JPS58130840A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙葉類搬送装置に関し、特にその構成において
駆動ローラ群を搬送路の上下例れか一方の側に集約して
配置することにより機構を簡素化し、保守サイクルが永
くてしかも廉価に構成できる紙葉類搬送装置に関する。

紙葉類の搬送装置、例えば自動預金機等に用いられる紙
幣搬送装置にあっては、上下に設けたガイド板によって
搬送路が形成されており、この搬送路に沿って設けられ
た搬送ローラや搬送ベルトおよび押えローラ等の搬送手
段によって搬送路を送られ【くる紙幣は磁気ヘッドとヘ
ッドローラとからなるセンサ部で検知された後に次の機
構へと転送されるように構成さ、れている。

第１図（Ａ）およびＣＢ）はこのような従来の紙幣搬送
装置の一例を示すもので、ここで１はセンサ部と搬送手
段とを有する鑑別部であり、２は鑑別部１で鑑別を終え
た紙幣を次の機構にまで搬送する搬送部である。鑑別部
１は更にまた上部と下部とに分離可能に構成されており
、その上半部３は複数の従動ローラ４を有する従動ロー
ラ軸４Ａと従動ローラ軸４Ａを軸支する左右の上部側板
５等で構成されている。

また鑑別部ｌの下半部６は搬送ローラ７を有するローラ
駆動軸７Ａと、これら駆動軸７Ａ群にまたがり張設した
駆動用タイミングベルト８およびテンションプーリ９等
とこれらの駆動軸７Ａ尋を軸支する左右の下部側板１０
とで構成されている。

また、これらの従動ローラ４や搬送ローラ７は搬送路１
１を形成する上下のガイド板（図示せず）に沿って配置
されるように構成される。

搬送部２において、１２は鑑別部１におけるローラ駆動
軸７人を駆動タイミングベルト１３を介して駆動するロ
ーラ駆動軸である。このローラ駆動軸１２は、従動ロー
ラ軸１４との間に張設された搬送ベルト１５Ａ、および
この搬送ベルト１ｆｌＡと規定した接触部分を有するよ
うに従動ローラ軸１６，１７間に張設された搬送ベルト
１５Ｂをも同時に駆動する。これらのローラ駆動軸１２
．従動ローラ軸１４１６および１７等は何れも駆動部側
板１８に軸支されている。

第２図は、このような紙幣搬送装置における磁気ヘッド
１９とそのヘッドローラ２０の配置されている状態を示
すもので、本例では４組のこれら磁気ヘッド１９とヘッ
ドローラ２０とが舛送路１１　　に沿って互いに対向す
る位置に配設されている。なお、これらの磁気ヘッド１
９とヘッドローラ２０との間には紙幣の厚さ以下とした
間隙が設けられていて、紙幣はヘッドローラ２０を駆動
することにより強制的にこの間隙に送り込まれる。ここ
で、矢印は入方向から送られてきた紙幣が鑑別部ｌを紅
て搬送部２へと搬送され、更にここから他の機構へと搬
出される径路を示すものである。

しかしながら、このような従来の紙幣搬送装置にあって
は、鑑別部１の上半部３の従動ローラ軸４人は上部側板
５に軸支され、また下半部６の島送ローラ駆動軸７人は
下部側板１０に軸支され、更にまた搬送部２の駆動軸１
２や従動ローラ軸１４　。

１６および１７は側板１８に軸支されるように構成され
ているので、これら上下間で各駆動軸４Ａ、７Ａ。

１２．１４．１６および１７等の相互軸心間を完全な平
行状態に保つことが容易でない。

もし、かかる軸心間に狂いがあると、搬送中の紙幣を斜
行させる原因となり鑑別部１における鑑別機能にも支障
を来たす。そこで、これらの軸心位置が上下左右間で正
確な位置に配置されるようにするために、これらを軸支
する側板５，１０および１８に対して高い加工精度が要
求され、また側板５と１０　、１０と１８との組合せ部
にも同様に高精度の加工技術が要求される。

