JPS58153589A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JPS58153589A
JPS58153589A JP57035191A JP3519182A JPS58153589A JP S58153589 A JPS58153589 A JP S58153589A JP 57035191 A JP57035191 A JP 57035191A JP 3519182 A JP3519182 A JP 3519182A JP S58153589 A JPS58153589 A JP S58153589A
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water
raw water
pipe
oxidation tank
tank
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Toshinao Takahashi
高橋 敏直
Takuo Tate
楯 卓夫
Tatsuo Yonekura
米倉 達男
Hiroshi Kojima
浩 小島
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Nippon Filcon Co Ltd
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NIPPON FUIRUKON KK
Nippon Filcon Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 生物接触酸化槽において従来より行なわれて来ている方
法を説明する。その1とし゛て、生物媒体を水没しその
上部から下方へ、又は下部より上方に向って被処理水を
循環し、一方から被処理水を流入し、媒体に付着してい
る做生物膜に依り浄化された処理水を他方より流出する
方法である。その2として、生物媒体を回転させ、その
一部を被処理水に水没し他部は大気中に曝し酸素を補給
し被処理水を浄化する方法である。その3として、内部
に生物媒体を設け、上部が大気に開放している接触酸化
槽内に被処理水を流入し、生物媒体水没し満水になると
、酸化槽の水を下に設けられている原水槽に落とすっ酸
化槽が空になると、再びポンプの稼動に依り原水槽内の
被処理水を流入させる。酸化槽を満水にしては空にする
操作を繰返し行ない被処理水を浄化する方法である。
生物媒体に付着固定し、浄化を行なう生物膜は11.5
〜2ミリ以内の厚みが最もよく、それ以上肥厚すると、
その内部り酸欠を起して嫌気性となり浄化効率は低下す
る。肥厚の原因としては、被地理水中の栄養物による微
生物の増殖・死滅を繰返すこと、又流入懸濁物が生物膜
に付着して行くことに依るのである。
これら従来方法の欠点として、生物膜が肥厚し汚泥化し
た塊りやケーキを剥離して、簿くて新鮮で活性のある生
物膜を、常に生物媒体に維持して行くことが困難なので
ある。更に汚泥塊りは媒体間隙を詰め被処理水の流れを
阻害し、嫌気性雰囲気となって浄化効率は経時と共に低
下するのである。
又生物媒体の閉塞を防ぐため、下部より圧縮空気を吹込
む方法も行なわれているが、局部的な回復しか望めない
のである。又その3の方法では、生物が付着した媒体が
直接大気に−:されるので、その時間が長いと生物膜は
乾燥し浄化能力を低下する。又接触酸化槽内の水が、生
物媒体を静かに上下するだけでは、肥厚し粘着力のある
汚泥塊りやケーキを完全に脱落させ、媒体内から除去す
ることは困難なのである。なお空になっている接触酸化
槽に注水する時、生物媒体の上からシャワー状に吹付け
、汚泥塊りや肥厚したケーキを脱落・、させようとする
やや方もあるが、シャワー水は媒体全面に行き渡ること
はないし、又シャワー水が当ったほんの上部のみ脱落す
る程度で、あまり効果的ではない。次にその2の方法の
一つとして回転円板法がある。この方法本リーフ状の生
物媒体Fi普処理水中を静かに回転しているので、肥厚
し九余剰のケーキを効率よく媒体から脱落させることは
不可能である。又脱落する時は大きな塊りとなって脱落
し、被処理水流路をふさいだりして浄化を阻害するので
ある。
本発明はすべてこれらの欠点を解決した全く新規な装置
を提供するものである。即ち本発明は、密閉lll1接
触酸化槽1の下部に逆止弁7付排気管6を設け、酸化槽
1の下部には、上に突状で頂部が#1ぼ酸化槽の蓋2の
高さである逆U字状のサイホン管8の一端を結合し、他
端を酸化槽1と原水部13との間に設けたスリット18
を有するせき板17で、受水部23と吐水部24を形成
し九制御水槽16の受水部23に開口させ、また受水部
23にポンプ10の起動と停止を行なう水位検出器21
を配置し、吐水部24に、原水部15に開口する吐出管
20を連投し、酸化槽1には、サイホン管8の結合位置
より上方で、槽1内に一端が開口する原水非流出空気吸
入管4を設置し、更に酸化槽1内に汲上ポンプ10を介
して原水部13と結ぶ原水管11を結合し、酸化槽1内
に下方からの気泡14の上昇を妨げないような角度で、
内部生物繁殖媒体6を設けてなる水処理装置。及び密閉
型接触酸化槽1の上部に逆止弁7付排気管6を設け、酸
化槽1の下部には、上に突状で頂部がほぼ酸化槽の蓋2
の高さである逆U字状のサイホン管8の一端を結合し、
その他端を酸化槽1と原水部15との間に設けたスリッ
ト18を有するせき板17で、受水部23と吐水部24
を形成し、た制御水槽16の受水部23に開口させ、ま
た受水部23に汲上ポンプ10の起動と停止を行なう水
位検出器21を配置し、吐水部24に原水部13に開口
する吐出管20を連設し、酸化槽1にはサイホン管8の
結合位置より上方で酸化槽1内に開口する原水非流出空
気吸入管4を設置し、更に酸化槽1内にポンプ10を介
して原水部13と結ぶ原水管11を結合し、酸化槽1内
に下方からの気1l1114の上昇を妨けないような角
度で内部生物繁殖媒体3を設け、更に原水部13には外
