JP3074010B2 - 受信強度対応距離測定装置 - Google Patents

受信強度対応距離測定装置

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JP3074010B2
JP3074010B2 JP02262004A JP26200490A JP3074010B2 JP 3074010 B2 JP3074010 B2 JP 3074010B2 JP 02262004 A JP02262004 A JP 02262004A JP 26200490 A JP26200490 A JP 26200490A JP 3074010 B2 JP3074010 B2 JP 3074010B2
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晋 片山
恒雄 古川
和彦 海賀
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は受信信号レベルにより電話の発射地点と受
信地点間の距離を測定して表示する装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
この種の装置としては、電波の受信信号を可変増幅し
て得られる増幅信号が飽和しない段階における不飽和レ
ベル値を所定値の大きさとして表示する表示器、例え
ば、いわゆるSメータまたはブラウン管映像による増幅
表示器などにより表示するとともに、増幅度を可変する
可変抵抗器の操作ツマミに目盛を施し、任意の時点にお
いて上記の所定値の表示を得たときの操作ツマミの目盛
値を読み取ってメモに記録しておき、その後の時点にお
いて、上記と同様の操作を行ったときの操作ツマミの目
盛値とメモに記録しておいた目盛値とから、予め用意し
た換算表により距離値の変化を知る手段のものが周知で
ある。
また、上記の手段における可変抵抗器を、目盛値を読
み取る読取用可変抵抗器と、この読み取りを一定化する
ための補助可変抵抗器との2つ可変抵抗器で構成してお
き、最初の読み取り時点で読取用可変抵抗器の操作ツマ
ミを所定の目盛値におき、補助可変抵抗器を操作して表
示器の表示を所定値に指示させ、後の測定時点では読取
用可変抵抗器のみを操作して所定値を指示させ、このと
きの読取用可変抵抗器の操作ツマミの目盛値を読み取つ
て距離値の変化を知るように改良した手段のものも周知
である。
さらに、上記の手段における換算表に代えて携帯型の
計算器などにより算定する手段も周知である。
なお、上記のような不飽和レベル値の信号は受信地点
における電波の電界強度に対応して変化し、この電界強
度は、電波の発射地点からの距離に逆比例する関数関係
にあること、また、これを受信電力で表す場合は距離の
2乗に逆比例する関数関係にあること、および、電波の
伝搬経路の条件により種々されるが、伝播経路がほぼ既
知である場合には、経験的な係数を与えることによっ
て、上記の関数関係にもとづいて距離値を算定し得るこ
となどが、(株)オーム社昭和54年3月発行「電子通信
ハンドブック」第26編第1部門電波伝搬などにより周知
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の各手段では、その都度、表示器に所定値を指示
するようにする操作を行う必要があり、使用者が他の作
業を行いながら、距離値の変化を知る必要がある場合に
は対応しきれないという不都合がある。
このため、こうした不都合のないものの提供が望まれ
ているという課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記のような 電波の受信信号を可変増幅して得られる増幅信号が飽
和しないレベル値、つまり、不飽和レベル値と、この不
飽和レベル値が得られた増幅度に対応して可変する可変
値、つまり、増幅対応可変値とを対比することにより電
波の発射地点と受信信号の受信地点間の距離値を測定す
る距離測定装置において、 任意の初期地点における不飽和レベル値、つまり、初
期レベル値を記憶する初期レベル値記憶手段と、 初期時点における上記の増幅対応可変値、つまり、初
