JPS5813611Y2 - メ−タ−回路 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は測定しようとする入力信号が比較的小さいとき
は入力信号の減衰を小さくして入力信号対出力電圧の比
を大きくし、入力信号が大きくなると前記入力信号の減
衰を大きくして入力信号対出力電圧の比を小さくし、比
較的ダイナミックレンジの狭〜・メーターでも小なる入
力信号からなる犬なる入力信号を表示できるようにした
メーター回路に関する。

ラジオ受信機において同調されているチューニングつま
みの真の位置を容易に識別できるようにするため、チュ
ーナーよりの検波信号にてチューニングメーターを駆動
し視覚によって判別することが行なわれている。

この場合にチューニングメーターとしてダイナミックレ
ンジの狭まいのを使用したとき、感度をあげると大きい
入力信号が到来すると指針が振り切れて同調点が不明と
なり、逆に感度を下げると小さい入力信号が到来したと
き、指針が振れずこのときも同調点が分らないことにな
る。

そこで入力信号が小さいときは減衰比を小さくし、入力
信号対メーターへ供給される出力電圧の比を大きくシ、
小さく・入力信号に対しても十分にメーターは応答し、
又入力信号が大きくなると入力信号対出力電圧の比を小
さくして大きい入力は号が到来してもメーターの指針が
振り切れることがないようにしたもので、特に本考案に
人力信号を分割する抵抗とこれら一方の抵抗にスイッチ
ング素子と抵抗との直列回路を接続することによって極
めて簡単な回路にして上記目的を遠戚せんとしたメータ
ー回路を提供するものである。

第１図において、１はアンテナ２に接続されたチューナ
ー、３は前記チューナー１の検波信号を増巾する増巾ト
ランジスター、４，５．６は前記入力信号を分割する分
割抵抗で、これらのうち一つの分割抵抗６には抵抗７と
スイッチングトランジスター８との直列回路が並列接続
されている。

前記スイッチングトランジスター８のベースには抵抗９
を介して電界効果型トランジスター１０が接続されて〜
・る。

従って前記電界効果型トランジスター１０は前記増巾ト
ランジスター３の出力電圧にて制御される。

次に本考案の作用について説明する。

アンテナ２に供給される受信信号が小さいときは、チュ
ナー１よりの検波信号及び該検波信号を増巾して得られ
る増巾トランジスター３の出力信号も小さぃので電界効
果型トランジスター１０はオフされて〜・る。

従ってこのときメーター１１には抵抗４゜５．６で分割
された増巾トランジスター３の出力電圧即ち が供給され る○ 但しＲ１・・・抵抗４の抵抗値、Ｒ２・・・抵抗５の抵
抗値、Ｒ３・・・抵抗６の抵抗値、Ｖｌ・・・増巾トラ
ンジスター３の出力電圧、Ｖ２・・・メーター１１に供
給される入力電圧である。

それ故抵抗４，５．６の抵抗値を選択することによって
、増巾トランジスター３の出力電圧■１とメーターへ供
給される入力電圧■２との比を大きくできるので、電波
の電界強度が弱く、入力信号が小さくてもメーター１１
を十分に作動できる。

入力信号が大きくなり、チューナー１よりの検波信号が
大きくなると、増巾トランジスター３を介して電界効果
型トランジスター１０に供給されるゲート電圧が高くな
り、スイッチングトランジスター８のベース電流も増加
し、立上り電圧以上になると前記スイッチングトランジ
スター８はオンとなる。

すると抵抗６に抵抗７が並列接続されることになる。

従ってメーター１１に供給される入力電圧■２は 但しＲ４・・・抵抗７の抵抗値 となり、出力電圧■１対入力電圧Ｖ２ の比は は だけ前記に比して小さくな ろ。

それ故にアンテナ２に供給される入力信号が犬キ＜なっ
てもメーター１１へ供給される電圧が抑圧されてメータ
ー１１の指針が振り切れることはない。

前記にお〜・て抵抗６に一組の抵抗とスイッチング素子
の直列回路を並列接続したが、数組の抵抗とスイッチン
グ素子の直列回路を並列接続し、前記スイッチング素子
を入力信号が大きくなるに従って順次オンするようにせ
しめておけば、増巾トランジスターの出力電圧対メータ
ーへの入力電圧の比を数段階にわたって変えることがで
きるから放送局による電界強度差が大きい地域でも全放
送局からの受信信号に対してメーターを動作させること
ができる。

又、前記はシグナルメーターについて記載したが、レベ
ルメーターに本考案の回路を利用できる。

本考案のメーター回路は上述した如く、被測定源よりの
出力電圧を分割する抵抗に並列に抵抗とスイッチング素
子との直列回路を接続し、前記出力電圧の一部をトラン
ジスタで増巾し、出力電圧がある値より犬となるとスイ
ッチング素子をオンせしめ１．出力電圧対入力電圧の比
を小さくならしめたので、ダイナミックレンジの狭まい
メーターを使用してもレベル変化の太き（・信号の表示
に使用できる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案のメーター回路図である。 ３・・・・・・増巾用トランジスター、４，５，６，７
・・・・・・抵抗、８・・・・・・スイッチングトラン
ジスター、１０・・・・・・電界効果型トランジスター
１１・・・・・・メーター〇

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 被測定源よりの出力電圧を抵抗によって分割し。 その分割して得た入力電圧をメータに供給するものにお
   いて、前記抵抗に並列に抵抗とスイッチング素子との直
   列回路を接続するとともに、前記出力電圧の一部をトラ
   ンジスタにて増巾し、出力電圧がある値より犬になった
   とき、前記トランジスタの出力信号にてスイッチング素
   子をオンせしめ出力電圧対入力電圧の比を小さくさせる
   ことを特徴とするメーター回路。