JPS581269B2

JPS581269B2 - 内燃機関に於ける燃料節減方法

Info

Publication number: JPS581269B2
Application number: JP12529379A
Authority: JP
Inventors: 藤田悦朗
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1979-10-01
Filing date: 1979-10-01
Publication date: 1983-01-10
Also published as: JPS5650254A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はガソリン、軽油、各種ガス、その他の重軽質油
等を燃料とした自動車、船舶等のガソリンエンジン、デ
ィーゼルエンジン、発電機等の内燃機関に於ける燃料節
減方法に関し、更に詳細には、磁界処理による内燃機関
に於ける燃料節減方法に関するものである。

記述するまでもなく、各種燃油、各種ガス等の燃料が倒
れは枯渇の運命にあり、如何にして、これ等燃料の節減
、換言すればその有効利用を図り得るかが、今や最大の
課題となっている。

否、緊急に解決すべき焦眉の問題となっていることは周
知のことで、又これ等の燃料がガソリンエンジン、ディ
ーゼルエンジン等の内燃機関に極めて大量に使用されて
いることも周知のことである。

従来より、ボイラー等に於でその燃油の供給経路等に磁
界処理を施し、これにより燃油の節減と燃焼効率を高め
得るようにした式のものは数多提案され、（例えば、出
願人が有する英国特許第１，５４５，７５１号外）その
うちのいくつかは充分実用に供し得ることが実証されて
いる。

（例えば、出願人が主宰する株式会社サフコに於で製作
し、これを財団法人電力中央研究所その他に納入したも
の。

）そして、燃料油の磁化により得られる前記の如き効果
についての作用原理は、その主成分の内の１つたるＨｍ
，即ち水素イオンのプロトンが磁化されて微細磁石とな
り、この微細磁石が他の分子から離れると共に他の分子
へと急速に転移し、即ち磁場中に於でプロトンカ相己誘
導磁場を形成し、これにより燃油の微細化が行われるも
のであるが故と、云い得る。

又この現象は、出願人がなした実験により、即ち磁化処
理された燃焼カーボンダストか、通常の場合よりも１／
１０以下の粒径であ１つたことと、未燃焼カーボンが極
めて勘＜、火焔温度が高く、又火焔形状も変形し、結果
的に従来の２０％以上の低Ｏ２化燃焼が行われたことよ
りしても確かであると云い得る。

しかし、前記された如き技術、即ち燃料磁界処理のみを
内燃機関、特にガソリンエンジンに施した場合には、パ
ワーアップは得られるか、燃料油の充分なる節減は得ら
れ難いものであった。

本発明は叙上の点に着目して成されたもので、その目的
は、キャブレーター、エアークリーナーン内等の空気通
路、エアーダクト等の空気取入管の外側等のうちの、単
一個所又は複数個所に少なくとも１０００〜２０００ガ
ウス程度の磁束密度の下に空気用永久磁石式磁界処理器
をセットし、又ガソリンエンジンに於てはフユーエルポ
ンプ后のフユーエルパイプの外側に、ディーゼルエンジ
ンに於てはインジエクションポンプ后のインジエクショ
ンパイプの外側に、前記と同様に少なくとも１０ガウス
以上の磁束機能の下に燃料用永久磁石式磁界処理器をセ
ットし、その空気用永久磁石式磁界処理器により常磁性
であるＯ２が磁化され、他方燃料用永久磁石式磁界処理
器により燃料中に於ける水素イオンのプロトンが磁化さ
れて微細磁石となり、この微細磁石となったものと、Ｏ
２が磁化されたものとが互に吸着し合い、換言すればミ
キシングが行われ、又燃料の流量が絞ぼられ、結果的に
は良好なる燃焼による燃料の節減と、ＣＯを減じ得る、
即ち省エネルギーと公害の防止を得られる内燃機関に於
ける燃料節減方法を提供するにある。

次に、上記の目的を達成し得る本発明の実施例を、添付
図面について詳細に説明する。

第１図はガソリンエンジンの場合の説明図で、同図に於
で、１はクランクケース、２はエアークリーナー、３は
空気取込用のエアーダクト、４はキヤブレークー、５は
フユーエルタンク、６はフユーエルポンプ、７はフユー
エルパイプ、ａは空気用永久磁石式磁界処理器、ｂは燃
料用永久磁石．式磁界処理器が示されている。

