JPS581299Y2 - 付添人等用ベツド兼用多用途収納箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は付添人等用ベッド兼用の多用途収納箱に関する
ものである。

入院患者に見舞客が来訪した場合や、付添人が添寝をす
る場合に於いて、腰掛け、長椅子あるいは付添人用ベッ
ドを別途準備するのでは、準備及び後片附げに手間がか
かり、また不使用時の格納に際して余計なスペースを必
要とし、邪魔となる。

本考案は衣服、小物、化粧道具等の喋々身回品を整理収
納する収納箱を、即座にしかも容易に付添人等用のベッ
ドとして、あるいは腰掛けや、長椅子として使用し得る
ようにすると共に、このように種々の態様で使用してい
る際にも収納箱としての機能を阻害しないようにしたも
のである。

以下本考案を実施例に基づいて詳細に説明すると次の通
りである。

符号１は収納箱の本体であり、該収納箱本体１の上部長
手方向に第１の案内レール２を設けると共に、−側に脚
３を備えた延長台４を設け、該延長台４の下側に設けた
第１の案内部材５を前記第１の案内レール２に嵌めて、
前記延長台４を前記第１の案内レール２に沿って移動自
在とする。

ここで前記第１の案内レール２並びに案内部材５の形状
、構造等は自由である。

また前記脚３には図に示すように脚車６を設けるのが望
ましいが、必ずしも設けなくても良い。

前記収納箱本体１の長手両側部Ｉには上下方向に第２の
案内レール８を設けると共に、一対の分割台板９を設け
、夫々の分割台板９の下部を、前記第２の案内レール８
に沿って移動自在な第２の案内部材１０に折曲自在に固
定する。

符号ａが折曲部である。該第２の案内レール８並びに案
内部材１０の形状、構造等も自由である。

尚、前記延長台４並びに分割台板９の上側にはクッショ
ン部Ｃを設けると良い。

かかる構成に於いて、通常時は第４図に示すように、分
割台板９を夫々長手両副部Ｉの脇に格納した状態とする
と共に、延長台４を収納箱本体１側に移動させて、該延
長台４を前記収納箱本体１の蓋としておく。

この場合該収納箱本体１内の種種物品の出し入れは、該
延長台４を長手方向に移動させて行ない得る。

しかして付添人が添寝をする場合や、多数の見舞客が来
訪して長椅子として使用する場合には、まず第５図に示
すように、延長台４を前記第１の案内レール２に沿って
前記収納箱本体１の外側方向に移動した後、分割台板９
の下側を上昇させ、該分割台板９が上昇した状態で前記
収納箱本体１の内側に折曲げて第６図に示すように該分
割台板９を収納箱本体１の蓋とする。

従ってかかる状態に於いて、前記延長台４及び分割台板
９は同−乎面状となるので、付添人等用のベッドとしで
あるいは見舞客用の長椅子として使用することができ、
かかるベッドや長椅子を別途準備する必要がなく、準１
ｍや後片付げに手間がかかることはない。

この場合にも、収納箱本体１内の種々物品の出し入れは
、分割台板９の一方あるいは両方を開くことにより容易
に行なうことができ、収納箱としての機能を阻害するこ
とはない。

次に、付添人等用のベッドとしであるいは見舞客用の長
椅子として使用しない場合には、前述と逆にまず分割台
板９を開いた後、第２の案内レール８に沿って下降させ
、しかる後前述した様に延長台４を収納箱本体１方向に
移動して、該延長台４によって収納箱本体１の蓋をする
ことにより、第４図に示すように極めて小型にすること
ができるので、スペースを取らず、例えばベッドの下方
空間等に格納することにより全く邪魔とならない。

そして必要に応じて引き出して、延長台４を移動させる
ことにより衣服、小物、化粧道具等の収納箱としての使
用を容易に行ない得る。

尚、下降させた分割台板９の上側は適宜の係止具１１等
により収納箱本体１に固定すれば良い。

本考案は以上の通り、衣服、小物、化粧道具等の種々身
回品を収納自在とした収納箱を、即座に、しかも容易に
付添人等用のベッドとして、あるいは櫻掛げや長椅子と
して使用し得るようにしたので、かかるベッド、長椅子
等を別途準備する必要がなく、またこのように使用して
いる場合にも収納箱としての機能を全く損なわない特徴
を有すると共に、添入等用のベッドとして、あるいは長
椅子として使用しない場合には極めて小型とし得るので
、邪魔とならず、例えばベッドの下方等に置いて格納し
得ると同時に収納箱としての通常の使用をし得る特徴が
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は正面説明
図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線説明的断面図、第３図は
第１図のＹ−Ｙ線説明的断面図、第４図、第５図、第６
図は使用態様を示す説明的斜視図である。 符号１・・・収納箱本体、２・・・第１の案内レール、
３・・・卯、４・・・延長台、５・・・第１の案内部材
、６・・・脚屯、γ・・・長手側部、８・・・第２の案
内レール、９・・・分割台板、１０・・・第２の案内部
材、１１・・・係止具、Ｃ・・・クッション部、ａ・・
・折曲部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 収納箱本体の上部長手方向に第１の案内レールを設ける
   と共に、−側に脚を備えた延長台を設け、該延長台の下
   側に設けた第１の案内部材を前記第１の案内レールに嵌
   めて、該延長台を前記第１の案内レールに沿って移動自
   在とし、前記収納箱本体の長手両側部には上下方向に第
   ２の案内レールを設けると共に、一対の分割台板を設け
   、夫々の分割台板の下部を、前記第２の案内レールに沿
   って移動自在な第２の案内部材に折曲自在に固定したこ
   とを特徴とする付添人等用ベッド兼用多用途収納箱。