部生物繁殖媒体27を設置し、外部生物繁殖媒体27の
上方にシャワー装置25を設け、シャワー装置25に処
理水を吐出する吐出管20を結合し、必要に応じて外部
生物繁殖媒体27の下方に沈殿物排出装置28を配設し
てなる水処理装置。及び書閉型II−酸化槽1の上部に
逆止弁7付排気管6を設は酸化槽1の下部には、上に突
状で頂部がは埋酸化槽の蓋2の高さである逆U字状のサ
イホン管8の一端を結合し、その他端を酸化槽1と原水
部13との間に設は九スリット18を有するせき板17
で、受水部23と吐出部24を形成し九制御水槽16の
受水部25に開口させ・ま九受水部23に汲上ポンプ1
0の起動と停止を行なう水位検出器21を配置し、吐水
部24に原水部13に開口する吐出管20を連設し、酸
化槽1にはサイホン管8の結合位置より上方で槽1内に
開口する原水非流出空気吸入管4を設置し、更に酸イヒ
槽1内にポンプ10を介して原水部13と結ぶ原水管1
1を結合し、酸化槽1内に下方からの気泡14の上昇を
妨けないような角度で内部生物繁殖媒体3を設け、史に
原水部15には外部生物繁殖媒体27を設置し、外部生
物繁殖媒体27の下方に噴出装置29を設け、噴出装置
29に吐出管20を結合し必要に応じて外部生物繁殖媒
体27の下方に沈澱物排出装置28を配設してなる水処
理装置に係わるものである。
図面について本発明の水処理装置を詳説する。
第1図は水処理装置の断面概!!−を示している。
部番IFi密閉型接触酸化槽で金属、合成樹脂やそれら
の複合体又はコンクリート構造体から作られている。酸
化槽1゛は取外し可能な蓋2により密閉されている。5
は内部生物繁殖媒体でその表面に浄化微生物固定膜が形
成される。生物媒体として用いられるものは、金属又は
合成樹脂製の綱、濾布、薄板、波形板、多孔板、発泡体
、ハニコーム、チューブ、繊維、繊維をからみ合せ九不
織体、ネトロン、素焼のボール玉、合成樹脂ボールや粒
子、アンスラサイト粒などで、できるだけ表面積が大金
いものの方が酸化槽1の大きさが小さくなるので省力化
や運転軽費節約の点で優れている。媒体3は枠状物など
の支持具により酸化槽1内に固定される。又酸化槽1内
に起きる乱流が媒体内にも攪拌乱流効果を十分に及ぼす
丸め、上下方向のみならず横の水平方向にも通水路を設
けた方がよい。
媒体3は酸化槽1に対し垂直又は斜めで、気泡14の上
昇なさまたけず又汚泥が下方に落下し易い角度に設置す
る。4は原水非流出空気吸入管で!。
一端は酸化槽1内に開口するが、被処理水即ち原水を槽
1に注水する時、原水が他端から流出してはならないが
、その一つは槽1外の他端に吸入逆止弁5を堆付ける。
逆止弁5tl!矢印の方向にFi閉開口、逆方向は閉止
する。酸化槽1内に水がある時は弁5tlj閉じ、酸化
槽1内に負圧が生じた時は自動的に開いて空気を吸入す
る。電磁又は電動的に開閉する弁を用いてもよいが、逆
止弁は最も簡単にその目的・を果すので優れている。又
弁5を酸化槽1の外部“に設けるのは、点検や故障時の
部品取替えに便利であるからである。この他、第3図に
示すようにサイホン管8の頂部よ抄上方の位置に他端を
開口し、4゛5の空気吸入口を形成して4よい。サイホ
ン管8の頂部より上方に開口することにより、原水注水
時KFi原水が管4を通って流出せず、排水時に槽1内
は減圧され空気が導入されるのである。61d排気管で
酸化槽1内に原水を入れて行く時槽内の空気を排気する
管である。排気するだけでなく、水を流出させてもよい
。水を流出する場合は排気管6の他端を原水部1Sに開
口させれば流出水Fi原水部に環水する。7Fi逆止弁
′で・・矢印の方向に#i開で逆方向は閉となる。即ち
槽1内が大気よりもプラス圧の時は開き、負圧の・3時
は閉じるのである。弁5の開閉方向とは逆になる。8F
iサイホン管で一端は酸化槽1の下部に開口し、中間は
逆U字形で立上り、その頂部は蓋2附近の高さにする。
逆U字形を下って他端は制御水槽16内に開口している
。9Fi排水口、槽1内での重い落下異物の取出口で通
常は閉である。
10tlj汲上ポンプである。図面では水中ポンプを用
いているが陸上ポンプでもよい。11は原水管でポンプ
10と酸化槽−1−とを結び、中間位に12の逆止弁を
設ける。逆止弁12は矢印の方向に開であ抄逆方向は閉
となる。13は原水部で被処理水(原水)の溜りである
。原水の種類としては、各種工場廃水、給食・食品加工
廃水、し尿、浄化槽処理水、合併処理の2次処理水、家
庭用廃水、浴湯廃水、洗濯工場廃水、冷却用水、家畜廃
水、BoD、CoDilの高い アンモニア性窒素や硝
酸性窒素、燐濃度の”高い池水、堀水、湖水、河川水、
及びアンモニア性窒素・鉄、マンガンを含む地−ト水や
表流水、観賞池水、人工せせらぎや池、養魚場の池水や
糞、餌の残滓廃水、活餌飼育池など、微生物による浄化
が可能であるすべての被処理水が対象である。14Fi
気泡で原水非流出空気吸入管4から酸化槽1内に吸入さ
れ、上昇と共に突沸状態となり槽1内の水に攪拌乱流を
起す。
15は波型水面で図面は上水面が波立っているのを示し
ている。16ffi制御水槽で汲上ポンプ1゜の起動・
停止を制御する。金属、合成樹脂板、コンクリート又は
それらの複合体で作られ4;。
第2図は制御水槽16の概要一部破断斜視図である。1
7はせき板、18はスリットで図面は縦組の四角堰を示
しているが、三角堰でもよく又せき板17に多数の孔を
あけたものでもよいのである。
要はせき板17の右側、受水部23の上水向が確実に上
下できるものであればよい。19Fiスリツト18の底
部である。20Fi吐出管でサイホン管8より出る水を
十分に飲込むため、管8より断面積が大きいものが好ま
しい。
第1図に示す吐出管20は、図面でtit原水部15の
底近くで水平にして開口してat。或#i原水部13内
で下に向けて開口してもよく、又は水i上で開口しても
よい。これは被処理水である原水の宜選択して設計すれ
ばよい。管2oを原水部13中の被処理水がよく回転す
る様に設けると浄化に効果的である。21Fi水位検出
器で図面は電極式を示しているが、フロート式でもよ<
