JPS5814808Y2 - 田植機におけるマ−カ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来、田植機において泥土面に杆状マーカーの先端部を
侵入させて機体の進行にともなって泥面に機体進行の指
標を形成する所謂線引マーカーは既に知られて訃り、こ
の線引マーカーは稚苗のように苗丈の小なる苗を植付る
べく水田面に水があ１りない状態で植付ける場合は有効
である。

しかし、苗丈の大きい中程度の苗乃至は成苗を植付ける
場合、円面に水が或程度あった方がフロートの滑り具合
が良く、かつ車輪に泥土が付着することがないので田面
に比較的多く水を入ｍた時又は苗丈が小さくとも水を入
れ過き゛た場合、水を排出するのに時間がか＼るので止
むを得ず植付けを行う場合等には線引マーカーによって
泥土面に形成した線が水のにとりによって見えない欠点
があつ九 本考案は円面に比較的多くの水があっても、水面上に突
出した視認可能ｉ盛土列を形成することができる田植機
にかけるマーカーを提供せんとするものであって、機体
から側方へ突出させた支持軸に回転体を装着し、該回転
体に側方へ向けて傾斜した掬上面を有する突起を放射状
に突設したことを特徴とするものである。

以下図面に示す実施例について説明すると、１は左右に
車輪２，２を有し、下方にセンターフロート３とサイド
フロート４，４を装着した機体であって、後部にはハン
ドル５に沿うように後傾した苗載台６が横方向に往復動
するように架設して訃り、植付体７・・・は上下動しな
から苗載台６中の苗を円面に植付ける。

そして、植付部の伝動ケース８の両側には支持軸１２０
基部が起立姿勢と横方向の略水平な姿勢とになるように
起伏自在に枢着してあり、該支持軸１２の先端部に遊転
自在に軸支した回転体１３の外周には掬上げ面１４ａが
外側方へ向けてαの角度で傾斜した複数の突起１４・・
・が放射状に突設されて訃り、該突起１４・・・の掬上
げ面１４ａは第６図に示す如くその基部から先端にわた
って設けても良いが、第８図に示す如く基部側は回転体
１３の軸心方向と平行な面としく取付が容易）突起１４
の先端部のみに掬上げ面１４ａを設けるか、又は第７図
に示す茹＜横断面かへ字状となるように折曲した掬上げ
面１４ａとしても良い。

筐た、前記支持軸１２の回転体１３より内側には支杆１
５により橋体（又はフロート）１６が高さ調節可能（図
示せず）、に装着してあり、該橋体１６の高さを調節す
ることにより前記突起の噴込深さ、つ１す、掻き上げる
土量調節を行うことができる。

”前述の装置にネ・いて、支持軸１２を第
１図に実線で示すように横方向の張り出し姿勢とｉすと
、橋体１６は接地し、回転体１３の突起１４の一部は第
４図０示すように泥土中に入り、植付しながら機体を進
行させると、回転体１３は突起１４・・・に対する泥土
の抵抗により回転し、この回転にともなって突起１４・
・・は順次泥土を掬い上げる。

その際、突起１４の掬上げ面１４ａは側方（内方又は外
方のどちらでも良い）に向けて傾斜しているので恰も梨
が土をすき起すように泥土をすき上げｉから側方へ誘導
してそれを第３図に示す如く側方の泥土面上に積み上げ
ること％＆す、この盛り上がった泥土は水面上に突出し
、機体の進行につれてそれらの盛土が列状に並ぶ。

なお、前記盛土は次回の植付時にセンターフロート３に
よって均らされる。

１９はセンター指標である。

本考案は前述のように機体から側方へ突出させた支持軸
に回転体を装着臥該回転体に側方へ向けて傾斜した指上
面を有する突起を放射状に突設したので、機体を進行さ
せると回転体が回転し、複数の突起は順次泥土を掬い上
げ、該突起の側方へ傾斜した指上面により掬い上げられ
た泥土は田面上に断続的な列として盛り上げることがで
きる。

従って円面に比較的多くの水があっても前記盛土の列が
水面に突出することでこれをマークとし機体を適切ｉ条
間として植付作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
田植機の側面図、第２図は同上後面図、第３図は要部の
断面図、第４図は同上側面図、第５図ａは突起の横断面
図、ｂは同上斜視図、第６図は上記突起を取付けた回転
体の斜視図、第１図及び第８図は突起の他の例を示す斜
視図である。 １２・・・支持軸、１３・・・回転体、１４・・・突起
、。 １４ａ・・・指上面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機体から側方へ突出させた支持軸に回転体を装着し、該
   回転体に側方へ向けて傾斜した掬上面を有する突起を放
   射状に突設したことを特徴とする田植機におけるマーカ
   ー。