JPS58144040A - ウエブ捲き取りの枠替え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙、フィルム、布などの走行する可とう性帯状
物（以下ウェブという）をウェブ捲取機で捲き取りなが
ら裁断し、別の新しい捲芯（コア）に捲き替える所謂枠
替え装置に関するものであり、特にウェブ裁断後の新し
いコアの下捲きにシワの発生が少ない走行するウェブの
枠替え装置に関する。

一般に走行するウェブをコアに捲き取り、途中で新しい
コアに枠替えする時は、２つ以上の（ コアを使用授連続的に処理する方法、いわゆるターレッ
ト方式がとられている。この新しいコアに枠替えするに
際して、走行するウェブを裁断するが、走行するウェブ
に対し刃（カッター）をウェブの食中に渡って均一な力
を同時に押し当てて裁断し、走行するウェブの新しい先
端を新しいコアに捲き込む方法がとられている。この時
使用する刃は走行するウェブをより良く裁断するために
、刃の先はピッチ巾が大きい「ギザギザ」の形状を有す
るものを使用するのが一般的である。しかしこのような
装置では走行するウェブを裁断する時、ウェブをうまく
裁断することか出来ずジャムを生ずることが多々あった
。特に走行するウェブの速度が上がるほどこのような現
象は顕著であった。またうまく裁断できたとしても、走
行するウェブの切口が刃に押し当てられるため、「ギザ
ギザ」の形状箇所が折れ重なり新しいコアに次々に捲き
込むウェブにフクレ状シワを発生させたりする場合が多
かった。

また特開昭５５−７３４６９号、特開昭５６−２３１５
４号に開示されているように、裁断したウェブの先端を
新しいコアにうまく捲き込むために、裁断復走行するウ
ェブの新しい先端部にエヤーを吹き付けて捲き込む方法
も知られているが、走行するウェブの先端部を完全にコ
アに捲き込むことはむずかしく、ウェブのたるみを生じ
やすくウェブのたる今の部分よりシワを発生させやすい
。

本発明はこのような枠替え装置に対し、新しい装置を提
供するものである。すなわち本発明の目的は走行するウ
ェブをより簡便にすばやく裁断することができ、ウェブ
先端のコアへの捲き込みが適正になされ、裁断さ−れた
ウェブ先端の切口の折れ重ねによるシワの発生がない装
置を提供することにある。さらには高速で走行するウェ
ブをコア替えするに際しても適用できる装置を提供する
ことにある。

上記の目的は残りの走行するウェブ面の垂直方向に対し
、該ウェブを裁断する刃を斜めに設定し、核力をシリン
ダーの圧力によって、該ウェブの一方の耳部から食中に
渡って長いストローク状に裁断するようにしたことを特
徴とする装置を使用することによって達成される。さら
には、上記装置において走行するウェブを裁断する刃の
形状をピッチ中の狭い、細かい「ヤスリ状」の形状を有
する刃を使用することによって達成される。ここで望ま
しいピッチ中は０．５間から２１１ＩＩ＋１の範囲のも
のである。

以下本発明を図面によって説明する。第１図は走行する
ウェブを裁断し、枠替えする従来の装置を側面より見た
説明図である。裁断するときの状況はまずコアー１に捲
き取られたウェブ３の捲き取りを終了し、新しいコア２
に捲きかえるために、レイオンロール７の先端に取り付
けられた刃４が走行しているウェブ３を裁断し、レイオ
ンロール７と新しいコア２の間に裁断されたウェブが押
えられて新しいコア２に捲かれていく。このとき従来の
裁断方法では、刃は走行するウェブの食中に渡り同時に
均一な圧力を加えてウェブを裁断する。また従来の方法
では使用する刃の間のピッチ中が広く「ギザギザ」の形
状を有するものが使用されている。このような刃が使用
されているのは、走行するウェブを裁断するのにウェブ
を刃の先端に押し当て、刃を突きさすようにして裁断す
る方法において、良好に裁断するためであるが、このよ
うな装置で裁断した場合、新しいコアに捲き込まれるウ
ェブの切口は刃の形状と一致してピッチ中が広い「ギザ
ギザ」の形状のままウェブに捲かれる。

また、コアに捲かれたウェブの切口は刃の先端に押えら
れるため折れ重なり、その部分にさらにウェブが捲かれ
ていった場合、フクレ状のシワを発生するようになる。

このようなシワを生じた部分は製品として品質特性をそ
こなうため、製品として使用することは出来ない。また
従来の刃ではウェブに押し当てて裁断するためウェブに
よっては刃がうまく突きささらずウェブを良好に裁断出
来ないことが多々あり、このような場合はジャムを発生
する場合があった。さら。