IIはポンプ10の起動拳停止を水面の上下の検出にょ
9できるものであればよいのである。22ij電気制御
盤でポンプ10の起動・停止を水位検出器21がらの信
号により行なうものである。t/s1図、第2図の23
Fi受水部でサイホン管8がら出てくる水を一旦ここに
受水する。24は吐水部でスリット18からでてくる水
がここに入る。その底部には吐出管20が開口している
。第1図30.31Fi電線、526停止用電極棒で水
位を検出してポンプ10を停止する信号を発生する。5
5Fi起動用電極棒で水位を検出してポンプ1oを起動
する信号を発生する。34はアース電極棒である。水位
111″ 検出器21として、図面でll132.55.54と電
極棒による検出な示しているが、水面の位置2ケ所、即
ち高低を検出すればよいので、フロートや首振りフロー
ト2箇を用いてもよい。又静電容量式、超童波式検出器
などが用いられる。40Fiサイホン管8の出口であf
i、41Fi気泡である。
42Fi吐出管20の吐出口である。
第3a図、第5b図、第5c図は第5図における原水非
流出空気吸入管4の上部で各種の空気吸入口43の構造
を示す部分断面図である。
第4図は本発明の水処理装置の処理能力含更に高めるた
めの実j[様を示した水処理装置の断面概要図である。
図示の参照数字は第1図、第2図における参照数字と共
通である。25はシャワー装置、26はノズルである。
27Fi外部生物繁殖媒体で原水部15に浸漬する。媒
体として用いられるものは、第1図の内部生物繁殖媒体
3と同様である他水面に浮上する球状体や棒状体も使用
できるのである。原水部15内においては酸化槽1@の
乱流攪拌は望、めないので、媒体間隙の粗い物を用いた
方が汚泥閉塞防止によいのである。外部生物繁殖媒体は
枠その他の手段により固定してもよいが、原水中KN遊
状態にしておいてもよい。酸化槽1から排出される水は
、多量の空気を吸入し攪拌されている丸め多くの酸素を
含んでいるので、この水を外部生物繁殖媒体に供給し、
酸素を活用すると生物の繁殖が助長され、単に原水中に
生物繁殖媒体を設は丸ものとは異なり浄化効果が大きい
。2B#i沈澱物排出装置で、55Fiその排出ポンプ
である。56Fi沈澱物、57Fi流入原水、5Bは流
出処理水、39はストレーナである。
第5図は第4図の場合と同様、前記本発明の水処理装置
の処理性能を災に一層高め九実施態様を示し走水処理装
置の断面概要図である。参照数字は第1図・第2図、第
4図と共通である。29tj噴出装置である。噴出装置
から供給される水が酸素を多く含んでいることによる効
果は、第4図に示される処理装置と同じであるが、噴出
装置からの水は空気の泡を含んでおり、この気泡41の
上昇により外部生物繁殖媒体27に振動を与え喪り、原
水部13に乱流を生ずる効果がある。
第6図は運転の動作タイムチャートである。機器のAF
iIII図から第5図までの参照数字と同一である。0
Nij起動を表わし、0FFFi停止を表わしている。
FFi満水、Eは空であることを示している。HWLは
第1図の制御水槽16内の高水位HWLで、LWLは同
様に槽16内の低水位LWLである。
次に#11図よ炒第6図を用い操作機能について詳説す
る。
先ず第1図、第2図、第6図を用いて説明する。
第1図において、原水部13には所要量の被処理水であ
る原水が入れられる。密閉型接触酸化槽1X1、 に水が空である状態よ孕開始する。この時、制御水槽1
6内受水部23の水位#1LWLになっている。起動電
極棒33の先端FiLWLより若干上で水が切れている
状態である。従って起動電極棒53とアース電極棒34
との間には検出電流が流れないから、水位検出器21よ
り電気制御盤22ヘポンプ10の起動信号を送本。この
信号を受は制御盤22内ポンプ10用のマグネットスイ
ッチが入り、汲上ポンプ10は起動する。原水部13内
の原水はポンプ10により門出げられ、逆止弁12を通
り、原水管11會流れ、酸化槽1内に入る。酸化槽1内
の水mFi上井し生物繁殖媒体Sad水没して行く。吸
入逆止弁5は矢印の方向には開であるが、逆方向は閉と
なるから酸化槽1内の水が流出することはない。サイホ
ン管8の立上9部Fi着化槽1とほぼ同一水位で水l1
IFi管内を上昇し管内空気は出口から排出される。酸
化槽1内の空気は蓋2の頂上の口から逆止弁7を押し!
l@き排気管6から大気中に排出される。酸化槽1が満
水になる頃、サイホン管8にも水が満たされ・汲上ポン
プ10によって汲上げられた原水は管8を通って出口4
0から受水部23に流出する。受水部23内の水位は上
昇し、管8から流出してくる流量と、スリット18を適
って流れ出る水量とが釣合う水面高さになる。図面では
制御水槽16内のHWLで示している。とのHWLの水
面が停止電極棒32の先熾に1::接触すると、電極棒
32と電極棒54との間に検出電流が流れ、水位検出器
21 ゛から電気制御盤22ヘボンプ10の停止信号を
送り・ポンプ10を停止させるのである。電極棒32の
先端tjHWLのやや下位置に設定した方が運転に対し
て確実で安定性がある。例えば長い年月使用しポンプ1
0の揚水能力が低下したり、又原水管11やサイホン管
8に異物が狭搾した抄して・管8から受水部23に吐出
される流量が減少すると、正規のHWLまで水面が上昇
しないことも起きる可能性があるからである。サイホン
管8の出口40は受水部25のLWLの水面下に水没さ
せた方がよい。その理由としては、サイホン現象を作り
易くするとと又出口40を水で大気とシールすることに
より、大気が管8内に流入するのを防ぎ、一旦形膚した
サイホンを安定させるのである。なおサイホン現象を作
り易くする理由としては、管8の突状の頂部を溢流し管
8内を落下する水は、管内空気を伴ない出口4oから排
気し、排出された空気は出口40で水とシールされてい
から、再び管8内に戻ることはなく、管8内は満水にな
りサイホンを形成する様になる。従ってサイホン管8の
管径がポンプ1oの口径よ抄も数段大きくても容易にサ
イホンを形成するのである。
以上の動作を第6図を用いて説明する。汲上ポンプ10
