JPS5813171Y2 - 有歯ケ−ブル - Google Patents
有歯ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPS5813171Y2 JPS5813171Y2 JP7115979U JP7115979U JPS5813171Y2 JP S5813171 Y2 JPS5813171 Y2 JP S5813171Y2 JP 7115979 U JP7115979 U JP 7115979U JP 7115979 U JP7115979 U JP 7115979U JP S5813171 Y2 JPS5813171 Y2 JP S5813171Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toothed cable
- fiber member
- conduit
- toothed
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は有歯ケーブルの改良に関する。
有歯ケーブルの基本的な構造は、数本の金属素線が撚ら
れてなるコアの外周面に、通常１本の金属線が等間隔に
緊密に蔓巻されてなる螺旋歯が設けられたものである。
れてなるコアの外周面に、通常１本の金属線が等間隔に
緊密に蔓巻されてなる螺旋歯が設けられたものである。
このように構成されているので、有歯ケーブルは、歯車
、ラック、または他の有歯ケーブル（以下噛合体と総称
する）と噛合して連動する。
、ラック、または他の有歯ケーブル（以下噛合体と総称
する）と噛合して連動する。
かつ有歯ケーブルは可撓性を有するので、可撓性、筐た
は非可撓性の導管内に摺動自在に挿通されて、各種産業
機器の遠隔操作にしばしば用いられる。
は非可撓性の導管内に摺動自在に挿通されて、各種産業
機器の遠隔操作にしばしば用いられる。
可撓性の導管の場合は一般的には金属螺旋管が用いられ
、非可撓性の導管の場合は金属管が用いられるので、従
来の有歯ケーブルにあっては導管の内面との摺接によっ
て騒音を発する欠点があった。
、非可撓性の導管の場合は金属管が用いられるので、従
来の有歯ケーブルにあっては導管の内面との摺接によっ
て騒音を発する欠点があった。
即ち、従来の有歯ケーブルを例えば自動車のスライデン
グルーフの開閉、窓ガラスの昇降、バックミラーの視界
の変更操作等に用いた場合、騒音は車体に共鳴し、乗員
に不快感を与えるので、騒音を発しない有歯ケーブルが
要求される。
グルーフの開閉、窓ガラスの昇降、バックミラーの視界
の変更操作等に用いた場合、騒音は車体に共鳴し、乗員
に不快感を与えるので、騒音を発しない有歯ケーブルが
要求される。
更に、有歯ケーブルを導管内で摺動させない場合であっ
ても、例えば自動車の振動によって有歯ケーブルが導管
の内面と繰返し当接し、双方とも金属からなるので走行
中において騒音を発し続ける欠点があった。
ても、例えば自動車の振動によって有歯ケーブルが導管
の内面と繰返し当接し、双方とも金属からなるので走行
中において騒音を発し続ける欠点があった。
本考案の主たる目的は、有歯ケーブルの噛合体との連動
機能をそこなうことなく、騒音を発しない有歯ケーブル
を提供するにある。
機能をそこなうことなく、騒音を発しない有歯ケーブル
を提供するにある。
その他の目的は、以下に述べる説明で明らかとなろう。
本考案の一実施例を図面によって説明すると、１は数本
の金属素線１ａが撚られてなるコアー、２はコアー１の
外周面にやや太い金属線が等間隔に蔓巻されてなる螺旋
歯、３は螺旋歯２どうしの間に位置する如くコア１の外
周面に蔓巻された繊維部材である。
の金属素線１ａが撚られてなるコアー、２はコアー１の
外周面にやや太い金属線が等間隔に蔓巻されてなる螺旋
歯、３は螺旋歯２どうしの間に位置する如くコア１の外
周面に蔓巻された繊維部材である。
該繊維部材３は、例えば羊毛の如き天然繊維、ナイロン
等の合成樹脂繊維やカーボッ繊維の如き人造繊維等、種
にの繊維が、またはこれらの繊維が混合されてなる帯状
の繊維部材であって、一般的にはそれらの繊維がばらげ
ないように撚られて、その半径方向に弾性をもたせであ
る。
等の合成樹脂繊維やカーボッ繊維の如き人造繊維等、種
にの繊維が、またはこれらの繊維が混合されてなる帯状
の繊維部材であって、一般的にはそれらの繊維がばらげ
ないように撚られて、その半径方向に弾性をもたせであ
る。
更に繊維部材３の外周面３ａは、常態においてコアー２
の外周面２ａより適当に外力に突出する如くなされてい
る。
の外周面２ａより適当に外力に突出する如くなされてい
る。
４（二点破線で示す）は前述の如き導管であって、その
内径は前記繊維部材３の外周面３ａがほぼ摺接する程度
となされている。
内径は前記繊維部材３の外周面３ａがほぼ摺接する程度
となされている。
本考案の作用と効果る説明すると、有歯ケーフルＣを導
管４内でＡｊＢ力向方向合によっては回転力向）に摺動
させると、金属線からなる螺旋歯２は導管４の内ｆｆ１
４ａに摺接せず、前記繊維部材３の外周面３ａの部分が
導管の内面に摺接するので、導管の内面が金属筒であっ
ても騒音を発することがない。
管４内でＡｊＢ力向方向合によっては回転力向）に摺動
させると、金属線からなる螺旋歯２は導管４の内ｆｆ１
４ａに摺接せず、前記繊維部材３の外周面３ａの部分が
