JPS58149930A - 無機質フイルム - Google Patents

無機質フイルム

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JPS58149930A
JPS58149930A JP3056882A JP3056882A JPS58149930A JP S58149930 A JPS58149930 A JP S58149930A JP 3056882 A JP3056882 A JP 3056882A JP 3056882 A JP3056882 A JP 3056882A JP S58149930 A JPS58149930 A JP S58149930A
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JP
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film
inorganic
compound
inorganic layered
layered compound
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JP3056882A
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Koichi Abe
晃一 阿部
Kenichi Kawakami
憲一 河上
Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として無機層状化合物からなる強靭でフレ
キシブルな無機質フィルムに関するものである。
従来、フレキシブルな無機質フィルムとしては。
親水性陰性膠質物質を含有せしめた無機層状化合物の薄
板が知られている(例えば、特公昭17−778)。し
かしながら、かかる無機質フィルムはフレキシビリティ
がまだ不足であり9強度、伸度がともに小さく、実使用
に耐えうるほどの強靭性がないという欠点があった。
本発明の目的は、上記欠点を解消せしめ、有機材料のも
つすぐれた強靭性、フレキシビリティと。
無機材料のもつすぐれた耐熱性を兼ね備えた無機質フィ
ルムを提供せんとするものである。
本発明は、上記目的を達成するため次の構成。
すなわち、無機層状化合物と、該無機層状化合物に対し
1〜30重量%の有極性の線状高分子化合物との混合物
からなる無機質フィ・ルムである。
本発明に用いられる無機層状化合物とは、その結晶単位
格子が厚み方向に繰り返された結晶構造をもつ無機化合
物である。その無機層状化合物の中で好ましいものは0
次の一般式で表わされる酸化ケイ素を主成分とする粘土
系鉱物、雲母系鉱物である。
Wo、、〜、X2.5〜3.。(Y、oI6)z。
ここで。
ト W:層間イオンと呼ばれ、リチウム、すタリウム。カリ
ウム、カルシウム、バリウム。
ストロンチウム、鉛、およびアルキルアンモニウムイオ
ンのごとき有機物イオンの中から選ばれた1種のイオン
X:マグネシウム、鉄、ニッケル、マンガン。
アルミニウム、リチウムの中から選ばれた一種または二
種のイオン。
Y:ケイ素*−yルミニウム、ケルマニウム。
鉄、ホウ素の中から選ばれた一種または二種のイオン。
0:酸素 2:フッ素または水酸基の中から選ばれた一種または二
種のイオン。
上記の一般式で示される無機層状化合物の具体例を次の
(1)〜OIに示したが、この中で特に好ましいものは
(I)〜(6)である。
(1)  LiMg、Li(Si40.。)F。
NaMg、Li (Si、O,。)F。
(21、Lio、55Mg、4.u。、、、(Si、O
,。)F。
Nao、isMgz、6fL1””  (”aon)F
tKO,lHMgCl2 Llo、8B (S1401
11)Fl(3)  Llo、67 Mgt、ss ”
o、ay (”1aO+。)F。
NaO,61Mgt、si ”0.67 (S1a○、
。)F2KO,67Mg2.ss Llo、6y (S
i40,0)F。
”  Nao、ssMgo、5sA1−2.byC8’
*”+。)(OH)aKo、、、 Mg0.、、 Al
、6. (Si40.。) (OH) 。
(51(11〜(4)の層間イオンをアルキルアンモニ
ウムイオンで置換したもの。
(e)  biMa、1l(st、o、、)F*NaM
