JPS5813972Y2 - 塗装用密封栓状体 - Google Patents

塗装用密封栓状体

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JPS5813972Y2
JPS5813972Y2 JP1978172638U JP17263878U JPS5813972Y2 JP S5813972 Y2 JPS5813972 Y2 JP S5813972Y2 JP 1978172638 U JP1978172638 U JP 1978172638U JP 17263878 U JP17263878 U JP 17263878U JP S5813972 Y2 JPS5813972 Y2 JP S5813972Y2
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JP
Japan
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sealing plug
shaft
painting
paint
pressure receiving
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Application number
JP1978172638U
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JPS5588876U (ja
Inventor
渡辺隆
Original Assignee
昭和電機工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は布設管の管内面を塗装するために用いられる密
封栓状体(ピグ)に関するものである。
密封栓状体(以下説明に釦いてはピグと呼称する)を布
設管内面の塗装に用いる場合には、当該−ζイブ内を清
浄にした後パイプ内で2個のピグの間に塗剤もしくは塗
料を封入し、ピグ、塗剤、ピグというサンドイッチ構成
をとり、後方に位置するピグの背後から流体圧をかげて
パイプ内を強制的に移動させ、封入した塗剤もしくは塗
料を壁面に付着させる方法をとるものである。
この方法において、封入した塗剤が壁面に均一にかつ能
率よく付着するためには、塗剤を封入したピグの形状お
よび構造の良否が問題である。
本考案は斯かる点からなされたもので、−組の密封栓状
体からなり、柔軟性を有し内部に中空部を備えた軸体の
外周部に、軸体の軸方向には固く軸と平行な方向には柔
かい厚肉フィンを数段に形成するとともに、軸体の後端
に椀状の受圧部を設け、さらに該中空部と軸体外周部と
を連通ずる連通管を軸体内部に複数個設けて弾性材によ
り一体的に成形された密封栓状体であって、前方に位置
する先導用の密封栓状体にかいては、その後部で該中空
部と受圧部後面の受圧面とを連通し、後方に位置する塗
装用の密封栓状体においては、その前部で該中空部と軸
体頭部前面とを連通したことを特徴としている。
以下、図面に基づきその実施の一例について説明する。
1は弾性材料によって一体的に成型された前方に位置す
る先導用の密封栓状体(ピグ)本体にして、配管の折曲
部に対応できるように柔軟性をもたせた軸体2と、この
軸体2の外周に数段(本実施例の場合4段)に設けられ
た厚肉フィン3および軸体2の後端に設けられた椀状を
呈する受圧部4から主に構成されている。
ピグ1は流体圧を受圧部4内面の受圧面4′に受けて矢
印a方向に進むへく設定されており、強制移動のために
厚肉フィン3の外周の管壁との接触面の前方側の角部は
丸く落されている。
また厚肉フィン3は同軸性、移動性、密封性のために肉
厚と外径の相関関係を考慮して軸と平行な矢印す方向に
は柔かく(変形しやすく)、軸の中心方向の矢印C方向
には固い(変形しにくい)ような構造である。
また軸体2の内部には、前部を軸体頭部5によって閉鎖
されるとともに、後部を受圧面4′に開放した中空部6
を有している。
軸体2の本体には適宜数の小連通管7が設けられ中空部
6と軸体2の外周部表面とを連通しており、結果として
厚肉フィン3相互間の空間と受圧面4′に隣接する空間
を連通ずることになる。
内面に受圧面4′を形成した椀状の受圧部4ば、実施例
ではその外径を前記厚内フィン3の外径より僅かに大き
く設定されるとともに、厚内フィン3よりも柔軟に設定
され上流側からの流体圧の受容効率を計かるとともに、
塗料の各フィン間の充満及びパイプ内面に対する塗剤の
スリ込みを行い、塗料により完全なヌレ状態を作って塗
装効果を向上させている。
しかし、この受圧部4の外径は本実施例においては厚内
フィン3の外径よりも僅かに大径に設定したか、塗装材
または塗装厚に対する意図、およびシールや塗装の目的
に応じて厚肉フィン3と同径あるいは僅かに小径に設定
して、より塗装におけるコテ塗り効果を発揮させること
もある。
次に後方に位置する塗装用の密封栓状体8は、軸体2、
数段の厚肉フィン3ふ・よび受圧面4′を内面に有する
受圧部によって構成されているが、軸体2内部に設定さ
れた中空部6′を中空部6′後端に受圧面隔壁9を設け
ることによって受圧面4′から独立させるとともに、軸
体頭部5には連通管10を設ける。
また、軸体2本体には先導用の栓状体1と同様の小連通
管Iを設けているので、本栓状体8では軸体前部の空間
と厚内フィン3相互間の空間とを連通する。
厚肉フィン3釦よび受圧部4の構成は該栓状体1と同様
である。
前述の密封栓状体(以下ピグと呼称する)を2個用いて
当該パイプ内で塗剤ないしは塗料を封入して塗装するサ
ンドインチェ法の概略を第10図に示す。
dが前方の先導用ピグであり、eが後方に位置する塗装
用ピグである。
本工法による塗装に釦いては、塗装ばかりでなく前処理