には特開昭５５−７３４６９号、同５６−２３１５４号
にみられるように、刃４の先にエヤーの吹き出し口を設
け、走行するウェブの切口にエヤーを吹き付けて新しい
コア２に捲き込む方法も考えられるが、このような方法
では、走行するウェブを完全には捲き込むことが出来ず
、うまく捲き込んだとしても走行するウェブと新しいコ
アとの間にたるみを生じさせやすいため、シワを生じさ
せやすい。

第２図は本発明の装置を使用し、走行するウェブを裁断
する状況の正面図である。アーム１０には「ヤスリ状」
の形状をしｔ刃１４が付けられており、この刃を使用し
て走行するウェブ３を裁断する。アーム１０はシリンダ
ー１１の作用により押し下げられ走行するウェブ３を裁
断する。なおシリンダー１１の作用によりウェブを裁断
したときの状態を点線で示しである。またアーム１０に
取り付けられた刃１４は走行するウェブ３を耳部より食
中に渡り斜め方向から長いストローク状に裁断し、ウェ
ブを押し下げコアに捲きやすくする働きもする。従来の
裁断方法に比べ、裁断具合は非常に良好である。また使
用する刃の形状は、刃の先端のピッチ中を非常に狭く細
くしたもので「ヤスリ状」の形状を有するものでピッチ
中は０．５■から２ｍの範囲のものが好ましい。このよ
うな形状を有する刃で裁断した場合、走行するウェブの
切口が折り重なったりすることもなく、フクレ状のシワ
を発生することもない。なお本装置を使用した裁断の状
態は従来の刃を食中に均一に押し当てて裁断したものに
比べ若干の斜め裁断となるがコアに捲き込む条件として
は何ら不都合となるものではない。第３図は従来の刃の
形状の正面図であり、刃の先端はギザギザの形状を有し
ており刃の先端間のピッチ中は１０ｍから２５＋ｍ＋＋
＋７）範囲のものが一般的である。第４図は本発明の装
置で使用する刃の形状の正面図で従来の刃の形状に比べ
刃の先端のピッチ中は非常に狭くかつ細かくヤスリ状の
形状を有するものである。

ピッチ中は０．５＋ｍ＋１から２ｍの範囲のものが望ま
しい。

以上本発明のコア替え装置は走行するウェブの耳部より
刃を挿入するためウェブを切りやすく、また走行するウ
ェブが高速な状態においても対応することが出来、ウェ
ブの高速枠替え装置としても有効である。さらに裁断後
の新しいウェブ先端を新しいコアに捲き込むとき、切口
の折れ重りによるフクレ状シワや切口のたるみによるシ
ワを生じさせるとともなく、非常に生産性を向上するこ
とができる。このような装置は、品質特性が非常にきび
しく要求される写真感光材料に使用したときに特に効力
を発揮する。

従来の装置ではコアの下捲１０〜３０周が品質特性不適
のため廃棄になっていたが、本発明の装置を使用するこ
とにより゛コアの下捲Ｉ周以外は品質特性をそこなうこ
となく製品として使用することができ製品の歩留を上け
ることができた。

なお本発明は走行するウェブの枠替え装置であれば、装
置の大小を問わずまた裁断する材料の如何にかかわらず
どのような用途、目的にも応用できることは明らかであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は走行するウェブを裁断する時の状況を示す従来
装置の側面図である。第２図は本発明の装置を使用して
裁断する状況の正面図。第３図は従来の装置に使用して
いる刃の形状を示した正面図。第４図は本発明の装置に
使用する刃の形状を示しだ正面図。 図の主要部分の説明 １・・・捲き取りローＡのコア、２・・・捲きかえるだ
めの新しいコア、３・・・走行するウェブ、４．１４・
・・刃、５・・・スタンド、６・・・支柱、７・・・レ
イオンロール、８・・・搬送ローラー、１１・・・シ］
ノンダー、１２・・・軸、　１０．１３・・・アーム、
３′・・・裁断復走行しないウェブ ５ ｊｌ１２Ｐｌ 第３図 第４１’２＋ 四＝＝二＝＝］ア１４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ０）　走行するウェブをコアーに捲き取りながら適当な
   捲き取り長さに達したときに、残りの走行するウェブを
   裁断して別のコアーに捲き取る枠替え装置において、残
   りの走行するウェブ面の垂直方向に対し、該ウェブを裁
   断する刃を斜めに設定し、核力をシリンダーの圧力によ
   って該ウェブの一方の耳部から食中に渡ってストローク
   状に裁断するようにしたことを特徴とするウェブ捲き取
   りの枠替え装置。 （２）　　ウェブを裁断する刃が、ピッチ巾の狭い、細
   かいヤスリ状の形状を有することを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の枠替え装置。