JPS5813579Y2 - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPS5813579Y2
JPS5813579Y2 JP1981118780U JP11878081U JPS5813579Y2 JP S5813579 Y2 JPS5813579 Y2 JP S5813579Y2 JP 1981118780 U JP1981118780 U JP 1981118780U JP 11878081 U JP11878081 U JP 11878081U JP S5813579 Y2 JPS5813579 Y2 JP S5813579Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
face plate
screen
cathode ray
ray tube
plate portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981118780U
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English (en)
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JPS5750960U (ja
Inventor
金井紘美
田村勝義
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は陰極線管、特に大画面用の陰極線管のバルブ構
造に関するものである。
近時、ディスプレイ画面の大形化が盛んに行なわれてい
るが、今だ高品位画質でかつ実用的な大型画面、たとえ
ば1mXQ、75771程度の画面は得られていない。
ディスプレイ装置としては、カラー受像管などの陰極線
管と、エレクトロルミネセンスやプラズマディスプレイ
などの固定ディスプレイとがある。
ところが、前者の陰極線管は真空容器すなわちガラスバ
ルブを必要とするため、画面の大形化にともない爆縮事
故に対する安全性や製造面における難易度の増大あるい
は実用性などの点に卦いて種種の問題を有し、28〜3
0インチが実用限界とされている。
他方、後者の固体ディスプレイはそうした問題はなく、
さらに大きな大画面を製作することも可能であるが、そ
の反面、表示性能が陰極線管に比して著しく劣るという
欠点がある。
たとえば、発光効率については、エレクトロルミネセン
ス0.06 nif/w、プラズマディスプレイ0.6
n i f/w、陰極線管0.8 nif/w と陰極
線管は優れ、また明るさについては固体ディスプレイに
比して4〜80倍の明るさをもっている。
特にカラーディスプレイにおいては、これらの格差は極
めて顕著となり、また階調、色調などの面についても陰
極線管は極めて有利である。
したがって、表示性能を重視すれば陰極線管に優るディ
スプレイは他にはないといえる。
そこで本願は、表示性能が特に優れている陰極線管を用
いることによって大画面たとえば177LX0.75m
程度の画面を有するディスプレイ装置を提供するもので
あるが、前述したようにガラスバルブを用いる陰極線管
は爆縮によるガラス破片の飛散やガラスバルブの超大形
化にともなう総重量の膨大化などの点から大画面用ディ
スプレイとしては不適とされている。
第1図は、メタルコーンを用いた従来の陰極線管の一例
を示す要部縦断面図である。
同図にかいて、1,2−J?よび3は陰極線管のバルブ
を構成しているパネル部、ファンネル部およびネック部
であり、前記パネル部1のフェースプレート部11はガ
ラス、前記パネル部1の側壁部12ないし前記ファンネ
ル部2はメタルコーン卦よび前記ネック部3はガラスか
らそれぞれ形成されている。
4は前記フェースプレート部11の内面に被着形:或さ
れたけい光体、5はけい光体4と対向配置された色選別
電極であり、この色選別電極5は前記パネル部1の側壁
部12にスプリング6を介して支持固定されている。
さらに7は前記ネック部3内に収納された電子銃である
このようにパネル部1の側壁部12ないしファンネル部
2をメタルコーンによって形成することによって、大形
化にともなう爆縮の危険性や総重量の増大を避けること
ができるが、ディスプレイ画面すなわちパネル部1のフ
ェースプレート部11はガラスで形成されるため、フェ
ースプレート部における強度的問題は何ら施こされてい
ない。
このため従来は、パネルサイズの大小に従ってフェース
プレート部の肉厚を厚くしたり薄くしたりして必要な強
度を得ている。
次に示す表は、般の陰極線管におけるパネルサイズとフ
ェースプレート部の中央肉厚釦よびその重量との関係を
表わしている。
なお()内は単位を示す。
ここで上表から、パネルサイズの大きさが44〜50形
と大画面になれば、当然フェースプレート部の中央肉厚
および重量は膨大になることが予想される。
たとえば44〜50形級のものでは、概算で20〜50
14rILの中央肉厚、60〜90kgの重量をもつフ
ェースプレートが必要になる。
このように従来のバルブ機造に卦いては、画面の大形化
にともないフェースプレート部の重量が膨大となり、バ
ルブの組立て作業が困難になったり、また陰極線管の総
重量が大きくなって実用性の面に卦いても問題が生じる
また、フェースプレート部の肉厚を小さくして重量を軽
