JPS5815166Y2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ファクシミリ装置等におけるインクジェット
記録装置に関する。

従来、ファクシミリ装置等のインクジェット記録装置に
おいては、非記録時に記録ヘッド付近のインクが空気に
接触して乾燥することによって生ずるノズルの目詰まり
をいかに防止するがが問題となっていた。

従来のインクジェット記録装置を示す概略構成図を第１
図に示す。

インクジェット記録動作は記録ヘッド５内に設けられた
圧電素子４の振動によりノズル３の外に押し出されたイ
ンク粒子を空気ポンプ２の空気圧により、所定の位置に
設けられた記録紙（図示せず）上に付着せしめる。

なお、このインク粒子はインクタンク１より供給される
。

しかし、ノズル３が直接空気すと接触しているために、
連続記録時には支障ないが、・一度記録が絶えた後、次
の記録を開始するまでの非記録時間が長いとノズル３付
近のインクａの粘度が高くなり、目詰まりの原因となる
という欠点を有していた。

本考案は上記欠点を解決したインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。

以下、本考案を図面にもとづき詳細に説明する。

第２図は本考案の一実施例を示す概略構成図である。

１１はインクを貯えているインクタンクであり、１２は
空気ｄを記録ヘッド１５内に設けられたノズル１３に供
給するための空気ポンプである。

１４は記録ヘッド１５内に設けられ、記録信号を振動に
変換するための圧電素子である。

１７は水などの溶媒を貯えている溶媒タンクであり、１
６は記録時に空気ポンプ１２からの空気ｄをノズル１３
に導き、記録前に溶媒タンク１７がらの少量の溶媒ｅを
ノズル１３に導くためのバルブである。

本実施例のインクジェット記録動作は、記録直前に、バ
ルブ１６が短時間動作して、溶媒タンク１７の溶媒ｅを
少量のみバルブ１６の中に貯え、この貯えられた溶媒ｅ
を空気ポンプ１２で記録ヘッド１５に送り、ノズル１３
付近のインクの粘度を低下させて目詰まりを解消する。

第３図および゛第４図はバルブの動作を説明するための
バルブの簡略な断面図である。

第３図はバルブ１６がオンの状態を示し、溶媒タンク１
７がらバルブ１６の中に溶媒ｅが供給されている。

このバルブ１６がオンの時間は、一定時間続きその後バ
ルブ１６はオフとなる。

第４図はバルブ１６がオフの状態を示し、スプール１８
は上がり、バルブ１７の中貯えられた溶媒ｅは空気ポン
プ１２によって記録ヘッド１５に送られ、目詰まりが解
消される。

以上説明したように、本考案は従来のインクジエツト記
録装置において、溶媒を貯えた溶媒タンクと、記録時に
は空気ポンプからの空気をノズルに導き、記録時前には
溶媒タンクからの溶媒を空気ポンプからの空気を利用し
てノズルに導くための、空気と溶媒との切り換えを行う
バルブ等の切り換え手段を設けたものであり、比較的簡
単な構成で目詰まりの解消ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のインクジェット記録装置の概略構成図、
第２図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第２図は
本考案の一実施例を示す概略構成図、第３図、第４図は
第２図に示したバルブの動作説明図である。 １３・・・・・・ノズル、１４・・・・・・圧電素子、
１６・・・・・・バルブ、１７・・・・・・溶媒タンク
、Ｃ・・・・・・インク、ｄ・・・・・・空気、ｅ・・
・・・・溶媒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. インクを供給するためのインクタンクと、前記インクタ
   ンクからインクが供給され記録を行う記録ヘッドと、記
   録を行わせるために空気を記録ヘッドに供給する空気ポ
   ンプと、溶媒を貯えている溶媒タンクと、記録時には前
   記空気ポンプからの空気を前記記録ヘッドに導き記録時
   前には前記空気ポンプからの空気により前記溶媒タンク
   がら少量の溶媒を前記記録ヘッドに導くように前記空気
   と溶媒との切り換えを行なう切換手段とを備えたことを
   特徴とするインクジェット記録装置。