JPS58140081A - トリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離方法 - Google Patents

トリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離方法

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JPS58140081A
JPS58140081A JP57023091A JP2309182A JPS58140081A JP S58140081 A JPS58140081 A JP S58140081A JP 57023091 A JP57023091 A JP 57023091A JP 2309182 A JP2309182 A JP 2309182A JP S58140081 A JPS58140081 A JP S58140081A
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sulfuric acid
styryl ketone
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triazolyl
ketone derivative
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幸雄 鈴木
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森野 春樹
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式(夏) で示されるトリアゾリルスチリルケトン誘導体、tなわ
ち1−(2,4−ジクロロフェニル)−4,4−ジメチ
ル−2−(1,2,4−)リアゾール−1−イル)−1
−ペンテン−3−オンの幾何異性体の混合物からの幾何
異性体の分離方法に関する。
式(1)で示されるトリアゾリルスチリルケトン誘導体
は、それ自身殺菌剤として有用である(特開#1i53
−130661号公報)が、それを還元すること−こよ
り得られる式(I[) で示されるトリアズリルスチリルヵルビノール1111 誘導体、すなわち1−(2,4−ジクロロフェニル’)
 −2−(1、2、4−)リアゾール−1−イル)−4
,4−ジメチル−1−ペンテン−3−オールは、殺菌剤
、除草剤、植物生長調節剤として有用であり、特にその
Σ体はその2体よりも効力が優れていることが知られて
いる(特開昭54−41875号、55−124771
号、56−25105号公報)。
ところで式TI)のトリアゾリルスチリルケトン誘導体
(以下、特にことわらない限り、式(Ilのトリアゾリ
ルスチリルケトン誘導体のΣ体、2体およびΣ、2混合
物をそれぞれE体、2体およびIC/Z体と称する)を
得る方法として、たとえば下記のような方法がある。
+11 172体または2体を光によってΣ体に異性化
する(特開昭55−147265号公報)。
+2)K/Z体をクロマトグラフィーによって分離する
(特開昭55−14126S号公報)。
+31 172体から2体のみを結晶として析出させ、
母液部からE体に富む混合物を得る。必要により2体は
に71体に異性化する(特開昭56−1409丁8号公
報等)。
しかしながら、前記(1)の方法は光反応装置などの特
殊な装置が必要となる。(2)の方法は工業的な方法と
して困難な点が多い。(3)の方法は母液からE体を回
収することになり、Σ体の含有率を余り高くできないし
、Iた原料F、/Z体中の不純物を除去できない等の欠
点がある。
本発明者らは、これらの欠点を克服するために鋭意研究
を行ない、172体からE体の硫酸塩のみを選択的に晶
出させつることを見出し、さらにこれを分離取得した後
、分解することにより高純度のE体が得られることを見
出し、さらに種々の検討を加え、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、式(1)で示されるトリアゾリル
スチリルケトン誘導体のE/Z・体を、溶媒中に射いて
硫酸と反応させ、該誘導体のΣ体の硫酸塩として析出さ
せ、分離取得した後、該硫酸塩を分解してE体を得るこ
とを特徴とするトリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾
何異性体の分離方法である。
本発明方法において用いる硫酸の濃度が稀薄すぎると硫
酸塩の析出量が減少したり、場合によっては全く析出し
なくなることから、硫酸の濃度は通常4〇−以上、好ま
しくは50〜98 s。
より好ましくは90〜98嘩である。
また、硫酸の使用量は、純分換算で172体のE棒金有
量に対して通常0.5〜3倍モルの範囲であるが、硫酸
量、殊に高濃度の硫酸量が多過ぎると2体の硫酸塩の析
出も随伴し易くなることから、より好ましくは0.95
〜1.2倍モルの範囲である。
本発明方法において用いられる溶媒としては、不活性溶
媒であれば特に限定され゛るものではないが、好ましい
ものとして非プロトン性有機溶媒があげられ、たとえば
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、塩
化メチしン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタ
ン、トリクレン、パークレン、クロロベンゼン、ジクロ
ロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、ギ酸
エチル等のエステル系溶媒、ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、ヘプタン
