JPS58128361A - アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法 - Google Patents

アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法

Info

Publication number
JPS58128361A
JPS58128361A JP58011231A JP1123183A JPS58128361A JP S58128361 A JPS58128361 A JP S58128361A JP 58011231 A JP58011231 A JP 58011231A JP 1123183 A JP1123183 A JP 1123183A JP S58128361 A JPS58128361 A JP S58128361A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyanamide
carboxylic acid
reaction
ester
items
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58011231A
Other languages
English (en)
Inventor
クリスチヤン・ハ−ゼ
ホルスト・バウマン
フランツ−ヨ−ゼフ・カルデユツク
ヒユベルト・パベルクジク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel AG and Co KGaA
Original Assignee
Henkel AG and Co KGaA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Henkel AG and Co KGaA filed Critical Henkel AG and Co KGaA
Publication of JPS58128361A publication Critical patent/JPS58128361A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C261/00Derivatives of cyanic acid
    • C07C261/04Cyanamides

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の製法に関し、更に詳しくは反応化合物として低級アル
コールのカルボン酸エステルとモノアルカリシアナミド
とを用いてアシルシアナミド、特に脂肪族カルボン酸の
アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法であって工業
的(こ利用でき、連続的に実施できる製法に関する。
アシルシアナミドのアルカリ塩は古くから知られた化合
物である。既(こ1878年にはアセチルシアナミドの
ナトリウム塩が報告σれた(J,prakt。
Chemie,17(1978)9 〜11頁)。英国
特許第428,091号(1935年)および1941
年公告のドイツ特許第708.42’8号には、長鎖長
脂肪酸、樹脂酸またはナフテン酸のアシルシアナミドの
ナトリウム塩およびそれらの洗剤および湿潤剤川石けん
様界面活性剤としての用途が開示されている。短鎖長お
よび長鎖長アシルシアナミドの製造は、まず、対応する
酸クロリドまたは酸無水物を過剰のシアナミドき反応さ
せてアシルシアナミドを得、これを別の工程でアルカリ
塩に変換することから成っていた。西独特許出願公開第
202249 1号および第2022492号には、た
とえばアジピン酸ジシアナミド□の様な2官能性アシ/
L//7ナミドの製法が開示され、該方法は、アルカリ
作用物質の存在F1アルコール性溶媒中でジカルボン酸
クロリドまたはジカルボン酸エステルとシアナミドとを
加熱還流させて反応σせることから成る。西独特許出願
公開第2757586号に示された類似の方法では、蟻
酸エチルエステルとナトリウムシアナミドをアルコール
性溶媒中で加熱還流きせて反応σせてナトリウム蟻酸シ
アナミドが製造される。最後に、ヨーロッパ特許出願公
開第8475号ζこよれば、一般式からは炭素数1〜2
0のカルボン酸のアシルシアナミドも含む置換シアンア
ミンが、ベンゼン中でアミンまたはアミドとプロムンア
ンとを反応きせることにより製造され、対応するナトリ
ウム塩は、濃苛性ソーダに溶解し、炭酸アンモニウムを
混合し、インゾロパノールで抽出することにより得るこ
とができる。
長鎖長脂肪酸のアシルシアナミドは石けん様界面活性剤
として注目されることは約50年も前から知られていた
が、これら化合物は洗浄剤原料として工業的に注目され
