JPS581428B2 - 透視模擬歯の製造法 - Google Patents
透視模擬歯の製造法Info
- Publication number
- JPS581428B2 JPS581428B2 JP8471880A JP8471880A JPS581428B2 JP S581428 B2 JPS581428 B2 JP S581428B2 JP 8471880 A JP8471880 A JP 8471880A JP 8471880 A JP8471880 A JP 8471880A JP S581428 B2 JPS581428 B2 JP S581428B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- mold
- transparent
- manufacturing
- pulp
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Instructional Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は歯髄腔を透視可能な状態で再現するのに有効な
模擬歯の製造法に関する。
模擬歯の製造法に関する。
歯科医療に於では歯内療法、特に歯髄の根管(歯髄腔)
治療は日常臨床で頻度の最も多い治療行為であり、繁雑
で最も予測性がつかめない療法であり、歯内療法、殊に
ウオームガツクパーチャテクニックの習得は臨床医にと
って最も重要となるが、従来これらの教習は殆んど自然
歯を中心とした実習となり、加療部分の立体的観察に基
くキャナル・プレパレーション、キャナル・シーリング
の実習、体験が困難で、歯内療法のテクニック習得の上
で良好な実習効果をあげていないのが実情である。
治療は日常臨床で頻度の最も多い治療行為であり、繁雑
で最も予測性がつかめない療法であり、歯内療法、殊に
ウオームガツクパーチャテクニックの習得は臨床医にと
って最も重要となるが、従来これらの教習は殆んど自然
歯を中心とした実習となり、加療部分の立体的観察に基
くキャナル・プレパレーション、キャナル・シーリング
の実習、体験が困難で、歯内療法のテクニック習得の上
で良好な実習効果をあげていないのが実情である。
出願人は既に先行出願によりこれら歯科教材用として最
適なる透視可能な歯髄腔を有する人工歯を提供している
。
適なる透視可能な歯髄腔を有する人工歯を提供している
。
本発明は上記の如き教材用として開発された透視模擬歯
の一連の研究において創出されたもので、歯髄腔をより
自然歯に近い形で簡便且つ正確に再現することを意図し
て提供された製造法に関する。
の一連の研究において創出されたもので、歯髄腔をより
自然歯に近い形で簡便且つ正確に再現することを意図し
て提供された製造法に関する。
以下、本発明の原理を示した図面に基き説明する。
模擬歯成形の母型として弾性印象材から成る歯型1を準
備する。
備する。
この歯型1は歯牙原型2から型取りしたもので二枚の割
型から成る。
型から成る。
弾性印象材としてはシリコン印象材等が好適に適用され
る。
る。
即ち、図示する如く先ず型枠3に弾性印象材4の流動材
を充填し、歯牙原型2の半身をその中に埋込み硬化を促
し、その上面に分離剤9を塗布した後、更に印象材を充
填し硬化を促し脱型する。
を充填し、歯牙原型2の半身をその中に埋込み硬化を促
し、その上面に分離剤9を塗布した後、更に印象材を充
填し硬化を促し脱型する。
斯くして得られた歯型1の割型1a又は1b内壁面に予
じめ準備した短金属線を刺着することにより支持させて
型内部に歯髄パターンを形成する。
じめ準備した短金属線を刺着することにより支持させて
型内部に歯髄パターンを形成する。
図において4aは主機に相当する金属線、4bは側枝に
相当する金属線であり、主根と側枝とが接する部分、即
ち金属線4aと4bの接部はワックス7等の目地材にて
接着連繋する。
相当する金属線であり、主根と側枝とが接する部分、即
ち金属線4aと4bの接部はワックス7等の目地材にて
接着連繋する。
上述の如くして割型1a,1bとを抱き合せ、上記金属
線構成の歯髄パターンを配置した歯型1の成形中空部1
cに第3図に示す如く注入口6を通じてポリエステル樹
脂等の透明樹脂5を注入充填し硬化を促す。
線構成の歯髄パターンを配置した歯型1の成形中空部1
cに第3図に示す如く注入口6を通じてポリエステル樹
脂等の透明樹脂5を注入充填し硬化を促す。
脱型後、第4図に示す如く上記金属線4a,4bを抜去
することによって歯髄腔4a’,4b’が形成される。
することによって歯髄腔4a’,4b’が形成される。
斯くして外部より透視可能な歯髄腔4a′,4b′を再
現して成る模擬歯5′が得られる。
現して成る模擬歯5′が得られる。
金属線4a,4bは第4図に示すように歯型1に刺着せ
る端末4cが外部に突出状態にあり、これを手掛りとし
て上記抜去が極めて容易に行なえる。
る端末4cが外部に突出状態にあり、これを手掛りとし
て上記抜去が極めて容易に行なえる。
図において8は樹脂注入に伴なう成形中空部の排気口で
ある。
ある。
樹脂注入は原理を示したもので、圧力下で注入するか、
又は歯型1の上部に成形中空部1cの下端と連通ずる注
入口を設けて落差をつけ、重力下で自然注入する。
又は歯型1の上部に成形中空部1cの下端と連通ずる注
入口を設けて落差をつけ、重力下で自然注入する。
又樹脂注入口6及び排気口8は歯型1の成形時に同時に
