JPS5814949B2 - 磁性流体軸封装置 - Google Patents
磁性流体軸封装置Info
- Publication number
- JPS5814949B2 JPS5814949B2 JP54072424A JP7242479A JPS5814949B2 JP S5814949 B2 JPS5814949 B2 JP S5814949B2 JP 54072424 A JP54072424 A JP 54072424A JP 7242479 A JP7242479 A JP 7242479A JP S5814949 B2 JPS5814949 B2 JP S5814949B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic fluid
- sealing device
- rotating shaft
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/40—Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid
- F16J15/43—Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid kept in sealing position by magnetic force
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は適宜の液体に磁性体の極微粒子を多量に混入し
た磁性流体を用いて、真空または高圧気体あるいは他の
液体に対する回転軸の軸封を行う装置に関する。
た磁性流体を用いて、真空または高圧気体あるいは他の
液体に対する回転軸の軸封を行う装置に関する。
第１図、第２図は従来の磁性流体軸封装置の断面を示し
たもので、前者は、回転軸１が磁性体の場合に、また後
者は主として非磁性体の場合に採用される構造である。
たもので、前者は、回転軸１が磁性体の場合に、また後
者は主として非磁性体の場合に採用される構造である。
すなわちＮ，Ｓで磁極を示したように軸方向に磁化され
た円筒または円環状の磁石２を回転軸１に同軸的に嵌合
し、磁性材で形成した環状の磁極片３，４または５，６
を設けてその先端を軸１に対向させたもので、第１図の
装置は磁極片３から軸１を通って磁極片４に入る磁束を
利用して該磁極片４の先端と軸１との間を磁性流体７で
連結し、第２図の装置は磁極片５，６０間を連結する磁
性流体７を軸１に押し付けている。
た円筒または円環状の磁石２を回転軸１に同軸的に嵌合
し、磁性材で形成した環状の磁極片３，４または５，６
を設けてその先端を軸１に対向させたもので、第１図の
装置は磁極片３から軸１を通って磁極片４に入る磁束を
利用して該磁極片４の先端と軸１との間を磁性流体７で
連結し、第２図の装置は磁極片５，６０間を連結する磁
性流体７を軸１に押し付けている。
従って軸１のまわりに環状に保持された磁性流体７でそ
の両側が遮断されて軸封作用が行われる。
の両側が遮断されて軸封作用が行われる。
しかし磁極片を用いるために図に点線の矢印で示したよ
うな漏洩磁束を生じて、磁石の磁化度を有効に利用し得
ないと共に磁極片の特に先端を特殊な形状にする必要が
あって設計製作が容易でない。
うな漏洩磁束を生じて、磁石の磁化度を有効に利用し得
ないと共に磁極片の特に先端を特殊な形状にする必要が
あって設計製作が容易でない。
かつ一般に上述のような軸封装置を多段構成としなけれ
ばならないが、磁極片を必要とするためにその軸方向の
長さが極めて大きくなって、装置を小形に形成し得ない
。
ばならないが、磁極片を必要とするためにその軸方向の
長さが極めて大きくなって、装置を小形に形成し得ない
。
本発明は上述のような欠点を除去した磁性流体軸封装置
を提供するものである。
を提供するものである。
第３図は本発明実施例の縦断面図で、回転軸１を真空気
密壁８の孔に嵌挿して該気密壁に取付けた複数個の円環
状磁石９，１０，１１，１２を上記回転軸１に嵌合して
ある。
密壁８の孔に嵌挿して該気密壁に取付けた複数個の円環
状磁石９，１０，１１，１２を上記回転軸１に嵌合して
ある。
これらの磁石９，１０……は何れもＮ，Ｓで磁極を示し
たように軸方向に磁化されたもので、各磁石の同名極を
順次密接させて軸１と同軸的に配置し、エポキシ樹脂系
その他適宜の接着剤で接合してある。
たように軸方向に磁化されたもので、各磁石の同名極を
順次密接させて軸１と同軸的に配置し、エポキシ樹脂系
その他適宜の接着剤で接合してある。
上記磁石９，１０……の内周面を回転軸１に微小の間隙
を介して対向させ、各磁石の接合面における内周部に磁
性流体７，７……を環状に附着させて、この磁性流体の
内面を上記回転軸１に接触させてある。
を介して対向させ、各磁石の接合面における内周部に磁
性流体７，７……を環状に附着させて、この磁性流体の
内面を上記回転軸１に接触させてある。
すなわち回転軸１が磁性体である場合も、また非磁性体
である場合でも上記回転軸の内部を通って点線の矢印で
示したような磁束が発生するから、この磁束によって上
述の磁性流体７が磁石の接合面における内周部に保持さ
れると共に該磁束による凝集力で軸１に圧接する。
である場合でも上記回転軸の内部を通って点線の矢印で
示したような磁束が発生するから、この磁束によって上
述の磁性流体７が磁石の接合面における内周部に保持さ
れると共に該磁束による凝集力で軸１に圧接する。
従って本発明の装置は軸１を磁性体とすることも、また
非磁性体とすることもできるもので、上記磁性流体７，
７・・・・・・によってその両側の気密が保たれるから
、前記気密壁８の内部を例えば高真空に排気することが
できる。
非磁性体とすることもできるもので、上記磁性流体７，
７・・・・・・によってその両側の気密が保たれるから
、前記気密壁８の内部を例えば高真空に排気することが
できる。
上述のように本発明は、複数個の環状磁石を同軸的に配
置すると共にそれらの同名極を密接させて、その密接面
の内周部と回転軸との間を環状の磁性流体で連結したも
のである。
置すると共にそれらの同名極を密接させて、その密接面
の内周部と回転軸との間を環状の磁性流体で連結したも
のである。
従って構造が極めて簡単であると共に磁極片等を必要と
しないから、この磁極片による漏洩磁束を防止して、磁
石の発生磁束を極めて有効に利用することができる。
しないから、この磁極片による漏洩磁束を防止して、磁
石の発生磁束を極めて有効に利用することができる。
また第４図は第３図の装置に用いたものと同様の軸方向
に磁化された２つの環状磁石ａ，ｂを、それらの同名極
を密接させて同軸的に配置し、該磁石ａ，ｂの内側面に
おける磁束密度φの軸方向分布を実測した曲線である。
に磁化された２つの環状磁石ａ，ｂを、それらの同名極
を密接させて同軸的に配置し、該磁石ａ，ｂの内側面に
おける磁束密度φの軸方向分布を実測した曲線である。
すなわち、各磁石の両極を通る磁束の総量は当然同一で
