JPS5812861B2 - 防音パネルの製造方法 - Google Patents
防音パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPS5812861B2 JPS5812861B2 JP53023617A JP2361778A JPS5812861B2 JP S5812861 B2 JPS5812861 B2 JP S5812861B2 JP 53023617 A JP53023617 A JP 53023617A JP 2361778 A JP2361778 A JP 2361778A JP S5812861 B2 JPS5812861 B2 JP S5812861B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mortar
- sound
- mat
- fiber mat
- absorbing
- Prior art date
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- Expired
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- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防音パネルの製造方法に関するものである。
屋外で使用する防音パネルは通常無機質繊維マットで形
成した吸音板と躯体とで構成されている。
成した吸音板と躯体とで構成されている。
そして、躯体は木製、金属製、土石類(コンクリート等
)で形成されている。
)で形成されている。
特に土石類は耐久性の点から好ましいものではあるが、
例えば未硬化のコンクリートで吸音板と1体的にモルタ
ル層(躯体)を形成すると、未硬化のコンクリートが水
分と共に吸音板の中に浸透し、吸音板が吸音の役目を果
さなくなる。
例えば未硬化のコンクリートで吸音板と1体的にモルタ
ル層(躯体)を形成すると、未硬化のコンクリートが水
分と共に吸音板の中に浸透し、吸音板が吸音の役目を果
さなくなる。
そのため、コンクリートの駆体を金型によりプレス成形
して乾燥させた後に、吸音板を組込んでいた。
して乾燥させた後に、吸音板を組込んでいた。
その際、吸音板を離脱させないために吸音側の周面を額
縁状に押える必要があるが、吸音板の組込みの関係上別
体に製造しなくてはならず、組立てに時間を要する欠点
があった。
縁状に押える必要があるが、吸音板の組込みの関係上別
体に製造しなくてはならず、組立てに時間を要する欠点
があった。
本発明者等は上記欠点を改良するため研究を重ねた結果
、吸音板に溌水処理を施した無機質繊維マットを使用し
、この無機質繊維マットを未硬化のモルタルで形成する
モルタル層とを1体的に構成することにより好結果が得
られることを見出し、本発明として提案したものである
。
、吸音板に溌水処理を施した無機質繊維マットを使用し
、この無機質繊維マットを未硬化のモルタルで形成する
モルタル層とを1体的に構成することにより好結果が得
られることを見出し、本発明として提案したものである
。
従来、無機質繊維マットに直接未硬化のモルタルを施す
と、モルタルの水分及びモルタル自身がマット中に浸み
込み、吸音性を損うため、前記したモルタル層を別体に
製造せざるを得なかった。
と、モルタルの水分及びモルタル自身がマット中に浸み
込み、吸音性を損うため、前記したモルタル層を別体に
製造せざるを得なかった。
しかしながら、本発明者の研究によれば、溌水処理した
無機質繊維マットには直接未硬化のモルタルを施すこと
が可能であり、従って以下述べる製造方法が可能となっ
た。
無機質繊維マットには直接未硬化のモルタルを施すこと
が可能であり、従って以下述べる製造方法が可能となっ
た。
その結果、工程が大巾に簡略化され、モルタルの硬化を
待って躯体と無機質繊維マットを組立てる必要もなく、
又モルタルとマットは一体的に結合されるので額縁状の
躯体を使用しなくても強度のある吸音パネルを製造する
ことができる。
待って躯体と無機質繊維マットを組立てる必要もなく、
又モルタルとマットは一体的に結合されるので額縁状の
躯体を使用しなくても強度のある吸音パネルを製造する
ことができる。
本発明において吸音板として使用される無機質繊維マッ
トには、特に限定はなく、例えば火焔法、遠心法等によ
って製造されるが、平均4〜12μ程度の太さの単繊維
状の長緘維或は短繊維状のガラス繊維をバインダーで結
合し、20〜5 0 kg/m3程度のマット状とした
ものが適当である。
トには、特に限定はなく、例えば火焔法、遠心法等によ
って製造されるが、平均4〜12μ程度の太さの単繊維
状の長緘維或は短繊維状のガラス繊維をバインダーで結
合し、20〜5 0 kg/m3程度のマット状とした
ものが適当である。
バインダーとしては通常フェノール系バインダーが使用
される。
される。
本発明においては、前記のようなガラス繊維マットに溌
水性を附与したものを使用する。
水性を附与したものを使用する。
溌水剤としては、シリコン系、弗素樹脂系等の椀水剤が
使用でき、これ等はマット製造中に吹付け、或はマット
成形後、噴霧法、浸漬法等によってマットに所望の溌水
性を附与することができる。
使用でき、これ等はマット製造中に吹付け、或はマット
成形後、噴霧法、浸漬法等によってマットに所望の溌水
性を附与することができる。
本発明のモルタルとしては通常のモルタルを用いること
ができるが、耐アルカリ性ガラス繊維、アスベストその
他の繊維材を混入補強したモルタルを使用すると特に良
好な結果が得られる。
ができるが、耐アルカリ性ガラス繊維、アスベストその
他の繊維材を混入補強したモルタルを使用すると特に良
好な結果が得られる。
これは、補強繊維がモルタルの無機質繊維マットへの侵
入防止の効果を高めるためと思はれる。
入防止の効果を高めるためと思はれる。
次に本発明の第1の実施例につき更に具体的に説明する
。
。
溌水処理したガラス繊維マットを養生枠体に収納し、こ
の上にモルタルを流し込み、ガラス繊維マット上面にモ
ルタル層を形成せしめる。
の上にモルタルを流し込み、ガラス繊維マット上面にモ
ルタル層を形成せしめる。
尚モルタルを流し込む際に、僅かに振動、打設を与える
とモルタルは隅々まで流れ込むと同時に、モルタル層下
面に残存した空気は多孔質のガラス繊維マットに吸収さ
れ空気残存による空洞発生を防止することができる。
とモルタルは隅々まで流れ込むと同時に、モルタル層下
面に残存した空気は多孔質のガラス繊維マットに吸収さ
れ空気残存による空洞発生を防止することができる。
そして要すれば上面を均し棒、コテ等で平滑とし、養生
完成後、枠体から取出し、モルタルが無機質繊維マット