g、、 (Si40.、)Ft KMgt、s (sl、o、。)F。
(7)  Ba[1,33Mgo、sx A12.67
 (S1401゜)(OH)1(8)  LiMg、L
i(Si、O,、) (OH) 。
NaMg、Li(Si40.。)(OH)。
KMg、 Li(Si、O,。”) (OH)1+9)
  LiMg、(BSi、’OゎIF5NaMg、 (
BSi、O,。)F。
QI  LiMg、 (BSi、O,。1 (OH) 
tNaMg、 (BSi、O,。) (OH) 。
KMg、 (Bsi、O,、10H) *本発明に用い
られる有極性の線状高分子化合物とは9重合度100以
上の化合物であり、高分子の繰り返し単位中に、少なく
と1も一つの有極性基をもつ線状高分子化合物のことを
いう。
ここで、有極性基とは、その基中に結合モーメントが0
.7Debye以上、好ましくは1. Q Debye
以上の結合を、少なくとも一つもつ基のことをいう。結
合モーメントが0.7 Debye以上の結合の具体例
としては、  N −H、O−H、H−F 、  H−
(!1゜0− F 、 C−01、O−Br 、 O−
工、a−O,C=O,O”’IJなどがあり、これらの
結合を少なくとも一つもつ有極性基の例としては、水酸
基、アミノ基、カルボニル基、エーテル基、ニトリル基
カルボキシル基、アミド基、イミド基、ピロリドン基な
どがあけられるが、これらに限られるわけではない。
なお、結合モーメントとは結合した2原子間に働く双極
子モーメントのことであり、数値としては、“化学便覧
″基礎編厘、 P、1406 第1f、173表(19
75i丸善)に示されている値を採用cgs”e’su
*anのことである。
また本発明でいう線状高分子化合物とは、単量体が多少
の枝分れをともないつつも、はぼ直線状に重合した゛も
の、あるいは、直線状に重合したのち、線状の高分子鎖
どおしが架橋するもので、かつ、高分子主鎖中に芳香環
、シクロヘキサン環のごとき環状体を含まない高分子化
合物のことをいう。その重合が架橋反応によって2次元
的、3次元的におこるものは線状高分子化合物には含ま
れない。
上記の条件、すなわち0重合度100以上の高分子化合
物であること、有極性であること°、線状であることの
要件のうち、いずれか一つでも欠如した化合物では9強
靭性、フレキシビリティを付与する効果が全く覚られず
、またフィルムの耐熱性も損われてしまう。
本発明に用いられる好ましい有極性の線状高分子化合物
の具体例を1次の(亘)〜α1に示したが、この内、特
に好ましいものは(1)〜(7)である。
(1)  ポリビニルアルコール (2)  ポリアクリルアミド (3)  ポリエチレンオキサイド (4)  ポリアクリロニトリル (5)  ホウ酸またはホウ酸塩の重合体(6)  リ
ン酸またはリン酸塩の重合体(7)  チタン酸または
チタン酸塩の重合体(8)  可溶性脂肪族ポリエステ
ル (9)  可溶性脂肪族ポリアミド a1  ポリビニルピロリドン 本発明において、無機層状化合物に含有せしめる有極性
の線状高分子化合物の含有量は、無機層状化合物に対し
、1〜30重量%、好ましくは5〜25重量係、さらに
好ましくは10〜20重量%で、この範囲を外れると、
フィルムのフレキシビリティ、強靭性、耐熱性の全てが
満足されなくなる。
次に本発明のフィルムの製造方法の一例を説明する。膨
潤性9例えば水和膨潤性の無機層状化合物を適当な溶媒
1例えば水で膨潤させ、懸濁液とじ:その濃度を1〜2
0重量%、好ましくは2〜10重量%となるように調製
する。この懸濁液に有極性の線状高分子化合物(あるい
はその溶液y−を徐々に加えていき、有極性の線状高分
子化合物が無機層状化合物に対し、1〜60重量%、好
ましくは5〜25重量%、さらに好ましくは10〜液を
さらにかくはんして均質な懸濁液とする。この懸濁液の
無機層状化合物の濃度が上述した濃度範囲(1〜20重
量%、好ましくは2〜10重量%)から外れた場合には
、再度この範囲となるように調整する。
こうして得られた懸濁液をシリコーン樹脂で被覆した金
属板やガラス板、あるいはポリエチレン板など離型性の
ある基板上に、流延法、あるいは吹きつけ法などによっ
て懸濁液が均一な厚さになるように展延する。これを室
温〜250℃の温度で乾燥しく乾燥時間はフィルム厚み
