JPS5814991B2 - パルスモ−タ−運針式の目覚し時計 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパルスモータ−運針式の目覚し時計に関するも
のである。

本発明の目的は、目覚し時計に於いて、目覚しセットし
た事を、或いは、セットされている事を明確に使用者に
報知させるものである。

即ち、目覚し時計でセットしたかしないかは重大であっ
て、例えば文字板の窓から表示する方法もあろうが、こ
れはコスト上に問題があり、特に腕時計に於いては、占
有するスペースの問題も発生する。

本発明は、これらの問題を解決するのに都合の好いもの
である。

第１図は本発明による一実施例を示す回路の概略図であ
る。

１は水晶振動子を含む発振、分周回路であって、その出
力は、波形成形回路２と、１つはスイッチ５を入力とす
る禁止回路７へ入力される。

禁止回路７の出力は波形成形回路２へ接続される。

６は、スイッチ抵抗である。スイッチ５の出力はフリッ
プフロップ回路８のセントＳに接続され、その出力は波
形成形回路２の出力と共にアンド回路９に入力され、駆
動回路３を経て、パルスモークーのコイル４に接続され
ている。

スイッチ５が開いている時は、発振分周回路１の出力、
即ち１秒信号が駆動回路３に入力され、時計は１秒のス
テップ運針する。

目覚しをセントした時に、好ましくはこの動作に連動す
るスイッチ５が閉じると、出力パルス変調回路である禁
止回路７及びフリップフロップ回路８によって、駆動回
路３には、短時間に連続する２つのパルスが２秒間隔で
入力され、時計の秒針は、２秒間隔の運針を行う。

従って、使用者は、パルスモークーにより運針作動され
る運針機構（周知構成により図示せず）の秒針の動きを
見て、目覚しがセット状態にあるかどうか、直ちにわか
る。

尚、この運針作動の変調は、２秒間隔に限らず例えば１
秒と２秒の組合せ等によって行う事も可能である。

また複数の目覚しセント時刻のメモリーを持つ場合、そ
のうちのどれのセントが行われ、どれが未使用であるか
を数種の変調状態を異ならせて確認させることも本発明
の思想により可能となる。

変調状態は例えば１秒間隔と２秒間隔の運針を組合せれ
ば、モールス符号の如く多種類得られる。

以上、本発明は、使用者に目覚しのセントを明確に知ら
せる事が出来、他のセントの表示構造に比べて、コスト
上、占有スペースに於いて極めて有利である等の効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にがかる一実施例の回路の概略図であ
る。 １・・・・・・発振分周回路、２・・・・・波形成形回
路、５・・・・・・目覚しセントスイッチ、７・・・・
・・禁止回路、８・・・・・・フリップフロップ回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 発振・分周回路と、該発振・分周回路からの複数の
   分周信号を入力とする波形成形回路と、該波形成形回路
   からの信号を入力とする駆動回路と該駆動回路により駆
   動されるパルスモータ−と、該パルスモークーにより運
   針作動する運針機構とを備えた電子時計において、目覚
   し時刻をセットする目覚しセットスイッチと、該目覚し
   セットスイッチ若しくは該目覚しセットスイッチに連動
   するスイッチからの信号を入力とすると共に前記発振・
   分周回路からの分周信号を入力とするパルス変調回路を
   備え、前記目覚しセットスイッチによる目覚し時刻のセ
   ットをした際に前記運針機構の運針作動を変調すべく前
   記パルス変調回路からの信号を前記駆動回路に供給する
   よう構成した事を特徴とするパルスモータ−運針式の目
   覚し時計。