JPS5814484Y2 - 可撓性絶縁電線・ケ−ブル - Google Patents
可撓性絶縁電線・ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5814484Y2 JPS5814484Y2 JP1978009975U JP997578U JPS5814484Y2 JP S5814484 Y2 JPS5814484 Y2 JP S5814484Y2 JP 1978009975 U JP1978009975 U JP 1978009975U JP 997578 U JP997578 U JP 997578U JP S5814484 Y2 JPS5814484 Y2 JP S5814484Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- cable
- insulated wire
- wire
- twisting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、可撓性に優れた絶縁電線・ケーブルに関する
ものである。
ものである。
複数本の導体素線を集合あるいは撚り合わせて成る導体
上にゴム・プラスチック製の絶縁被覆層を形成せしめて
成る従来一般の絶縁電線・ケーブルにおいては、これを
折り曲げ、捻れ等を激しく受けるような所に使用したよ
うな場合に、思いのほか短い時間で導体に断線を起こし
易く、可撓性の点で必ずしも十分とは言いがたいところ
がある。
上にゴム・プラスチック製の絶縁被覆層を形成せしめて
成る従来一般の絶縁電線・ケーブルにおいては、これを
折り曲げ、捻れ等を激しく受けるような所に使用したよ
うな場合に、思いのほか短い時間で導体に断線を起こし
易く、可撓性の点で必ずしも十分とは言いがたいところ
がある。
因に、上記断線の主な原因は、導体が可撓性の点で十分
でないために、折り曲げ、捻れ等に伴って当該導体に対
して働く急激な応力による座屈に耐えられないためであ
る。
でないために、折り曲げ、捻れ等に伴って当該導体に対
して働く急激な応力による座屈に耐えられないためであ
る。
本考案は上述の点に鑑がみて為されたものであって、急
激な応力による座屈に対し耐え得る可撓性に優れた絶縁
電線・ケーブルの提供を目的とし、その要旨とするとこ
ろは複数本の導体素線を集合あるいは撚り合わせて成る
導体と、該導体を覆うべくこの表面長手方向に密に並列
配置された複数本の絶縁線条体とより構成されて成る点
にある。
激な応力による座屈に対し耐え得る可撓性に優れた絶縁
電線・ケーブルの提供を目的とし、その要旨とするとこ
ろは複数本の導体素線を集合あるいは撚り合わせて成る
導体と、該導体を覆うべくこの表面長手方向に密に並列
配置された複数本の絶縁線条体とより構成されて成る点
にある。
次に添付の図面第１図を参照しながら、本考案可撓性絶
縁電線・ケーブルの実施例を説明するが、本考案が本実
施例を以って限定的に解釈されるものでないことは言う
までもない。
縁電線・ケーブルの実施例を説明するが、本考案が本実
施例を以って限定的に解釈されるものでないことは言う
までもない。
本実施例以外にも幾つかの実施例が想到されようが、そ
れらは本質的に本考案の技術範囲内に属する限り、それ
らは本考案の一部である。
れらは本質的に本考案の技術範囲内に属する限り、それ
らは本考案の一部である。
たとえば、後述の本実施例では絶縁線条体の断面形状を
円形としたが、これを長方形、菱形、扇形等とすること
は本考案の他の実施例である。
円形としたが、これを長方形、菱形、扇形等とすること
は本考案の他の実施例である。
さて、図において、１はそれぞれ直径０．２６ｍｍの錫
メツキ軟銅素線５０本を集合撚りしであるものを、更に
７本集合撚りして成る複合撚合素線である。
メツキ軟銅素線５０本を集合撚りしであるものを、更に
７本集合撚りして成る複合撚合素線である。
而して、本実施例においては、図示の如く、上記複合撚
合素線１９本を更に集合撚りして成る導体において、最
外層に位置する各複合撚合素線に厚さ０．５關のプラス
チック絶縁被覆層２を押出形成して構成されて戒る。
合素線１９本を更に集合撚りして成る導体において、最
外層に位置する各複合撚合素線に厚さ０．５關のプラス
チック絶縁被覆層２を押出形成して構成されて戒る。
なお、上記のプラスチック絶縁被覆層２を施した複合撚
合素線がつまり実用新案登録請求の範囲で言う絶縁線条
体が相当する訳であるが、このように絶縁線条体として
、特に内部に導電線を設けた所謂絶縁導電線を使用する
時には、これを導体の一部として兼用でき、従って電線
・ケーブルの通電容量をそれだけ上げることができる利
点を奏する。
合素線がつまり実用新案登録請求の範囲で言う絶縁線条
体が相当する訳であるが、このように絶縁線条体として
、特に内部に導電線を設けた所謂絶縁導電線を使用する
時には、これを導体の一部として兼用でき、従って電線
・ケーブルの通電容量をそれだけ上げることができる利
点を奏する。
斯様に構成する本実施例絶縁電線・ケーブルによれば、
導体は複数本の複合撚合素線より構成され、そしてこれ
を覆う絶縁被覆は当該導体の表面長手方向に密に配置さ
れた複数本の絶縁線条体とより構成されることから、屈
曲や捻れが加わった場合に生じる応力は各素線の比較的
自由な変移により吸収されてしまい、その結果、導体に
対して無理な応力が作用しなくなり、従ってこれら屈曲
や捻れに対し優れた耐久性を奏し得ることと構成る０ 因に、従来一般のこの種絶縁電線・ケーブルにおいては
、導体上に絶縁被覆を押出形成することでその全体が構
成されるために全体が硬く、従って屈曲や捻れに際して
受ける応力を十分に吸収できず断線を生じ易いのである
。
導体は複数本の複合撚合素線より構成され、そしてこれ
を覆う絶縁被覆は当該導体の表面長手方向に密に配置さ
れた複数本の絶縁線条体とより構成されることから、屈
