JPS58151936A - 鋳造用中子構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 開示技術は中空鋳造製品の作成時に外型に対して内部に
セットする中子構造の技術分野に属する。

而して、この発明は鋳造型枠内の砂製の外型主型内に対
し製品注湯部を介してセットする鋳造用中子が砂を主体
として構成されている構造（こ関する発明であり、特に
、該中子が外側殻体と内部砂とから成り、該殻体がアク
リル、塩化ビニール等のａｌｌ旨により設定薄膜に成形
され、内部砂は硬化剤等の添加剤配合をしない、それ以
前の素材砂を自由状轢で充満状に満たした鋳造用中子構
造に係る発明である。

周知のｙ口＜、工業製品には多くの鋳造品があるが、そ
のうち腔部に多部品等を装備する中空鋳造製品も極めて
多い。

而して、核種中空鋳造品の製造に於ては中子を使用する
鋳造が広く採用されている６ 該中子は型枠内の外型主型内に製品注湯部を介して設け
られるが、これまで一般に用いられる中子は注湯時、或
はセット時の剛性強度を保持させるべく素材砂にレジン
等の硬化剤やその他の添加剤を配合し、加熱、ガス吹込
等の手段を介して設定型コこ硬化成形させる様にしてい
た。

さりながら、上述の如く、中子は砂を主体にしているた
め、精度分布、形状一定を図らねばならないため、採取
が難して難点があり、砂の配合、造型に多くの工数を要
するという煩瑣な不具合があり、その上造型上複雑なも
のは形状形成（こ制限がある等の欠点があり、加えて鋳
造後砂落ちが悪く、後作業の工数が多くか＼る等の不都
合さがあり、砂硬化剤を用いるため、そして、使用済の
砂の再生利用が出来ないこと等が相俟って結果的にコス
トａになる不利点があった。

この発明の目的は上述従来技術に基づく砂製鋳造中子の
問題点を解決すべき技術的課題とし、鋳造用中子と同一
形状内面を有する樹脂成形薄膜状殻体に何ら硬化剤添加
、配合等を施さない素材砂を自由状ａｔこ光密させて満
たし中子とすることにより鋳造品質を損うことなく、コ
スト低減を図ることが出来、逆勾配形状薄くて深い形状
等の複雑な造形をも可能にし、鋳造産業に於ける中空成
形利用分野（こ益する優れた鋳造用中子構造を提供せん
とするものである。

上述目的（こ沿うこの発明の構成は設計鋳造用中子外形
々状と同形状の内形を有する様に予めアクリル、塩化ビ
ニール等の所定樹脂によって薄膜状の殻体を成形し、そ
の中部（こ素材砂を何ら添加剤、配合剤寺を混入しない
状轢、即ち、粒子相互が自由状６にめる梅にして満天に
充填し、これを型枠内の主型内に製品注湯部を介してセ
ットし、中本にガス抜き用孔を形成し、注湯することに
より、該製品部に対する溶湯は樹脂製殻体を焼失させる
様にし、それにより充満砂に対して浴湯は確実に中空鋳
物を形成し、型ばらし後の冷却鋳物からの砂落ちがし易
い様にされ、砂は再使用０Ｔ能である様にした技術的手
段を講じたことを要旨とするものである。

次にこの発明の１実施例を図面に基づいて説明すれば以
下の通りである。

ｇｌ、２．３図に示す態様に於て、１は中子の外殻であ
り、プラスチック装であって、周知のプラスチック樹脂
成形技術により所定に成形され、その円形は膜形中子外
形、即ち、製品の中空内形ｌこされ、その肉厚は中子の
剛性強度を維持するに充分であると共Ｏこ浴湯により焼
失し易い程度の薄膜状にされ、部分的に必要設計態様に
より第１図に示す様に逆勾配形状＄２、薄くて深い形状
部３が形成されている。

尚、該外殻１はＩ５Ｔ自ヒな限り一体成形品が好ましい
が、複合接合体でも良く、内部４が全部分連通されてお
れが良い。

そして、１部のみには砂充填口５が設けられる様りこさ
れている。

而して、この様にして作成された外殻１に対して第２図
に示す様に砂充填口５から、通常の鋳物砂の素材砂６を
レジン等の砂硬化剤、添加剤等を配合せず、従って、加
熱、ガス吹込み等の硬化処理を全く施さない自由状態で
エア搬送、遠心、重力等の手段等により基部７は勿論、
逆勾配部２、薄い深い部分３ｉこも確実に充密状に満た
す。