また、紙幣の厚さは通常１００μ電程度しかなく、この
ような紙幣が通過するのに好適なように磁気ヘッド１９
とヘッドローラ２０との間の間隙を調整することは容易
でなく、殊に本例に用いられているこの種の磁気ヘッド
１９にあっては摩耗が生じるので、磁気ヘッド１９の交
換や調整を頻慨に行うことが必要となる。このような交
換や調整の場合には搬諌装置を預金機本体から取外して
行うので、作業時間もかかり預金機の稼働率にも影響を
及ぼす。そこで、本発明の目的は、上述した欠点を除去
し、保守サイクルが永く、また、機構や構造が簡単で廉
価に構成できる紙葉類搬送装置を提供することにある。

すなわち１本発明は上下のガイド板で紙１ｍの搬送路を
形成し、該搬送路に沿って前記紙葉類を搬送する搬送ロ
ーラもしくは搬送ベルトと、該−送ローラもしくは搬送
ベルトに従動するローラまたはベルトを有する紙葉類搬
送装置において、前記搬送ローラを取付けた軸もしくは
前記搬送ベルトを駆動する軸を前記搬送路に対して片面
側に設け、前記各軸を共通の軸支持板にて軸支させたこ
とを特徴とするものである。

以下に図面に基づいて本発明を説明する。

第３図および第４図は本発明紙葉類搬送装置の概要を示
すもので、第３図において２１Ｈおよび２２Ｈは左右の
上部側板、２１Ｌおよび２２Ｌは同じく下部側板であり
、これら左右の側板２１Ｈと２２■（および２１Ｌと２
２Ｌによってそれぞれ上部搬送路２３Ｈおよび下部搬送
路２３Ｌにおける搬送幅Ｂを規定している。２４および
２５は各搬送路２３Ｈおよび２３Ｌにおいて上下に設け
たガイド板である。

また、２６Ａ〜２６Ｅおよび２６Ｆ〜２６Ｊは駆動軸２
６８および２６Ｔを有する搬送ローラであり、２６０は
これらの駆動軸２６８および２６Ｔと後述する搬送ロー
ラ軸を全て軸支するようにした左右の軸支持板である。

また、２７Ａ〜２７Ｅおよび２７Ｆ〜２７Ｉは搬送路２
３Ｈおよび２３１を挾み、搬送ローラ２６Ａ〜２６Ｅお
よび２６Ｆ〜２６Ｊとそれぞれ対向する位置に設けた押
えローラである。２８は駆動装置であり、駆動軸２６Ｓ
、ベルト２９および３０を介してこれらの搬送ローラ群
２６を駆動する。

第４図は搬送装置における搬送方向のローラ配置等を示
すもので、ここで２６Ａ〜２６Ｅ　、　２６１Ａ〜２６
１Ｂ　、　２６２Ａ〜２６２Ｃ、２６３Ａ〜２６３Ｅ　
、　２６４Ａ〜２６４Ｃ、２６５Ａ〜２６５Ｂおよび２
６Ｆ〜２６Ｊはいずれも搬送ローラであり、また、２７
Ａ〜２７Ｅ　、　２７１Ａ〜２７１Ｃ、２７２Ａ〜２７
２Ｃ、２７３Ａ〜２７３Ｅ　、　２７４Ａ〜２７４Ｃ、
２７５Ａ〜２７５Ｃ、２７６Ａ〜２７６Ｃ、，２７７Ａ
　ｔ２７７Ｂおよび２７Ｆ〜２７Ｊは押えローラである
。これらの６−ラはそれぞれ図面とは直角の方向の所定
の位置に配置してあり、本図に示す矢印Ａの方向から搬
送口３１に送られて来た紙幣を、ここで搬送ローラ２６
Ａ〜２６ｇと押えローラ２７Ａ〜２７Ｅとの間に挾み込
み、次々と配列されている搬送ローラ２６１Ａ〜２６１
Ｅ　、　２６２Ａ〜２６２Ｃ、２６３Ａ〜２６３Ｅ。

