JPS58132366A - ガス切断迅速開始方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主として厚肉で大型の鋼材等をガス切断しよう
とする際の切断開始を迅＄Ｃ行う方法に関するものであ
る。

一般にガス切断を開始する場合【け切断開始箇所を予熱
して鉄または鋼が燃焼する発火点（約９５０〜１，０ｒ
ｌＯ℃）以上に温度をＥげてやらなければ切断を開始す
ることが出来ないことが知られている。

したがって薄肉で−ｊ＼型の鋼材等では熱容量が・ｊ＼
さいために予熱時間は短くてすみ比較的容易Ｖこガス切
断を開始出来もが、厚内で大型の銅材等でけ熱容量が大
きく且鋼社内部への熱伝導冷却があるために切断開始箇
所を発火点まで昇温するためｒ−は多量の予熱用酸素及
びガスを用いて長時間の予熱を行なわなければならない
国電があった。

特にかどが曲面（なった鋼材等や円形断面の鋼材等では
切断開始箇所の加熱表面積が・１＼さく逆に鋼材内部へ
の伝熱面積が大きい・ことと伽まって極めて長時間の予
熱を行なわなければ切断を開始すること６が出来ない国
電があ−た。

そこで、この予熱に要する多量のガスや酸素及び作業時
間を省くことが出来れば極めて大きな経済効果が得られ
るので、厚肉で大型の鋼材等のガス切断迅速開始方法の
出現が強く望まれていた。

本発明はこの要望に応える目的でなされたものである。

本発明によるガス切断迅速開始方法は、切断を開始ｌ、
ようとする箇所（ドリル等で細い盲孔な穿ち、この孔に
鋼片あるいけテルミット調合剤等を充填し、切断ガスで
この鋼片あ＾いはテルミット調合剤等を溶融燃焼するこ
とによって細孔部分を短時間に発火点まで昇温し直ちに
この細孔部分から切断を開始することを特徴とした方法
である。

すなわち細孔ン穿つことｔこよって切断開始１ｉｒｅ？
の加熱表面積が増犬され、特に細孔入口には昇温され易
い鋭し・かどが形成されろと同時にこの細孔に充填した
鋼片あるいけテルミット調合剤等は熱容量が小さいので
切断ガスによって短時間に溶融されて細孔内に溜り、次
いで酸化燃焼されて細孔をあふれ出るのでこの過程で細
孔部分は急速（発火点以上【昇温され、予熱をほとんど
行う必要が無く、直接細孔部分から切断を開始すること
が出来る方法である。

この時細孔は加熱表面積を大きくする作用と微細ルツボ
として、あたかも微細転炉の如き作用を行って細孔部分
の発火点以−Ｅへの昇温を可能（している。

本発明を実施することによって、従来予熱に消費されて
いた多量のガスや酸素を節約出来ると同時に高能率切断
が行えることと、厚肉大型鋼材等のガス切断が我が国で
広〈実施されていることとを合せ考えると我国の省資源
省エネルギーに大きく貢献することが可能である。　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　門さらに実施例で後述する如くビレ
１トやプルーム等の鋼材を多数本切断する場合、従来は
一本毎に予熱と切断の繰返しが必要であったためにガス
自動切断機で連続切断を行うことは困難であったが、本
発明ｖａ用すスこと（よって予熱無し切断が行なえろ結
果、多数本並へたビレットやプルームをガス自動切断機
で連続して切断することが可能となり省力化にも大きな
効果が得られろ。

本発明を図面に示す一実施例によってさらに詳しく説明
すると、図はビレブトやプルーム等の厚肉で大型の鋼材
ｃ以下鋼材と略記する）をガス自動切断機で迅速切断開
始法によって連続切断を行う場合の一例を説明するため
の断面図である。

図で１＃′ｉ切断しようとする一本目の鋼材で２は二番
目に切断する鋼材を示す３は切断開始箇所（穿ったドリ
ル等による細孔で例えば内径６〜１０１１φ深さが１０
〜１５４で鋼材のかどに約４５切角崖で設けである。４
Ｆｉ細孔を穿って出来た細孔入口部分の鋭いかどを示す
。５は細孔（充填した鋼片で例えば直径が５〜９１φで
長さが細孔の深さより５〜１５−長いものを用（・て一
端が５〜１５−程度細孔より突き出ろよう（する。

この鋼片（は例えば炭素鋼線材等を切断したものを用い
ると便利である。

６けゴス自動切断機の火口を示し７は予熱炎８＃−ｊ切
断酸素流を示す。

今、ガス自動切断機によって火口６を矢印９の方向に送
ってゆくと細孔に充填した鋼片５は予熱炎７ｒ−よって
赤熱溶融されて細孔３の中に溜り余分の融体は細孔入口
の鋭いかど４をあらうように流下す次いで切断酸素流８
が細孔部分に達すると細孔内の溶融物は酸化昇Ｐ４温さ
れつつ細孔よりあふれ出て細孔入口−の鋭いかど４を発
火煮貝Ｅに加熱する結果切断酸素流８によって着火され
、細孔部分より切断が開始される。

鋼材１の切断が終了す石と火口６ｔｊ鋼材２【向って送
られるので鋼材２でも鋼材１と全く同様の迅速切断開始
工程が行なわれろ結果連続自動切断が実現される。

図では、簡単のため二本の鋼材しか記していないが以下
何本でも同様な迅速切断開始工程で連続自動切断が可能
である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を説明するための断面図で、ビレ
フ）やプルーム等をガス自動切断機で迅速切断開始を行
う場合の一例である。 図で１及び２はそれぞれ切断しようとする一本目及び二
本口のビレット又はプルームを示す。 ３Ｆｉ切断開始箇所に穿。た細孔、４は細孔入口の鋭い
かど、５Ｆ′ｉ細孔（充填した鋼片をそれぞれ示す。６
Ｆｉガス自動切断機の火口、７は予熱炎、８は切断酸素
流で矢印９け切断火口の送り方向である。 なお実施例では細孔＃：細片を充填した場合の例を記し
てあろが鋼片の代りにテルミット調合剤等を充填しても
全く同じ効果が得られ１戸特許出願人 大宝技研株式会社 代表者　山本進介

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガス切断を開始する箇所にドリル等で細孔を穿ち、その
   細孔に鋼片あるいけテルミット調合剤等を充填し、切断
   ガスでこの鋼片またはテルミット調合剤等を溶融燃焼す
   ることによって細孔部分を短時間に発火点まで昇温しけ
   とんど予熱を行うことなく、細孔部分から切断を開始せ
   しめろことを特徴としたガス切断迅速開始方法。