期増幅対応値を記憶する初期増幅対応値記憶手段と、 初期時点における距離値に対応す所定の値、つまり、
初期距離値を与えて記憶する初期距離値記憶手段と、 初期時点から後の後期時点における不飽和レベル値、
つまり、後期レベル値を得る後期レベル値手段と、 後期時点における上記の増幅対応可変値、つまり、後
期増幅対応値を得る後期増幅対応値手段と、 初期レベル値記憶手段の記憶内容を読み出して得られ
る読出レベル値と初期増幅対応値記憶手段の記憶内容を
読み出して得られる読出増幅対応値とを、後期レベル値
と後期増幅対応値とに対比して得られる対比値を関数と
して、上記の初期距離値記憶手段の記憶内容を読み出し
て得られる読出初期距離値にもとづいて演算を行うこと
により後期時点における前記距離値に対応する値、つま
り、後期距離値を算定する後期距離値算定手段と を設けるなどにより上記の課題を解決し得るようにした
ものである。
〔実施例〕
以下、実施例を図面により説明する。
第1図は、無指向性のアンテナ1により得られる受信
信号を受信増幅する受信機構成における場合の実施例で
ある。図において、アンテナ1により得られた上記受信
信号は受信増幅回路2で受信増幅される。増幅受信信号
2aは、検波回路3で検波されて聴音回路4に与えられ電
波の通信内容を聴取する。この部分は、一般的な受信機
を構成している。
受信レベル回路5は、受信増幅回路2により受信増幅
された信号が飽和しないレベル、つまり、不飽和レベル
にあるときのレベル値をディジタル値で検出した受信レ
ベル値信号5aを入出力ポート20を介して取込データメモ
リ12に与える。取込データメモリ12は、このディジタル
値を不飽和レベルデータD1として記憶する。
したがって、この不飽和レベルデータD1は受信増幅回
路2で受信増幅して得られた信号が飽和しない状態にあ
るレベル値に対応した値になっている。
また、この受信レベル回路5は、一般的なスーパーヘ
テロダイン型の受信機では、中間周波増幅回路における
増幅信号にもとづいて得た信号、例えば、この増幅信号
を整流した直流値の信号のレベル値を検出するように形
成することが好ましい。
受信増幅回路2は、自動増幅制御回路6と増幅度制御
回路7とにより、増幅度が可変させられている。
自動増幅制御回路6は、受信増幅回路2により受信増
幅された出力信号が、電波の受信強度の変化にかかわら
ず所定のレベル値で出力されるように、受信増幅回路2
の増幅度を増減動作する回路を制御するための自動増幅
制御信号6aを得るようにした自動制御回路であり、例え
ば、一般的には、自動増幅制御回路6は自動利得制御回
路(AGC回路)、また、自動増幅制御信号6aは自動利得
制御信号(AGC信号)である。
増幅度制御回路7は、受信増幅回路2により受信増幅
された出力信号のレベルを増減変化させるための可変制
御回路であって、可変操作を手動で操作して得られる増
幅度制御信号7aにより受信増幅回路2の増幅度を可変制
御するようにしたものであり、例えば、一般的には、可
変抵抗器による感度制御回路、また、増幅度制御信号7a
は受信増幅回路の制御電圧信号で、可変操作は可変抵抗
器の操作ツマミを操作するものある。
制御値A検出回路8Aは、自動増幅制御回路6の制御状
態、例えば、自動増幅制御信号6aのレベル値をディジタ
ル値で検出した制御値A検出信号8aを入出力ポート20を
介して取込データメモリ12に与える。取込データメモリ
12は、このディジタル値を自動制御データD2として記憶
する。
制御値B検出回路8Bは、増幅度制御回路7の制御状
態、例えば、増幅度制御信号7aのレベル値をディジタル
値で検出した信号、もしくは、感度制御回路の可変抵抗
器の操作量または抵抗値をディジタル値で検出した信号
を制御値B検出信号8bとして入出力ポート20を介して取
込データメモリ12に与える。取込データメモリ12は、こ
のディジタル値を増幅度制御データD3として記憶する。
したがって、この自動制御データD2と増幅度制御デー
タD3とは受信増幅回路2で増幅度の値に対応した値にな
っている。
受信機の構成によっては、増幅度制御回路7が無く自
動増幅制御回路6のみの場合と、自動増幅制御回路6が
無く増幅度制御回路7のみの場合と、図のように、自動
増幅制御回路6と増幅度制御回路7とが設けられている
