JPS5813584Y2

JPS5813584Y2 - 接続機構

Info

Publication number: JPS5813584Y2
Application number: JP1977049418U
Authority: JP
Inventors: 成美鈴木; 久光高木; 秋治中村
Original assignee: 富士通株式会社
Priority date: 1977-04-19
Filing date: 1977-04-19
Publication date: 1983-03-16
Also published as: JPS53144093U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は携帯無線装置に釦いて電池パックの電池を本体
側等に電気的に接続させる接続機構に関するものである
。

携帯無線装置の電池を収容する電池パックは電池が切れ
て新しいものに変えたり、電力容量の太きいものに交換
するため任意に取外し且つ取付けるようなことが多々生
じるが、この場合に電池パックの電池と本体側との電気
的接断が忘れるようなことなく自動的に且つ確実に行わ
れることが望ましい。

本考案はこのような要望に対処すべく提案されたもので
、２つの筐体を突起と溝の嵌合によりスライド方式で緊
密に連結するようにし、更に一方の筐体の側に弾性変形
可能な接触片をホルダで位置決めして設け、他方の筐体
の側に接触片をガイドする溝と接片を設け、２つの筐体
を取付け、取外す際にこれらの接触片と接片を自動的に
接離するようにした接続機構を提供するものである。

以下に本考案を図面の実施例により説明すると、第１図
にお・いて本考案が適用される携帯無線装置はＵ字形を
威す本体１０前後にそれぞれ前面カバー２と後面カバー
３が装着され、これらの本体１とカバー２，３の上に上
蓋４が取付けられて、この上蓋４に音量や音質調整用の
つまみ５，６、アンテナ７等が設けられる。

また本体１には送話用のスイッチ８や図示しないチャン
ネル切換え用のスイッチ等が設けられ、この本体１の下
方に電池パック９が取付けられるようになっている。

次いで第２図ないし第４図において、本体１の底部１０
にＬ字形断面を威す突起１１と逆り字形断面を成す突起
１２が背合わせの状態で長手方向平行に突設され、これ
らの突起ｌＬ１２の一端にストッパ部材１３が渡され、
ストッパ部材１３０手前に円形断面を威す抜は止め用の
凸部１４が設けられている。

また本体底部１０の突起１１゜１２の間の中心部には窓
１５が明けられ、この窓１５０所の底部内側にホルダ１
６が皿ねじ１７により取付けられて、ホルダ１６の溝１
８の内部に繰り返えし使用しても常に一定の接触圧を得
るように略Ｓ字形に曲った板ばねの接触片１９が位置決
めして収容されている。

また更に本体１の底部１０のストッパ部材１３と反対側
の端部に孔付きの凹所２０が明けられ、この凹所２０の
所につまみ２１と抑圧スプリング２２を有する脱落防止
用のピン２３が出入り可能に設けられる。

これに対して電池パック９の内部には充電端子２４によ
り充電される電池２５が収容され、この電池２５の上に
蓋２６がねじ止めされている。

蓋２６には前述の突起１１．１２と対応してＬ字形断面
を成す溝２７と逆り字形断面を成す溝２８が平行に設け
られ、これらの溝２７，２８の一端の側にストッパ部材
１３と同じ横幅の切込み２９が設けられると共に凹部３
０を有する舌片３１が弾性変形可能に形成され、溝２７
．２８の間の中央部に板状の接片３２が両端を下方ヘコ
字形に折曲げて外れないように取付けられ、この接片３
２より舌片３１の側に接触片１９と略同じ横幅の浅いガ
イド溝３３が一直線状に形成されている。

また蓋２６の切込み２９と反対側の端部には突起３４が
設けられて、この突起３４の上方に前述のピン２３が挿
入するくぼみ３５が形成されている。

なお本体１の側にむいて接触片１９は電気回路を構成す
るプリント板３６に接続され、電池パック９において接
片３２や充電端子２４は電池２５に電気的に接続されて
いる。

これにより本体１と電池パック９との連結時車体１の突
起１１，１２にストッパ部材１３と反対側から電池パッ
ク９を切込み２９を経て溝２７゜２８を嵌込み、更にこ
の状態で電池パック９をスライドさせる。