曲や捻れが加わった場合に生じる応力は各素線の比較的
自由な変移により吸収されてしまい、その結果、導体に
対して無理な応力が作用しなくなり、従ってこれら屈曲
や捻れに対し優れた耐久性を奏し得ることと構成る０ 因に、従来一般のこの種絶縁電線・ケーブルにおいては
、導体上に絶縁被覆を押出形成することでその全体が構
成されるために全体が硬く、従って屈曲や捻れに際して
受ける応力を十分に吸収できず断線を生じ易いのである
。
なお、このことに鑑かみ本実施例における各素線および
絶縁線条体相互間にや＼緩みを以ってその全体を構成す
る時には、その可撓性は一層向上し、更に有利である。
絶縁線条体相互間にや＼緩みを以ってその全体を構成す
る時には、その可撓性は一層向上し、更に有利である。
更に、本考案者らは前記本実施例の前記効果を確認丁べ
く、このものと従来一般の絶縁電線・ケーブルとの耐屈
曲、耐捻れ試験を行ったところ下表に示すような結果を
得た。
く、このものと従来一般の絶縁電線・ケーブルとの耐屈
曲、耐捻れ試験を行ったところ下表に示すような結果を
得た。
１゜
（備考）
従来例は、第２図に示すような構造から成る。
即ち、直径０．２６ｍｍの錫メツキ軟銅素線５０本を集
合撚りしたものを、更に７本集合撚りして成る複合撚合
素線１を、更に１９９本集撚りして成る導体上に厚さ０
．５ ｍｍのプラスチック絶縁被覆層３を形成した構造
から成る。
合撚りしたものを、更に７本集合撚りして成る複合撚合
素線１を、更に１９９本集撚りして成る導体上に厚さ０
．５ ｍｍのプラスチック絶縁被覆層３を形成した構造
から成る。
２、試験は、長さ５００朋の各試料を共に５本ずつ準備
し、これら各試料を端末間間隔を７（−１９０關）でＵ
字状にセットしく第３図イ参照。
し、これら各試料を端末間間隔を７（−１９０關）でＵ
字状にセットしく第３図イ参照。
なお、図はＵ字状にセットした試料を上方から見た状態
を表わしている。
を表わしている。
）、一端（図中上方端）を固定した状態で他端を左右に
それぞれｌ′（＝１７５關）移動させ、０→＋１７５關
→０→−１７５關→Ｏ（第３図イ〜ホ参照）を１回とし
て、それぞれについてこれを１７０，０００回行った。
それぞれｌ′（＝１７５關）移動させ、０→＋１７５關
→０→−１７５關→Ｏ（第３図イ〜ホ参照）を１回とし
て、それぞれについてこれを１７０，０００回行った。
結果は前記表に示す通りであって、本実施例においては
、導体の素線断線率の最高が１０％で最低が５俤であっ
たのに対し、従来例においては同断線率の最高が２５優
で最低でも２０％であったＯ 以上の結果からも、本実施例においては、従来例に比較
して、耐屈曲、耐捻れ性が格段に優れていることがわか
る。
、導体の素線断線率の最高が１０％で最低が５俤であっ
たのに対し、従来例においては同断線率の最高が２５優
で最低でも２０％であったＯ 以上の結果からも、本実施例においては、従来例に比較
して、耐屈曲、耐捻れ性が格段に優れていることがわか
る。
第１図は本考案可撓性絶縁電線・ケーブルの一実施例説
明図、第２図は従来一般の絶縁電線・ケーブルの説明図
、第３図は上記本実施例および従来例の耐屈曲・耐捻れ
試験の説明図である。
明図、第２図は従来一般の絶縁電線・ケーブルの説明図
、第３図は上記本実施例および従来例の耐屈曲・耐捻れ
試験の説明図である。
Claims (1)
- 複数本の導体素線を集合あるいは撚り合わせて戒る導体
と、該導体を覆うべくこの表面長手方向に密に並列配置
された複数本の絶縁線条体とより構成されて成ることを
特徴とする可撓性絶縁電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978009975U JPS5814484Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 可撓性絶縁電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978009975U JPS5814484Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 可撓性絶縁電線・ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54113083U JPS54113083U (ja) | 1979-08-08 |
| JPS5814484Y2 true JPS5814484Y2 (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=28821714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978009975U Expired JPS5814484Y2 (ja) | 1978-01-30 | 1978-01-30 | 可撓性絶縁電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5814484Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS443154Y1 (ja) * | 1965-10-16 | 1969-02-05 |
-
1978
- 1978-01-30 JP JP1978009975U patent/JPS5814484Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS443154Y1 (ja) * | 1965-10-16 | 1969-02-05 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54113083U (ja) | 1979-08-08 |
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