JPS5815200Y2 - 凹凸模様を施した化粧合板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、木材の瑞相、不良欠点材を利用して凹凸模様
を呈する立体化粧板を提供するものである。

木材の瑞相は、短尺材の為利用価値がなく、又、割れ、
節、くされ等の不良欠点材も長尺有効利用がなされてい
ない為、チーク、燃料等にしか使われていなかった。

本考案の目的とするところは、木材の瑞相又は不良欠点
材を直方体状の瑞相小片（瑞相小片）を利用し、用途に
合わせた基板に接着剤を塗布し瑞相小片を接着させるこ
とにより凹凸模様を呈する立体化粧板を提供し、瑞相の
有効利用をならしめ歩留向上を得、且つ工場生産により
省力化を可能ならしめたものである。

以下、実施例図に基づき、本考案の構成及び作用効果を
詳細に説明する。

本考案の構成は、基板１上に直方体状の瑞相小片（瑞相
小片）２を配してなる凹凸模様を施した化粧合板３であ
る。

瑞相より直方体状の瑞相小片（瑞相小片）２に切削する
。

この瑞相小片２は、同樹種でも異相種混合でも利用でき
、該瑞相小片２のサイズは幅１ｃｍから５ｃｍ、厚み２
ｍｍから２０ｍｍ、長さ５ｃｍから５０ｃｍ程度のもの
で腐れ、割れ等を考慮すると、この間のサイズで切削す
ることが最も歩留をよくする。

次に用途に合わせた基板１に接着剤４を塗布し、該瑞相
小片２の同幅のものどうしを基板の長さ方向にランダム
に貼加工し、クッションを介在し、圧締接着後、表面研
磨し塗装を行う。

貼加工において同幅のものを連続して長さ方向にランダ
ムに貼る為、装飾的にも趣き深い。

しかも、長尺なパネルが得られ、瑞相の有効利用がなさ
れ、且つ重厚な凹凸化粧合板が得られる。

用途の面においても室内の壁面、テーブル、内装ドア、
家具類、天井類に幅広く利用で７きる、凹凸模様を施し
た化粧合板は、用途に合わせて工場生産する為、現場施
工時において使い分ければよく、シかも従来のように良
材から得られた任意形状の単体のものをひとつひとつは
めつけるという作業に比べ作業能率の面ではるかに上回
り、又、瑞相、不良材の有効利用、歩留向上の面でも顕
著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の一部省略斜視図、第２図は同例に用い
た瑞相小片の斜視図、第３図は同例の平面図、第４図は
同例のＡ−Ａ′断面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板上に直方体状の瑞相小片を相隣接する瑞相小片の厚
   みが異なる様に配し、かつ基板の長さ方向にランダムに
   貼加工に威る凹凸模様を施した化粧合板。