場合とがある。
初期距離値回路9は、所望の電波を受信して、受信レ
ベル値信号5aが得られており、この電波について受信強
度に対応する距離値を測定しようと判断した任意の時
点、つまり、距離値測定のための初期時点において、所
定の単位値、例えば、1または100の値に対応するディ
ジタル値の信号を初期距離値信号9aとして入出力ポート
20を介して取込データメモリ12に与える。取込データメ
モリ12は、このディジタル値を初期距離データD4として
記憶する。
したがって、この初期距離データD4は、後記の測定距
離値データD5を比率値で算定する基準値に対応した値に
なっている。
受信指定回路10は、受信増幅回路2によって受信増幅
する電波の周波数・電波形式などの受信電波の指定に関
する動作条件を設定操作する部分であり、一般的な受信
機では、受信周波数を選択するテンキーとジョグシャト
ル回転パルサー、電波形式を選択する選択キーなどの部
分に相当するものである。
この受信指定回路10は、受信増幅回路2に対して直接
に設定操作する場合、つまり、手動設定と、予め受信順
序・受信時間間隔などを指定したディジタル値の受信指
定データに対応する信号を受信指定信号10aとして入出
力ポート20を介して取込データメモリ12に与えて記憶し
ておき、後記のCPU11により読み出して設定操作する場
合、つまり、自動設定操作との両方の設定処理が行え
る。
入出力ポート20は、各構成要素間における各信号デー
タの受け渡しタイミングをとるなどの目的のために一時
記憶と仲介とを行うもので、例えば、一種のレジスタ回
路群を主体にして構成したものである。
CPU11は、付属の処理メモリ11Aに記憶されている処理
フローにより取込データメモリ12から所要の記憶内容を
読み出して所要の処理を行い、処理結果のデータを取込
データメモリ12に記憶するとともに、記憶した処理結果
のデータを表示制御回路13に与えて表示制御を行わせる
ものであり、例えば、装置内に内蔵されたプリント基盤
型のマイクロコンピュータである。
表示制御回路13は、CPU11から与えられた表示データ
を取り込んで記憶するとともに、記憶と表示回路14の表
示走査との同期制御を行うものであり、例えば、表示回
路14の表示要素と対応する記憶箇所をもつ一種の記憶回
路である。
表示回路14は、表示データを対応する文字画像または
図形画像によって表示するための表示器を主体とする回
路であり、例えば、表示要素をパターン化した液晶表示
器を主体にして構成したものである。
次に、取込データメモリ12に記憶されている不飽和レ
ベルデータD1・自動制御データD2・増幅度制御データD3
・初期距離データD4により測定距離値データD5をCPU11
で算定するための演算処理について説明する。
ところで、上記の文献などによれば、送受信地点間の
伝搬経路を一定の媒体条件とした場合、例えば、広い海
上間や広い平野地域間とした場合における受信電界強度
は、送受信地点間の距離値に逆比例し、また、伝搬経路
が異なる媒体で形成される場合でも、その各媒体が占有
する距離値が分かっていれば、経験値による各媒体損失
値を当該占有距離値に配分する係数を与えれば距離値に
逆比例するものとして、算定し得ることが知られてい
る。
また、同様の算定を受信電力で算定する場合には距離
値の2乗に逆比例することも知られている。
ここでは、説明を簡単にするため、広い海上間また広
い平野地域間での条件とし、電界強度により算定するも
のとする。
この場合、仮に、受信増幅回路2における増幅度が一
定に保たれた状態で、受信レベル回路5により得られる
不飽和レベルデータD1が変化する比率は、そのまま距離
値が変化した比率を表すことになる。
したがって、初期地点において、不飽和レベルデータ
D1が500であり、初期距離値回路9により初期距離デー
タD4に100を与えたとすれば、測定距離の算定は、初期
時点における不飽和レベルデータD1による値を〔DA〕、
その後に距離値を測定する後記の時点、つまり、後記時
点における不飽和レベルデータD1による値を〔DB〕、測
定距離値データD5による値を〔DC〕とすれば、 DC=100・DA/DB …(1) の演算により算定することができる。