によって異なる)、フィルム化したのち基板か′らフィ
ルムを剥離し、単体の無機質フィルムを得る。この場合
乾燥時間を短縮するために、赤外線ヒーターなどを併用
してもよいし、また遠心分離法を用いて過剰の溶媒を除
去してもよいし、また減圧乾燥法を用いてもよい。
またフィルx化を連続的に行いたい場合には。
基板として回転ドラムやエンドレスベルトを用いること
もできる。フィルム化に際しては、その他の公知の溶液
流延法や湿式キャスト法を用いることができるのはいう
までもない。また、こうして得られたフィルムを、必要
に応じて適当な温度。
時間をかけて熱処理することもできる。
以上の記述は、最初から有極性の線状高分子化合物を含
有せしめる場合について述べたが、まず重合性の単量体
を無機層状化合物に含有せしめ。
次いでこれを重合せしめて高分子化合物としてもよい。
以上の記述は、フィルム化の前、すなわち、懸濁液の段
階で、無機層状化合物に、有極性の線状高分子化合物を
含有せしめる場合について述べたが、前もって無機層状
化合物だけのフィルムを作っておき、このフィルムに有
極性の線状高分子化合物を含浸せしめてもよいし1重合
性の単量体を含浸せしめ9次いでこれを重合せしめて高
分子化合物としてもよい。
なお9本発萌のフィルムは用途に応じて無機層状化合物
の層間イオンを自由に交換することができる。その具体
的な例を説明する。層間イオンとして、リチウムイオン
、ナトリウムイオンなどをもつ水利膨潤性無機層状化合
物をフィルム原料として、上記製造法にて作られたフィ
ルムは、水と接触すると再度膨潤してしまうことがある
。このフィルムに耐水性を付与したい場合には、−たん
乾燥したフィルムを塩化カリウム、塩化カルシウム、硝
酸バリウム、酢酸鉛など、リチウムイオンやナトリウム
イオンよりも水和エネルギーの小さい金属イオンを含む
扉の飽和溶液中に、1時間以上、好ましくは6時間以上
浸漬したのち、再び乾燥し層間イオンのリチウムイオン
やナトリウムイオンを上記塩の金属イオンと交換できる
。こうして得られたフィルムは水と接触しても再び膨潤
はしないようになる。
また、有機物との親和性に富むフィルムとしたい場合に
は、同様の手法にて、有機物のイオンを層間イオンとし
て導入することもできる。
なお1以上の記述は−たんフィルム化したのち。
層間イオンを交換する場合について述べたが、あらかし
め無機層状化合物の層間イオンを希望する・金属イオン
、有機物イオンに交換した無機層状化合物を用いてフィ
ルム化してもよい。
また、このような無機質フィルムに繊維状物質を含有せ
しめることにより、さらに強度の大きいフィルムとする
ことができる。この場合の繊維状物質としては、パルプ
、合成繊維などの有機物繊維でも、ガラス繊維、アスベ
ストなどの無機物繊維でも、あるいは、金属繊維でもよ
い。また繊維の形態としては、長さが1〜100mm、
好ましくは5〜50mIn、直径が1〜25pm、好ま
しくは3〜15μmのものが適当である。また、その含
有量は、無機層状化合物に対し、1〜40重量1チ、好
ましくは5〜30重量%が適当である。
添加方法としては、無機層状化合物の懸濁′液に繊維状
物質を添加しておいてもよいし、無機層状化合物と有極
性線状高分子化合物の混合懸濁液に添加してもよい。
なお1本発明の目的を阻害しない範囲内で、有機または
無機添加剤を、懸濁液の流動性、濡れ性の改良、あるい
はフィルムの誘電率の増大その他を目的として、含有せ
しめることは全く問題はない。
また9本発明フィルムを加圧することにより。
本発明の効果をより一層大きくすることができる。
この場合の加圧工程は、フィルムの乾燥前、乾燥中、乾
燥後のいずれで行なってもよいし、また加熱しながら加
圧するという方法でもよい。この場合9面で加圧する場
合は100kg/■1以上、ロール圧延などの場合は線
圧100 kg/l!II+以上が好ましい。
また本発明は単体フィルムに関するものであるが9本発
明フィルムの片面、または両面に有機物。
無機物あるいは金属からなる材料を積層した積層フィル
ムとしてもよいし、あるいはこれらの材料を本発明フィ
ルムでサンドインチした積層フィルムとして用いてもよ
い。積層する方法としては。
貼り合せ法、ラミネート法、蒸着法、スパッタリング法
などがあるが、これらに限られるわけではない。
