JPS58136613A - ポリイソシアネ−ト化合物の処理方法 - Google Patents
ポリイソシアネ−ト化合物の処理方法Info
- Publication number
- JPS58136613A JPS58136613A JP57018796A JP1879682A JPS58136613A JP S58136613 A JPS58136613 A JP S58136613A JP 57018796 A JP57018796 A JP 57018796A JP 1879682 A JP1879682 A JP 1879682A JP S58136613 A JPS58136613 A JP S58136613A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyisocyanate compound
- piperiditul
- added
- impurities
- pentamethyl
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
ポリイソシアネート化合物はポリウレタン樹脂などの原
料として有用な物質である。ポリイソシアネート化合物
のうちジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
)リレンジイソンアネート(TDI)、ヘキサメチレン
ジイソンアネート(HDI)などは基幹物質として工業
的に生産されている。これらのポリイソシアネート化合
物は工程上の副産物や溶剤等の他組成物がない形態で分
離されるが、最終生成物にはいくらかの不純物が存在す
るのは現技術では避けがたい。
料として有用な物質である。ポリイソシアネート化合物
のうちジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
)リレンジイソンアネート(TDI)、ヘキサメチレン
ジイソンアネート(HDI)などは基幹物質として工業
的に生産されている。これらのポリイソシアネート化合
物は工程上の副産物や溶剤等の他組成物がない形態で分
離されるが、最終生成物にはいくらかの不純物が存在す
るのは現技術では避けがたい。
ポリイソシアネート化合物の不純物には加水分解性塩素
に代表されるものがあり、これはイソ7アネートの反応
性を低下させる負触媒作用がある。
に代表されるものがあり、これはイソ7アネートの反応
性を低下させる負触媒作用がある。
これら負触媒作用を有する不純物の存在のため、インシ
アネートの反応速度が不安定となったり、多量の触媒を
必要としたりし、その結果反応生成物の品質が悪化する
。この不純物除去のため製造操作上の多くの改良がなさ
れてし・るが、現在では完全除去に到っておらず、例え
ば加水分゛解性塩素はインシアネート中に塩酸として0
001〜0.1%含有されているのが通常である。この
負触媒作用を有する不純物を無効にする方法を見出すこ
とが当業界における当面の課題であった。
アネートの反応速度が不安定となったり、多量の触媒を
必要としたりし、その結果反応生成物の品質が悪化する
。この不純物除去のため製造操作上の多くの改良がなさ
れてし・るが、現在では完全除去に到っておらず、例え
ば加水分゛解性塩素はインシアネート中に塩酸として0
001〜0.1%含有されているのが通常である。この
負触媒作用を有する不純物を無効にする方法を見出すこ
とが当業界における当面の課題であった。
本発明者らは上記課題について鋭意研究の結果、1.2
.2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールのカルボ
ン酸エステル化物をポリイソシアネート化合物に添加す
れば不純物などの負触媒作用を無効にすることを見出し
、本発明を完成した。
.2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールのカルボ
ン酸エステル化物をポリイソシアネート化合物に添加す
れば不純物などの負触媒作用を無効にすることを見出し
、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、ポリイソシアネート化合物に00
01〜1.0重量%(以下%と略す)の1゜2.2.6
.6ペンタメチルー4ピペリジツールのカルボン酸エス
テル化物を加えてポリイソシアネート化合物中の負触媒
作用を有する成分を無効果にする方法である。
01〜1.0重量%(以下%と略す)の1゜2.2.6
.6ペンタメチルー4ピペリジツールのカルボン酸エス
テル化物を加えてポリイソシアネート化合物中の負触媒
作用を有する成分を無効果にする方法である。
本発明に用いられる1、2.2,6.6ペンタメチルー
4ピペリジツールのカルボン酸エステル化物(以下、ピ
ペリジツール誘導体上略す)は次式(式中のRは1〜3
6個の炭素原子を有する炭化水素基である。nは1又は
2〕で表わされる。当該ピペリジ/−ル誘導体はl・2
