JPS5813336A - 活魚の輸送方法 - Google Patents

活魚の輸送方法

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JPS5813336A
JPS5813336A JP10949981A JP10949981A JPS5813336A JP S5813336 A JPS5813336 A JP S5813336A JP 10949981 A JP10949981 A JP 10949981A JP 10949981 A JP10949981 A JP 10949981A JP S5813336 A JPS5813336 A JP S5813336A
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JP
Japan
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fish
live fish
water
hydrochloric acid
sodium bicarbonate
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JP10949981A
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Inventor
潤 池田
桜井 俊男
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YOKOHAMA FUITSUSHIYU CENTER KK
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YOKOHAMA FUITSUSHIYU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、魚を生きたまま輸送する方法に関する。
更に詳しくは、活魚を麻酔状態に導き密度高く包装して
輸送する方法に関する。
従来から活魚を輸送する方法としては、多量の水を入れ
たおけやタンクに魚を 入れ、酸素の欠亡を防ぐために空気又は酸素を水中にば
っ気しながら輸送している。
しかしこのような方法では、まず輸送用タンクに魚を移
す際、および輸送用タンクから取り出す際、活発に遊泳
する魚を玉網で追いまわすため器壁や他の魚に衝突して
傷NO3 つき、又玉網内で暴れるため傷つきやすくそれがために
アジやイワシ等の弱い魚は数日で死亡する事が多い。
更に魚の遊泳スペースを保ち、かつ魚の呼吸による二酸
化炭素、排せつする尿中のアンモニアやふんの分解物等
の置物の影響を避けるために、水/トン当り約!;OK
gの魚を約10時間輸送するのが限度であった。
最近活魚の需用が増えるにつれて、上記のような問題を
解決するために活魚輸送タンクの水を、活性炭ゼオライ
ト又はイオン交換樹脂等を充てんした塔に循還させたり
微生物による分解浄化装置に循環させるなどの方法が考
案されている。しかし浄化設備など余分の空間、重量i
1を必要とするものは、トラツ久鉄道はまだしも航空機
などに積み込むことは輸送効率が悪く、不可能な場合が
多い。
更に近年輸送の効率を上bブるため番こ、炭特開昭58
− 13336(2) 酸ガスと酸素との混合物を水中に吹きこんで活魚を麻酔
させ、そのまま麻酔状態で魚密度を高くして輸送し、目
的地において通常の水槽に移して覚せいさせる方法が研
究されている。しかし、長時間麻酔状態に置くと魚が死
亡するとか、炭酸ガス吹込時呼吸困難のため暴れ、他の
魚や器壁に衝突して傷つくなどの問題点を残し、実用化
には解決しなければならない問題が多い。
本発明者らは、このような問題を解決するために鋭意検
討を重ねた結果活魚の遊泳する水に炭酸水素ナトリウム
を添加し、又は添加しないで塩酸を徐々に添加してこれ
を麻酔させた後、酸素が充分供給される水に移して輸送
する方法を見い出したのである。
更に詳しく説朗する。炭酸水素ナトリウムは添加しなく
ともPH17−5まで塩酸によりPHを低下させると、
空気中から溶解したり魚が排出した二酸化炭素が遊離し
遊泳水中O5 の二酸化炭素濃度が上り、且つPH低下により血液の正
常状態からバランスが崩れるためか、魚は麻ひし腹を上
に逆転して麻酔する。強く麻酔するとけいれんを起しこ
れが長時間続くと呼吸もとまり死亡する事がある。
炭酸水素ナトリウムを遊泳水に溶解させると淡水の場合
PHに〜1.2前後、海水の場合PH7,7前後を示し
、魚に対する影響は何ら現れない。しかしここに塩酸を
加えPHを下げて行くと(1)式の平衡が右にずれ水中
に二酸化炭素が遊離し、上述のごとく魚は麻酔する。
1’allCl)i  ? HCl  マ=プ)r九〇
ノナ/−16す1.、、、、(1)  式炭酸水素ナト