が起動ONになる。接触酸化槽1が空Eの状態から原水
が注入されて行く。満水Fに向い斜めの線で表わしてい
る。酸化槽1が満水Fの状態附近になると、サイホン管
8から制御水槽16に原水は吐出される。LWLからH
WLに向い経時と共に水面が上昇する状態を斜めの線で
表わしている。HWLになると水位検出器21の電気信
号により汲上ポンプ10Fi停止する。図示OFFの状
態である。
第1図において、ポンプ10が停止すると、酸化槽IF
i制御水槽16内のHWLより高い位置にあり密閉され
ているから、高低差分の真空圧が槽1内に発生する。逆
止弁7は大気圧により閉止する。
吸入逆止弁5Fi槽1内の真空圧により開口し、大気を
槽内に吸入する。槽1内の水はサイホン管8を通って出
口40から連続して排出され、その分を埋める如く大気
は空気吸入管4から盛んに送り込まれて行く。送り込ま
れた空気の気泡14H水中を上昇するに伴ない、被処理
水に浄化に必要な酸素を与えると同時に、槽1内の水に
乱流を起すのである。即ち槽1内は減圧である丸め、大
気圧で吸入され九空気の気泡は爆発的に膨張し、軛沸現
象と同様な状態となり激しい乱流を生じ攪拌効果を生ず
る。この状11Fi、コンプレッサーなどで一定圧力の
液体に空気を導入した時に、一定大きさの気泡が上昇す
ることによって生ずる液の乱流や攪拌効果とは全く異な
り、激しい突沸(気化温度以上となった液体が突然気化
し沸騰す2″3?。
△ している点に注意しなければならない。槽1から水が排
出されている間は、槽1内の空気は常に希薄であるため
、乱流による波型水面15を押えて静止させようとする
緩衝力は弱い。従って抑制を受けないから非常に激しい
乱流攪拌が連続的に起きるのである。この乱流攪拌力の
強さは、槽1と制御水槽16のHWLの高さの差が大き
い根太となる。又サイホン管8の管径が大きい程、水の
排□ ・11 、  出エネルギーは大となるから、単位時間における
空気吸入量が大きくなり、攪拌乱流もより激しくなる。
吸入逆止弁5としてスイング式チャツキ弁グ振動を起し
て弁の開口度を変化させるから、空気散大に強弱変化が
生じ攪拌乱流に効果的である。
酸化槽1内の水が排出される時に起きる攪拌乱流に依り
生物繁殖媒体5#′iその都度洗浄され、肥厚し古くな
って浄化効率の低下し死生物膜を剥離し媒体3には常に
新鮮で浄化効率の高い生物膜が付着しているので4ある
。この新鮮な生物膜は付着力が強く、槽1内の乱流で媒
体3から剥離脱落することはない。例えば流速が毎秒2
〜4v!Lの管内でも水に栄養分があれば、管壁には1
〜2ミリ位の厚さで新鮮な生物膜が付着しているのであ
る。波型水面15Fi、サイホン管8からの排水により
下降して、空気吸入管4の位置まで下ると、吸入空気は
水中を通らなくなるので、それ以降の乱流は停止し、水
面15Fi静かに下がって行く。槽1の下部が制御槽1
6のI、WLよりも高い場合は、槽1内の水は空になる
まで排水され、サイホン管は   ゛□槽1内から空気
を吸込みサイホンは切れる。槽1の下部が制御水槽16
のLWLよC4,低いと、槽1内の水位がLWLと同一
になった所で、管8からの排水は停止する。この時サイ
ホン管8は満水でサイホンは切れていない。この′様な
状態下でポンプ10を起動し槽1内に注水すると、その
分はサイホン管8を通って制御水槽16′に流出してし
まうので、槽1内はなかなか満水にならないととKなる
。従っで槽1内の排水完了時に#i管8のサイホンは確
実に切らなければならない。サイホンの切り方としては
、出自4□0を水没させないで制御水槽16のLWLの
上に開口しておく。或は管8の頂部附近に空気導入口を
設け、電磁弁などを用いて必要時に自動的に開口させて
空気を導入するなどの方法がある。出口40より受水部
25に排出された原水は、スリット18を通り吐出部2
4に路ちる。受水部23のHWL、LWLFi水面制御
をするので、はっきりとした高さの差がある方が検出が
容易で安定し、誤動作を起さない。
その為スリット18四角堰の横巾を狭くして高さ方向に
高くなる様に設計する。吐出部24に入った水は吐出管
20を流下する。この時、吐出部24の底部にある吐出
管20の開口部の所から流下水が2次的に大気を連続的
に吸込んで行く。
41tj吸入された気泡を示している。図面では吐出管
20の吐出口42は、原水部13の底部近くで水平に曲
げている。水は矢印に示す如く水平に噴出し、原水部1
3内の原水に回転流を与える。
細線の矢印でそれを示している。気泡41Fi上昇し、
原水に浄化に必要である酸素を与えると同時に、上昇水
流力を与えるのである。原水部内の原水に回転水流を与
える効果としては、浄化に必要な酸素を迅速かつ均等に
全体に亘って行届かせること、又媒体3より剥離した塊
まりが酸化槽1内の攪拌乱流により数粍程度の大きさに
こわされ、それらが十分な酸素を受けて活性化した小塊
が原水部13内で浮遊することにより、活性汚泥的な働
きをして原水の浄化に役立つのである。更にこれら活性
化した小塊は、浮遊中に原水中の懸濁物に接触し、ズー
グレアが分泌する粘性膜によりそれらを捕捉除去して行
く。かくして小塊は重くなって沈澱し易い塊まりに成長
するのであるっ出口40をq排出される水がなくなると
、受水部23の水位FiHWLから下降して行く。下降
水面が起動電極棒35の先端を切ると、水位検出器21
Fi汲上ポンプ10の起動信号を制御盤22に発信する
。受水部23内のLWLFiスリット18の底部19の
レベルである。電極棒35の先端はLWLよりも若干上
位に設定する。その理由は、53の先端がLWLの水に
接触していると、起動信号を発信できないからである。
ポンプ10が停止してからの動作を第6図を用いて説明
する。酸化槽10満水Fから経時と共に水が排出されて
行く状態を斜めの線で表わしている。
制御水槽1dii酸化槽1が空EになるまでHWLを保
ち、その後経時と共に水位は下りLWLになる。LWL
直上で汲上ポンプ10の起動信号が発信され、ポンプ1
0は起動する。ポンプー10の送よよよjj) 、g!