成形すれば良い。
成形すれば良い。
以上のように本発明は歯髄腔を透視可能な状態で再現す
る模擬歯の製造法として極めて有効に適応できる。
る模擬歯の製造法として極めて有効に適応できる。
本発明によれば金属線の単なる刺着と、抜去の簡単な作
業で、歯型内の歯髄パターンの構成及び歯髄腔の再現が
容易且つ確実に行なえ、歯髄の形態、種類、配置等に応
じ太、細の金属線を使い分けし、該金属線の屈曲作用と
保形作用及びその切削加工性を利用して正確且つ自在な
歯髄パターンの構成が可能で、歯髄腔をより自然歯に近
い形でこれを透視可能な状態で再現し得る。
業で、歯型内の歯髄パターンの構成及び歯髄腔の再現が
容易且つ確実に行なえ、歯髄の形態、種類、配置等に応
じ太、細の金属線を使い分けし、該金属線の屈曲作用と
保形作用及びその切削加工性を利用して正確且つ自在な
歯髄パターンの構成が可能で、歯髄腔をより自然歯に近
い形でこれを透視可能な状態で再現し得る。
従って本発明によって得られた模擬歯によれば、歯内療
法の教習が実際の自然歯の治療に即した形で行なえ、例
えば歯髄腔の切削、拡大、及びガツタパーチャ充填等の
処理を外部より立体的に透視観察しつつ実習する上で、
実習結果の評価、実習者に対する指導、理解が明解且つ
適切に行なえる。
法の教習が実際の自然歯の治療に即した形で行なえ、例
えば歯髄腔の切削、拡大、及びガツタパーチャ充填等の
処理を外部より立体的に透視観察しつつ実習する上で、
実習結果の評価、実習者に対する指導、理解が明解且つ
適切に行なえる。
尚、模擬歯は歯髄腔が透視可能であれば半透明樹脂又は
着色樹脂であっても良い。
着色樹脂であっても良い。
図面は本発明の実施例を示し、第1図A図、B図は歯型
の成形法の原理を示す断面図、第2図は歯型に金属線の
刺着により歯髄パターンを構成した状態を示す平面図、
第3図は該歯髄パターンを構成した歯型内に透明樹脂を
充填した状態を部分断面して示す側面図、第4図は同脱
型直後の模擬歯の状態を部分断面して示す側面図、第5
図は金属線を抜去して成る模擬歯を部分断面して示す側
面図である。 1……歯型、2……歯牙原型、4a,4b……主根と側
枝に相当する金属線、4a′,4b′……歯髄腔、5…
…透明樹脂、5’……模擬歯。
の成形法の原理を示す断面図、第2図は歯型に金属線の
刺着により歯髄パターンを構成した状態を示す平面図、
第3図は該歯髄パターンを構成した歯型内に透明樹脂を
充填した状態を部分断面して示す側面図、第4図は同脱
型直後の模擬歯の状態を部分断面して示す側面図、第5
図は金属線を抜去して成る模擬歯を部分断面して示す側
面図である。 1……歯型、2……歯牙原型、4a,4b……主根と側
枝に相当する金属線、4a′,4b′……歯髄腔、5…
…透明樹脂、5’……模擬歯。
Claims (1)
- 1歯型内壁に金属線を刺着により支持させて歯髄パター
ンを形成し、次で該歯型内に透明樹脂を充填して硬化を
促し、脱型後上記金属線を抜去して歯髄腔を形成するこ
とを特徴とする透視模擬歯の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8471880A JPS581428B2 (ja) | 1980-06-23 | 1980-06-23 | 透視模擬歯の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8471880A JPS581428B2 (ja) | 1980-06-23 | 1980-06-23 | 透視模擬歯の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5710180A JPS5710180A (en) | 1982-01-19 |
JPS581428B2 true JPS581428B2 (ja) | 1983-01-11 |
Family
ID=13838453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8471880A Expired JPS581428B2 (ja) | 1980-06-23 | 1980-06-23 | 透視模擬歯の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581428B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015111659A1 (ja) * | 2014-01-27 | 2015-07-30 | 株式会社ニッシン | 歯髄腔模型 |
-
1980
- 1980-06-23 JP JP8471880A patent/JPS581428B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015111659A1 (ja) * | 2014-01-27 | 2015-07-30 | 株式会社ニッシン | 歯髄腔模型 |
JP2015141214A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 株式会社ニッシン | 歯髄腔模型 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5710180A (en) | 1982-01-19 |
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