・・・とその押えローラ２７１Ａ〜２７１Ｅ　、　２７
２Ａ〜２７２Ｃ。

２７３Ａ〜２７３Ｅおよび２７４Ａ〜２７４Ｃ、・・・
とによって矢印Ｂ、Ｃ，Ｄの方向に導き、搬出口３２か
ら搬出して次の機構（図示せず）へと送給する。

次に、第５図（Ａ）　、　（Ｂ）　、　（Ｃ）および（
１））により搬送装置における駆動機構につき説明する
。ここで、第５図（Ｂ）は搬送ローラ群２６のうち上段
搬送ローラ群２６Ａ〜２６Ｅ　、　２６３Ａ〜２６３Ｅ
　、　２６１Ａ〜２６１Ｃおよび２６２Ａ〜２６２Ｃ等
、また第５図＜Ｃ＞は下段搬送ローラ群２６Ｆ〜２６Ｊ
　、　２６４Ａ〜２６４Ｃおよび２６５Ａ伊２６５Ｂ等
を示すもので、第５図（Ａ）および（Ｄ）は押えローラ
群２７のうちそれぞれ上段押えローラ群２７Ａ〜２７Ｅ
　、　２７３Ａ〜２７３Ｅ　、　２７１Ａ〜２７１Ｃ、
２７２Ａ〜２７２Ｃ等および下段押えローラ群２７Ｆ〜
２７Ｊ　、　２７６Ａ〜２７６Ｃ、２７７Ａ　、　２７
７Ｂ等を示し、矢印Ａは紙幣の挿入方向、矢印Ｂは紙幣
の搬送方向を示す。

第５図（Ｂ）および（Ｃ）において、２９は駆動軸２６
Ｂの歯付きプーリ４１と駆動軸２６Ｔの歯付きプーリ４
２との間に張設した歯付きベルトであり、ベルト２９に
よって駆動軸２６Ｔとそのローラ２６Ｆ〜２６Ｊを駆動
する（第６図参照）。なお、搬送ローラ駆動軸を駆動さ
せるために設けたブーりおよびベルトは何れも歯付きと
するが以下では讃付きの説明を省略する。３０は駆動軸
２６８のプーリＩからテンションプーリ４５および４６
を介して駆動軸２６３Ｓのプーリ４７および駆動軸２６
４Ｓのプーリ４８間に張設したタイミングベルトであり
、ローラ２６３Ａ〜２６３Ｅおよび２６４Ａ〜２６４Ｃ
を駆動する（第４図参照）。

また、４９は搬送ローラ２６３Ｂ　、　２６２Ａおよび
２６１Ａ間に張設したベルト、５０は搬送ローラ２６３
Ｄ。

２６２Ｃおよび２６１Ｃ間に張設したベルトであり、ロ
ーラ２６１Ａ　、　２６１Ｃ、２６２Ａおよび２６２Ｃ
を同調駆動させる。＊に寥た、第５図（Ｃ）において、
５１　　はローラ２６５Ａを５２はローラ２６５Ｂをそ
れぞれ同調して駆動させるために設けたベルトである。

また、第５図（Ｂ）に示すように、搬送ローラ２６１Ｂ
および２６２Ｂはそのローラ中央部に一体に形成された
プーリ５３および５４をそれぞれ有する。

このプーリ５３および５４と第５図（Ｃ）に示す連動軸
５５に軸着したプーリ５６との間にはベルト５７を張設
し、また軸５５に軸着した他方のプーリ５８と軸２６４
Ｓのプーリ５９との間にはベルト６０　を張設する（第
７図参照）。かくして、搬送ローラ２６１Ｂおよび２６
２Ｂをも他の搬送ローラ群２６　　と同調させて駆動す
ることができる。

以上説明してきたような搬送装置にあって、第５図（Ａ
）および（Ｂ）に示すように磁気ヘッド７０およびヘッ
ドローラ８０を互に対向する位置に配設する。

第８図（Ａ）　、　（Ｂ）　ｔ　（Ｃ）およびＣＤ）は
このような磁気へラド７０とへラドローラ８０を有する
センサ部９０の構成を一例として示すもので、第５図（
Ａ）および（Ｂ）において破線で囲んだ部位のセンサ部
９０（４１１所）を示す。

本例では、第８図ＣＢ）に示すように、磁気ヘッド７０
をその取付枠７１と共にガイド２５の下面側に取付け、
る。ガイド板２５の磁気ヘッド７０を取付ける直前の部
位には小突起部７２（第９図参照）を設けて、搬送され
てくる紙幣を磁気へッドフ０に送り込む直前で少し持ち
上げるようになし、以てジャムの発生を防止するように
する。