これを図表にすると、第2図のように、不飽和レベル
データD1を縦軸の増幅・レベル対応値の500にとり、不
飽和レベルデータD1を横軸の距離対応値の100にプロッ
トしたことになり、比例直線Sによって不飽和レベルデ
ータD1の変化に対する測定距離値データD5を求めている
ことになるわけである。
しかし、実際には、電波の強さ、つまり、受信電界強
度が変化するため、電界強度が強すぎる場合には、増幅
度が飽和状態になり不飽和レベルデータD1が無意味の値
になったり、あるいは、電界強度が弱すぎる場合には不
飽和レベルデータD1が小さすぎたり極度の雑音レベルが
含まれたりして、適切な受信増幅が行われない状態にな
ってしまう。
これを救済するため、自動増幅制御回路6または増幅
度制御回路7によって、不飽和レベルデータD1が所要の
レベルに対応するように、増幅度を調整することにな
る。
このため、増幅度の調整に対する補正処理を次のよう
な手段で行うようにしている。
増幅度は、増幅する比率値で表す場合と、dB(デシベ
ル値)で表す場合とがあるが、ここでは理解を容易にす
るために、比率値(以下、増幅値という)を用いて説明
する。
構成を、仮に、自動増幅制御回路6が無く増幅度制御
回路7のみが設けられているとすると、制御値B検出回
路8Bによって検出する制御値B検出信号8bの増幅度制御
データD3を増幅値に対応する値になるように仕組むか、
または適宜の値によって検出したものを当該値に変換す
るための演算データと処理手順とをCPU11・処理メモリ1
1A・取込データメモリ12によって行わせるように仕組め
ば、増幅値を増幅データとして得ることができる。
そして、初期時点における増幅値の値を〔DD〕、後期
時点における増幅値の値を〔DE〕とすると、この場合、
上記の(1)式は、次のように変化され、 DC=100・(DA・DE)/(DB/DD) …(2) の演算により算定することができる。
構成を、仮に、増幅度制御回路7が無く自動増幅制御
回路6のみが設けられているとすると、制御値A検出回
路8Aによって検出する制御値A検出信号8aの自動制御デ
ータD2を、上記の制御値B検出信号8bの場合と同様に仕
組めば、増幅値を増幅データとして得ることができる。
そして、初期時点における増幅値の値を〔DF〕、後期
時点における増幅値の値を〔DG〕とすると、この場合、
上記の(1)式は、次のように変化され、 DC=100・(DA・DG)/(DB/DF) …(3) の演算により算定することができる。
構成を、仮に、自動増幅制御回路6と増幅度制御回路
7とが併設されているものとすれば、この場合には、一
般的には、総合的な増幅値は自動制御データD2によって
得られる増幅値と増幅度制御データD3とに得られる増幅
値との積の値にはならないので、両者の各データを変化
させた場合に対する増幅値の変化を予め求めた演算デー
タと演算手順を作成しておき、この演算データを取込デ
ータメモリ12に、また、演算手順を処理メモリ11Aに記
憶しておくことにより、CPU11によって初期時点の増幅
値と後期時点の増幅値とを演算して算定し、この算定し
た各増幅値にもとづいて、上記の(2)式または(3)
式における当該増幅値の値に置き換えて算定することが
できる。
結局、測定距離値データD5の値は、初期時点の不飽和
レベルデータD1の値と、初期時点の自動制御データD2・
増幅度制御データD3との値とを、後期時点の不飽和レベ
ルデータD1と、後期時点の自動制御データD2・増幅度制
御データD3との値とに対比して得られる対比値を関数と
して、初期距離データD4にもとづいて演算を行うことに
より算定し得るわけである。
また、初期距離値が概略の海里(NM)値などの実距離
単位で判断でき、もしくは、測定する相手方との通信な
どにより分かっている場合には、その実距離単位による
値、例えば、61海里(NM)を初期距離値回路9により設
定して、測定距離値を同じ実距離単位による値で表示し
得ることも上記の各演算式により当然である。
上記の各データは、受信指定回路10による受信指定デ
ータと関連付けた読出信号を付して記憶しておくことに
より、既に記憶されているデータを随時に読み出して、
上記の各演算処理や表示処理を行わせることができるこ