゜2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールと炭素数
2〜36個のモノ又はジカルボン酸とのエステル化反応
物である。エステル化については通常の方法によって行
なうことが出来る。本発明で使用するカルボン酸は、例
えば酢酸、オクチル酸、オレイン酸のようなモ、7カル
ポン酸類、アジピン酸、アゼライン酸、ダイマー酸のよ
うなジカルボン酸類がある。これらのカルボン酸は酸ク
ロライドの形で使用することがある。
4ピペリジツールのカルボン酸エステル化物(以下、ピ
ペリジツール誘導体上略す)は次式(式中のRは1〜3
6個の炭素原子を有する炭化水素基である。nは1又は
2〕で表わされる。当該ピペリジ/−ル誘導体はl・2
゜2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールと炭素数
2〜36個のモノ又はジカルボン酸とのエステル化反応
物である。エステル化については通常の方法によって行
なうことが出来る。本発明で使用するカルボン酸は、例
えば酢酸、オクチル酸、オレイン酸のようなモ、7カル
ポン酸類、アジピン酸、アゼライン酸、ダイマー酸のよ
うなジカルボン酸類がある。これらのカルボン酸は酸ク
ロライドの形で使用することがある。
当該ピペリジノール誘導体の添加量はピペリジ/−に誘
導体の分子量、及びポリイソシアネート化合物中の負触
媒作用を有する不純物の量によって異なるが0001〜
10%の範囲が好ましい。
導体の分子量、及びポリイソシアネート化合物中の負触
媒作用を有する不純物の量によって異なるが0001〜
10%の範囲が好ましい。
0.001%以下では大きな効果は期待できず、また1
、 0%以上を添加し′てもコストアップ゛になるだけ
で効果的に差異は認められない。
、 0%以上を添加し′てもコストアップ゛になるだけ
で効果的に差異は認められない。
本発明におけるポリイソシアネート化合物としては、ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリフェ
ニルメタンポリイソシアネート(P−MDI)、ヘキサ
メチレンジインシアネート(HDI)、フェニレンジイ
ソンア*−ト、 )!jレンジイソシアネー)(TD
I)、ナフチリレンイソシアネートなど、およびこれら
のポリイソシアネート類の過剰と各種活性水素化合物と
の末端インシアネート基含有付加物などが用いられる。
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリフェ
ニルメタンポリイソシアネート(P−MDI)、ヘキサ
メチレンジインシアネート(HDI)、フェニレンジイ
ソンア*−ト、 )!jレンジイソシアネー)(TD
I)、ナフチリレンイソシアネートなど、およびこれら
のポリイソシアネート類の過剰と各種活性水素化合物と
の末端インシアネート基含有付加物などが用いられる。
当該ピペリジツール誘導体をポリイソシアネート化合物
に添加する方法としては普通行なわれているいかなる方
法でもよい。
に添加する方法としては普通行なわれているいかなる方
法でもよい。
本発明で応用する反応の種類はウレタン化反応をはじめ
とするインシアネート基の反応全般にわたるが、特にイ
ンシアネート基のトリマー化反応およびカルボジイミド
化反応の如き反応でその効果が著るしい。これらの反応
による生成物は耐熱性、難燃性が優れてL・ることか一
般に知られている。
とするインシアネート基の反応全般にわたるが、特にイ
ンシアネート基のトリマー化反応およびカルボジイミド
化反応の如き反応でその効果が著るしい。これらの反応
による生成物は耐熱性、難燃性が優れてL・ることか一
般に知られている。
トリマー化反応およびカルボジイミド化反応は各々の触
媒の添加による方法が一般に用いられているが、MDI
などの不純物量によって反応速度が異なる。当該ピペリ
ジツール誘導体の添加により安定に反応が進行する。
媒の添加による方法が一般に用いられているが、MDI
などの不純物量によって反応速度が異なる。当該ピペリ
ジツール誘導体の添加により安定に反応が進行する。
当該ピペリジツール誘導体は3級アミンであるがヒンダ
ード型であるので通常のウレタン化触媒などの作用はな
い。ポリイソシアネート化合物へ添加後も室温での貯蔵
温度では無添加量にくらべ品質低下の差はない。
ード型であるので通常のウレタン化触媒などの作用はな
い。ポリイソシアネート化合物へ添加後も室温での貯蔵
温度では無添加量にくらべ品質低下の差はない。
る2、4− )リレンジイソシアネート1009に1゜
2.2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールのラウ
リン酸エステル0.06F加えて70〜80°Cにし、
3−メチル−1゛−フェニル−3−ホスホリン−1−オ
キサイド(カルボジイミド化触媒)0.005Of加え
て反応させた。6時間でNGO含有4−35.0%にな
った。
