JPS58135453A - 微量溶液切換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は液体クロマトグラフにおける展開液などの、
複数の微量溶液を切換えて供給する微量溶液切換装置に
関するものである。

液体クロマトグラフにより、多成分のアミノ酸を連続的
に分析する場合、展開液のｐ）ｌ　１　４１７強度、極
性、温度等を変える必賛があシ、複数の展開液を順次切
換えて送液している。第１図はご□ のような液体クロマトグラフの展開液の切換に便用され
ている月未の切換装置を示す系統図である。

図面において、１は展開液槽であり、複数の展開液”・
８・０　用に複数個設けられて！るが・１個だけ図示さ
れている。２は切侠器であって、上記各展開液Ａ、Ｂ、
Ｃ用の展開液槽１に接続する端子Ａ２１、Ｂ２、Ｃ２を
周囲に備え、回転によりこれらの端子に選択的に接続す
るチャンネル２；Ｉを有し、このチャンネル２ａは送液
ポンプ６、サンノ゛ラー４を介して分析カラム５に接続
している。

以上のように構成された切換装置においては、チャンネ
ル２ａを端子Ａ２に接続した状態で送液ポンプロを駆動
して、展開液槽１から展開液Ａｆ：４人し、サンプラー
４を介して分析カラム５に送赦し、サンプラー４から注
入されたサンプルを分析カラム５において展開し、分析
する。所定時間後、切換器２のチャンネル２ａを端子Ｂ
２に切換え、展開液Ｂを同様にして送液し、ついでチャ
ンネル２ａを端子Ｃ２に切換えて展開液Ｃを送液し、順
次一様にして切換送液を行う。

ところで上記従来の切換装置では、切換器２から送液ポ
ンプ３の入口までの容積又は２５０μ１１送液ポンプ３
の入口から出口までの容積■は２００μ１１送液ポンプ
６の出口からサンプラー４の入口までの容積■、は５μ
１１サンプラー４の入口から出口まで□の容積には１０
μ１１そしてサンプラー４の出口から分析カラム５の入
口までの容積Ｖ。

は５μｌであり、全体の容積が６７０μｇと大きいため
、展開液Ａ１Ｂ１Ｃと切換器２で切換えたとき、１つの
展開液（例えばＣ）の最大送液量が５５０μｌ以下の場
合、実質的に切換不能となるという欠点があった。

この発明は、上記のような従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、切換器を送液ボ／プの吐出側に
設けることにより、微量の溶液でも切換可能な微量溶液
切換装置を提供することを目的としている。

この発明は回転により１種類の微量溶液を選択的に導入
し、かつ導入された溶液を送液ラインに排出するチャン
ネルを有する切換器を、送液ポンプの吐出側に備えたこ
とを特徴とする微量溶液切換装置である。

以下、この発明を図面により説明する。第２図はこの発
明の一実施例による微量溶液切換装置を示す系統図であ
り、液体クロマトグラフの展開液の送液に適用した場合
を示し、第１図と同一符号は同一または相当部分を示す
。

第２図において、６は円筒状の切換器で、細長いループ
状（Ｕ字状）のそれぞれ独立した複数のチャンネルＡ６
、Ｂ６、Ｃ６・・が直径方向に開口している。各チャン
ネルＡ６、Ｂ６、Ｃ６・は回転により、一端が切換器２
のチャンネル２ａおよび展開液槽１を有する導入ライン
７に接続し、他端が電磁弁８を有する排液ライン９に接
続して、１種類の展開液を選択的に導入し、さらに回転
して一端がサンプラー４および分析カラム５を有する送
液ライン１０に接続し、他端が送液ポンプ３ｊ？′よび
水槽１１を有する押出ライン１２の送液ポンプ３の吐出
側に接続して、導入された展開液を送液ライン１０に排
出するように接続している。

展開液槽１、切換器２、送液ポンプ６、サンプラー４お
よび分析カラム５の構成は第１図とほぼ同じてあや、１
６は加圧用の窒素ガスを展開液槽１に送る加圧管である
。

以上のように構成された切換装置においては、切換器２
は矢印Ｒ方向に回転して、展開液Ａ、　Ｂ。

Ｃ・用の各展開液槽１と接続し、切換器６は矢印Ｓ方向
に回転して、各チャンネルＡ０、Ｂ６、Ｃ，・が導入ラ
イン７および排液ライン９、または送液ライン１０およ
び押出ライン１２に接続する。