ることはこれまでなかった。
重要なのは、この事実が、既知の方法により製造σれる
化合物は工業的生産に適していなかったという理由によ
ることである。これら方法は、原刺さして脂肪酸クロリ
ドまたは脂肪酸無水物を用いる場合には、容易に実施で
きず、また長時間かかり、まず遊離アシルシアナミドが
得られ、アルカリ塩の製造が別の工程で行われる必要が
ある。
アシルシアナミド、特に脂肪族力ルボン酸のアシルシア
ナミドのアルカリ金属塩を、工業的(こ有利な方法に従
って対応するカルボン酸エステルとモノアルカリシアナ
ミドを反応させるこきにより製造できることが見い出で
れた。新しい製法は、低級アルコールのカルボン酸エス
テルと固型の好ましくは無水のシアナミドのモノアルカ
リ塩とを量 等モノ1混合し、混合物を10θ〜3 0 0 ℃の温
度で加熱することを特徴とする。
本発明の製法は、基本的1こ溶媒を必要とせず、アルコ
ール性溶媒の存在無しでもエステルとシアナミドアルカ
リ塩との間の反応は進行することがわかった。もちろん
、本発明の製法では、低級アルコールの還流温度の様な
高い初期温度、すなわち100℃以上の温度が必要であ
る。アシルシアナミドの生成により遊離した低級アルコ
ールは反応系に溜まるが、適当な圧力条件下で系がら留
去σれる。好マしくは、メタノール、エタノールまタハ
インゾロパノールの様な低級アルコ−/L/(71)エ
ステルを用い、反応を常圧で行うと、アルコールは生成
すると共に蒸留され、蒸留されたアルコールの量は反応
進行の尺度となる。反応の終点は、アルコールがてらに
生成せず、蒸留されない時点昏こ対応する。本発明にお
いて反応を圧力容器中で行う場合、生成した低級アルコ
ールをそのまま反応混合物中に残しておく。しかし、こ
れにより得られる反応混合物の容易な攪拌性という利益
よりも、高価な装置である圧力容器中で行わなければな
らないという不利益の方が大きい。一方、常圧において
選択された反応温度より高い沸点を有すルアルコールの
エステルを本発明において用いると、反応は生成したア
ルコールを蒸留できる減圧下に行われる。
技術的に簡潔にするため、好ましくは本発明方法は常圧
薔こおいて、かつ低沸点アルコールを溶媒として加えず
に実施される。反応生成物は、冷却により固形状で直接
得られる。また温かい条件で粘稠溶解物とし、冷却する
と粒状、針状、フレーク状、粉状などの形で得ることが
できる。後の取扱いには、望ましくは固形状に変換され
る。既知方法に比べて実質的に高い反応蝋度が採用され
、生成したアルコールは断えず蒸留されるので、反応時
間は大幅に短縮σれる。また、溶媒なしに実施できるの
で、本発明方法は連続方法として実施できる。
アシルシアナミドとして、アシル基に任意の基を有する
カルボン酸シアナミドが得られる。従って、本発明では
脂肪族、芳香族、アルキル芳香族および異項環式カルボ
ン酸のアシルシアナミドをアルカリ塩の形で製造するこ
とができる。アシル基は任意に置換てれていてもよく、
また橋架は異項原子またはオキシもしくはイミノ基が存
在していてもよい。可能なアシル基の構造は、自体既知
の要求、すなわちアシル基またはその置換基および橋架
は原子は反応条件下に不活性であるという要求により制
限される。アシルシアナミドの概念には、ジまたはトリ
カルボン酸、ブらに通洛ポリカルボン酸の誘導体も包含
きれる。
本発明方法は、まず、脂肪族カルボン酸、好ましくはモ
ノカルボン酸のアシルシアナミドのアルカリ塩の製造、
特をとアルキル基に6〜30個の炭素原子を有する長鎖
長脂肪族カルボン酸のアシルシアナミドアルカリ塩の製
造(こ関する。炭素数6〜30、特に炭素数10〜24
の脂肪酸のアシルシアナミドのアルカリ塩の製造が、と
りわけ本発明の目的とするところである。炭素数12〜
18の脂肪酸の酸シアナミドアルカリ塩は、まず洗濯お
よび清浄剤に利用するための界面活性剤として適してい
る。本発明によれば、脂肪酸シアナミドアルカリ塩を高
純度で大量に製造することができる。本発明をこより脂
肪成分から界面活性剤原料にされた脂肪酸シアナミドの
アルカリ金属塩は、工業的に重要である。通常の石けん
に比べて加水分解を受は難いので、本発明の脂肪酸シア
ナミドのアルカリ塩は新しい洗濯および清剰剤調製の処
方において興味ある活性成分である。
原料として利用される低級アルコールのカルボン酸エス
テルとしては、特に炭素数1〜5の一価アルコールのエ
ステル、スなわちメチル、エチル、プロピルエステル、
ざらにブチルおよびペンチルエステルが好ましい。原理
的には、低級二価または三価アルコールも用いられる。
また、ある場合には、グリセリンのカルボン酸エステル
、特にトリグリセリドとして存在する天然脂肪を用いる
ことができる。カルボン酸エステルとして脂肪酸グリセ
リドを用いることができるのであるが、この場合、方法