、オクタン、石油エーテル、リグロイン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族または脂環族炭化
水素、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系l媒、アセト
ニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒あるい
はこれらの混合溶媒などが例示される。ことに芳香族炭
化水素およびハロゲン化炭化水素が好適に用いられる。
溶媒の使用量はその種類、晶析温度によって変わりうる
ので一概には決められないが、通常は原料の172体に
対し、0.5重量倍から20重量倍の範囲である。
本発明方法において、2体の硫酸塩の析出は、通常自然
に開始されるので、その種晶の接種は必須ではないが、
より確実を期するために接種してもよい。この種晶は硫
酸と原料E/Z体の混合機でもよいし、混合前のE/Z
体溶液番ζ加えてもよい。
反応温度または晶析温度は溶媒の沸点以下であって、か
つ異性化等の副反応を伴なわない温度で実施されるが、
好ましくはo℃〜80’ICで行なわれる。
0・9 反応溶液が2体の硫酸塩を分離するには、たとえば濾過
、遠心分離、デカンテーシ習ンなど通常の方法を用いる
ことにより行なわれる。
上記のよう番こして得られた2体の硫酸塩から冠体を回
収するには、通常、水と混和せず、かつ2体を溶かす溶
媒、たとえばトルエン、クロロベンゼン、酢酸エチル、
エーテル、四塩化炭素等の存在下、大過剰の水と該硫酸
塩とを混合することによって硫酸塩が分解され、油層か
ら高純度のΣ体が回収される。このとき、水層中に炭酸
ナトリウム、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、ア
ンモニアなどの塩基を硫酸番こ対し過剰に存在させても
よい。また、水辺外にも過剰量のメタノール、酢酸等の
プロトン性溶媒あるいはアミン等の塩基でも該硫酸塩を
分解することができる。
なお、本発明方法によってE体硫酸塩を除去したあとの
母液中には、2体が多く含まれるが、水洗等によって硫
酸を除いたのち、これはたとえば特開昭56−1409
78号公報等に示されている方法により、172体に異
性化させたのち、再び本発明方法に用いることができる
し、または該母液に過剰モルの硫酸、より好ましくはさ
らに2体硫酸塩の種晶を加えることにより、2体の硫酸
塩を析出させることもできる。
以下、具体的な例をもって本発明を説明するが当然なが
ら、本発明はこれらの例に限られるものではない。なお
、E/Zは2体と2体の比率を表わす。
参考例I E体IPをトルエンiopに溶解し、20℃に保温し、
攪拌下に濃硫酸0.165 cc−を添加した。2時間
攪拌したのち濾過した。少量のトルエンで結晶を洗浄し
たのち、結晶を真空乾燥した。
結晶収量  1.27F 融   点   205.5〜207℃元IA分析値C
(%l  H(11NSI  5(11C4(1142
,84,19,87,516,9 参考例2 Z体IFをトルエン10fIに溶解し、20℃に保温攪
拌下に濃硫酸0.083 CCを滴下した。
そののち12℃に冷却し、6時間後に結晶を戸数し、少
量のトルエンで洗浄したのち、真空乾燥した。
結晶収量  0.62 F 融   点   117.5〜118℃元素分析値  
C(511H(チl  NSl  5(11C4−14
3,04,29,97,417,1 実施例I 172体(純度96.8%、E/243.0157.0
)8.11 Fをトルエン80りに溶解し、20℃で濃
硫酸1.22 pを滴下した。4.5時間、20℃番こ
保温攪拌後戸数し、ヘキサン10儂で結晶を洗ったのち
結晶を真空乾燥した。
結晶収量  4.23 F 融   点   197〜205℃ 次にこの結晶111こ10%重炭酸ナトリウム水溶液4
C,)ルエン20!および水20CCを加え、室温(2
0〜25℃)で、結晶が消失するまで攪拌したのち水層
を分離し、油層を2回水洗後濃縮した。得られた結晶は
0.76F(原料の172体に対し通算で4o1)、E
/Zは96.0/4.0であった。
実施例2〜6 実施例1で用いた172体を同量用いて、溶媒、温度、
時間をかえた以外は実施例1と同様にしてE体の分離を
行なった。
実施例7 実施例1で用いた172体8.119をクロルベンゼン
209に溶解した。 30℃に保温して、濃硫酸1.2
29を滴下したのち、同温度で、5時間攪拌後P遇した
。結晶はクロルベンゼン20Cで洗浄したのち真空乾燥
した。
収量は4.29炉であった。
この結晶19をジメチルホルムアミド2ωに溶解し、ト
ルエン20 acおよび水20Cを加えたのちよく混合
し、水層を分離した。
油層をさらに2回水洗したのち濃縮し、E体(E/2 
97.3/2.7 ) 0.77 t ヲllり。
実施例8 実施例7の濃硫酸1.22Fに代えて8〇−硫酸3.0
7 Fを用いたほかは実施例7と全く同様に行なった。
得られた結晶は4.589でこの結晶1tを分解して得
たE体の収量は0.712、E/zは96.7/3.3
であった。なおコノ塩は3.5%の水分を有しており、
融点は188〜193℃であった。
実施例9 実施例7の濃硫酸に代えて5〇−硫酸2.45tを用い
たほかは全く同様に行なった。得られた塩は3.35F
、この結晶IFを分解して得たE体+t O,62P 
(E/Z  100.010.0 ) テあった。また
、この塩は8.4−の水を含んでおり、融点は158〜
165℃であった。
実施例10 粗製172体(純度84.4 %、K/Z ao、s/
69.4 ) 2 f!を52のクロロベンゼン番こ溶
解し、 0.0720Hの濃硫酸を添加した。E体硫酸
塩結晶(実施例1と同様にして得たもの)を微量接種し
たのち、27〜32℃で4時間攪拌し濾過した。得られ
た結晶は0.504F、これを分解して得たE体は0.
