JPS5815034Y2 - コイル洗浄装置に於ける飛散防止カバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案１ｄコイルの洗浄中に発生する洗浄液の飛散を防
止し得る飛散防止カバーに係り、更に詳しくハコイル洗
浄装置のリング状シャワーノズルの外周面にアングル等
を介してカバ一体を設けると共に該カバ一体の天井面に
切除部を穿設し、この切除部にアングル、ガイドローラ
ー及びスプリング等を介してスライド板を設け、かつ該
カバ一体の前後両側にゴム板を暖簾状に吊下げ構成して
なるコイル洗浄装置に於ける飛散防止カバーに関するも
のである。

コイルの洗浄中に洗浄液が飛散すると作業環境を害する
ばかりではなく、この洗浄液がコイル上方のヘアピンフ
ックのフレーム等に付着し、洗浄後のコイルにヘアピン
フックのフレーム等に付着した洗浄液が再び落下してコ
イルを汚す欠点があった。

又、この欠点を防止するためにコイルの上方に蓋を設け
る技術もあるが、コイルの移動と共に蓋を開閉しなけれ
ばならない等の欠点を有していた。

本考案は之等の従来の欠点に鑑み開発された全く新規な
技術に関するものである。

図により本考案の一実施例を具体的に説明すると、第１
図及び第２図に示す装置はヘアピンフック１のフック２
に吊下げられたコイル３を自動的に洗浄する装置であっ
て、レール４上を前後に移動し得る三又水パイプ５の先
端にはコイル３の外周面を洗浄し得るリング状シャワー
ノズル６とコイル３の内周面を洗浄し得る中央シャワー
ノズル７とが夫々取付けられている。

次に本考案に係る飛散防止カバーについて説明すると、
第３図乃至第６図に於いて、８はリング状シャワーノズ
ル６の路上半分を被覆し得るカバ一体であって、リング
状シャワーノズル６の外周面にアングル９を介して取付
けられている。

又、カバ一体８の天井面には所定の巾で前後に長く形成
された切除部１０が穿設され、その切除部１０の両側端
面には夫々アングル１１．１１が固定されている。

更に、この切除部１０にはスライド板１２がガイドロー
ラー１３．１４，１５．１６を介して両アングル１１．
１１にスライド自在に取付けられている。

又、ガイドローラー１３．１４の上面にはアングル１７
が、ガイドローラー１５゜１６の上面にはアングル１８
が夫々ガイドローラー１３．１４，１５．１６の軸を介
して取付けられ、アングル１７．１８はアングル１９で
連結されると共にアングル１８の両側端部と固定アング
ル２０．２０とには該三叉水パイプ５がレール４上を前
方に移動したときにフック２の垂直面によって抑圧開口
されたスライド板１２を自動的に閉じる為のスプリング
２１．２１が夫々介在されている。

２２は洗浄液が前後方向に飛散するのを防止する為のゴ
ム板であって、カバ一体８の前後両側に暖簾状に吊下げ
られている。

本考案に係る飛散防止カバーは上述の如くリング状シャ
ワーノズルの外周面にその路上半分を被覆し得るように
カバ一体を取付けると共にそのカバ一体の天井面には自
動的に閉じるスライド板を設け、更にカバ一体の前後両
側にはゴム板を暖簾状に吊下げて構成したので、構造簡
単にして洗浄液の飛散を完全に防止することが出来、か
つカバ一体の天井面がフックの垂直面に当った場合には
スライド板がスライドすると共にスライド板がスプリン
グの作用によって自動的に閉じ、更にゴム板が暖簾状に
吊下げられているので、コイルの出入がスムーズに行な
われる等の特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は洗浄装置の説明図、第３図乃至第６
図は本考案の説明図である。 ６．７・・・ノズル、８・・・カバ一体、１０・・・切
除部、１２・・・スライド板、２１・・・スプリング、
２２・・・ゴム板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コイル洗浄装置のリング状シャワーノズル６の外周面に
   カバ一体８を設けると共に該カバ一体８の天井面に切除
   部１０を穿設し、この切除部１０に自動的に閉じるスラ
   イド板１２をスライド自在に設け、かつ該カバ一体８の
   前後両側にゴム板２２を暖簾状に吊下げ構成してなるコ
   イル洗浄装置に於ける飛散防止カバー。