とは、周知の手段により行い得ることなので、あえて、
説明することを要しないことであろう。
なお、受信レベル回路5・制御値A検出回路8A・制御
値B検出回路8Bによるデータの検出は、検出するレベル
が目的とする増幅値検出に対し対象外となる変動、例え
ば、受信信号における振幅変調などの振幅変化によって
変動させられないような比較的長い平均時間をもたせた
積分回路などを介した部分の出力信号を対象にして検出
するように構成する必要があることについても、周知の
手段により行い得ることなので、あえて、説明すること
を要しないことであろう。
次に、表示回路14に表示される表示画像について説明
する。
第3図は、液晶表示器に所定の文字・図形などのパタ
ーンを表示用電極によって形成しておき、表示用電極を
表示制御回路13によって所要信号を選択的に与えること
により表示を行う場合を示しており、図では文字パター
ンを明朝体で画いてあるが、一般的には、漢字・単位部
分はゴジック文字体、大きい数字・英字部分は分割構成
文字体により作られる。
そして、上欄側の文字画像表示部分は、受信指定回路
10により指定したデータ、つまり、現在受信している電
波に関する受信指定事項を表示しているものであり、下
欄側の文字画像表示部分は初期距離値を100として設定
した場合の距離値表示事項を%単位により表示している
ものであり、現在時点では、初期時点の61%の距離に近
付いていことを示している。
最下欄の横長矩形状のグラフ図形は、距離値表示事項
をグラフ化したアナログ画像表示部分であり、霜降り状
に塗り潰した部分が初期距離値、黒く塗り潰した部分が
測定距離値を示している。
また、第4図は、第3図と同様の受信指定状態におい
て、実距離単位、つまり、海里(NM)またはキロメート
ル(km)などの単位によって初期距離値を設定した場合
の表示であり、初期距離値が60海里(NM)で、現在時点
での距離が73海里(NM)の距離に遠のいていることを示
している。
第3図の表示または第4図の表示のうちのいずれかが
選択し得るようにする設定入力手段、もしくは、第4図
の最高距離値の目盛、つまり、100海里(NM)の目盛を
任意の値に指定して設定するための設定入力手段につい
ては、例えば、初期距離値回路9を変形して、これらの
入力手段を付設することにより任意に設定し得ること
は、周知の手段により行い得ることなので、あえて、説
明することを要しないことであろう。
〔変形実施〕
この発明は次のように変形して実施することができ
る。
(1)受信増幅回路2の構成の都合により、受信増幅回
路2の前段に可変減衰回路を設けて強い電界強度の受信
信号を減衰させる構成のものでは、可変減衰回路の減衰
量のデータを取込データメモリ12に取り込んで記憶し、
この減衰量データを増幅度に対して逆比例する値のデー
タとしてCPU11により演算処理するように構成して、同
様の距離値測定を行わせる。
(2)表示回路14の表示器を、ドットマトリクスによる
表示画素の画像を得る液晶表示器、または、ラスタ走査
によるブラウン管表示器によって構成し、表示すべき画
像を作画するための作画要素メモリを設けて、表示制御
回路13を当該表示器に見合う構成、例えば、作画メモリ
を含む回路構成にする。
(3)アンテナ1・受信増幅回路2の部分を電波の到来
方向を測定するための無線方位測定用のアンテナと受信
増幅回路とに置き換えて構成する。
この場合、受信レベル回路5・制御値A検出回路8A・
制御値B検出回路8Bによるデータの検出が目的とする増
幅値検出に対し対象外となる振幅変化によって変動させ
られないような長い平均時間をもたせた積分回路など
を、無線方位測定用のアンテナの指向性回転または指向
方向切換などによる受信信号の変動をも平均化し得るよ
うに構成するか、アンテナを無指向性アンテナに切り換
えた時点における各検出値を用いるように構成する。
この場合、無線方位測定部分の構成を、本願出願人に
よる特願平2−205435の方向探知装置の表示構成におけ
る電波の到来方位表示とともに同一の表示画面上に画像
表示するように構成することができる。
(4)表示回路14における画像表示が文字画像の表示、
つまり、ディジタル値画像のみ、または、アナログ画像
のもののみ表示するものとし、もしくは、これらうちの
