JPS581302Y2 - ベツド用移動具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベッド特に病院等における患者用のベッドを
Ｍｌするためのベッド移動具に関する。

病院に於ては、部屋替え等のためにベッドを移動するこ
とがあるので、新型のベッドには、その脚部の下端にキ
ャスタを付けて患者が寝たままでも移動できるようにし
たものもある。

しかし現在使用している大半のベッドにはキャスタがな
い。

またキャスタ付にすると、高価になるため現在製造され
ているベッドにもキャスタを付げないものが多数ある。

このためキャスタがないベッドについては、移動する度
に患者をおろさなげねばならないため大変不便であり、
特に重病人の場合は困る。

本考案は上記の事情を考慮して提案したベッド移動具で
、これを使用すればキャスタなしのベッドでも病人を寝
かせたままで容易に移動しえて非常に便利になる。

以下実症例を図面に基いて説明すると、第１図に於て１
は左右一対の門型の支持体のうちの一方を示すもので、
その両下端にはキャスタ２を取付けると共に、左右の縦
杆３の下部にはそれぞれ上向きの下フック４を設ける。

下フック４は、場合によっては一対でなく、その反対側
の稍下方にもう一対の下フック４１を付ける。

これは卯の短い老人用のベッドについて使う。

縦杆３のほぼ中央部には筒体５を装着し、このなかに上
端を下向きに彎曲させた上フック６を昇降自在に挿入す
る。

７は上フック６の下端に付けたストップピンである。

つぎに使い方を説明すると、第２図に示すように移動し
ようとするベッド８の一方の枠部たとえば頭側の枠部９
の下に２点鎖線で示すように支持体１を斜めにして押入
れ、下フック４を枠部９の下部横杆１０に係合し、この
状態で支持体１の上部横杆１１を矢印Ａの方向に回動し
て支持体１を実線で示すように起立させる。

起立したら、上フック６を枠部９の上部横杆１２に係合
すれば、ベッド８の一側は支持体１に支えられて床面か
ら持ち上げられる。

すなわち第２図の左側に示す状態になる。

つぎに足側の枠部を、もう一方の支持体１を使って持上
げれば、ベッド８は床面より完全に持ち上げられるため
、支持体１のキャスタ２をころがすことにより容易にベ
ッドを移動させることが出来る。

移動が終ったら、持ち上げたときと反対の操作をすれば
、静かにベッドがおり、支持体１を取り外すことが出来
る。

本考案のベッド用移動具は以上説明したように構成した
ため、これを−基病院に備えれば、キャスタなしのベッ
ドを、患者を寝かせたままで容易に移動できるため極め
て便利となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の移動具の一方を示す斜視図、第２図は
使用状態を示す説明図である。 １・・・支持体、２・・・キャスタ、３・・・縦杆、４
・・・下フック、６・・・上フック。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前後一対の門型の支持体の両下端にキャスタを設けると
   共に、左右の縦杆の下部に上向きの下フックを取付け、
   中間部には下向きの上フックを昇降自在に設けてなるベ
   ッド用移動具。