JPS5813770Y2 - 携帯用ケ−ス - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドライブ、キャンプなどに行くときに携帯に
便利なケースに関し、ケース自身を脚付きの車台とした
り又脚を棚として用いるなど多目的使用を計らんとする
ものであるが、特に本考案では上記車台などに組立てた
場合強固な保形効果を計るべく工夫したものである。

先ず図面に就いて実施例の詳細を述べる。

第１図並に第２図に示すように容体１と蓋体２とを開閉
自在に蝶着してなるトランク状の扁平ケースＡと、第３
図のように上記ケース３を展開状に開いた状態で容体１
と蓋体２とが連なる方向の辺４の内のり長さｌと等しい
長さｌ′をもち、而も上記容体１や蓋体２の深さＳより
大きな巾Ｓ′をもつ数枚の縦用平板５と、上記辺４と直
交する他方の辺６の内のり長さＬと等しい長さＬ′を有
する上記縦用平板５と間中の数枚の横用平板７とからな
り、この縦横の平板５，７にはこれらを格子状に咬み込
ませる切込み５’、７’を設け、更に縦用平板５には上
記ケース３の開き状態で哨ずと重合される容体１と蓋体
２との側板１’、２’の重合肉厚を嵌合させる切込み５
″を設けたものである。

尚、上記ケース３や平板５，７は本例では段ボール紙に
て形成されている。

本考案は上述のように構成したので、ドライブ、キャン
プなどに行くときに上記平板をケースに他物と一諸に入
れてゆき、そしてこれを現地で組立てるものであるが、
その組立操作としてはまず平板５，７をケースから取出
してこれをまずその切込み５’、７’同志を咬みこませ
て第４図のように格子状に組んで脚を形成させ、そして
これの上にケース３を開いた状態で下向きに嵌合させる
と共に切込み５″に重合状態の側板１’、２’を嵌合さ
せ、もって第５図のような車台を形成することができる
。

又この車台を第７図のように起立させることによって平
板を棚として便利に使用することができる。

又本考案によれば、上記縦横の平板がケースの辺の内の
り長さと等しく形成されているので、第５図、第７図の
ように平板を車台の脚や棚として組付は使用する場合車
台と脚部との嵌合がピッタリとするのでガタがなく、而
も広い面積で車台を支えるので安定が極めてよい。

更に又縦板に設けた切込み５″にケースを開いたことに
よって自ずと重合される側板部１’、２’の肉厚を嵌合
するので、ケースの開き状態を確実に保持し、ケースの
グラつきなどの不安定要素を一掃することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はケースの外観図、第２図はケースを開いた状態
の斜面図、第３図はケース内に収容携帯される平板の斜
面図、第４図は同上平板を組んだ状態の斜面図、第５図
は使用態様を示す斜面図、第６図は同上側断面図、第７
図は他の使用態様の変形を示す斜面図である。 １・・・・・・容体、２・・・・・・蓋体、３・・・・
・・ケース、５・・・・・・縦用平板、７・・・・・・
横用平板、５′、５″、７′・・・・・・切込み。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 容体と蓋体とを開閉自在に蝶着してなるトランク状の偏
   平方形状ケースと、該ケースを開いた状態で容体と蓋体
   とが連なる方向の辺の内のりと等しい長さをもち而も容
   体や蓋体の深さより大きな巾をもつ数枚の縦用平板と、
   上記辺と直交する他方の辺の内のりと等しい長さを有す
   る上記縦用平板と間中の数枚の横用平板とからなり、こ
   の縦横の平板にはこれらを格子状に咬み込ませる切込み
   を設は且縦用平板には上記ケースの開き状態で哨ずと重
   合される容体と蓋体との側板部を嵌合させる切込みを設
   けたことを特徴としてなる携帯用ケース。