すると突起ｌＬ１２と溝２７゜２８がＬ字形及び逆り字
形に曲った状態で嵌合しているので、電池パック９の蓋
２６は本体１の底部１０と突起ｌＬ１２の間に緊密に差
込まれ、これにより電池パック９が本体１にガタを生じ
ることなく固定されるようになる。

またこのとき電池パック９の溝２７，２８が本体１の突
起１１゜１２に半分位差込まれるとホルダ１６の溝１８
内に収容されている接触片１９が適宜弾性変形してガイ
ド溝３３と嵌合し、このとき以降電池パック９がスライ
ドするのに伴い接触片１９はガイド溝３３との嵌合で案
内される。

そのため接触片１９はこのガイド溝３３により真直ぐ向
くように姿勢制御され、その後電池パック９が突起３４
を本体１の凹所２０に当接する最終位置迄スライドして
本体１の下方にはみ出すことなく連結した際に、接片３
２上に確実に接触して電気的に接続する。

な釦こうして本体１に電池パック９が連結されると、そ
のときストッパ部材１３が切込み２９の端部に当たり、
凸部１４が舌片３１を適宜弾性変形して四部３０に嵌合
し容易に抜けないようになる。

またこの状態でピン２３をつまみ２１により下降して突
起３４のくぼみ３５に差込むと、電池パック９に大きい
衝撃力が作用した場合にも抜けて脱落することなくロッ
クされる。

次いで電池パック９が取外される場合は、つまみ２１に
よりピン２３を上昇してくぼみ３５から抜き、その後最
初少し強く電池パック９を前述と逆の方向に押す。

すると凸部１４が凹部３０から外れてすべてのロックが
解除され、このとき以降電池パック９は軽くスライドし
て突起１１．１２が溝２７，２８から順次抜けることに
より本体１から分離して取外される。

またこのとき電池パック９が少しスライドするとその接
片３２が接触片１９から離れて断線する。

このように本考案の接続機構によると、本体１と電池パ
ック９の如き２つの筐体をスライド方式で連結する際に
接触片１９と接片３２が自動的に接触して電気的に接続
し、両者を分離する際に自動的に断線するので、操作が
非常に容易になる。

また接触片１９はガイド溝３３と嵌合して案内されるの
で、接片３２に正しい姿勢で確実に接触する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案が適用される一例の携帯無線装置を示す
斜視図、第２図は本考案による接続機構の一実施例を示
す分解斜視図、第３図はその接続状態を示す縦断面図、
第４図は第３図の■−ＩＶ断面図である。１・・・本体、２・・・前面カバー、３・・・後面カバ
ー、４・・・上蓋、５，６．２１・・・つまみ、７・・
・アンテナ、８・・・送話用スイッチ、９・・・電池パ
ック、１０・・・底部、１１，１２，３４・・・突起、
１３・・・ストッパ部材、１４・・・凸部、１５・・・
窓、１６・・・ホルダ、１７・・・皿ねじ、１８，２７
，２８・・・溝、１９・・・接触片、２０・・・凹所、
２２・・・スプリング、２３・・・ピン、２４・・・充
電端子、２５・・・電池、２６・・・蓋、２９・・・切
込み、３０・・・凹部、３１・・・舌片、３２・・・接
片、３３・・・ガイド溝、３５・・・くぼみ、３６・・
・プリント板。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

２つの筐体が互いの一面にその外側がほぼＬ字形と逆り
字形の対応する形状で平行する突起と該突起を係合受容
する溝と該突起と溝をスライドさせて嵌合することによ
り取外し可能に連結すべくかつ連結状態でその位置を固
定するストッパと解除可能に弾性付勢されたつまみを有
する係止ピンとを具えるとともに、前記突起と溝の幅方
向の間に前記一方の筐体に弾発性接触片が設けられ他方
の筐体に該接触片と対向状態で嵌合するガイド溝及び接
片が前記スライド方向−直線に設けられて前記２つの筐
体の連結に伴って前記接触片が前記ガイド溝により案内
されて前記接片と弾圧し接触接続することを特徴とする
接続機構。