で生成したグリセリンは、反応生成物を後に工業的に利
用する際に有害ではなく、その存在は望ましいこと式え
ある。それ故、原料と(7て脂肪酸グリセリドを用いた
場合、反応条件を遊離したグリセリンが蒸留できる様に
選ぶ必要はない。しかし、適当な温度および圧力範囲を
選択することにより蒸留することも原理的には可能であ
る。
シカシ、カルボン酸エステルの選択は、一般にエステル
が工業的に容易に利用できるが、または方法が容易番こ
実施できるかという基準で行われる。
従って、工業的生産に選ばれるカルボン酸エステルは脂
肪酸メチルエステルである。
固型シアナミドはリチウム、ナトリウムまたはカリウム
とのモノアルカリ塩の形で本発明方法の第2反応分分と
して用いられる。主として経済的な理由からシアナミド
のモノナトリウム塩が好ましく用いられる。副生物とし
ての通常の石けんの存在が望ましくない場合、乾燥、す
なわち無水のシアナミドアルカリ塩が好ましい。しかし
、多くの場合、本発明の生成物を後に用いる際に副生物
としてのアルカリ石けんの存在は問題とならず、好まし
いこと式えある。
本発明方法において反応温度は広い範囲で変えることが
できる。反応温度範囲の下限は、相互によく混合きれた
反応成分の反応を開始させる初期温度にほぼ依存してお
り、一方、反応温度の上限は、実際、望ましくない副反
応、特に変色を考慮し、避ける様に定められる。工業的
生産では、1o。
〜250℃の反応温度が有利であり、好ましい。
この方法で250℃またはそれ以上の反応温度を選んだ
場合、この条件下で反応時間を短くすることにより熱分
解を避けることができる。
一般に、反応の進行は、アルコールの生成によって測定
でき、あるいは残存しているエステルの量をガスクロマ
トグラフにより、あるいは水不溶部分として定量するこ
とに、より追跡することができる。反応成分の定量に適
した方法は赤外吸収スペクトル測定であり、これは反応
成分は異なる波長に強い特性吸収を有しているからであ
り、たとえば次の通りである: Naf(NCN  : 2120および2170ctn
 ’;脂肪酸エステル:約1750cn1 ’;ステア
リン酸フシアナミド−Li  :2180゜1600お
よび1390cn1 ’; ステアリン酸クシアナミド−Na2160゜1515お
、よび1390m’; ステアリン酸シアナミド−に;2160゜1560およ
び1380m’。。
脂肪酸シアナミドのアルカリ塩は、室温において、固体
の、無色ないし淡黄色の、もろいないしはワックス状の
物質である。高温で軟化し、100〜150℃以上で溶
融して組成により粘稠液体となる。融点は特徴的ではな
い。工業的に特に重要な天然脂肪酸のエステルでは、異
なった鎖長の脂肪酸エステルの混合物、すなわち組み合
せが用いられるので、この場合には物質の特性としての
鋭い融点を期待することはできない。
本発明方法の実施に用いる装置は、仕込み量および所定
反応温度でのレオロジー的性質に従って選択される。た
とえば、遊離したアルコールの回収の為の装置を有する
加熱攪拌容器、ニーダ−または反応管が用いられる。反
応路r後、反応生成物は、たとえば加熱導管を通すこと
により、溶融物として直接、他の用途に供給することが
できる。
また、他の態様によれば、貯蔵の為または固体状物を用
いる用途の為に溶融物を粒状、針状またはフレーク状番
こすることができる。水に溶解して水性濃厚液を調製す
ることも可能であるが、脂肪酸シアナミドのアルカリ塩
を乾燥状態で得られるという事実は多くの用途において
利点である。既知のごとく、スルホン酸エステルおよび
硫酸エステル型の主要な界面活性剤は大規模な工業用途
ではペースト状水性濃厚液として用いられる。このペー
ストイ水含有量は、たとえば熱噴霧乾燥により洗浄剤粉
末を製造する場合に水性沈殿物(スラリー)となるので
、通常欠点と児なされる。粉末洗浄剤のこの様な大規模
生産においては、成分の水が可能なかぎり少ない方が、
スラリーの水含有量および適当な噴霧乾燥において水の
除去に必要なエネルギーを少くすることができるので有
利である。
本発明の他の要旨は、溶解状態において純化合物がそれ
程高い粘度を示ざず、それ故良好にポンプ送りおよび攪
拌可能な形でアシルシアナミドのアルカリ塩を供給する
ことにある。この本発明の他の態様は、溶剤として反応
条件下で不活性であって水溶性で高沸点の物質を反応成
分に添加することに特徴がある。その様な溶剤としてま
ず、その存在が反応生成物の後の利用のきまたげ(こな
らない物質、特にその存在が反応生成物の利用に明らか
齋こ好ましい物質を添加する。洗濯および清浄剤の製造
に用いる界面活性剤として反応生成物を用いる場合、溶
剤添加物としてはエチレンオキシドおよび/またはプロ
ピレンオキシドの重合生成物(たとえば、ポリエチレン
グリコール、エチレンオキシドおよびプロピレンオキシ