リウムを多く添加するとPHが高い所で麻酔させる事が
できる。例えば海水中の真鯛を麻酔させる場合、炭酸水
素ナトリウム100g/立方未添加するとPH乙、O−
乙、夕で、又これを1000g/宜方米添加するとPH
乙、lI−乙、ざとするNO6 のが適当である。炭酸水素ナトリウムを、2000g/
立方米以上とするとPH乙、O〜7.0で麻酔するが、
呼吸困難が麻酔よす先に来るためか、暴走する事が多く
、又麻酔作業中弱いものは死亡する事が多くなる。
ここで塩酸を添加してPHを下げる場合短時間に塩酸を
添加してPHを速く下げると、魚は麻ひする以前に呼吸
困難となり、苦しくなって暴れ互に傷つけ合うため、徐
々にPHを下げる事が必要である。塩酸の添加適正速度
は魚種及び固体によって異なるが、アジでは麻酔のため
に塩酸を加え終るまでに70分以上、真鯛も70分以上
、鯉では5分以上かければ余り暴れる事はない。しかし
3時間以上かけてゆっくりPHヲ下げて行くと同魚種で
も固体差があって早く麻酔するものがあり、この魚は長
時間二酸化炭素過多の状態におかれて死亡してしまうか
、衰弱が激しく輸送中に死亡してNO7 しまう恐れがあり720分以内に塩酸を添加し終える事
が好ましく、200分以上かける事は望ましくない。
麻酔の程度は口およびえらでの呼吸は 止らず、且つ手で触れても反応がない程度までとする事
が適当である。又麻酔作業中水面近くに浮んだものが空
気を吸って暴走する事があるので、水面真下に網などを
張ると好都合である。
このようにして麻酔させた活魚は、炭酸水素ナトリウム
をSO〜1000g/立方米含み、そのまま又は塩酸に
よってPH乙、Q〜7.1に調整され、かつ酸素が充分
供給される水に移して輸送される。
ここで炭酸水素ナトリウムは、活魚の排出する二酸化炭
素によるPH変化を緩衝し遊・:1 離二酸化炭素濃度の増加が綴和され麻酔した活魚に良い
影響を与える。炭酸水素ナトリウムが30g7立方米以
下では緩衝効果が少く、輸送水中の二酸化炭素濃度が著
し特開昭58− 13336(3) く高くなって長時間の輸送に耐えられない。
又1000g/立方米以上これを含むとPHが少し低下
しただけで水中の遊離二酸化炭素濃度が高くなり、輸送
中死亡しやすいとか、目的地で通常水にもどしても覚せ
い径の健康回復が思わしくない等の危険性が増大する。
炭酸水素ナトリウムを含む活魚の輸送水は、塩酸により
PHをご・O程度まで下げてもよいが、塩酸を添加しな
いでもよい。
しかしPHが高い場合は輸送中に覚せいし暴れる事があ
るので輸送用水槽の形態を充分工夫する必要がある。
輸送水のPHは麻酔時のPHか又はその近傍にしておい
て、”軽い麻酔状態にしておくと輸送中の暴れi少く、
かつ体力の消耗も1i1□1 少く長時間輸送が可能となる。又目的地において通常の
水槽に投入し覚せいさせた後も、健康回復に問題はない
麻酔させた魚を輸送中保持する水槽は、NO9 効率を上げるために点密度を上げる必要がある。ここで
魚が暴れた場合、その背ビレや歯で他の魚を傷つけたり
、暴走して器壁に衝突し外傷を自から負う事を避けるた
めに、魚は一尾づつ隔離して水槽に入れる。
この水槽は、魚体より少し大きめであればよく、魚体に
合わせて細長くするのが好ましい。水槽の形状は一尾一
水槽とする際は硬質プラスチックス製、軟質プラスチッ
クス製で箱状、袋状にする。とか、プラスチック板、網
などで仕切りを設は複数尾を一箱に保持するなど一尾づ
つ隔離できる仕様であればいかなる水槽でもよい。
本発明の方法では活魚をコンパクトな水槽に保持する事
ができるため公知のごとく酸素の供給には充分配慮して
酸素不足の状態に置かない様にしなければならない。そ
 □のためには、酸素又は空気に充分ばつ気して酸素を
充分含む水を大量に活魚に供給し010 個別に酸素又は空気をエアーストーンにより保持水をば
っ気するなどの工夫が必要である。
本発明の方法により、7kgの真鯛や鯉を水/〜2リッ
トルの水槽に入れる事が可能で、従来の方法より20−
I/lO倍も効率高く、コンパクトに輸送する事が可能
となり、特に航空機による活魚輸送が可能となって来た
又麻酔状態で輸送用水槽に入れるため暴れる事がなく、
魚体を傷つける事も少く、覚せい後も長時間生きるのみ
ならず、商品価値も高く維持できる。
本発明の方法によると、2に〜10時間も活魚をコンパ
クトな状態に保つ事ができるため、従来の2〜II倍も
遠隔地に運搬する事が可能となった訳である。目的地に
おいて、通常の水槽に移した場合、PH7以上の水に入
れて輸送した場合は、すでに覚N0II 合は、麻酔後10〜/j時間後覚せV)させると、数時
間は衰弱しているが一日後は麻酔させなかった他の魚と
区別が出来なし1程に回復する。
本方法では、炭酸水素ナトリウムと塩酸との二種のみの
薬品を用いるのみで、ツマルビタール酸ナトリウム、亜