いずれか任意の画像を選択的に表示するように構成す
る。
(5)受信レベル回路5を、増幅受信信号2aまたは検波
回路3の出力にもとづいて、受信レベル値信号5aに相当
する信号を得るように構成する。
(6)受信レベル回路5を、一般的な受信機におけるS
メータに与えられる信号にもとづいて、受信レベル値信
号5aに相当する信号を得るように構成する。
(7)時計回路を設けて測定距離値データD5に対応する
時刻の時刻符号を付するか、または測定距離値データD5
を測定毎に番号符号を付し、また、これらの符号と受信
レベル値信号5aによる受信指定に対応する指定符号と
を、測定距離値データD5に付して取込データメモリ12に
記憶しておき、任意の後期時点に、所定のデータ処理を
行えるように構成する。
(8)上記(7)項の構成において、受信指定の電波に
対する時刻ごと、または、番号符号ごとの測定距離値を
一覧表にして表示し、または、第5図のように線図にし
て表示し得るように構成する。
(9)初期距離データD4を、仮の単位量の値、例えば、
1または100のような単位量または実距離単位の距離値
にして記憶しておき、任意の後期時点において、記憶し
た初期距離データD4または測定距離値データD5のうちの
任意のものを、正規の距離値、例えば、実距離単位によ
る距離値または1または100のような所定の単位量に置
き換える置換距離値を与えて換算する演算手段を設ける
ことにより過去に記憶した各距離値を置換距離値にもと
づく換算距離値にして表示し得る構成とする。
(10)第3図の表示または第4図の表示のうちのいずれ
かが選択し得るようにする選択入力手段、もしくは、第
4図の最高距離値の目盛、つまり、100海里(NM)の目
盛を任意の値に指定して設定するための設定入力手段
を、適宜の箇所に、例えば、初期距離値回路9を変形し
て設けるように構成する。
(11)上記の実施例と変形実施の構成のうちから適宜の
ものを選択して組み合わせ構成する。
〔発明の効果〕
この発明によれば、不飽和レベルデータD1による受信
レベルを得るほかに、自動制御データD2・増幅度制御デ
ータD3ように電波の強さが変化した場合に調整を要する
部分による増幅度の変化に対応するデータを取り込むと
ともに、初期距離データD4を入力して、これらの各デー
タにもとづいて測定距離値データD5を得るようにしてい
るため、使用者が初期時点に適宜の距離値または単位量
を設定しておくだけで、受信増幅の状態を変化させた場
合でも、常に自動的に測定距離値を算定して表示される
ので、使用者は他の作業を行いながらでも距離値の変化
を観測し得るほか、任意の後期時点において過去の特定
時点のものに対する初期距離値を置き換えて換算表示す
ることができるので、使用初期において使用者が多忙な
ときは適宜の単位量で初期距離値を設定して距離変化を
比率で観測しておき、後刻において作業の合間をみて、
特定時点のものに対する実距離単位の距離値を入力する
ことにより、距離の変化を実距離単位のものに変えて観
測し得るなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、第1図はブロック構成図、第2図
は動作説明用の座標線図、第3図〜第5図は表示画像図
である。 1:アンテナ 2:受信増幅回路 3:検波回路 4:聴音回路 5:受信レベル回路 6:自動増幅制御回路 7:増幅度制御回路 8A:制御値A検出回路 8B:制御値B検出回路 9:初期距離値回路 10:受信指定回路 11:CPU 12:取込データメモリ 13:表示制御回路 14:表示回路 20:入出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 11/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電波の受信信号を可変増幅して得られる増
    幅信号が飽和しないレベル値(以下、不飽和レベル値と
    いう)と、前記不飽和レベル値が得られた前記可変増幅
    の増幅度に対応して可変する可変値(以下、増幅対応可
    変値という)とを対比することにより前記電波の発射地
    点と前記受信信号の受信地点間の距離値を測定する距離