E−cあつぇ酸イm=11原水、1注水あれ満たされて
行く。前述の動作を繰返し自動的に行ない被処理水であ
る原水は浄化されて行くのである。
第1図の原水部13において、上下2つの水面を示して
いるが、下の水(lはポンプ10が原水を汲上げて酸化
槽1を満水にした時の水位である。上水l1Fiサイホ
ン管8から酸化槽1内の原水が流出中になつ走時の水位
である。第1図に示す生物繁殖媒体SFi原水に浸漬さ
れたり、空気に曝されたりを繰返しながら、これに付着
している生物膜に依抄被処理水で浸る原水は浄化されて
行くのである。ある時間経過し、被処理水が所要精度ま
で浄化されたならば、酸化槽1への汲上げを停止し、1
0〜30分間位静止して汚泥を沈澱させ、上澄処理水を
次の工程へ移送する。原水部13には又新喪な被処理水
である原水を流入させる。或は原水部15には沈澱静止
時間會与えないで、浄化され死処理水を汲出し、別に設
は九沈澱槽に送り、や\時間をかけてけん濁物を沈澱分
離する方法屯11礒 ある。上述の方法をバッチ式浄化法と称する。酸化槽1
において宇から満水、満水から空になる周期は、小蓋か
ら大11Kかけて3〜60分間位が適蟲である。満水か
ら空になる間は第6図に示す如く、ポンプ10は停止し
ているので電力費は大変節約になる。又この間は汚泥や
けん濁物が沈澱する時間にもなるのである。媒体3にお
いて、下部から原水が浸漬を始めて酸化槽IFi満水と
なって続いて媒体3上部から空気に曝されて来るから、
媒体5の上部は下部に比較すると、空気(大気)に曝ら
されている時間は長い。蓋2の下面から媒体3の上面と
の水中間高さを20α以上とれば、上部と下部とくおけ
る生物膜の差異は殆んど認められない。酸化槽1は密閉
されているので、9時においても内部湿度は100−と
なるから、媒体3に付着している生物膜は、たとえ長時
間空気に曝らされていても簡単に乾燥することはない。
又媒体3は空気に曝らされている間も、原水は生物膜咳
付着しているので、生物による浄化は行なわれている。
大気中から酸素も十分に補給されるので、生物膜中の微
生物の働きも活溌なのである。
もしも蓋2がなくて大気中に開放されていれば、媒体3
の上方部分は直ぐに乾燥脱水し、浄化能力は低下してし
ますのである。
第1図の原水部13F1図面ではパッチ式を示している
が第4図・第5図に示す如く、一方から原水を流入し、
処理水を他方より流出する方法を採ってもよいのである
。原水部13には吐出管2oから十分に酸素が補給され
ること、媒体3から剥離し再び活性化し九生物小塊が豊
富であること、又活性汚泥法による曝気槽の様な激しい
回転水流で生物が生息し、発生汚泥量の減少に寄与して
いるのである。水生動物の種類としては、カワゲラ、赤
鬼、ミジンコ、ボーフラ、糸ミミズなどが挙げられる。
なお低BoDの3次処理用として使用すれば、これらの
動物の他にヤゴ、タニシや魚も飼育することができ、食
物連鎖により史に発生汚泥量を減少させることができる
のである。汲上ポンプ10のストレーナで、大きな葉や
木の枝、ビニール片、布切れなどの異物の混入を防いで
やれば媒体3の出入れの時以外、蓋2tj殆んどあける
必要はないので、メンテナンスは大変楽である。
第1図に示すバッチ式処理方法は小規模廃水処理に適し
ている。従来の標準活性汚泥法や長時間曝気においては
、廃水を一旦貯水し、一定流量で汲上げて行く8〜24
時間分の調整槽、次に浄化を行なう曝気槽で容量は6〜
24時間分、返送汚泥があるので6時間分の沈澱権、放
流水を一旦貯えておく放流槽などが必要である。必要な
水槽容量全体ではかなり大きくなるし、プロセス、メカ
ニズムや操作など大へん複雑である。しかも複雑な割り
に処理精度は接触酸化より劣る−のである。本発明は、
第1図の装置の原水部13の水槽1つですべてを兼用す
ることができるので、水槽構造も簡単であり水容量も小
となり、プロセス、メカニズムも簡単である。従って経
済性がありしかも処理精度は標準活性汚泥法や長時間曝
気法に比較すると数段優れているのである。  、。
、 次に第3図について詳°脱する。吸入−止弁5を省
いて原水非流出空気吸入管4を立上け、その頂部は排気
管6及びサイホン管8の逆U字形の頂部よりも、高い位
置に設置する。その理由は、酸化槽1内に原水を注入し
て行くと管4内も同一水位で水が上昇する。酸化槽1が
満水になった時、管4の先端である空気吸入口43より
水が流出しない丸めである。酸化槽1内の原水がサイホ
ン管8から排出する時は、槽1内に発生する負圧により
、空気吸入口43から矢印で示す如く1気圧の大気が流
入し、管4内にある水は酸化槽1に吸入され空気と置換
される。引続いて大気は連続的に吸入口43から管4を
通って酸化槽1内に吸入され、第1図の実施例と同様に
乱流による攪拌が行なわれるのである。管4の頂部を排
気管6、サイホン管8よりも低くシ九場合は、酸化槽1
が満水に近ずくと、吸入口43より原水が流出する。酸
化槽1内の水がサイホン管8より排出される時は、前述
と同様に大気は吸入口43よシ管4を通って酸化槽1内
に吸入される。吸入口4Sより原水が流出1:1 すると、サイホン管8を流れる流量が減じるからサイホ
ンの形成に時間の遅れを生じえり、或は流出量が多すぎ
ると、サイホンが形成されない場合も起こすなど悪影響
を及ぼすので、管4の頂部は十分に為くした方が機能上
安全である。
第31図は逆U字形で、・空気吸入口4Sf−J下向き
とし、上方からの落下物、例えば落葉、叢や雪などKよ
り吸入口が閉塞するのを防止するのである。
第3b図は空気吸入口43は上向きとし、その上部に十
分な空隙を有する様にキャップを被せである。この構造
は吸入口の閉塞防止を更に確実性を持友せ九ものである
第3c図は管4の上部を塞ぎ、その側面に敷部又は多敷
部の小孔を穿ち、吸入口の閉塞防止と昆虫などの侵入を
防いでいる。側面の孔が1箇であると口径は大きくなり
、昆虫など容易に侵入できるし又凰で飛んで来たビニー
ルシート片などにより孔が塞がれる危険性もあるのであ
る。
次に第4図を用いて詳説する。この装置の特徴は111
図に示す装置に加え、原水部13内に外部生物繁殖媒体
27を設置し、l!に浄化能力を増し友ものである。高
BODや多量のアンモニア性窒素や燐を有する原水の浄
化に適している。図面では媒体27Fi原水部15が高