酸イヒ窒素などの有害な物質を用いなlx。従って本発
明の方法により麻酔輸送した魚は直ちに食用番と供して
も安全性には全く問題lよなに’。
魚の酸素消費量を減らし、かつ魚を病気から守るために
輸送中の水温を209C以下に保つ事は一般に行なわれ
ている。本発明においても水温は温帯性のタイ、ノ\マ
チ。
ヒラメなどの場合は一〇〇C以下、好ましくは、j〜/
 56Cにて麻酔させ輸送し、寒帯性のサケ、マス、タ
ラな′身は、3〜106Cとスルコとが好ましい。この
ように水温を下げて麻酔させると、゛麻酔作業時に魚力
S暴れる事も少く又麻酔状態での生存時間も長く特開昭
58− 13336(4) なり、輸送時間も長くとる事が出来る。
次に実施例により本発明の方法を具体的に述べる。
013 実施例/−3第1表 体重約100gの真鯛5尾をPH7,915’の海水7
00リツトルを入れた水槽に投入し、ここに炭酸水素ナ
トリウム30gを溶解したところ、PHは7.74’に
なった。次に/規定の塩酸270ミリリツトルを約3倍
に希釈し、これを30分かけて徐々に添加して行った所
、PH値が乙、7あたりから腹を上に逆転するものが現
れ、塩酸を添加し終った時はPH乙、aSとなり、全量
とも逆転し、呼吸は正常なるも手で触れても体を動かす
などの反応はなかった。
次にこれらの鯛を一尾づつ、表/に記すように、炭酸水
素ナトリウム20gを添加し、PH値は同程度又は高く
した海水2リツトルを、鯛が丁度入る程度の幅の狭い水
槽に鯛と共に入れ、底から空気又は酸素をエアーストー
ンを用いて吹き込んだ所、正常な呼吸が続き26〜17
時間後に呼吸がO14 施例3)、37時間後(実施例≠)に通常の水に移した
ものは2〜ノ2時間後(こ(よ正常に回復した。これら
実施例より呼吸が止る前に通常水槽に鯛をもどせば元気
を回復する事がわかった。
実施例に〜g第2表 実施例/において一尾の鯛を用い麻酔させる際の炭−水
素ナトリウム濃度、塩酸添加時間及びPH,輸送時の炭
酸水素ナトリウム濃度、PHを第2表のようにかえ、以
下同様に実施した所、真鯛は//〜/ざ時間生き続けた
。結果を第2表(こ合わせて記す。
実施例9〜IO第3表 実施例/において、麻酔時及び輸送時の水温を常温から
2時間かけてf’c&こさ6ブ、麻酔及び輸送条件を第
3表の様各こ変えた所麻酔時には暴れる事もなく又輸送
用/IX型水槽水槽中素をはつきすると生存時間も’1
2No 15 比較例/第1表 実施例7において麻酔時における塩酸添加時間を7分と
短かくすると暴れがひどく、水槽壁に衝突し好ましくな
かった。又生存時間も短かくなった。
比較例! 実施例ににおいて炭酸水素ナトリウム量を麻酔時及び輸
送時に、300g/100リットルに増やすと生存時間
が短かくなり好ましくなかった。
実施例// 実施例/において真鯛にかえて体重gOg前後のアジを
5尾用い同条件下で麻酔させ、輸送条件下においた所、
2/〜2f時間生きつづけた。充分実用に供する事がわ
かった。       ・: 実施例/2 実m/において海水にかえて淡水を用い、体重的soo
gの鯉−尾を麻酔させた所、PH乙、35であった。他
に同様に処理した。
特開昭58− 13336 (5) 生存時間は3/時間で充分に実用に供する事がわかった
第77    、よ766.ッ、1.より、詮※正常海
水に投じた所、健康を回復した。
017

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)活魚の遊泳する水に、炭酸水素ナトリウムを添加
    又は添加しないで、塩酸を添加してこれを麻酔させた後
    、酸素が充分供給され、かつ炭酸水素ナトリウムを含む
    水に移して輸送する事を特徴とする活魚の輸送方法
  2. (2)活魚を麻酔せしむるに際し、炭酸水素ナトリウム
    を0−2000g/立方米添加し塩酸を加えてPH≠、
    O〜乙、ざに調整する事を特徴とする特許請求範囲第−
    項記載の活魚の輸送方法
  3. (3)塩酸を添加して麻酔させるに際し、これを3分以
    上200分以下の時間内で徐々に添加する事を特徴とす
    る特許請求の範囲第−項又は第二項記載の活魚の輸送方
  4. (4)麻酔させた活魚を輸送するために保持する水は、
    炭酸水素ナトリウムを50〜100O02 PH1,Q〜7.1rに調整したものを用いる事を特徴
    とする特許請求範囲第一項、第二項又は第三項記載の活
    魚の輸送方法
  5. (5)麻酔させた後の活魚は一尾づつ隔離して輸送する
    事を特徴とする特許請求範囲第−項又は第二項又は第三
    項又は第四項記載の活魚の輸送方法
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