第２図の状態で、加圧管１３から窒素ガスを展開液Ａ用
の展開液槽１に送シ、電磁弁８を開くと、展開液槽１中
の展開液Ａは端子Ａ２がらチャネル２ａを通って、切換
器６のチャンネルＡ６に導入され、保持される。電磁弁
８を閉じた後、切換器２のチャンネル２ａを端子Ｂ、に
切換え、切換器６を１ピッチ回転させて、チャンネルＡ
６を送液ライン１０および押出ライン１２に接続させ、
チャンネルＢ６を導ライン７および排液ライン９に接続
する。この状態で送液ポンプ３を駆動し、電磁弁８を開
くと、チャンネルＡ６に保持された展開液Ａは送液ライ
ン１０に排出され、サンプラー４を経て分析カラム５へ
送液されるとともに、チャンネルＢ６には展開液Ｂが導
入され保持される。

次いで切換器２のチャンネル２ａを端子Ｃ２に切換える
とともに、切換器６を１ピッチ回転させると、Ｘ点の位
置から展開液が切換わり、チャンネルＢ６から展開液Ｂ
が送液ライン１０に送液され、チャンネルＣ６には展開
液Ｃが導入、保持される。同様の操作をくり返すことに
より、順次展開液が切換わって送液される。

この場合、チャンネルＡ６、Ｂ６、Ｃ６・・・内の展開
液Ａ、Ｂ％Ｃ・・は水槽１１の水によって押出されるが
、チャンネルＡ６、Ｂ６、Ｃ６・・・を細長いループ状
にしておくことにより混合が防止され、水および拡散部
分は次の展開液導入によって排液ライン９に排出される
。したがってチャンネ、ル〜、Ｂ６、Ｃ６は押出水およ
び拡散部分が送液ライン１０に出ないだけの大きさとし
ておく必要がある。なお各チャンネルＡ６、Ｂ６、Ｃ６
・・はそれぞれの展開液Ａ１Ｂ％Ｃ・・・の送液量に応
じて容積を変化させてもよく、構造もループ状に限らず
、他の構造としてもよい。

第６図は他の実施例を示す系統図であり、展開液Ａ、Ｂ
１Ｃ・を個別に送る送液ポンプ３ａ　、　５ｂ。

３ｃ　　の吐出側に、端子Ａ２．　Ｂ、、　Ｃ，・・を
介して切換器２が設けられており、チャンネル２ａが回
転して端子Ａ２、Ｂ２、Ｃ１・に切換わり、展開液Ａ、
　Ｂ。

Ｃを選択的に導入して送液ライン１０に排出し、分析カ
ラム５に送液するようになっている。この実施例では、
チャンネル２ａを回転させ、送液ポンプ３ａ、　３ｂ、
　３ｃ・・・を通して展開液Ａ１Ｂ、Ｃ・・・を順次切
換えて送液する。

なお上記説明において、切換器２．６の構造は任意に変
更することができる。また上記実施例は液体クロマトグ
ラフの展開液の送液に関するものであったが、本□発明
は他の微量溶液の送液にも適用可能である。

以上のとおシ、本発明によれば、切換器を送液ポンシの
吐出側に配置したので、微量溶液の場合でも切換が可能
であり、無駄に排出する溶液量も少なくすることができ
る。また展開液の保持に細長いループ状のチャンネルを
使用すれば、ポンプで送液される押出用の液体と、分析
用に使用される展開液等の溶液の混合が起りにくくなシ
、またチャンネルに新しい溶液を保持するのに、最少限
の展開液量で行うことができる。さらに多数のチャンネ
ルを有する回転切換器を使用すれば、１台の送液ポンプ
で多種類の溶液を次々と切換えることができ、切換操作
を簡単にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の切換装置を示す系統図、第２図はこの発
明の一実施例による微量溶液切換装置を示す系統図、第
３図は他の実施例を示す系統図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、１は展
開液槽、２．６は切換器、６は送液ポンプ、４はサンプ
ラー、５は分析カラム、２ａ　ｓ　Ａａ、Ｂ６Ｃ６・は
チャンネル、Ａ１Ｂ％Ｃは展開液である。 代理人　弁理士　　柳　原　　　　成 −へ １９Ｉ９ 吟 味

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転により１種類の微量溶液を選択的に導入し、
   かつ導入された溶液を送液ラインに排出するチャンネル
   を有する切換器を、送液ポンプの吐出側に備えたことを
   特徴とする微量溶液切換装置。
2. （２）チャンネルは細長いループ状である特許請求の範
   囲第１項記載の微量溶液切換装置。
3. （３）切換器は回転により、多数のチャンネルが順次導
   入ラインおよび送液ラインに切換わるようにされている
   特許請求の範囲第１項または第２項記載の微量溶液切換
   装置。
4. （４）切換器は１つのチャンネルが複数の端子に順次切
   換わるようにされている特許請求の範囲第１項または第
   ２項記載の微量溶液切換装置。