減し、かつフェースプレート部のガラス板の強度を増す
方法としては、第1図に示すようにフェースプレート部
の凸曲面の曲率半径Rを小さくして画面全体に丸みをも
たせる方法が考えられるが、大画面ディスプレイに釦い
ては画像の歪みなどが生じて非常に見にくい画像になる
など好ましい結果が得られない。
したがって、本考案の目的は爆縮に対する安全性、品質
卦よび実用性の面に釦いて十分な充足度を有する大画面
用陰極線管を提供することである。
このような目的を達成するために、本考案による陰極電
管は少なくともガラスによって形成されたパネル部のフ
ェースプレート部に金属条を埋め込んだものである。
以下図面を用いて、本考案による陰極線管について詳細
に説明する。
第2図a p bは、本考案による陰極線管の一実施例
を示す要部斜視図および要部縦断面図である。
図中8は凸曲面状のガラス板からなるパネル部のフェー
スプレート部、9は、このフェースプレート部8に埋め
込渣れた多数本の棒状をした金属条であり、これらの金
属条9は互いに平行して配列されている。
次に前記金属条9の形状ならびに各金属条間のピッチと
、前記フェースプレート部8に付着形成されるけい光体
ドツトのピッチとの相対関係について説明する。
一般にけい光体ドラ)Dは、第3図aに示すように各ド
ツト間の間隔すなわちピッチPが等しくなるように配置
されてかり、通常そのピッチPは0.25 X JT/
2〜2.5X、/’丁/2山の範囲に設定される。
したがって、図において水平方向に隣接するドツトピッ
チPlは0.25〜2.5關の範囲である。
ここで断面が矩形状の金属条9a、9bが各ドラ1D間
の中央に位置するようにフェースプレート部8内に埋め
込筐れる場合、各金属条の大きさならびに金属条間のピ
ッチについて考えてみると、第3図すに示すように金属
条の厚みWは有効面内で0.25〜2.5關程度、有効
面外で1〜577Z程度または視覚の障害にならない範
囲内、金属条の幅Hはフェースプレート部8の肉厚内、
また金属条間のピッチP2は0.25〜2.5皿程度に
設定すればよい。
な釦、前記けい光体ドラ)Dは円形ドツトを用いて説明
したが、矩形状ドツトの場合も同様である。
また前記金属条の断面形状は矩形状の他に、円形状、楕
円形状などを用いてもよい。
このように多数本の金属条をガラスフェースフレート部
に埋め込むことによって、フェースフレート部の根城的
強度、特にバルブの内外気圧差による外力に対する強度
を高めることができる。
このため、爆縮の危険性を著しく少なくできるとともに
、肉厚も小さくすることができる。
またフェースプレート部の曲率半径も大きくする必要も
なくなるため、より平担な画面を得ることができ映像の
歪みなどをなくすことができる。
第4図aは第2図の場合と異なり、フエースフシート部
81周辺の特に歪を生じ易い部分のみに金属条91を埋
め込んだものである。
内外気圧差によってバルブに加わる力は、特にパネルの
周辺すなわちフェースプレート部の周辺ならびに側壁部
に集中する。
このためフェースプレート部の周辺は内外気圧差による
クラックが生じ易く、爆縮を超こす主な原因となってい
る。
したがって、同図に示すようにフェースプレート部81
の周辺部のみに棒状の金属条91金埋め込むことによっ
ても爆縮に対する安全性を十分に確保することができる
ここで、フェースプレート部の周辺部は画面の有効面外
であるため、前記金属条91の形状は視覚の障害になら
ない範囲内であるなら特に限定されない。
また同図すは、フェースプレート部82の周辺にL字状
の金属条92を埋め込んだ場合を示す。
この場合に釦いても、L字状の金属条72の形状は特に
限定されない。
さらに、第4図にむいてはフェースプレート部の中央部
には何ら金属条を埋め込昔ないものを示したが、これと
第3図に示した実施例とを組み合わせることができる。
このときは各金属条間のピッチは前記ピッチの値0.2
5〜2,5itmの範囲以上に設定することも可能であ
る。
また第5図は、本考案による陰極線管の他の実施例を示
す要部縦断面図であり、図中、10は一般の陰極線管の
パネル部であり、そのフェースプレート部101の周辺
部には前述したような棒状の金属状93が埋め込捷れ、
また側壁部102には環状の金属状94が埋め込まれて
いる。
ここで前記金属状93は、前述したようにフェースプレ
ート部101を補強し、また前記金属状94は側壁部1
02に加わる力に対しての補強金具として作用する。
このため、一般の陰極線管に本考案を適用すれば、バル
ブを軽量化できる。
な卦以上説明した実施例において、フェースフレート部
、特に有効面内に棒状の金属条を互いに平行に配列させ
て埋め込む場合、その配列方向は水平方向、垂直方向ま
たは任意の方向いずれの方向でもよく、さらに金属条を
互いに交叉させてメツシュ状としてもよい。
一方、このような大画面陰極線管は、駅、病院などの待
合室のような広い場所に設置されるテレビジョンなどに
用いられる場合が多い。
このような場所では、多くの人から見られるようにする
ために上方または下方に画面が置かれる。
この場合、前述したように画面すなわちフェースプレー
ト部が凸曲面状に形成されていることと、けい光面塗布
領域が画面の中心に対して水平に見る場合を想定して、
画面が斉一になるように設定されているため、画面が不