この磁気ヘッド７０と組をなすヘッドローラ帥を本例で
はガイド板２４の側に設ける。８１は軸支ビン８２を介
してヘッドローラ８０を支持する支持金具であり、８３
は支持金具８１を軸８４の回りに日勤自在に保持゛する
ブラケットである。支持金具８１の腕部８１Ａとブラケ
ット８３の端部８３Ａとの間にはばね８５を掛止させ、
ばね８５のばね力により常時支持金具８１を介してヘッ
ドローラ８０を磁気ヘッド７０に向けて偏倚させる。

第８図（Ａ）はこのように磁気ヘッド７０およびヘッド
ローラ８０を配置したセンサ部９０における搬送ローラ
２６２Ａ　、　２６２Ｂとの相対位置を示すもので、矢
印は紙幣の搬入方向を示す。ここで、搬送ローラ２６２
Ｂとその押えローラ２７２Ｂとの接触線Ｔ−Ｔ（第８図
（Ｃ）参照）％および搬送ローラ２６２Ａとモの搬送ベ
ルト４９を介しての押えローラ２７２Ａとの接触線Ｔ−
Ｔ　（第８図（Ｄ）参照）を、共に磁気ヘッド７Ｇとヘ
ッドローラ８０との接触線Ｓ−３よりわずかに上流とす
るよう配置する。このような構成とすることによって、
搬送ローラ２６２Ｂ　　と押えローラ２７２Ｂとの間、
および搬送ベルト４９とこれに接する押えローラ２７２
Ａとの間に挾持されながら搬′送されてくる紙幣を、保
持された状態のまマ正確に磁気ヘッド７０とヘッドロー
ラ８０との間に送り込むことができる。なお、他の３組
のセンサ部９０においてもその構成は変わらないので説
明を省略する。

以上説明してきたように、本発明によれば、紙葉類搬送
装置において、搬送ローラ軸および搬送ベルトの送りロ
ーラ軸等の全てを、左右の軸支持板に集約して軸支する
ようになし、これらの搬送ローラや搬送ベルトに対応し
て配置する従動ローラ群を対向位置の外側に整然と配置
するように構成したので、ローラ軸の軸心位置を相対的
にも正確な位置に設定することができて紙葉類が斜行す
るようなことがなく、また、紙葉類の搬送方向を１８０
度方向転換するようにしたこの種搬送装置にあってはそ
の構造を簡素化し、廉価なものとすることができる。

また、本発明では、センサ部において磁気ヘッドの左右
の近傍に搬送ローラおよび搬送ベルトを設けたので、ジ
ャムの発生を心配することなく磁気ヘッドに常時ヘッド
ローラが接触するようにセンサ部を構成することができ
、以て磁気ヘッドが摩耗してもヘッドローラが磁気ヘッ
ドに追随するので、磁気ヘッドとヘッドローラとの間の
すきまを調整したり交換する必要がなく、磁気ヘッド交
換等の保守サイクルを長くすることができる。