この場合、充満作業中殻体１の樹脂剛性（こより変形し
たり、破損したりすることは全くなＧ）。

この様ｐこして、第６図Ｏこ示す様に殻体１内Ｏこ砂６
を隈なく隅々まで充満させて鋳造用中子８を作成する。

従って、該中子８の作成工程は上記殻体１の成−形工程
と砂６の充実工程の２工程で良ｌ／）ことＯこなる０ この様にして作成した鋳造用中子８は砂充填口５を上に
して格納等をし、鋳型セ′ントに備える採番こする。

一方、第４図に示す様に上型金枠９、及び、下型金枠１
０に従来態様同様に湯口１１、堰１２、中本部のガス抜
き孔１３、製品部１４を有する上型の主型１５、及び、
同じく堰１２、製品部１４を有する下型の主ａ！！１６
を形成しておき、該下型主型１６の製品部１４に上記別
成形鋳造用中子８を図示する様０こ中本部１７を介して
載置し、その上ｌこ上型の主型１５をセットして中本部
１８にガス抜き孔１３が対応する様にして型合せする。

この様Ｏこセットした後湯口１１ｉこ対しヒシャク１９
により浴湯２０を注湯する。

注湯された浴湯２０は湯口１１、堰１２を通り製品部１
４に注湯され、直ちに鋳造用中子８の威体１に触れ、浴
湯２０の熱により焼失ガス化し、ガスは中本１８の部分
に接続するガス抜き孔１３から逸散ガス２１として排気
されていき、製品部１４に於ては、従って、充満砂６の
みが残ｌｔさｎｌこれを浴湯２０が囲繞することになり
、製品が湯回り充填形成される。

、この場合、該充密砂６が鋳造中子８の実体を成してい
ることから製品は設計通り鋳造される。

而して、製品部１４の溶湯２０が凝固した後は金枠９，
１０を型開きし、主型１５．１６の砂、及び、中子８の
砂６を従来通り撮動等の手段により剥離、落下させるが
中子８については砂６が前述の如く、無配合無添加で自
由状態で充密されているために砂落しが極めてし易く、
又、直ちに再１史用が町１１こされる。

そして、最後に湯口１１と堰１２を製品２２から切断除
去し、第６図に示すｄｉこ逆勾配部２、薄い深い部分３
を有し中空部２３を有する鋳造製品２２が得られる〇 尚、この発明の実ＩＭ悪様は上述実施例に限るものでな
いことは勿論であり、例えば、殻体１の内ｍｌを水濡れ
状にして設定粗砂を隈なく付層させ、その陵中粒砂を充
密させ満たす様にする等檀々の態様が株用町吐である。

前述の如く、この発明によれば、砂を主体とする＠遺用
中子の構造に於て、アクリル、塩化ビニール、プラスチ
ック等の樹脂製の薄膜状の内側が中子形状に一致する形
状にした殻体を形成し、その中に硬化剤、配合剤等を混
合しない、加熱硬化処理を流さない鋳物砂の素材砂を自
由状態て充筐して満たす様な構造としたことにより、中
子形状が逆勾配、薄い深い部分を有する形状である場合
に於ても樹脂成形により正確になされることが出来、鋳
造中空品の複雑なものが出来る優れた効果が奏される。

そして、外殻が樹脂成形品であるために浴湯が注湯され
ると直ちに殻体は焼失し、確実に中空製品が出来る曖れ
た効果が奏される。

又、該殻体が樹脂製であるため、砂充誓時に於ても、鋳
型セット時に於ても充分な強度と剛性を保持してい名た
め、破損変形することなく、中子としての機能を注湯す
るまで維持することが出来る効果がある。

更に、中子砂が硬化剤等の添加剤が配合されていない素
材砂を自由状態で充満させるため、充満前の処理工数が
著るしく削減され、加熱処理、ガス吹込等をしなくても
済むこと＼相俟って作業能率が向上し、コスト減につな
がる効果が萎される。

ことは、無添加、無配合であるため、砂の再利用が出来
る優れた効果がある。

更に又、製品が凝固して型外し後の製品から砂落しをす
る場合、中子砂が無添加、無配合、自由充満状態である
ため砂落しがし易く、剥離も良く出来る効果がある。

この様（こ中子製造から鋳造に至るまで精度、能率、生
産性が編められる凌れた効果が萎される。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の１実施例の説明図であり、第１図は殻
体の断面図、第２図は砂充填断面図、渠６図は中子断面
図、第４図は＠型断面図、第５図は浴湯断面図、第６図
は製品断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 型枠内の砂土型に対し製品部を介してセットされる砂を
   主体とする鋳造用中子構造において、中子外形を設計外
   形とした薄膜状の樹脂成形殻体とし、該殻体内に無添加
   無配合の砂を自由状態で充密に満たしであることを特徴
   とする鋳造用中子構造。