JPS5815433A - 交直変換装置の起動方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、直流送電に用いられている交直変換装置の
起動方式に関する。

従来、この種の交直変換装置は、制御角α、制御進み角
βを共に９Ｃｆ′とし、通常の点弧順序のゲート信号に
より直流電圧をはぼ零として運転を開始し、次に制御進
み角βを徐々に小さくすることにより直流電圧を増加さ
せると共に定電流制御回路の設定値を増加させ、直流電
流を目標値までもって行く。その後は、定電流制御及び
定電圧制御を実行し、定常運転に入り、各電圧及び電流
の設定値に対する誤差を少なくするように制御角α及び
制御進み角βを制御する。

第１図は制御角αで運転している交直変換装置の出力波
形を示す。制御角αは、図示のように転流開始可能点か
らの位相角で規定されている。

第２図に示すように各相の電圧が波形ａ】〜ａ３である
べきものが波形３３′のように不平衡になっていると、
転流開始可能点がずれてしまうため、点弧パルスが一定
間隔となるように位相制御を行なった場合は、順変換側
では制御誤差Δα、逆変換側では制御誤差Δβが太き（
なる。電圧不平衡状態での制御角をα′、制御進み角を
β′とすると、次式が成立する。

α＝α＋Δα　　　　　・・・・（１）β′−β−Δβ
　　　　　　・・・・（２）このような制御誤差Δα、
Δβは、逆変換側で大きな影響を与える。例えは、その
値が大きくなれば（通常制御進み角βが高力率運転を行
なうために最小の余裕角でもって設定されている。）、
転流失敗が生じる可能性が大きい。各相の電圧が不平衡
と１．ｃる原因には、交流系統の事故、タップチェンジ
ャの相聞のタップずれ等がある。交流系統の事故は一時
的なものであるが、タップチェンジャにおける設定のず
れは継続的ノｒものであり、転流失敗を発生する可能性
を極めて大きくする。

この発１ｊＪＪは、上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、交１Ｇ変換器を起動する
際は各相間のタップすれの有無を調べ、有りのときはタ
ッグ補正をしてから起動する制御をすることにより、交
直変換袋ｊｉ′＃を安定に起動できる起動方式を提供す
ることを目的とする。

以下、この発明の一実施例を第３図に示すブロック図に
ついて説明する。１げ３相のそれぞれにタップ切替機構
を有する交的変換用の変圧器、２は変圧器１の出力電圧
から名相４！ノにタップ位置を検出するブロック、３は
ブｒノック２からずれがあり検出信号を受は取ったとき
はＡ１１動１゛１ツクを発生するブロック、４はプ１】
ツク２，３の検出信号及（３） び起動ロックを入力し、タップずれを発生している相に
対して制御信号を発生し、これを変圧器１のタップ切替
機構に供給するブロックである。

動作を説明する。ブロック２は変圧器１のタップ切換機
構のタップ位置ずれをその出力電圧から検出し、ずれが
あるときは検出信号をブロック３．４に供給する。ブロ
ック３はこの検出信号に応答して起動ロックを発生する
。ブロック４は、ブロック２，３の検出信号及び起動ロ
ックを入力し、タップ位置の進みの最小のものを基準と
してそれより太きいものを最小のものに一致させろよう
に制御信号を出力する。これによりタッグ切換機構が作
動し、タップ位置のずれをその位置を引き戻す形式で補
正する。この補正によりタップ位置のずれが除去されろ
と、ブロック２は検出信号を停止し、ブロック３シま起
動ロックの出力を停止するので、交直変換装置のロック
が解除され、交直変換装置は、起動が可能になり、起動
される。

以上のように、この発明によれば、交直変換装置を起動
する際に相間のタップずれが予め補正さく４） れるので、各相間の不平衡による交直変換装置の転流失
敗を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は交直変換装置１°ｔのσ１ｈ作を説
明する波形図、第３図はこの発明の一実施例による交直
変換装置の起動方式を説明するブロック図である。 １・・・変圧器、２，３．４・・・ブロック。 代理人　　葛　野　信　−（ほか１名）（５） 第　　３　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タップ切換機構を有する変圧器の各相のＩｌｊ力′市圧
   電圧けるずれについて検出をし、このずれが検出された
   ときは交直変換装置の起動を阻止し、かつ上記タップ切
   換機構の設定を上記ずれが最少となるように補正し、上
   記ずれが検出されなくなったときは上記交直変換装置の
   起動を可能にさせた交直変換装置の起動方式。