と一体的に結合されたモルタル層を有するパネルを得る
ことができる。
完成後、枠体から取出し、モルタルが無機質繊維マット
と一体的に結合されたモルタル層を有するパネルを得る
ことができる。
本発明は前記のように構成しているもので、溌水処理し
たガラス繊維マットを用いているため、未硬化のモルタ
ルを直接マットに接しせしめても水分及びモルタル自身
がマット内に侵入するようなことがなく、モルタル層と
マットとを1体的に構成することができ、作業を短時間
に能率よく行うことができる。
たガラス繊維マットを用いているため、未硬化のモルタ
ルを直接マットに接しせしめても水分及びモルタル自身
がマット内に侵入するようなことがなく、モルタル層と
マットとを1体的に構成することができ、作業を短時間
に能率よく行うことができる。
そして、このようにして得られた防音パネルは、吸音効
果がそこなわれることがなく、長時間の使用に堪えるこ
とができ、雨水の侵入もなく、降雨後には直ちに吸音効
果を発揮することができるものである。
果がそこなわれることがなく、長時間の使用に堪えるこ
とができ、雨水の侵入もなく、降雨後には直ちに吸音効
果を発揮することができるものである。
次に第2の実施例につき具体的に説明すると、第1の実
施例において用いたモルタルの代りに繊維補強モルタル
を用いるもので、その方法は第1の実施例におけると同
様である。
施例において用いたモルタルの代りに繊維補強モルタル
を用いるもので、その方法は第1の実施例におけると同
様である。
この実施例においては、補強繊維がモルタルのガラス繊
維マットへの侵入防止効果を高めるため、通常のモルタ
ルよりも特に良好な結果が得られ、強度も十分に有する
ため、モルタル層の厚さを薄くすることができ、防音パ
ネルを軽量にすることができ、運搬が容易となる。
維マットへの侵入防止効果を高めるため、通常のモルタ
ルよりも特に良好な結果が得られ、強度も十分に有する
ため、モルタル層の厚さを薄くすることができ、防音パ
ネルを軽量にすることができ、運搬が容易となる。
尚、この実施例において補強繊維のためモルタル流動性
が阻害されるようなことがあればセメント重量の20係
以下の石灰、場合によっては10係以下の樹脂系のセメ
ント混和剤を添加して流動性を良好にしてもよいもので
ある。
が阻害されるようなことがあればセメント重量の20係
以下の石灰、場合によっては10係以下の樹脂系のセメ
ント混和剤を添加して流動性を良好にしてもよいもので
ある。
尚又、第1・第2の実施例においてガラス繊維マットの
モルタルと接する面に、予め早強セメント等を特殊なモ
ルタルガンにて吹付けした後、第1・第2実施例の工程
を行うことによりマットとモルタルの接着を一層良好な
らしめることができる。
モルタルと接する面に、予め早強セメント等を特殊なモ
ルタルガンにて吹付けした後、第1・第2実施例の工程
を行うことによりマットとモルタルの接着を一層良好な
らしめることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溌水処理した無機質繊維マットよりなる吸音本体に
モルタルを施こし、モルタルを硬化せしめて吸音本体と
モルタル層とを1体的に形成することを特徴とする防音
パネルの製造方法。 2 モルタルは繊維で補強されていることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の防音パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53023617A JPS5812861B2 (ja) | 1978-03-03 | 1978-03-03 | 防音パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53023617A JPS5812861B2 (ja) | 1978-03-03 | 1978-03-03 | 防音パネルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53121022A JPS53121022A (en) | 1978-10-23 |
JPS5812861B2 true JPS5812861B2 (ja) | 1983-03-10 |
Family
ID=12115560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53023617A Expired JPS5812861B2 (ja) | 1978-03-03 | 1978-03-03 | 防音パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5812861B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714603B2 (ja) * | 1985-06-28 | 1995-02-22 | 株式会社東芝 | 含繊維セラミックス焼結複合体の製造方法 |
JP2524403B2 (ja) * | 1989-05-18 | 1996-08-14 | ミサワホーム株式会社 | コンクリ―トパネル及びその製造方法 |
US5476617A (en) * | 1993-02-19 | 1995-12-19 | The Board Of Regents Of The University Of Wisconsin | Rotational and vibrational process for molding cellulosic fibers |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213516A (en) * | 1975-07-22 | 1977-02-01 | Asahi Fibreglass Co | Method of producing soundproof panels |
-
1978
- 1978-03-03 JP JP53023617A patent/JPS5812861B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213516A (en) * | 1975-07-22 | 1977-02-01 | Asahi Fibreglass Co | Method of producing soundproof panels |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53121022A (en) | 1978-10-23 |
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