ドのプロックボリマー、エチレンオキシドおよび/また
はプロピレンオキシドと長鎖長アルコール、アルキルフ
ェノールもしくは脂肪酸アミドとのアダクツ)が好まし
い。この化合物の群には、洗濯および清浄剤の通常の成
分である非イオン性界面活性剤も包含される。溶剤の添
加は一般に初期温度の低下をもたらす。他の例では、脂
肪酸トリグリセリドを出発物質として用いた時に生じる
グリセリンもまた溶剤とみなすことができる。この場合
、温度および圧力に関する反応条件は、好ましくは反応
系に発生したグリセリンがとどまる様に調節される。溶
剤としては、脂肪酸のアルカリ塩、すなわち通膚の石け
んも用いられる。溶剤として使用される石けんは独立し
て添加されず、むしろこの場合、溶剤としての石けんが
反応中に生成する様に、完全には乾燥されていない、す
なわちなお水を含んでいるアルカリシアナミドを反応成
分として用いる。乾燥アルカリシアナミドを水酸化アル
カリと共に用いた場合番こも実質的(こ同様の効果が得
られる。
次lこ実施例を示し、本発明を具体的に説明する。
実施例1 実質的に06〜C12脂肪酸を含むヤシ油脂肪酸のメチ
ルエステル(ケン化価332 )253f (15モル
)を攪拌器、内部温度計および上方に置いた蒸留ブリッ
ジを有する1を三ツロフラスコに仕込み、これに乾燥モ
ノナトリウムシアナミド962(15モル)を加え、よ
く攪拌しながら155℃に加熱した。生成したメタノー
ルの大部分を2時間で蒸留した。この間にフラスコ内容
物は濃縮されたが攪拌可能であった。内容物を取り出し
、硬化させてもろいやや白色の固形物を得た。これは透
明jこ水に溶解した。反応生成物の赤外吸収スペクトル
は、2160.1515および1390crn−1に特
性吸収を示し、生成物はカルボン酸シアナミドナトリウ
ム塩であることが示された。
実施例2 実施例1と同じi置を用い、同様の方法で、工業用ミリ
スチン酸インプロピル270.5f(1%ル)およびモ
ノナトリウムシアナミド64r (1モル)を170℃
で25時間加熱した。反応中に生成したインプロパツー
ルは2時間でほとんど完全に蒸留された。反応生成物は
、高粘度ペーストであり、フラスコから取り出せなかっ
た。生成物を冷却して硬化させてもろいφや白色の固形
物を得た。これは透明に水に溶解した。収量は定量的で
あった。
実施例3 攪拌器および温度計を有する1を三ツロフラスコ中で工
業用のパルミチン酸トリグリセリドとステアリン酸トリ
グリセリドとの混合物(硬化獣脂)(ケン化価194 
)289,2f (0,33モル)およびモノナトリウ
ムシアナミド64r(1モル)を160℃で加熱した。
はぼ15分後にフラスコ内容物は濃縮されたが、良好l
こ攪拌することができた。160℃で30分後、反応混
合物を取り出し、冷却、硬化させてワックス状の固形物
を得た。
これは透明に水に溶解した。収量345F(97%)。
生成物の赤外吸収はアシルシアナミドの特性吸収帯と共
にグリセリンの吸収帯も示した。
実施例4 攪拌器、温度計および上方に置いた蒸留ブリッジを有す
る5 00 ml三ツロフラスコ中で、ヤシ油脂肪酸メ
チルエステル(ケン化価235)(鎖長C12〜Cl8
)LOOP(0,42モル)および乾燥モノナトリウム
シアナミド279(0,42モル)を混合し、260℃
に加熱σれた油浴により内温240℃に急速に加熱した
。15分後にメタノールの発生が始まり、さらにほぼ1
0分後に終rした。ここで反応混合物は粘稠流体であっ
た。計30分後、赤外吸収スペクトルを調べるとエステ
ル吸収帯の不存在が確認された。粘稠流体生成物を取り
出し、硬化させて本番こ容易に溶解しうる黄色がかった
固形物を得た。生成物は、脂肪酸シアナミドナトリウム
塩に特有のIRスペクトルを示した。
収量256f (95%)。
実施例5 実施例4と同じ装置中で、水添獣脂脂肪酸のメチルエス
テル(ケン化価195 ) L43.7 f (0,5
モル)およびモノカリウムシアナミド40 r (0,
5モル)を混合し、160〜170℃で2時間加熱した
。粘稠流体生成物を取り出し、冷却して硬化σせ、黄色
がかった水溶性固形物を得た。赤外吸収スペクトルによ
り、生成物はアシルシアナミドカリウム塩と同定された
。収量154f (92%)。
実施例6 実施例1と同じ装置中で、ヤシ油脂肪酸のメチルエステ
ル(クン化価243.5)230.4り、モノナトリウ
ムシアナミド64F(1モル)およびエチレンオキシド
10モルと獣脂アルコールの付加生成物(商品名Eum
u1gin Q I Q、登録商標)50gを混合し1
60℃で加熱した。3時間後に反応は終了し、実際計算
量のメタノールが蒸留された。5時間の全反応時間後、
明らかに攪拌しうる希薄液状のフラスコ内容物を取り出
した。冷却後、水に易溶の黄色がかったワックス状の反