斉−なものとなる。
第6図a、bは、凸曲面状の画面を上から見おろす場合
むよび下から見上げる場合にかける画面の形状をそれぞ
れ示す。
aの場合、画面の上辺がへこみ、下辺がふくらんだ形状
になる。
bの場合aと逆に上辺がふくらみ、下辺がへこむ形状に
なる。
これは次のような理由に基づくものである。
第7図a、bは、それぞれ凸曲面状の画面Aと平面状の
画面Bを画面の中心に対して水平位置に置かれた視点α
むよび画面の中心に対して下方位置に置かれた視点βか
ら見た場合の様子を示す説明図である。
視点αから両画面A、B’を見る場合、la1/la1
十lb1/lb2であるため、両画面A、Bはともに長
方形に見える。
ところが、視点βから両画面A 、 B’に見る場合に
は、la2/la4〉lb3/lh4となるため、画面
Aは、第6図すに示すように画面の上辺がふくらみ、下
辺がへこんだような形に見える。
この現象は、陰極線管に限らずスクリーン部が曲面で形
成されているディスプレイ装置全部に適用される。
したがって、本考案による大画面用陰極線管を用いるデ
ィスプレイ装置を常に上方または下方に設置して使用す
る場合には、画面すなわちけい光面塗布領域をあらかじ
め非対称形の画面形状にすれば使用時に斉一な画面すな
わち長方形の画面が得られる。
たとえば上方に設置して画面を下から見あげる場合には
、第8図aのように画面の上辺をふくら1せ、下辺をへ
こ1せる。
また下方に設置して画面を上から尻重ろす場合には、第
8図すのように画面の上辺をへこ會せ、下辺をふぐら1
せる。
ここで、画面の上辺むよび下辺のわん曲の曲率は、置き
場所に応じて任意に変化させればよい。
また、必要があれば、画面の上下を非対称とするのみで
なく、左右も非対称にしてもよい。
このように使用条件に応じて画面の上下辺もしくは左右
辺を非対称とすることによって、高品位画質のディスプ
レイを容易に得ることができる。
この思想を本考案による陰極線管に適用すれば、より高
品位画質4得る上で極めて実益であるものである。
以上説明したように、本考案による陰極線管はガラスか
らなるフェースプレート部に金属条を埋め込むものであ
るため、爆縮に対する安全性の向上、バルブの軽量化、
フェースプレート部の曲率半径の縮/」イヒが望め、か
つ高品位画質の大画面ディスプレイが得られるなど種々
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の陰極線管の一例を示す要部縦断面図、第
2図〜第8図は本考案による陰極線管の実施例を示す要
部斜視図、要部縦断面図または説明図である。 1.10・・・パネル部、2・・・ファンネル部、3・
・・ネック部、8.11・・・フェースプレート部、9
゜91.92,93,94・・・金属条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネル部、ファンネル部釦よびネック部から構成された
    バルブを有し、前記パネル部のフェースプレート部がガ
    ラスによって形成されるとともに、前記フェースプレー
    ト部の内面にけい光面が塗布形成された陰極線管に釦い
    て、前記ガラスのフェースプレート部中に金属条を金属
    条間のピッチが0.25〜2.5+tttの範囲内にな
    るように埋め込んでなることを特徴とする陰極線管。
JP1981118780U 1981-08-12 1981-08-12 陰極線管 Expired JPS5813579Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981118780U JPS5813579Y2 (ja) 1981-08-12 1981-08-12 陰極線管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981118780U JPS5813579Y2 (ja) 1981-08-12 1981-08-12 陰極線管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5750960U JPS5750960U (ja) 1982-03-24
JPS5813579Y2 true JPS5813579Y2 (ja) 1983-03-16

Family

ID=29479463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981118780U Expired JPS5813579Y2 (ja) 1981-08-12 1981-08-12 陰極線管

Country Status (1)

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JP (1) JPS5813579Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4881761U (ja) * 1971-12-30 1973-10-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5750960U (ja) 1982-03-24

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