本発明は、無機層状化合物と有極性の線状高分子化合物
からなるフィルムとしたので、有極性の線状高分子化合
物中の有極性官能基と、無機層状化合物との特異な相互
作用によって次のごときすぐれた効果を生じるものであ
る。すなわち。
(1)  フィルムは9強靭性、フレキシビリティにす
ぐれ、しかも、耐熱性は、含有せしめた高分子化合物の
耐熱性に制限されず、無機材料としての耐熱性を示し、
過酷な熱的条件でも使用できる。
(2)  フィルムは、電気特性9例えば耐コロナ性が
、含有せしめた高分子化合物の電気特性に制限されず、
無機材料としての特性を示す。
無機層状化合物と有極性の線状高分子化合物の組合せの
みが、このようなすぐれた効果を示す理由は明らかでは
ないが、その効果は驚くべきものである。
本発明のフィルムは、たとえば食品や雑貨、医薬品包装
などの包装用、ビデオまたはオーディオテープ用ベース
フィルムや磁気ディスクベースなどの磁気記録用、キャ
パシター、トランス、コイル、モータ、高温マグネット
電線などの絶縁、あるいは印刷回路用基板などの電気絶
縁用、化粧板用フィルム、壁用フィルムなどの建材用、
燃料電池などの隔膜シール用などに使用することができ
る。その中でも特に好ましい用途は電気絶縁用。
磁気記録用である。
次に本発明に用いている特性値の測定法について説明す
る。
(1)  強度、伸度 本発明でいう今度、伸度とは引張り時の破断強度、破断
伸度のことであり、J工5−Z−1702に規定された
方法にしたがってインストロンタイプの引張試験機を用
いて測定した。
(2)強靭度P 強靭性を定量的に表わすために、下式で定義したもので
あり、Pが大きいものほど強靭性にすぐれている。
ps*  X(AXB) ここでAはフィルムの強度(kg/wn勺、Bは伸度(
チ)である。なお、Pが10以上の場合は強靭性良好、
10未満の場合は強靭性不良と判定した。
(3)  フレキシビリティ 長さ15Qmm、幅10mmのフィルムを長手方向に沿
って半分に180度折り曲げる操作を20回繰り返した
のち、フィルムを観察し。
変化のない場合はフレキシビリオイ良好、フィルムにク
ラックが入ったり、折り曲げた部分から破断した場合に
は、フレキシビリティ不良と判定した。
(4)耐熱性 J工5−A−1322に定められたガスノ(−す(高さ
160uni、内径23 mm )を用い、−水空気を
混入しないでガスだけを送入し、青色を判定した。不燃
性のものについてはフィルムの強度を測定し1強度かも
との80チ以上保持した場合を○、保持率が50チ以上
80チ未満の場合をΔ、50チ未滴の場合をx印でそれ
ぞれ表示し、燃焼した場合はx×印で表示した。
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1 ナトリウムテトラシリシックマイカ〔示性式:NaMg
2.5(Si、O,。)F、で表わされる無機層状化合
物。
トビーエ業■製〕の粉末を、蒸留水を入れたビーカーに
浸漬し、かくはんすると微細結晶の懸濁液と、粗大粒子
、不純物などの沈澱を生ずる。この沈澱を除去したナト
リウムテトラシリシックマイカの懸濁液を濃度が6重量
%になるように調製した(この懸濁液を液Aとする)。
ポリビニルアルコールの粉末(日本合成化学■製、′ゴ
ーセノール”AL−06)を蒸留水に。
温度90℃にて溶解させ、15重量−の“ポリビニルア
ルコール水溶液を調製した(この液を液Bとする)。
液Aをかくはんしながら、液Aに液Bを徐々に加えてい
き、ポリビニルアルコールの固形分がナトリウムテトラ
シリシックマイカの固形分に対し255重量%なるよう
に調製した。
この液をガラス板上に流延し、厚さが均一に2−となる
ように展延し、これを室温で24時間。
・ついでギヤオープンを用いて70℃で1時間。
120℃で1時間乾燥した。ガラス板上に形成したフィ
ルムをガラス板から剥離して厚さ40μmのフィルムを
得た。このフィルムの強度は12鞄Δi。
伸度は2,3チであり0強靭度Pは15.8であった。
また、フレキシビリティも良好であり1通常の取扱いに
は問題のない1強靭で7レキシプルなフィルムであった
。また耐熱性評価においても、不燃性であり0強度保持
率も90チという大きな値を示した。
実施例2 モンモリロナイト〔示性式” Na00Ss ”’1.