なお、以上では紙幣鑑別装置における搬送装置の場合を
例にとって本発明を説明してきたが、本発明は本例に限
らずキャッシュカウンタや両替機等の各種紙業類搬送装
置にも応用できるのは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）およびＣＢ）は従来の紙葉類搬送装置の構
成の一例を示すそれぞれ側面図およびその上面図、第２
図はその搬送装置における磁気ヘッドおよびヘッドロー
ラの配置を示す側面図、１３図は本発明紙葉類搬送装置
の構成の一例を示す正面図、第４図はその側面図、第５
図（Ａ）　、　（Ｂ）　。 （Ｃ）および（Ｄ）はその上段上側の押えローラ群とセ
ンサ部機構の一部、その上段下側の搬送ローラ群とセン
サ部機構の一部、その下段上側の搬送ローラ群およびそ
の下段下側の押えローラ群の配置を示すそれぞれ平面図
、第６図および第７図はその搬送装置における縦方向の
タイミングベルトの掛は方を示すそれぞれ線図、第８図
（Ａ）は本発明紙葉類搬送装置におけるセンサ部の構成
の一例を示す平面図、第８図（Ｂ）はそのセンサ部をｒ
−■方向から見て示す側面図、第８図（Ｃ）および（Ｄ
　）はそのセンサ部を１−ｆｉ方向およびｍ−ｍ方向か
ら見て搬送装置との関係を示す側面図、第９図はモの小
突起部の拡大図である。 １・・・鑑別部、　　　　　２・・・搬送部、３・・・
上半部、　　　　　４・・・従動ローラ、４Ａ・−・ロ
ーラ軸、　　　　５・・・上部側板、６・・・下半部、
　　　　　７・・・搬送ローラ、７Ａ・・・ローラ駆動
軸、　　８・・・タイミングベルト、９・・・テンショ
ンプーリ、１０・・・下部側板、１１・・・搬送路、　
　　　　１２・−ローラ駆動軸、１３・・・タイミング
ベルト、１４・・・ローラ軸、１５Ａ、１５Ｂ・・・搬
送ベルト、１６，１７・・・ローラ軸、１Ｂ・・・側板
、　　　　　　１９・・・磁気ヘッド、２０・・・ヘッ
ドローラ、　　２１Ｈ，２２Ｈ・−・上部側板、２１Ｌ
、２２Ｌ・・・下部側板、　２３Ｈ，２３Ｌ・−・搬送
路、２４　、２５・・・ガイド板、　　　２６　、２７
・−ローラ群、２６Ａ〜２６Ｊ−・搬送ローラ、 ２６Ｓ、２６Ｔ・−ローラ駆動軸、 ２６０・−軸支持板、　　　　２７Ａ〜２’ｌＪ・・・
押えローラ、２８・・・駆動装置、　　　　２９．３０
・・・ベルト。 ２６１Ａ〜ｚｓｔｉｉ：　、　２６２Ａ〜２６２Ｃ、２
６３Ａ〜２６３Ｅ　。 ２６４Ａ〜２６４Ｃ、２６５Ａ〜２６５Ｂ・・・搬送ロ
ーラ、２７１Ａ〜２７１ｇ　、　２７２Ａ〜２７２Ｃ、
２７３Ａ〜２７３Ｅ　。 ２７４Ａ〜２７４Ｃ、２７５Ａ〜２７５Ｃ、２７６Ａ〜
２７６Ｃ。 ２７７Ａ　ｅ　２７７Ｂ−押えローラ、３１・・・搬送
口、　　　　　３２・・・搬出口、４１．４２・・・プ
ーリ、　　　　４４，４フ、４８・・・プーリ、４５．
４６−−テンシヨンプーリ、 ４９．５０，５１．５２・・・ベルト、５３．５４・・
・プーリ、５５・・・連動軸、　　　　　５６・・・プ
ーリ、５７．６０・−ベルト、　　　５８．５９・・・
プーリ、７０・・・磁気ヘッド、　　　７１−枠、７２
・・・小央起、８０・−ヘッドローラ、８１・−支持金
具、　　　　８１Ａ・・・腕部、８２・・・軸支ビン、
８３・−ブラケット、８３Ａ・・・端部、　　　　　　
８４・−軸、９０・・・センサ部。 特許出願人　　富士電機製造株式会社 代理人　弁理士　　　谷　　　　　義　　−第１図 Ｕ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）上下のガイド板で紙葉類の搬送路を形成し、咳搬送
   路に沿って前記紙葉類を搬送する搬送ローラもしくは搬
   、送ベルトと、該搬送ローラもしくは搬送ベルトに従動
   するローラまたはベルトを有する紙葉類搬送装置におい
   て、前記搬送ローラを取付けた軸もしくは前記搬送ベル
   トを駆動する軸を前記搬送路に対して片面側に設け、前
   記各軸を共通の軸支持板にて軸支させたことを特徴とす
   る紙葉類搬送装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の紙葉類搬送装置におい
   て、前記搬送路を、前記紙葉類の搬送方向が１８０度転
   換させられるｊうに構成し、前記各軸を前記搬送路の内
   側に設けて共通の軸支持板にて軸支させたことを特徴と
   する紙葉類搬送装置。