の水洗や化学洗浄等の洗浄工程に卦いても本工法を用い
ている。
したがって、洗浄工程においてはピグd、eの密封性、
移動性のみを考慮すればよいが、塗装工程においては前
二者に加うるに塗装性が特に考慮されねばならない。
ところがこの塗装工程にむいては、両ピグd、eに挾ま
れた塗装fが挾まれた区間内で当該管壁に付着し、この
付着した塗料を後方の塗装用ピグeの厚肉フィン3によ
って必要量の塗料のみを付着させ、さらには押漬させて
塗膜gを形成させるのであるが、塗装用ピグeの最前列
の厚肉フィン3′によってほとんど0.1〜0.15關
程度(最低0.05〜0,1朋)の厚さにまでされる関
係で他の厚内フィンz′の弾性や変形により潤滑や押漬
が不均一となり均一な塗膜を形成し難い。
また、前方の先導用ピグdPl−いては、厚肉フィン3
と管内壁15が直接接触を行う関係で抵抗が大きく移動
性が損なわれる傾向にあったものである。
そこで本考案のピグ1,8を用いた場合の塗装工程を図
に基づいて説明する。
封入された塗膜もしくは塗料(以下封入塗料と略称する
)fは第11図に示すごとく先導用ピグ1の中空部6の
先端の軸体頭部5の背後から塗装用ピグ8の受圧部4の
外面前部までを満たしているとともに、塗装用ピグ8の
背後からの作動流体圧とほとんど同圧力を保っている。
したがってこの封入塗料fは先導用ピグ1の軸体2に設
けられた連通管7から、管内壁15と厚肉フィン3によ
って構成される環状の隔室16内に隔室16内の圧力が
封入塗料fの圧力と等しくなるまで噴出ないしは圧入さ
れる。
したがって最前部の厚肉フィン3以外の厚肉フィン3と
これと対応する管内壁15の接触部分には圧入された封
入塗料が供給され、当該管内壁15に付着するとともに
良好な潤滑剤むよびシール剤となり密封性、移動性を向
上させる。
後方の塗装用ピグ8においては塗装用ピグ8前方の封入
塗料fがピグ1の頭部に設けられた連通管10ど軸体2
に設けられた連通管7を通って受圧部4外面前部までの
隔室16′にそれぞれ封入塗料圧と同圧になるまで供給
されて前記と同様の作用を行うが、先導用ピグ1の作用
に加うるに隔室16′内に供給された封入塗料fの潤滑
作用により当該管内壁に良好な塗膜gを形成する。
また先導用ピグ1の中空部6の先端釦よびそれぞれの隔
室16から塗装用ピグ8の隔室16′にあ・ける封入塗
料fは物理的な圧力損失はあるがほぼ作動流体と同圧で
作動させられる。
塗装が進むに従って封入塗料fが消費されるが、その体
積が減少するのみで作動開始から終了までほとんど同条
件で塗装を行い得る。
叙上の如く、本考案にあ・いては厚肉フィン3を軸の中
心方向には固く、軸と平行な方向には柔かく形成したの
で、パイプ内を移動する際にパイプの軸とピグ1,8の
軸が常に合致して偏心する心配がない。
またピグ1,8の軸体2を可撓性を持った湾曲しやすい
構成としたので、パイプの折曲部にトいてもスムーズに
移動できるとともに、椀状の受圧部4の外径部4′を柔
軟に形成したので、所謂塗膜をコテ或いはコムベラ塗り
する作用があり塗膜の厚さを均一にできる。
さらに、常に必要量の封入塗料fを厚肉フィン3相互間
に形成される環状の隔室16 、16’内に供給するの
で厚肉フィン3と管内壁15間のシール性と潤滑に役立
つとともに塗装効果もあがる。
等々の効果があり、本考案の塗料誘導路を適宜設けた密
封栓状体(ピグ)は、布設管の配管内壁の塗装において
、密封性、移動性督よび塗装性を著しく向上させた。
な釦、厚肉フィン3の枚数、連通管7,10の大きさや
数量は塗装厚や管内径等の施工条件により適宜設定すれ
ばよいので特に限定しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は先導用の密封栓状体の正面図、第2図は縦断面
図、第3図は左側面図、第4図は右側面図であり、第5
図は塗装用の密封栓状体の縦断面図であり、第6図は従
来の密封栓状体による塗装方法の説明図、第1図は本考
案による密封栓状体の塗装方法の説明図である。 1.8・・・密封栓状体(ピグ)、2・・・軸体、3・
・・厚肉フィン、4・・・受圧部、4′・・・受圧面、
5・・・軸体頭部、6,6′・・・中空部、7,10・
・・連通管、9・・・受圧面隔壁、16,16’・・・
隔室、d・・・前方ピグ、e・・・後方ピグ、f・・・
封入塗料、g・・・塗膜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 布設した配管の管内面の塗装に用いる一組の先導用釦よ
    び塗装用の密封栓状体において、柔軟性を有し内部に中
    空部を備えた軸体の外周部に、軸体の軸方向には固く軸
    と平行な方向には柔かい厚内フィンを数段に形成すると
    ともに、軸体の後端に椀状の受圧部を設け、さらに該中
    空部と軸体外周部とを連通ずる連通管を軸体内部に複数
    個設けて弾性材により一体的に成形された密封栓状体で
    あって、 前方に位置する先導用の密封栓状体に釦いては、その後
    部で該中空部と受圧部錘面の受圧面とを連通し、後方に
    位置する塗装用の密封栓状体Ki−いては、その前部で
    該中空部と軸体頭部前面とを連通したことを特徴とする
    一組の密封栓状体からなる塗装用密封栓状体。
JP1978172638U 1978-12-14 1978-12-14 塗装用密封栓状体 Expired JPS5813972Y2 (ja)

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JPS5588876U JPS5588876U (ja) 1980-06-19
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