JPS5814180Y2 - 日除け装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物の窓枠に取付け、日除けおよび雨除けの為
に使用する日除は装置に関するものである。

従来日除は装置は多種類のものが概に公知であって多用
される。

大きく種別して電動式あるいは手動式等があるが、前者
は構造複雑で故障が多く、また後者は操作が面倒等それ
ぞれの難点がある。

本考案は以上の実情からなされたもので、簡素な構成で
安価に提供され、かつ四季を通じて使用できる実用性に
優れる新規の日除は装置を提供する。

以下本考案を説明すると、本考案に係る日除は装置は、
既設の建物等の窓枠に任意に取付けできる汎用構造から
なり、当該窓枠の両側に取付けられる一対の側枠と、そ
の側枠を橋状に連結する少なくとも３段の板状日除は枠
から構成され、前記日除は枠は窓枠外方に下降する平行
な傾斜状になって、その上段のものは前記側枠に固定さ
れると共に、その中下段のものは前記側枠と着脱自在に
取付けられ、そして日除は枠は棒体で長方形状に枠囲い
され、その中央空間部は布体等が張設されている構成か
らなる。

詳しくは一実施例の第１〜６図を参照して、建物等の窓
枠両側に取付けられる側枠１は左右同形の一対で第２図
のように、管材を使用した四辺２Ａ、２Ｂ、２Ｃ，２Ｄ
によって枠囲いされ、所要建物の窓枠６に対応した底辺
２Ａと窓枠６外方に斜辺２Ｃ，２Ｄを有する台形状に形
成され、辺２Ａ、２Ｂに付設した一対２組の溝形係止具
３Ａ、３Ｂを内側に具備し、前記一対の係止具の２本の
中心線４Ａ、４Ｂは、斜辺２Ｄと平行し、かつ底辺２Ａ
を３等分するように構成されている。

さらに斜辺２Ｄの下方に係止具３Ａ、３Ｂと同一構成の
２組の予備係止具５Ａ、５Ｂを間隔を近接して配設する
。

そして一対の側枠１は底辺２Ａの両端の山形鋼８によっ
て連結され、当該窓枠６に山形鋼８を取付は固定するよ
うに構成されている。

一方日除は枠は、上段日除は枠９（第５図）と中下段日
除は枠１０に分類され、上段日除は枠９は前記の側枠の
辺２Ｄを相互に連結する前記の山形鋼８と管材１１によ
って枠囲いした長方形状を有し、窓枠面７に対して緩か
に傾斜するよう傾角θ（本実施例は約３０°）が与えら
れ側枠１と一体になる。

また中下段の日除は枠１０は側枠１の係止具３Ａ。

３Ｂに嵌合する山形鋼１２と管体１３によって長方形状
に枠囲いされる。

一方第３，４図を参照して係止具３Ａ、３Ｂは、それぞ
れ内側方向に溝部を開口するＵ字溝からなり、係止具３
Ａの最終端は止板１４を有し、かつ３Ａ、３Ｂとも下方
から押上げる止わじ１５を具備し、溝１６に嵌合した日
除は枠１０の端縁１２Ａを止ねじ１５によって押上し、
位置固定する構造である。

さらに予備係止具５Ａ、５Ｂは係止具３Ａ、３Ｂと同一
構成で、上段日除は枠９に近接して止ねじ１５の操作が
できる最小間隔で配置されている。

そして日除は枠９，１０および側枠１のそれぞれの枠囲
いした中央部分は布、樹脂板、金属板（以下重体という
）を枠に張設している。

以上の構成からなる日除は装置は、所要の窓枠６に適応
した寸法が選択され、前記したように取付けられる。

即ち第７，８図を参照して、第７図は図示右方の側枠１
と３段構成からなる日除は枠９゜１０にそれぞれ春休１
７が張設され、図示左方の側枠は通風を考慮して春休は
省略されている。

そして日除は枠１０は第３図の中心線４Ａ、４Ｂに沿っ
て挿入されて係止具に嵌着し、当該窓部を縦方向に概ね
３等分するよう３段の日除けが傾斜して配列されている
。

また中下段の日除は枠１０は、例えば冬期等日除けを必
要としないとき、止ねじ１５を緩めて抜出され、第８図
のように上部の予備係止具５Ａ、５Ｂに収納される。

従って当該建物の窓部は広く開放することができる。

以上のように本考案品は、取付は取はずし自在の３段構
成の日除は枠構造であるため、通風状態を良好に維持し
たまま、太陽光線をさける日除は効果と雨の侵入を防ぐ
雨除は効果を併有し、かつ冬期および天候事情等に応じ
て、中下段の着脱自在の日除は枠を容易に着脱操作し、
極めて簡単に当該窓部を開放遮蔽し、四季を通じて使用
できる特徴がある。

さらに本考案品は簡略かつ４牢構造であって耐久性に富
み、規格量産できるので安価に提供して既設窓に取付け
できると共に、前記の弁体張設構造のため風によるバタ
つきがなく、使用感に優れる等の利点がある。

なお本考案は前記実施例に限定されず、例えば日除は枠
を４段構成に、枠部を耐久性と美観を考慮してメッキ管
、アルミ管等に変更し、また日除は枠の着脱構成は他の
公知手段によって変更することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図：本考案−実施例の正面図、第２図：第１図の側
枠の正面図、第３図：第１図のＡＡ断面図、第４図：係
止具を説明する正面図Ａと横断面図Ｂ、第５図：第１図
の上段日除は枠子面図、第６図：第１図の中下段日除は
枠の平面図と正面図、第７，８図：本考案品の使用状態
説明図。 主な符号、１：側枠、２Ａ、２Ｂ、２Ｃ，２Ｄ：側枠の
各辺、３Ａ、３Ｂ：係止具、５Ａ、５Ｂ：予備係止具、
６：窓枠、７：窓枠面、９：上段日除は枠、１０：中下
段日除は枠、１７：張設した春休。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 棒体で枠囲いし窓枠両側に取付けられる一対の側枠と、
   前記側枠に両端を連結し棒体で長方形状に枠囲いした少
   なくとも３段構成の日除は枠からなり、前記日除は枠は
   窓枠方向に下降傾斜し、かつ概ね窓枠を等間隔に分割し
   て平行配列すると共に、上段日除は枠は前記側枠に固定
   され、中下段日除は枠は前記側枠に具備した係止具と着
   脱自在に嵌着され、さらに前記日除は枠は布体を張設し
   た構造からなる日除は装置。