応生成物を得た。生成物は脂肪酸シアナミドナトリウム
塩の特性吸収帯の他に脂肪族エーテルに特有の吸収帯を
示した。収量28’1l(93%)。
実施例7 実施例1の方法において、モノナトリウムシアナミド1
,5モルの代り(ここの塩1.3モルおよび水酸化す)
 l)ラム0.2モルを用いた。反応中、ナトリウムア
シルシアナミドの他にナトリウム石けんが生成した。反
応混合物は容易に攪拌でき、取り出し後硬化させて淡色
のワックス状固形物を得た。
その赤外吸収スペクトルはアシルシアナミド塩の吸収帯
の他に石けんのカルボニル吸収帯を1560cr、、−
1に示した。
実施例8 実施例2の手順に従って、3種の異なる出発成分、すな
わち、ステアリン酸メチルエステル298.52(1モ
ル)とモノリチウムシアナミド481 (1モル)また
はモノナトリウムシアナミド64F(1モル)またはモ
ノカリウムシアナミド802(1モル)とを150〜1
70℃で反応ぜせた。
反応時間は2〜3時間であった。生成物、ステアリン酸
シアナミドリチウム塩またはステアリン酸シアナミドナ
トリウム塩またはステアリン酸シアナミドカリウム塩が
淡黄色がかった固形物として定量的に得られた。
実施例9 この実施例により本発明方法の連続実施方法を説明する
乾燥モノナトリウムシアナミド6、sokり(10B、
3モル)のヤシ油脂肪酸(CI2〜(:tS )メチル
エステル(ケン化価238)25.0kr(106,3
モル)懸濁液を60℃に加温し、螺旋反応管に連続的に
供給した。反応管は240℃に加熱した。約11tの有
効反応容積において平均滞留時間が約、20分となる様
に流速は0.6t/分とした。蒸気排出口から出たメタ
ノールを下降ガラス冷却器で凝縮し、一方生成した脂肪
酸シアナミドナトリウム塩は接続した押出成形機により
フレーク円筒に成形した。生成物を水冷筒により硬化さ
せ、淡黄色の完全に水溶性のフレークとして得た。生成
物の赤外吸収スペクトルは2160.1515および1
3.90cTn ’に脂肪酸シアナミドナトリウム塩の
特性吸収を示した。収量2.7.91y(98%)。
これと共にメタノール3.Lkf(91%)を回収した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カルボン酸エステルとモノアルカリシアナミドの反
    応による特に脂肪族カルボン酸のアシルシアナミドのア
    ルカリ金属塩の製法であって、低級アルコールのカルボ
    ン酸エステルと固型シアナミドのモノアルカリ塩とを等
    モル量で混合し、混合物を100〜300℃の温度で加
    熱することを特徴とする製法。 2、常圧で行う第1項記載の製法。 3、反応温度を遊離したアルコールが蒸留される温度付
    近とする第1項または第2項記載の製法。 4、アルコール系溶媒の不存在下に行う第1〜3項のい
    ずれかに記載の製法。 5、反応温度が100〜250℃である第1〜4項のい
    ずれかに記載の製法。 6、カルボン酸エステルとしてカルボン酸残基の炭素数
    6〜30の脂肪族カルボン酸エステルを用いる第1〜5
    項のいずれかに記載の製法。 7カルボン酸エステルとして炭素数6〜30のカルボン
    酸のエステル、特に炭素数10〜24のカルボン酸のエ
    ステルを用いる第1〜6項のいずれかに記載の製法。 8カルボン酸エステルとして炭素数12〜18の脂肪[
    9エステル、特にメチルエステルを用いる第1〜7項の
    いずれかに記載の製法。 9モノアルカリシアナミドとしてシアナきドのモノナト
    リウム塩を用いる第1〜8項のいずれかに記載の製法。 10、反応成分を、媒体としての反応条V+丁で不活性
    な高沸点水溶性液体状またはペースト状物質に混合する
    第1〜9項のいずれかに記載の製法。 11、媒体として、エチレンオキシドおよび/またはプ
    ロピレンオキシドの重合生成物、特に非イオン性界面活
    性剤タイプのものを用いる第10項記載の製法。 12カルボン酸エステルとして脂肪酸トリグリセリドを
    用いる第1〜9項のいずれか1こ記載の製法。 13反反応分として水含有アルカリシアナミド、または
    乾燥アルカリシアナミドと水酸化アルカリの混合物を用
    いる第1〜9項のいずれかに記載の製法。
JP58011231A 1982-01-25 1983-01-25 アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法 Pending JPS58128361A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19823202213 DE3202213A1 (de) 1982-01-25 1982-01-25 Verfahren zur herstellung der alkalimetallsalze von acylcyanamiden
