JP2012068605A - 歯髄腔モデルの製造方法 - Google Patents

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Yoshikatsu Tanaka
義克 田中
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Abstract

【課題】 治療時に側枝まで抜去するための、歯科学生や研修医などの練習用模型を提供する。
【解決手段】 根管からの側枝を1〜3本設け、透明のエポキシ樹脂で模擬する。根管と側枝を模擬した歯髄は、エポキシ樹脂に対して離型性の良いポリプロピレンを使用する。この時、薬剤が浸透しやすいように、根管と側枝は完全に貫通している事が必要である。その結果、歯科学生や研修医などが側枝まで抜去する技術をあらゆる方向から確認しながら習得することが可能となり、患者の治療後の歯の寿命が長くなる。また、完全に貫通させる事で、薬液を浸透させる訓練も容易になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エポキシ樹脂やポリプロピレン樹脂を利用して、その中に微細な歯髄を見立てた細い空洞を設けた、歯科に携わる者が訓練用などとして利用できる歯髄モデルの製造方法に関するものである。
神経の形の歯髄の成形品を造り、抜髄の治療や根管充填などを行う為の訓練用歯髄モデルの製造方法に関するものである。
現在の治療法として、神経にまで進行した虫歯や歯髄疾患などは、その歯髄を抜去する治療がある。切歯の場合は1本の根管が、臼歯の場合は2本以上の根管があり、その根管を抜去する処理が行われている。
従来、歯の内部の歯髄を除去する抜髄と称される外科療法が採用されてきた。歯髄は冠部から根尖部にかけて構造的に自然移行しており、歯髄抜去後の経過を考慮すると、歯冠部から根管最狭窄部までにわたって歯髄を抜去する事が望ましい。
しかし、根管以外にも、根管から分岐する側枝がありその処理は非常に高度な技術の為、側枝までの処理をすることは難しい。
これまで、根管のみを象った歯髄モデルは市場に出ているが、根管の側枝まで再現する訓練用歯髄モデルはない。
通常の治療では、根管のみを抜去し、その後側枝までの処理をするには強い薬液が必要とされるが、根管とその根管の側枝自体の両方を削る処理を行うことができれば、強い薬液を必要としなくても良い。
本発明では、根管の側枝の神経を造形し、歯科学生や研修医などの抜髄作業の訓練用などとして有用な精密さを備えた歯髄腔モデルを製造するためになされたものである。
最太部が0.6ミリメートルから2.0ミリメートルの、湾曲しながら先細になる形の根管と、根管から枝分かれする側枝を1〜3本設け、治療時に側枝まで抜去するための治療をする歯科学生や研修医などの練習用模型とする。本発明は、以上の構成からなる歯髄モデルである。
根管の側枝まで取り除く練習を行う事が可能になるので、患者の実際の治療時に抜髄後に薬剤を入れて加圧するなどの処置を隅々まで行うことが可能なことや、治療後の歯髄炎の防止に繋がる。
隅々まで処理できるので、歯茎の劣化を遅らせる事が可能となる。
本発明の製品完成図である。 本発明の根管の太さについての図である。 本発明の根管の側枝の数についての図である。 ポリプロピレン製の成形型の全体図である。 ポリプロピレン製の成形型の断面図である。 ポリプロピレン製の成形型とポリプロピレン製の根管の取付け図である。
離型性の良い細いポリプロピレンを裂いて歯髄に模擬した根管と根管の側枝の、差替え式が可能な歯髄モデルを造る又はポリプロピレンなど離型性の良い樹脂で歯髄の形状(a〜f)を成形する。このとき、初級者用モデル用(c)や上級者向けのモデル用(a)によって、図2のように最太部が0.6から2.0ミリメートルの根管の寸法が決定される。
この根管と根管の側枝は湾曲し先に行くに従い細くなることが必要であり、高度な成形技術を要す。
また、容易に引抜く事が可能なハンドル(5)を備えている。
図3に示すように、根管の側枝の本数は、1〜3本とする。
図4の箱状に成形されたポリプロピレンの成形型と、神経を模擬した細いポリプロピレン製歯髄に離型剤を塗布する。
箱状に成形されたポリプロピレンの成形型(8)にポリプロピレンで模擬した神経を取付ける。
このとき、図5に示すように箱状に成形されたポリプロピレンの成形型は2種類あり、根管の取付個所(10)が1個所のものは切歯用の歯髄モデルで、根管の取付け個所(10)が2個所あるものは臼歯用の歯髄モデルである。
図6のように裂いたポリプロピレンを取付けた箱状に成形されたポリプロピレンの成形型(9)の中に、2液性の透明樹脂を充填し硬化させる。硬化後、2液性の透明樹脂をポリプロピレンの成形型(9)から外す。
硬化した樹脂の中にある神経を模擬したポリプロピレンのハンドル(5)を用いて引き抜く。そのとき、樹脂を40度から70度に温めて、樹脂に柔軟性を持たせ、エポキシ樹脂と歯髄のポリプロピレンの熱膨張の違いで緩みを発生させることで、容易に抜去する事ができる。
このとき、根管の上面と、底面から出ている根管と根管の側枝の全てが貫通していなければならない。
1 本発明の製品完成図を表す
2 上級者用の歯髄モデルの根管の太さを表す
3 中級者用の歯髄モデルの根管の太さを表す
4 初級者用の歯髄モデルの根管の太さを表す
5 引き抜きの容易なハンドル
6 根管と、1本の側枝を表す
7 根管と、2本の側枝を表す
8 根管と、3本の側枝を表す
9 ポリプロピレン製の成形型の全体図を表す
10 根管の取付け位置

Claims (2)

  1. 人の歯の内部ある歯髄をポリプロピレンで見立て、根管と根管から分岐している1〜3本の側枝と、製造工程上で容易に引抜く事が可能なハンドルを備え、ポリプロピレン製の箱状の成形品を使用して透明の2液性樹脂内に、歯髄を見立てた空洞を模擬する事を特徴とする歯髄腔模型モデル。
  2. 請求項1に示したポリプロピレン製の箱状の成形品と歯髄に見立てたポリプロピレン樹脂を用いて、2液性の透明エポキシ樹脂で成形される歯髄腔模型モデルの製造方法。
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