    測定装置(以下、装置という)であって、 a.任意の時点(以下、初期時点という)における前記不
    飽和レベル値(以下、初期レベル値という)を記憶する
    初期レベル値記憶手段と、 b.前記初期時点における前記増幅対応可変値(以下、初
    期増幅対応値という)を記憶する初期増幅対応値記憶手
    段と、 c.前記初期時点における前記距離値に対応する所定の値
    (以下、初期距離値という)を与えて記憶する初期距離
    値記憶手段と、 d.記初期時点から後の任意の時点(以下、後期時点とい
    う)における前記不飽和レベル値(以下、後期レベル値
    という)を得る後期レベル値手段と、 e.前記後期時点における前記増幅対応可変値(以下、後
    期増幅対応値という)を得る後期増幅対応値手段と、 f.前記初期レベル値記憶手段の記憶内容を読み出して得
    られる読出レベル値と前記初期増幅対応値記憶手段の記
    憶内容を読み出して得られる読出増幅対応値とを、前期
    後期レベル値と前期後期増幅対応値とに対比して得られ
    る対比値を関数として、前記初期距離値記憶手段の記憶
    内容を読み出して得られる読出初期距離値にもとづいて
    演算を行うことにより前記後期時点における前記距離値
    に対応する値(以下、後期距離値という)を算定する後
    期距値算定手段とを具備することを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】請求項第1項の装置であって、前記初期距
    離値を1または100の値にして記憶し、前期後期距離値
    を前記1または100に対する比率の値として得るもの。
  3. 【請求項3】請求項第1項の装置であって、前記初期距
    離値を想定した距離値または即知の実距離単位の距離値
    (以下、入力距離値という)にして記憶し、前記後期距
    離値を前記入力距離値と同一の単位による距離値として
    得るもの。
  4. 【請求項4】請求項第1項の装置であって、 a.前記初期距離値を適宜の仮の単位量の値にして記憶し
    ておく仮距離値設定手段と、 b.記憶した前記初期距離または前記後期距離値のうちの
    任意のものに対する正規の距離値(以下、正規距離値と
    いう)を与えることにより各距離値を前記正規距離値に
    もとづいて換算した換算距離値を得る換算距離手段と を具備するもの。
  5. 【請求項5】請求項第1項の装置であって、 a.前記初期レベル値と前記後期レベル値とを中間周波増
    幅回路における前記増幅信号にもとづいて得るレベル値
    手段と、 b.前記初期増幅対応値と前記後期増幅対応値とを前記可
    変増幅を制御する制御値にもとづいて得る制御値手段と を具備するもの。
  6. 【請求項6】請求項第5項の装置であって、前記制御値
    手段が、前記可変増幅を制御する自動増幅制御電圧に対
    応する値を主体とする値にもとづいて得るもの。
  7. 【請求項7】請求項第5項の装置であって、前記制御値
    手段が、前記可変増幅を制御する可変抵抗器の抵抗値ま
    たは操作量値にもとづいて得るもの。
  8. 【請求項8】請求校第1項の装置において、アンテナ及
    び受信増幅回路を電波の到来方向を測定する無線方位測
    定装置におけるアンテナ及び受信増幅回路に置き換えて
    構成した、無線方位測定兼距離測定装置。
  9. 【請求項9】請求項第1項から請求項第8項までの装置
    のうちのいずれか1つの装置であって、前記後期距離値
    の表示をディジタル値の文字表示で表示するもの。
  10. 【請求項10】請求項第1項から請求項第8項までの装
    置のうちのいずれか1つの装置であって、前記後期距離
    値の表示をアナログ値の図形表示で表示するもの。
  11. 【請求項11】請求項第8項の装置であって、前記到来
    方向に対応する方位値の表示と前記後期距離値の表示と
    を合併表示するための表示部分を具備するもの。
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