DE32022131 1982-01-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58128361A true JPS58128361A (ja) 1983-07-30

Family

ID=6153822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58011231A Pending JPS58128361A (ja) 1982-01-25 1983-01-25 アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4595782A (ja)
EP (1) EP0084836B1 (ja)
JP (1) JPS58128361A (ja)
AT (1) ATE23991T1 (ja)
BR (1) BR8300258A (ja)
DE (2) DE3202213A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4529821A (en) * 1982-02-23 1985-07-16 Ciba-Geigy Corporation Cyanoacylamide compounds
DE3320727A1 (de) * 1983-06-09 1984-12-13 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Verwendung von fettsaeurecyanamiden als tenside zum reinigen von harten oberflaechen
DE3320726A1 (de) * 1983-06-09 1984-12-13 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Wasch- und reinigungsmittel mit einem gehalt an acylcyanamidsalzen
DE3413292A1 (de) * 1984-04-09 1985-10-17 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Textil-waschmittel fuer farbige textilien
DE3522554A1 (de) * 1985-06-24 1987-01-02 Henkel Kgaa Stabilisierte polyvinylchlorid-formmassen
US4726941A (en) * 1986-01-23 1988-02-23 Regents Of The University Of Minnesota Acylated cyanamide composition for treating ethanol ingestion
US4940816A (en) * 1986-01-23 1990-07-10 Regents Of The University Of Minnesota Acylated cyanamide compounds
US4870056A (en) * 1986-01-23 1989-09-26 Regents Of The University Of Minnesota Acylated cyanamide composition
DE3631199A1 (de) * 1986-09-13 1988-03-24 Henkel Kgaa Stabile suspensionen von natriumhydrogencyanamid
DE102019130148A1 (de) * 2019-11-08 2021-05-12 Alzchem Trostberg Gmbh Verwendung von Acylcyanamiden oder deren Salze zur Regulierung des Pflanzenwachstums

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2757586A1 (de) * 1977-12-23 1979-06-28 Sueddeutsche Kalkstickstoff Natrium-formylcyanamid und verfahren zu seiner herstellung

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE708428C (de) * 1932-12-15 1941-07-21 Boehme Fettchemie Ges M B H Verfahren zur Herstellung von Alkalisalzen von Monoacylcyanamiden