2.2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツールのラウ
リン酸エステル0.06F加えて70〜80°Cにし、
3−メチル−1゛−フェニル−3−ホスホリン−1−オ
キサイド(カルボジイミド化触媒)0.005Of加え
て反応させた。6時間でNGO含有4−35.0%にな
った。
上記ピペリジノールのラウリン酸エステルヲ添加しない
系で同様に反応させたところ12時間後のNCO含有量
は38.4%に止まった。
系で同様に反応させたところ12時間後のNCO含有量
は38.4%に止まった。
実施例2
NGO含有量33.0%で、H−CA分を200 pp
m含んでいるジフェニルメタンジイソシアネート100
2に1.2,2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツー
ルのオレイン酸エステル020f加えて80〜90 ’
Cにし、実施例1で用いたカルボジイミド化触媒な05
0010F加えて反応させた。5時間でNCO含有@
28.0%になった。
m含んでいるジフェニルメタンジイソシアネート100
2に1.2,2.6.6ペンタメチルー4ピペリジツー
ルのオレイン酸エステル020f加えて80〜90 ’
Cにし、実施例1で用いたカルボジイミド化触媒な05
0010F加えて反応させた。5時間でNCO含有@
28.0%になった。
ifピペリジツールのオレイン酸エステルを添加しない
で系で同様に反応させたところ、10時間後のNCO含
有量は30.6%に止まった。
で系で同様に反応させたところ、10時間後のNCO含
有量は30.6%に止まった。
実施例3゜
NGO含有量49.5%で、H−CA分を250 pp
m含んでいるヘキサメチレンジイソシアネート100f
に1.212.6.6ペンタメチルー4ピペリジツール
の7ゼライン酸エステルo、ior加えて70〜80℃
にし、トリマー化触媒のオクチル酸カリウム0.03f
/フェノール0.10 f混合物を加えて50℃で反応
させた。6時間でNGO含有量400%まで低下した。
m含んでいるヘキサメチレンジイソシアネート100f
に1.212.6.6ペンタメチルー4ピペリジツール
の7ゼライン酸エステルo、ior加えて70〜80℃
にし、トリマー化触媒のオクチル酸カリウム0.03f
/フェノール0.10 f混合物を加えて50℃で反応
させた。6時間でNGO含有量400%まで低下した。
上記ピペリジツールの7ゼライン酸エステルを添加しな
い系で同様に反応させたところ10時間後のNCO含有
量は42.3%に止まった。
い系で同様に反応させたところ10時間後のNCO含有
量は42.3%に止まった。
特許出願人
日本ポリウレタン工業株式会社
Claims (1)
- ポリイソシアネート化合物にo、ooi〜1. O重量
%の1.2.2.6.6 ペンタメチル−4ピペリジツ
ールのカルボン酸エステル化物を加えてポリイソシアネ
ート化合物中の負触媒作用を有する成分を無効にする方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018796A JPS58136613A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | ポリイソシアネ−ト化合物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018796A JPS58136613A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | ポリイソシアネ−ト化合物の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58136613A true JPS58136613A (ja) | 1983-08-13 |
JPH029613B2 JPH029613B2 (ja) | 1990-03-02 |
Family
ID=11981552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57018796A Granted JPS58136613A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | ポリイソシアネ−ト化合物の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58136613A (ja) |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP57018796A patent/JPS58136613A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH029613B2 (ja) | 1990-03-02 |
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