水位である時水没し、酸化槽1へ原水が汲上げられて低
水位になった時、大気に曝される様に設置しである。こ
れは媒体27から不用の汚泥ケーキや塊まりの脱落を容
易にするためである。接触酸化槽1から流出する原水は
、制御水槽16から吐出管2oを流れ、シャワー装置2
5のノズル26より媒体27の上mに向って噴出する。
ノズル26は、シャワー、水が媒体27上面に全体に亘
って散布する様に配置するのが望ましいのである。シャ
ワー水は大気中に噴出されるから、原水中Kil解して
いる不用のガスを大気中に放出し、必要な酸素を効率的
に取込むのである。ポンプ10が原水部13の原水を汲
上け、酸化槽1が満水になると、ポンプ1oは停止し酸
化槽1内の水は、シャワー装置25から再び原水部13
に戻る。この繰返し動作にょシ、原水部13の水1lI
Fi下つ九シ上ったりする。この水面上下運動と、ノズ
ル26からの噴出水は、媒体270表向に付着している
生物膜に対して、必要な酸素や栄養を補給する。又古く
なシ浄化効率の低下した生物膜を媒体27から剥離する
。酸化槽1内の媒体3と媒体27から剥離した汚泥は、
原水部15のすり鉢形の底部に沈澱して行く。56はそ
の沈澱物である。沈澱物がある程度溜ったなら、排出ボ
/ブ35を動かし沈澱−排出装置によって排出する。沈
澱物36は粘性があるので、沈澱すると互に粘着し合っ
て比較的大きく、こわれにくい固い塊まりとなるため取
出が容易である。
比較的目あきの粗い網でも採取できるのである。
原水部15内の流水は、酸化槽1内における様な激しい
乱流は起きないから、媒体27の目あきは媒体3のそれ
よりも大きい物を用いて、汚泥に依る閉塞を避ける。な
お原水部13が低水位である時、図面では媒体27t;
を大気に曝されるので、付着している生物膜が乾燥しな
い様に、高水位→低水位→高水位に戻る周期時間を短く
する。水面に浮上する媒体27を用い九場合は、水面が
上下するに伴ない媒体27も上下する。又浮上媒体27
はノズル26からのシャワー噴出水が当ると、回転した
り動いたり又互に擦れ合ったりして、不用の付着汚泥含
脱落させるのである。
浮上媒体27を積層して使用すると、散水濾床的な機能
を発揮するのである。ストレーナ39は本の枝や落葉な
ど、比較的大きい異物がポンプ10へ流入するのを防止
する。37は新しい流入原水で、一定流量で流入させる
のが理想であるが、活性汚泥法の様な汚泥返送はなく、
固定膜で浄化するので、流入流量変動は活性汚泥法より
も許容範囲は広いのであるつ又媒体3.27との原水接
触時間を2時間にすれば、流入原水37は間欠時流入で
差支えない。流出処理水58Fi、原水部13が高水位
になった時に流出するので間欠的である。。
流入原水37と流出処理水38とは短絡をしない様に、
距離を離したり或は邪魔板を設けてもよい。
シャワーノズル26の噴出水は、できるだけ拡がる方が
媒体27全面に行き亘るので好ましいし、又原水部15
内の原水湊度の均等性が得られるので望ましいのであ、
る。図面でFi原水部13に、一方から原水37i流入
し、他方より処理水58が流出する方法を示しているが
、これにとられれるものではない。w41図に示す様に
、一定量な溜め浄化してから処理水を流出させるバッチ
式に応用してもよいのである。
第5図を用いて詳説する。この装置の特徴は第4図と同
様に、原水部13に外部繁殖体27を設置し、その下部
から吐出管20からの流出水を、噴出装置29を介して
噴出することにより、浄化能率を向上させたものである
。第4図と異なる点は吐出管20の流出水に混入してく
る気泡14が原水部1′3に出て、媒体27を上昇して
行く時のエアーブローイング効果がある。これにより媒
体27に振動を与えたり、乱流を作ったりして、肥厚し
た生物膜を媒体27よシ剥離するのである。
酸化槽1内の水の排出が終ってポンプ10が稼動してい
る間は、原水部13内の水流は静かになる。
この間に剥離した汚泥は、原水部13のすり鉢形底部に
沈澱して行くのである。沈澱物56がある程度溜まると
、沈澱物排出装置28により系外に排出する。噴出装置
29はエアーブローイングが媒体27のできるだけ広範
囲に拡がる様に、回転式にしたり固定式にして多敷部の
噴出口を設けるとよい。気泡41によるエアーブローイ
ング効果があるので、媒体27は常時水没させておいて
差支えない。図面では原水部13が低水位である時媒体
27の上部は大気に曝されているが、この様な場合には
・上部の生物膜が乾燥しない様に、高水位、低水位、高
水位の周期時間を短くする。なお図面では、原水部13
に、一方から原水37が流入し、他方より処理水38が
流出する方法を示しているが、第4図の詳説に前述した
如く、第1図に示すバッチ式に応用してもよいのである
第1図に示す装置で浄化を実施した時の処理水質の経時
変化を表1に示している。
原水部16の原水容量は40ぜ、密閉型接触酸化槽1内
の内部繁殖媒体6として、ノ・ニコーム形チューブ管用
いた。ノーニコームの穴径13ミリ、フィルム厚01ミ
リの透明塩化ビニール板、単位表面積は容積1−当92
82m’のものを容積で2.27−使用し友。浄化表面
積Fi282ゼx2.27−w64ojである。酸化槽
1の満水容量Fi4.5ぜ、汲上ポンプ10として、水
中汚水ボンプロ径100さり、2、2 Kw を用いた
。サイホン管8は口径125ミリの管である。酸化槽1
を空から満水にするまで4分間を要し、満水から空にな
るまで4分間である。従ってポンプ10F14分間稼動
して4分間停止する。従ってポンプ10の1日の稼動時
間は12時間である。内部生物繁殖媒体3の容積に対し
て、原水40−が1日間の内、接触する時間は日間生物
膜を育成した゛もので、生物膜の厚みは上部でo、 s
 ミ!J 、下部で1ミリである。原水の種類は工場炊
事給食廃水と水洗便所浄化槽流出水の混合である。表1
は、左に測定した水質各項目を、上に経過時間を取りそ
れぞれの数値を示している。
採水は通常の運転中に行ない、特別沈澱時間は設定しな
かった。経過0時間の数値は、新しい廃水を流入させ九
直後、即ち原水の水質を示している。
BODは42.1ml/lig 24時間後、接触時間
156時間で2.7 ml/l まで浄化され、その後
は横這である。この数値は、従来の活性汚泥法や長時間
