他障害固定物等の制約された条件にも
応することが可能である。
更に、開孔位置および退避位置でのバランスが良好であ
り、また従来の如くバッカーの脱着用動作並びにストッ
パ手段が不要であるという利点を有する。
り、また従来の如くバッカーの脱着用動作並びにストッ
パ手段が不要であるという利点を有する。
加えて、P o P 4 > P o P 2に設定し
、ガータが上昇位置から下降するに従って部下りになる
ようにしたので、パンタグラフ形状および水平案内溝長
さの縮小化、退避距離の増大化、並びに開孔位置および
退避位置でのバランスの安定化に有利である。
、ガータが上昇位置から下降するに従って部下りになる
ようにしたので、パンタグラフ形状および水平案内溝長
さの縮小化、退避距離の増大化、並びに開孔位置および
退避位置でのバランスの安定化に有利である。
第1図および第2図はそれぞれ従来例を示す側面図、第
3図は本考案の実施態様を例示する側面図、第4図は作
動軌跡図、第5図ないし第9図はそれぞれ本考案の第1
変形例ないし第5変形例における作動軌跡図である。 1・・・・・・高炉、1a・・・・・・出銑口部、2・
・・・・・台車、3・・・・・・ハンガー、4・・・・
・・ガータ、5・・・・・・さく岩槻、6,7・・・・
・・懸吊アーム、8・・・・・・パンタグラフ、8a・
・・・・・パンタグラフ枢軸部、9・・・・・・台車側
枢軸部、10・・・・・・ガータ側枢軸部、11・・・
・・・台車側水平案内溝、12・・・・・・ガータ側水
平案内溝、13.14・・・・・・ピン、15・・・・
・・巻上装置、16・・・・・・索条、17・・・・・
・転子、18・・・・・・滑車、19・・・・・・エア
シリンダ、19 a・・・・・・ピストンロッド、20
・・・・・・バッカー、21・・・・・・デツキ、22
・・・・・・バッカー受、23・・・・・・溶湯を取出
す樋、24・・・・・・樋カバー、Po・・・・・・パ
ンタグラフ枢軸点、Pl・・・・・・一方の懸吊アーム
後端と台車との結合点、P2・・・・・・他方の懸吊ア
ーム後端とガータとの結合点、P3・・・・・・他方の
懸吊アーム前端と台車との結合点、P4・・・・・・一
方の懸吊アーム前端とガータとの結合点、L・・・・・
・仮想設置線。
3図は本考案の実施態様を例示する側面図、第4図は作
動軌跡図、第5図ないし第9図はそれぞれ本考案の第1
変形例ないし第5変形例における作動軌跡図である。 1・・・・・・高炉、1a・・・・・・出銑口部、2・
・・・・・台車、3・・・・・・ハンガー、4・・・・
・・ガータ、5・・・・・・さく岩槻、6,7・・・・
・・懸吊アーム、8・・・・・・パンタグラフ、8a・
・・・・・パンタグラフ枢軸部、9・・・・・・台車側
枢軸部、10・・・・・・ガータ側枢軸部、11・・・
・・・台車側水平案内溝、12・・・・・・ガータ側水
平案内溝、13.14・・・・・・ピン、15・・・・
・・巻上装置、16・・・・・・索条、17・・・・・
・転子、18・・・・・・滑車、19・・・・・・エア
シリンダ、19 a・・・・・・ピストンロッド、20
・・・・・・バッカー、21・・・・・・デツキ、22
・・・・・・バッカー受、23・・・・・・溶湯を取出
す樋、24・・・・・・樋カバー、Po・・・・・・パ
ンタグラフ枢軸点、Pl・・・・・・一方の懸吊アーム
後端と台車との結合点、P2・・・・・・他方の懸吊ア
ーム後端とガータとの結合点、P3・・・・・・他方の
懸吊アーム前端と台車との結合点、P4・・・・・・一
方の懸吊アーム前端とガータとの結合点、L・・・・・
・仮想設置線。
Claims (1)
- さく岩槻を装備したガータを、2本の懸吊アームをX字
状に枢軸結合してなるパンタグラフを介して台車に懸吊
し、上記両懸吊アームの各前端又は各後端の一方を上記
台車とガータとの一部に設けた枢軸部に結合するととも
に、他方を上記台車とガータとの一部に形成した水平案
内溝に摺動可能に結合する一方、上記両懸吊アームを結
合するパンタグラフ枢軸部から一方の懸吊アームの前端
におけるガータ側結合部までの長さを、他方の懸吊アー
ムの後端におけるガータ側結合部までの長さより大に設
定し、上記パンタグラフに、上記台車上に設置したパン
タグラフ伸縮用の巻上装置を連結し、ガータが上昇位置
から下降するに従って前下りになるようにしたことを特
徴とする高炉の出銑口開孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978059759U JPS5815477Y2 (ja) | 1978-05-01 | 1978-05-01 | 高炉の出銑口開孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978059759U JPS5815477Y2 (ja) | 1978-05-01 | 1978-05-01 | 高炉の出銑口開孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54161306U JPS54161306U (ja) | 1979-11-12 |
JPS5815477Y2 true JPS5815477Y2 (ja) | 1983-03-29 |
Family
ID=28959721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978059759U Expired JPS5815477Y2 (ja) | 1978-05-01 | 1978-05-01 | 高炉の出銑口開孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5815477Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243710A (en) * | 1975-10-04 | 1977-04-06 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | Automatic tapping machine |
-
1978
- 1978-05-01 JP JP1978059759U patent/JPS5815477Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243710A (en) * | 1975-10-04 | 1977-04-06 | Nippon Carbide Ind Co Ltd | Automatic tapping machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54161306U (ja) | 1979-11-12 |
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