導管の内面に摺接するので、導管の内面が金属筒であっ
ても騒音を発することがない。
有歯ケーブルＣを導管４内で摺動きせない場合であって
も、振動等によって有歯ケーブルはその繊維部材３が導
管の内面４ａに繰返し当接するので、騒音を発しない。
も、振動等によって有歯ケーブルはその繊維部材３が導
管の内面４ａに繰返し当接するので、騒音を発しない。
かつ、繊維部材３はその半径方向に圧縮しうる如く弾性
を有するので、噛合体（図示せず）と噛合して連動する
ことができる。
を有するので、噛合体（図示せず）と噛合して連動する
ことができる。
繊維部材３が滑性に乏しい場合であっても、繊維の間に
充分潤滑油を台筐せることができるので導管４に対する
摺動抵抗は小さくすることができかつ潤滑油は多量に台
筐せうるから長期間にわたり滑性のよい有歯ケーブルを
得ることができる。
充分潤滑油を台筐せることができるので導管４に対する
摺動抵抗は小さくすることができかつ潤滑油は多量に台
筐せうるから長期間にわたり滑性のよい有歯ケーブルを
得ることができる。
従来の有歯ケーブルにあっては、有歯ケーブルと導管の
間に潤滑油を充填した場合、導管の両端開口部から漏出
しやすく、かつ螺旋歯があるので導管の両端に潤滑油の
漏出防止手段を設けることはほとんど不可能であったが
、本考案の有歯ケーブルＣにあっては、潤滑油は繊維部
材３に台筐せられるので、導管４０両両端口部４ｂ 、
４ｂに潤滑油の漏出防止手段を設ける必要がないすぐれ
た効果を有する。
間に潤滑油を充填した場合、導管の両端開口部から漏出
しやすく、かつ螺旋歯があるので導管の両端に潤滑油の
漏出防止手段を設けることはほとんど不可能であったが
、本考案の有歯ケーブルＣにあっては、潤滑油は繊維部
材３に台筐せられるので、導管４０両両端口部４ｂ 、
４ｂに潤滑油の漏出防止手段を設ける必要がないすぐれ
た効果を有する。
なお、前記繊維部材３が合成樹脂の繊維のみからなるか
、合成樹脂の繊維が他の種類の繊維と混合されてなる場
合において、合成樹脂繊維が発泡繊維とされたものであ
っても本考案の技術思想に属する。
、合成樹脂の繊維が他の種類の繊維と混合されてなる場
合において、合成樹脂繊維が発泡繊維とされたものであ
っても本考案の技術思想に属する。
この場合は、繊維部材３０半径力向の弾性が一層すぐれ
たものとなるから、前記噛合体との噛合は一層良好とな
る効果がある。
たものとなるから、前記噛合体との噛合は一層良好とな
る効果がある。
更に、繊維部材３が少くともコアー１の外周面に、筐り
は螺旋歯２の側面に接着剤等によって固着されていても
良いことは勿論である。
は螺旋歯２の側面に接着剤等によって固着されていても
良いことは勿論である。
図面は本考案の一実施例の一部切欠側面図である。
１・・・・・・コアー、２・・・・・・螺旋歯、３・・
・・・・繊維部材、Ｃ・・・・・・有歯ケーブル。
・・・・繊維部材、Ｃ・・・・・・有歯ケーブル。
Claims (1)
- コアーの外周面に螺旋歯が設けられてなる有歯ケーブル
において、前記螺旋歯どうしの間に位置して前記コアー
に螺旋巻きされた半径方向に弾性を有する繊維部材が設
けられ、該繊維部材は常態において前記螺旋歯より外力
に適当に突出する如くなされていることを特徴とする有
歯ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7115979U JPS5813171Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 有歯ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7115979U JPS5813171Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 有歯ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55170518U JPS55170518U (ja) | 1980-12-08 |
| JPS5813171Y2 true JPS5813171Y2 (ja) | 1983-03-14 |
Family
ID=29304868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7115979U Expired JPS5813171Y2 (ja) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | 有歯ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5813171Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101864010B1 (ko) * | 2016-05-20 | 2018-06-07 | 주식회사 대동시스템 | 자동차 동력전달 케이블 |
-
1979
- 1979-05-25 JP JP7115979U patent/JPS5813171Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55170518U (ja) | 1980-12-08 |
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