曝気法では、とても達成が不可能な程優秀な値である。
除去率を計算すると、2時間経過後は347チ、5時間
経過後Vi66%、24時間後Fi9五6チである。C
ODは原水2 t 2 ml/l が24時間経過後1
3.7で除去率Fi5?噂である。懸濁物S8は原水1
9 ml/l が24時間後で4m#/ム除去率は78
.9 %である。酸化槽1において、サイホン管8より
槽内の水が流出する時、権1内は激しい・  乱流攪拌
が行なわれるにもかかわらず、SSの除去が大へんよい
のは、ポンプ1oの稼動中、原水部15内は静かな流れ
なので、5sFi生物的塊まりに付着し重くなって底に
沈澱したり、水槽壁面に付着したりしたものである。ア
ンモニア性窒素は原水中に2.8 ml/l  あった
ものが、24時間経過後に0.11 ml/l で、除
去率#196−と大へんよく除去されている。29時間
後、媒体3との接触時間tSS時間で0.04 ml/
l  となり除去率e−j91Lts−である。アンモ
ニア性窒素が除去され九割りに、硝酸性窒素がそれ程増
加していないのは、原水部13に若干日照があるため、
水槽壁面や底に付着生息している珪藻や緑藻が吸収し、
窒素と酸素に分解し友ものと判断される。所謂脱窒作用
が行なわれているのである。全燐Fi原水2.2mt/
l が24時間経過後にii 0.7 ml/l で、
除去率Fi68−である。P)Iは原水が7.0がら弱
アルカリサイドの7.8になり、酵素や浄化微生物が活
発に活躍できる環境である。溶存酸素DOFi原水にお
いて2.6 ml/l  で、かなりひどい下水臭があ
ったが、2時間後4.1 ml//l ではかなシ薄く
なり5時間経過後5.3 ml/l 、では臭気は皆無
となった。
24時間経過後はq、 y me/l で殆んど飽和状
態である。原水部13には多量の赤鬼(ゆすり蚊の幼虫
)が繁殖し・泳いでいるもの又壁や床面に定着し、まわ
りの汚泥を集めて芋虫の如く性基とし、盛んに汚泥中の
微生物を餌として食べる。これは水の浄化が進んでいる
ことを示しており、また生物の発生は汚泥の減少に大へ
ん役立っている。昆虫の幼虫は羽化し大気中に飛び去る
ので、更に汚泥の減少に寄与しているのである。29時
間経過後の水質でRODと全燐がや一部になっているの
は、吐出管20から原水部13に被処理水が流出してい
る時採水し九ので、ボーフラの抜殻など含まれていたた
めであると推察される。この様に、河川水、湖水、陥部
、湾内の海水などの汚染源となるBODlCOD、アン
モニア性窒素、燐など非常によく除去され、本発明によ
る水処理装置の優秀性を立証しているのである。本実施
例において、前述の如く原水が媒体3に接触した時間は
、経過時間24時間において、156時間である。
更に除去率な上けるため、又高BODの原水に対しては
、接触時間を多くすれはよい。即ち媒体5の容積を増加
すればよいのである。なお採水時、蓋2を開き酸化槽1
内の媒体5の状態を点検し九へん良好で、前述の如く媒
体S上部Fio、 s ミリ位下部は0.5〜1ミリ位
で、色は明るい茶褐色で局部的な肥厚部分は全く無かっ
た。生物膜中の生物は、分裂細菌類としてズーグレア類
、原生動物として繊毛虫、つりがね虫、輪虫類などであ
る。原水部13内で浮遊中の小塊も同様な生物が観察さ
れた。原水部13の水槽壁面に付着している生物は、珪
藻類、緑藻類、原生動物として繊毛虫類、輪央類、水生
昆虫としてアカボーフラなとである。
更に150日経過した時点で、蓋2を取外し媒体5の点
検を実施し九結果、目詰りは皆無で前回50日経過した
時点と全く同様であり、本装置が全く目詰りを起さない
ことを確認したのである。
以上の如く本発明の水処理装置は、空気圧縮機など特別
な動力機械を必要とせず、高さの持つ自然エネルギーを
活用して空気を吸入し、浄化に必要:′、 な微生物に酸素を□与えるだけでなく、同時に発生 、
する乱流によシ生物媒体を洗浄し、生物膜を常に新鮮な
状態に保つのである。従って処理効率は↓く高精度であ
り、バルキングの様な浄化の乱れを起すことなく、コン
スタントに優秀な浄化を実施本装置は、機構は簡潔で高
性能を有し、設備費や処理費は安価となり、しかも操作
管理がきわめて容易である。従って用途としては1.、
廃水処理や各種汚染水の浄化のみならず、飲料用水、工
業用水や雑用水道など、濾過の前処理としてもきわめて
有用であり、広゛く社会に貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の水処理装置の断面概要図である。 第2図は、本発−の水処理装置に組込まれた制御水槽の
一部破断Il!11!斜視図である。 ′第3図は、本発明に組込まれる原水非流出空気吸入管
4の、第1図に示すものとは異なる実施態様の概略図で
ある。 第Sa図、第5b図、第6c図は、第5図の原水非流出
空気吸入管4の頂部の種々のa様を示す断面図である。 第4図は、本発明の水処理装置の他の実施態様を示す概
要断面図である。 第5図は、本発明の水処理装置の更に他の実施態様を示
す概要断面図である。 第6図は、本発明の水処理装置の動作タイムチャートで
ある。 1−m=密閉型接触酸化権 2−−−1  4−−一原水非流出空気吸入管7−−−
逆止弁   5w−忙吸入逆止弁6−−−排気管   
3−一一内部生物繁殖媒体8−−−サイホン管 10−一一ポンプ 11−m−原水管 15−一一原水部 16−−−制御水槽 17−−−せき板 18−−−スリット 19−−−スリット18の底部 20−−−吐出管 21〜 水位検出器 23−一一受水部 24−m−吐水部 25−−−シャワー装置 27一−−外部生物繁殖媒体 28−一一沈澱物排出装置 29−m−噴出装置 52−m−停止電極棒 63−m−起動電極棒 34−−−アース電極棒 43−m−大気吸入口 出願人 日本フィルコン株式会社 代理人  佐藤止明 々F  +   − 」トガA山「

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 を密閉型接触酸化槽1の上部、に逆止弁7付排気管6を
    設け、酸化槽1の下部には、上に巣状で頂部がほぼ酸化
    槽の蓋2の高さである逆U字状のサイホン管8の一端を
    結合し、他端を酸化槽1と原水部13との間に設けたス