あるが、開放されたＳ極の内周部における磁束密度を−
１とすると、２つの磁石の同名極を密接させたＮ極の内
周部の密度はその２倍以上の２．５程度となる。
あるが、開放されたＳ極の内周部における磁束密度を−
１とすると、２つの磁石の同名極を密接させたＮ極の内
周部の密度はその２倍以上の２．５程度となる。
このように２つの磁石の同名極を密接させると、磁極を
通る磁束が内周または外周へ押し出されてその密度が極
めて高くなるもので、この磁束によって磁性流体７が保
持される。
通る磁束が内周または外周へ押し出されてその密度が極
めて高くなるもので、この磁束によって磁性流体７が保
持される。
かつ上記磁束は磁極の密接部に集中するから、磁性流体
７に強い凝集力が働いて、軸１が非磁性体の場合でもそ
の側面に該磁性流体の内周部が強く押し付けられる。
７に強い凝集力が働いて、軸１が非磁性体の場合でもそ
の側面に該磁性流体の内周部が強く押し付けられる。
従って第３図における環状磁石９，１０・・・・・・の
内面と回転軸１との間隙が磁性流体７，７・・・・・・
によって確実に遮断されるもので、その耐圧は磁束密度
に対応するから、本発明の装置は極めて高い密封性を有
する。
内面と回転軸１との間隙が磁性流体７，７・・・・・・
によって確実に遮断されるもので、その耐圧は磁束密度
に対応するから、本発明の装置は極めて高い密封性を有
する。
このように本発明の装置は構造が簡単で、しかも磁極片
による漏洩磁束が無いと共に極めて高い磁束密度が得ら
れるからその磁束を有効に利用して高い密封性を得るこ
とができる。
による漏洩磁束が無いと共に極めて高い磁束密度が得ら
れるからその磁束を有効に利用して高い密封性を得るこ
とができる。
また同一の構造によって回転軸を磁性体とすることも、
非磁性体とすることもできるから装置の設計等も容易で
ある。
非磁性体とすることもできるから装置の設計等も容易で
ある。
かつ磁極片を必要としないから、多段構成とする場合に
軸方向の長さを小さくして装置を小形に形成することが
できる。
軸方向の長さを小さくして装置を小形に形成することが
できる。
従って例えば回転対陰極Ｘ線管等の軸封装置として極め
て優れた性能を有する。
て優れた性能を有する。
第１図、第２図はそれぞれ従来の磁性流体軸封装置の縦
断面図、第３図は本発明実施例の縦断面図、第４図は本
発明の装置の作用を説明するための磁束密度分布曲線で
ある。 なお図において、１は回転軸、２は磁石、３，４，５．
６は磁極片、７は磁性流体、８は気密壁、９，１０，１
１．１２は磁石である。
断面図、第３図は本発明実施例の縦断面図、第４図は本
発明の装置の作用を説明するための磁束密度分布曲線で
ある。 なお図において、１は回転軸、２は磁石、３，４，５．
６は磁極片、７は磁性流体、８は気密壁、９，１０，１
１．１２は磁石である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 軸方向に磁化された複数個の環状磁石を回転軸に嵌
合すると共に各磁石の同名極を密接させて磁石の密接面
における内周部と前記回転軸との間を磁性流体で連結し
たことを特徴とする磁性流体軸封装置。 ２ 回転軸を磁性体で形成した特許請求の範囲第１項の
磁性流体軸封装置。 ３ 回転軸を非磁性体で形成した特許請求の範囲第１項
の磁性流体軸封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54072424A JPS5814949B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 磁性流体軸封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54072424A JPS5814949B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 磁性流体軸封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55166567A JPS55166567A (en) | 1980-12-25 |
| JPS5814949B2 true JPS5814949B2 (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=13488887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54072424A Expired JPS5814949B2 (ja) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | 磁性流体軸封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5814949B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63188494U (ja) * | 1987-05-25 | 1988-12-02 | ||
| JPH0113552Y2 (ja) * | 1984-10-22 | 1989-04-20 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5828159U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-23 | 日本精工株式会社 | 磁性流体シ−ル装置 |
| JPS60155065A (ja) * | 1984-01-23 | 1985-08-14 | Nippon Fueroo Furuideikusu Kk | 磁性流体を利用した回転シヤフトのシ−ル装置 |
| JPS62147177A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-01 | Denka Seiyaku Kk | 多極磁石を用いた磁性流体シ−ル方法及びその装置 |
| JPH0242280A (ja) * | 1989-07-20 | 1990-02-13 | Nippon Seiko Kk | 磁性流体シール装置 |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP54072424A patent/JPS5814949B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0113552Y2 (ja) * | 1984-10-22 | 1989-04-20 | ||
| JPS63188494U (ja) * | 1987-05-25 | 1988-12-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55166567A (en) | 1980-12-25 |
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