JPS5813638B2 - 質量体を化学的または電気化学的に処理するための積込みおよび排出ステ−シヨン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転するドラム内において質量体を化学的ま
たは電気化学的に処理するための積込みおよび排出ステ
ーションであって、前記ドラムのカバーが自動的に開放
される形式のものに関する。

このような形式の装置のばあいには、支持フレーム内に
配置されていてしかも駆動されるドラムハ、支持フレー
ムと共に複数の処理ステーションに搬送される。

例えば前記支持フレームは複数の相前後して配置された
溶液漕に移動させられる。

積込みおよび排出ステーションに於いては金属質量体を
積込むか又は排出する前にドラムが開放されねばならな
い。

このために、カバーが手で旋回させることによって開放
されるドラムが公知である。

しかしながら、ドラム周壁内の注入兼排出開口を閉鎖す
るカバ一部材を有する浸漬漕用のドラムも公知であり、
このドラムは、カバ一部材を形成するドラム周壁区分を
備えた、自由に回転可能なドラムに同心的に載設されて
ドラムを回転に際して連行する逆転可能に駆動されるド
ラムケージを有しており、前記カバ一部材はドラムケー
ジの回転方向に応じて注入開口を閉鎖するか又は開放す
る（ドイツ連邦共和国特許出願公開第２４０７２０９号
明細書）。

このばあいドラムの注入開口の一方の側でストツパが、
前記ストツパの方向へのドラムケージの回転に際して注
入開口がカバーによって閉鎖されるように、配置されて
いるのに対して、別のストツパの位置は、反対の回転方
向において注入開口が開放されるように選ばれている。

しかしながらこのような形式のドラムは、処理しようと
する質量体が極めて小さいばあいには、使用することが
できない、カバーはドラム周壁に対して自動的に自から
滑動しなければならないので必然的にドラム部分の間に
大きな連動スペースが必要にされる。

本発明の課題は、ドラムのカバーがドラムの予じめ規定
することのできる回転位置で自動的な制御によって開放
されるような、回転するドラム内で質量体を化学的また
は電気化学的に処理するための積込みおよび排出ステー
ションを提供することにある。

この課題は本発明によれば、積込みおよび排出ステーシ
ョンが圧力シリンダを有していて、この圧力シリンダが
ドラムのカバーを、制御された予じめ規定されたドラム
の回転位置で軸平行な方向に滑動させるようになってい
ることによって解決された。

このばあい本発明の有利な実施例によれば、圧力シリン
ダの作業ピストンがドラムに対して軸平行に支持フレー
ムに配置されている。

前記作業ピストンは連行ヘッドによってドラムカバーに
係合する。

このはあいプレートと、軸平行な角偶棒とから形成され
たドラムのカバーは注入開口の上方で二つの角偶棒上を
滑動させられしかもドラムの端壁内の適当な切欠きを介
して案内される。

開放するためにはニューマテイツク又は液力式の圧力シ
リンダが用いられる。

基本的には電気機械的な駆動装置を使用することもでき
る。

このような本発明による積込みおよび排出ステーション
はドラムの自動的な排出又は積込みを可能にする。

ドラムは予じめ規定された回転位置に制御される。

前記位置ではドラムの自動的な開かが行なわれる。

滑動するカバーの使用がドラム開口の極めて密接した閉
鎖を保証するので、回転運動中に処理しようとする質量
体がドラム周壁とカバーとの間に達することはない。

このような積込みおよび排出ステーションは、例えば多
数の処理ステーションを有する亜鉛鍍金装置のような、
化学的または電気化学的な処理装置の完全自動ステーシ
ョンを可能にする。

次に図示の実施例につき本発明を説明する。

支持フレーム１には駆動フレーム２が載設されていて、
この駆動フレーム２には支持アーム３を介してドラム４
を支承している。

化学的および電気化学的な処理のばあいにはこのような
ドラムは一般にプラスチック部材から構成されている。

ドラム４の端壁４４の間には孔又は適当な開口を有する
プレート４１が配置されていて、該プレート４１は角偶
棒４２によって互いに結合される。

二つの角偶棒４２の間には注入開口４６が形成されてお
り、この注入開口４６は軸平行な方向に滑動可能なカバ
ー４３によって閉鎖されるか又は開放される。

カバー４３の運動に際して該カバー４３は端壁４４内の
適当な切欠き４７を介して滑動させられる。

第１図で示されているように、制御された予じめ規定さ
れたドラム４の回転位置ではニューマテイツク又は液力
式の圧力シリンダ５の作業ピストン５１が連行ヘッド５
２によってカバーの端面板４５に係合する。

前記作業ピストン５１を用いてカバー４３は注入開口４
６を開放するために又は閉鎖するために軸平行な方向に
移動させられる。

回転方向ではカバー４３又は該カバー４３の端壁板４５
は連行ヘッド５２との係合を解かれる。

支持アーム３によって駆動フレーム２に懸架されたドラ
ム４を、圧力シリンダ５又は連行ヘッド５２を有する該
圧力シリンダ５の作業ピストン５１から引離すことがで
きる。

積込みおよび排出ステーションは一般に、相前後して配
置された複数の処理ステーションの最初又は最後に設け
られている。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は挿
入されたドラムを有する積込みおよび排出ステーション
の概略的な正面図、第２図は第１図の積込みおよび排出
ステーションの平面図、第３図はドラムの平面図、第４
図は第３図Ｉ−Ｉ線に沿った断面図、第５図は第３図■
一■線に沿った断面図である。 １・・・支持フレーム、２・・・駆動フレーム、３・・
・支持アーム、４・・・ドラム、５・・・圧力シリンダ
、４１・・・プレート、４２・・・角偶棒、４３・・・
カバー、４４・・・端壁、４５・・・端面板、４６・・
・注入開口、４７・・・切欠き、５１・・・作業ピスト
ン、５２・・・連行ヘッド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回転するドラム内で質量体を化学的または電気化学
   的に処理するための積込みおよび排出ステーションであ
   って、前記ドラムのカバーが自動的に開放される形式の
   ものにおいて、前記ドラム４のカバー４３を、制御され
   た予じめ規定されたドラム４の回転位置で軸平行な方向
   に滑動させる圧カシリンダ５を有していることを特徴と
   する、質景体を化学的または電気化学的に処理するため
   の積込みおよび排出ステーション。 ２ 前記圧力シリンダ５の作業ピストン５１がドラム４
   に対して軸平行に支持フレーム１に配置されている特許
   請求の範囲第１項記載の質量体を化学的または電気化学
   的に処理するための積込みおよび排出ステーション。 ３ 前記圧カシリンダ５の作業ピストン５１が連行ヘッ
   ド５２によってドラムカバー４３．４５に係合するよう
   になっている特許請求の範囲第２項記載の質量体を化学
   的または電気化学的に処理するための積込みおよび排出
   ステーション。 ４ 前記カバー４３がドラム４の周壁に軸平行に滑動可
   能に載設されていてしかもドラム４の端壁４４内の適当
   な切欠き４７を介して滑動させられるようになっている
   特許請求の範囲第１項記載の質量体を化学的または電気
   化学的に処理するための積込みおよび排出ステーション
   。 ５ プレート４１と軸平行な角偶棒４２とから形成され
   たドラム４を有しており、このばあいカバー４３が注入
   開口の上方で二つの角偶棒４２上を滑動させられるよう
   になっている特許請求の範囲第４項記載の、質量体を化
   学的または電気化学的に処理するための積込みおよび排
   出ステーション。