61MgQJll(si4o、、) (OH) sで表
わされる無機層状化合物。クニミネ工業■製、”クニピ
ア”G〕の粉末を蒸留水に浸漬し、実施例1と同様の方
法で精製し、モンモリロナイトの濃度が4重量%となる
ように調製した(この懸濁液を液Cとする)。
ポリアクリルアミド(三井サイアナミツド(有)製、”
アコフロック″)を蒸留水に溶解させ、ボリアクリルア
ぐドの10重量%水溶液を調製した(この液をDとする
)。
液0をかくはんしながら、液Cに液りを徐々に加えてい
き、ポリアクリルアミドの固形分がモンモリナイトの固
形分に対し、600重量%なるようにし、よく攪拌して
均質な混合懸濁液を調製した0 この液をガラス板上に流延し、厚さが均一に2閣となる
ように展延し、これを常温で24時間。
ついでギヤオープンを用いて70℃で1時間。
120°Cで1時間乾燥し、さらに250℃で15分間
熱処理を行なったのち、ガラス板上から剥離してフィル
ムを得た。
このフィルムを塩化カリウム飽和水溶液中に48時間浸
漬し9次にこのフィルムを水流下で20分間水洗したの
ち、ギヤオーブンを用いて、70℃で2時間、220℃
で3時間乾燥してフィルムを得た。このフィルムの強度
は16kg/wn” 、  伸度は3.0俤であり1強
靭度Pは24,0という大きな値を示し9強靭性は良好
であった。またこのフィルムは水と接触しても何ら変化
せず、またフレキシビリティも良好であり、耐熱性評価
においても。
不燃性を示し9強度保持率は95チという大きな値を示
した。
実施例5.比較例1〜7 実施例2の液Cを攪拌しながら、液0に、実施例1の液
Bを徐々に加えていき、5ポリビニルアルコールの固形
分がモンモリロナイトの固形分に対し、15重量係にな
るように調製した。この液をガラス板上に流延し、厚さ
が均一に2mとなるように展延し、とれを常温で24時
間、ついでギヤオープンを用いて70℃で1時間、12
0℃で1時間乾燥したのち、ガラス板上から剥離してフ
ィルムを得た。このフィルムを塩化カリウム飽和水溶液
に48時間浸漬し1次にこのフィルムを水流下で20分
間水洗したのち、ギヤオーブンを用いて、100℃で2
時間、170℃で3時間乾燥してフィルムを得、その特
性を第1表に示した。
しかし、含有させる添加物や含有量を第1表の比較例1
〜7のようにした時は、同表に示したように、無機材料
としての特性を保ったまま9強靭でフレキシブルなフィ
ルムを得ることはできなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 無機層状化合物と、該無機層状化合物に対し1〜30重
    量%の有極性の線状高分子化合物との混合物からなる無
    機質フィルム。
JP3056882A 1982-03-01 1982-03-01 無機質フイルム Pending JPS58149930A (ja)

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