US3291827A (en) * 1963-03-05 1966-12-13 American Cyanamid Co Process for preparing n, n'-dicyanoamidine salts

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2757586A1 (de) * 1977-12-23 1979-06-28 Sueddeutsche Kalkstickstoff Natrium-formylcyanamid und verfahren zu seiner herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
EP0084836A3 (en) 1984-07-04
EP0084836B1 (de) 1986-12-03
ATE23991T1 (de) 1986-12-15
DE3202213A1 (de) 1983-08-04
EP0084836A2 (de) 1983-08-03
US4595782A (en) 1986-06-17
BR8300258A (pt) 1983-10-25
DE3368048D1 (en) 1987-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2781354A (en) Imidazoline derivatives and process
US4515721A (en) Process for the production of fatty acid esters of hydroxyalkyl sulfonate salts
JPS58128361A (ja) アシルシアナミドのアルカリ金属塩の製法
JP4332347B2 (ja) 安定化o−ヨードキシ安息香酸組成物および製造方法
JPS61271281A (ja) S−トリアジン誘導体の製法
JPS5825393A (ja) 精製された脂肪酸アルキルエステルの製法
JPS61129160A (ja) 表面活性縮合生成物の製法
US3151136A (en) Process of preparing fatty acid esters of hydroxyalkane sulfonic acids
WO1995007882A1 (en) Synthesis of amido acids from carboxylic acid esters and amino acid salts
CA1094092A (en) Process for sulfating fatty alkanolamides
JP4595141B2 (ja) アセトアセトアリールアミドおよびその製造方法
US2832767A (en) Amides of polychlorophenoxyacetic acid
US3052603A (en) Trifluoromethylhydroxybenzoic acids and their group i metal salts
US2814643A (en) High solids detergent compositions
CN104428279A (zh) 脂肪酸和羟基羧酸的酯制备
JPH0649667B2 (ja) 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法
US3651141A (en) 2 6-di(lower alkanoylamino)- 3 4-dichlorophenols
JP3003325B2 (ja) α−スルホ脂肪酸エステル塩組成物及びその製造方法
JPS5832199B2 (ja) 含フツ素界面活性剤およびその製法
US2843597A (en) Intermediate and process for producing 5-tetradecylbenzimidazolone
US1025652A (en) Chlor-aralkyl-sulfonic acids and process of making such compounds.
US1786526A (en) Process for the preparation of 4-halogen-para-phenyl-ortho-benzoyl-benzoic acid
US575227A (en) Alfred gallinek and emit
US2681350A (en) Process for preparing thienyl thiolesters
US2543291A (en) Production of ureido derivatives