    リット18を有するせき板17で、受水部23と吐水部
    24を形成した制御水槽16の受水部23に開口させ、
    また受水部23にポンプ10の起動と停止を行なう水位
    検出器21を配置し、吐水部24に、原水部13に開口
    する吐出管20を連設し、酸化槽1には、サイホン管8
    の結合位置より上方で、槽1内に一端が開口する原水非
    流出空気吸入管4を設置し、更に酸化槽1内に汲上ポン
    プ10を介して原水部13と結ぶ原水管11を結合し、
    酸化槽1内に下方からの気泡14゛の上昇を妨げな諭よ
    うな角度で、内部生物繁殖媒体3を設けてなる水処3M
    装置。 2水位検出器21がフロートスイッチである特許請求の
    範囲第1項記載の水処理装置。 五木位検出器21が、せき板17のスリット18の底部
    −19の下に先端があるアース電極棒34と、スリット
    の底部19の少し上の位置に先端がある起動電極棒33
    と、スリットの底部19の上方、位置に先端がある停止
    電極棒32からなるスイッチである特許請求の範囲第1
    潰記載の水処理装置。 本原水非流出空気吸入管4が、吸入逆止弁5を有する空
    気吸入管である特許請求の範囲第1項ないし第3項記載
    の水処理装置。 5、原水非流出空気吸入管4が、サイホン管80頂部よ
    り上方に大気吸入口43を開口する空気吸入管である特
    許請求の範囲第1項ないし第3項記載の水処理装置。 6密閉型接触酸化槽1の上部に逆止弁7付排気管6を設
    け、酸化槽1の下部には、七に突状で頂部がほぼ酸化槽
    の蓋2の高さである逆U字形のサイホン管8の一端を結
    合し、その他端を酸化槽1と原水部1Sとの間に設は九
    スリット18を有するせき板′17で、受水部23と吐
    水部24を形成した制御水槽16の受水部23に開口さ
    せ、また受水部23に汲上ポンプ10の起動と停止を行
    なう水位検出器21を配置し、吐水部24には原水部1
    3に開口する吐出管20を連設し、酸化槽1にはサイホ
    ン管8の結合位置より上方で酸化槽1内に開口する原水
    非流出空気吸入管4を設置し、更に酸化槽1内にポンプ
    10を介して原水部13と結ぶ原水管11を結合し、酸
    化槽1内に下方からの気泡14の上昇を妨けないような
    角度で内部生物繁、Pi11媒体3を設け、更に原水部
    13には外部生物繁殖媒体27を設置し、外部生物繁殖
    媒体27の上方にシャワー装置25を設け、シャワー装
    置25に処応じて外部生物繁殖媒体27の下方に沈澱−
    排出装置28を配設してなる水処理装置。 Z原水非流出空気吸入管4が吸入逆止弁5を有する空気
    吸入管である特許請求の範囲第6項記載の水処理装置。 a原水非流出空気吸入管4がサイホン管8の頂部より上
    方に吸入口43を開口する空気吸入管である特許請求の
    範囲第6項記載の水処理装置。 9密閉型接触酸化槽1の上部に逆止弁7付排気管6を設
    け、酸化槽1の下部には、上に突状で頂部がほぼ酸化槽
    の蓋2の高さである逆U字状のサイホン管8の一端を結
    合し、その他端を酸化槽1と原水部13との関に設は九
    スリット18を有するせき板17で、受水部25と吐出
    部24誉形成した制御水槽16の受木部23に開口させ
    、まえ受水部23に汲   ゛上ポンプ10の起動と停
    止を行なう水位検出器21を配置し、吐水部24に原水
    部13に開口する吐出管2oを連設し、酸化槽1にはサ
    イホン管8の結合位置よ抄上方で槽1内に開口する原水
    非流出空気吸入管4を設置し、更に酸化槽1内にポンプ
    10を介して原水部15と結ぶ原水管11を結合し、酸
    化槽1内に下方からの気泡14の上昇を妨けないような
    角度で内部生物繁殖媒体3を設け、更に原水部1!IK
    Fi外部生物繁殖媒体27を設置し外部生物繁殖媒体2
    7の下方に噴出装置29を設け、噴出装置29KM理水
    を吐出する吐出管20を結合し、必要に応じて外部生物
    繁殖媒体27の下方に沈澱−排出装置28を配設してな
    る水処理装置。 1α原水非流出空気吸入管4が吸入逆止弁5を有する空
    気吸入管である特許請求の範囲第9項記載の水処理装置
    。 1を原水非流出空気吸入管4がサイホン管8の頂部より
    上方に吸入口45を開口する空気吸入管である特許請求
    の範囲第9項記載の水処理装置。 12排気管6を原水部13に開口させた特許請求の範囲
    第1項ないし第11項記載の水処理装置。
JP57035191A 1982-03-08 1982-03-08 水処理装置 Granted JPS58153589A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093556A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Km Kankyo Giken:Kk 汚水処理装置
AU2018253465B2 (en) * 2017-10-18 2020-01-02 Hohai University Automatic draining device for condensed water or leaking water in aeration pipeline

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JP2008093556A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Km Kankyo Giken:Kk 汚水処理装置
AU2018253465B2 (en) * 2017-10-18 2020-01-02 Hohai University Automatic draining device for condensed water or leaking water in aeration pipeline

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