384 Fで、その純度ハ97.6 %、E/ 299
.1/ 0.9 テアッた。
一方、この母液から回収されたトリアゾリルスチリルケ
トン誘導体1.566 f!は、−純度82.4 %、
E/Z 9.5/90.5 テあった。これをIPとり
、クロロベンゼン3.2Fに溶解して、濃硫酸0.13
6 mを30℃で加え、4時間攪拌したのち、濾過、少
量のクロルベンゼンで洗浄して結晶0.915 Fを得
た。この結晶を全量分解シテ、0.79 (純度95.
2 %、 E/29.9/90.0を回収した。
実施例11 実施例7で得た硫酸塩2fにトルエン5ac詔よび水1
0mを加え、40℃で30分間攪拌したところ、結晶は
ほぼ消失しさらに30分間攪拌後、水層を分離し、水1
0111nで2回洗浄したのち、油層を濃縮した。1.
481 fのE体を得た。
実施例12 実施例7において、濃硫酸1.229に代えて濃硫酸2
.451’を用いたほかは同様に行なった。得られた塩
は4.68f、この結晶IPを分解L −c E/Z 
bi 97.7/2.3 テア;6 E体を得た。
比較例1 実施例12において、濃硫酸を滴下終了したのちに、参
考例1で得たE体の硫酸塩および参考例2で得た2体硫
酸塩各々約1”fを添加したほかは同様に行なった。得
られた結晶は7.60F、この結晶1tを分解したとこ
ろ、E/Z カ60.8/39.2 (7) F−/Z
体であった。
手続補tE書(自発) 昭和S7り「り二月’/J 日 特許宇長官 島 1)春 樹  殿 1、事件の表示 昭@167年 特許願第 、230?/  号2 発明
の暦称 ドリアゾリルスチリルケトン酵専俸の幾伺異性体の分離
方法 3 補正をする考 事件との関係 特許出願人 住 所  大阪市東区北浜5丁目151地名称 (20
9)住友化学丁業株式会社代表考    土  方  
   武 4、代理人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地明細番の発明
?Jζ蓮弊1、飲明の櫃 6、補正の内容 (1)明細書第6頁下から第6行目、第7.2頁館コ行
目〜第3行目、第7.2負第S行目〜第6行目、第73
頁第1θ行目、第73頁下から第7行1および第1q頁
第2行目に「クロロベンゼン」とあるのを「モノクロロ
ベンゼン」と訂正する。
■ 同第に真下から第6行目に「過−j量のメタノール
」とあるのを[過剰量の含水のメタノール」と1正する
以上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 で示されるトリアゾリルスチリルケトン誘導体の烏何異
    性体混金物を、溶媒中Kmいて硫酸と反応させ、該誘導
    体の2体の硫酸塩を結晶として析出させ、分離取得した
    後、これを分解することを特徴とする該トリアゾリルス
    チリルケトン誘導体の1体の分離方法。
  2. (2)硫酸が40−以上の硫酸である特許請求のm1l
    l第1項に記載の方法。
  3. (3)硫酸が90嘩以上の硫酸である特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の方法。
  4. (4)硫酸を該トリアゾリルスチリルケトン誘導体の1
    体に対して、0.5〜3倍モル用いる特許請求の範囲第
    1項、第2項または第3項曇こ記載の方法。
  5. (5)硫酸を該トリアゾリルスチリルケトン誘導体の皿
    体く対して、0.98〜1.2倍モル用いる特許請求の
    範−第1項、第2項、第3項または第4項に記載の1法
  6. (6)  II媒が非プロトン性不活性溶媒である特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または第5
    項に記載の方法。
  7. (7)溶媒が芳書族炭化水IIAまたは/10ゲン化炭
    化水素である特許請求の範囲第6項に記載の方法。
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