第２図はディーゼルエンジンの場合の説明図で、同図に
於で、８はインジエクションポンプ、９はインジエクシ
ョンパイプ、ｂは燃料用永久磁石式磁界処理器が示され
ているが、空気用永久磁石式磁界処理器ａはガソリンエ
ンジンの場合と同様に設けられている。

そして、ガソリンエンジン及びディーゼルエンジンの何
れの場合に於でも、燃料用永久磁石式磁界処理器ｂは、
フユーエルポンプ６后のフユーエルパイプ７及びインジ
エクションポンプ８后のインジエクションパイプ９（注
、インジエクションポンプ８とインジエクションノズル
との間。

）にセッティングされるが、空気用永久磁石式磁界処理
器ｂは第１図の如く、エアークリーナー２、空気取込用
のエアーダクト３、キヤブレーク−４のうちの倒れかに
、又は複数個所に設けられている。

第３図は空気取込用のエアーダクト３及びフユーエルパ
イプ７とインジエクションパイプ９等の外側にセッティ
ングされる空気用永久磁石式磁界処理器ａと燃料用永久
磁石式磁界処理器ｂの一例が現わされ、同図に於て１０
は鉄ヨーク、１１，１２は鉄ヨーク１０の両脚部１０ａ
，１０ｂに相対向して設けられた永久磁石を示し、当然
のことながらそのＮ極とＳ極は相対向して設けられ、こ
の間に前記のエアーダクト３、フユーエルパイプ７、イ
ンジエクションパイプ９等が位置されている。

又永久磁石１１．１２は経済性の点よりして、通常には
フエライトに着磁して作られているが、その母体として
は他の材料、例えばアルニコ、サマリュームコバルト等
でも可である。

そして、これ等の空気用永久磁石式磁界処理器ａ及び燃
料用永久磁石式磁界処理器ｂは、少なくとも１０ガウス
以上の磁束密度を奏し得るように設けられている。

又前記の如く、ディーゼルエンジンのインジエクション
パイプ９に用いる場合は第４図の如く防振ゴム１３で被
覆することが好ましく、且つパイプ９は、これを高圧ス
テンレス管とすることが好ましい。

第５図はエアーダクト３が特に大径の場合に、例えば送
風機のサクション側に於で、エアーダクトボックス１４
に永久磁石１５が多段的に設けられた場合が現わされ、
又第６図はエアークリーナー２及びキヤブレーク−４内
にセッティングされた場合が示され、この場合に於ける
永久磁石１６，１７には円形の通気路１６ａ，１７ａが
穿れている。

そして、上記のようにしたことにより、その空気用永久
磁石式磁界処理器ａに於て、常磁性であるＯ２が磁化さ
れ、他方燃料用永久磁石式磁界処理器ｂ部に於て、燃料
中に於ける水素イオンのプロトンが磁化されて微細磁石
となり、この微細磁石となったものと、Ｏ２が磁化され
たものとが互に吸着し合い、換言すればミキシングが行
われ、又燃料の流量が絞ぼられ、即ちその相乗作用によ
り大巾の燃料の節減とＣＯガスの発生量を１／１０程度
に減少し得られ、且つエンジンの出力も高め得られるも
のである。

而して、前記されたような効果を得られることは、次の
如き実験データーにより、これが認め得られる。

にＣＯが増加したと思われる。

（２）火炎の変化、火炎の体積膨脹による冷却壁への火
炎の衝突、ばい煙の発生燃焼悪化現象は、従来ボイラー
における磁界処理テストで多数の実験結果により実証さ
れたものである。

（３）これらの火炎の変化による燃焼悪化に対し、ボイ
ラーの場合火炎旋回を与え火炎をみじかくするか、一次
空気をふやし、二次空気を減らすか、燃料をしぼり、火
炎を調整するが、エンジンの場合、燃料をしぼり、空燃
比を増やし、希薄混合気にすることにより、ＣＯ２や黒
煙を減らし、結果的に燃料を相当節減できる。

ガソリンエンジンにおいては、熱料をしぼり、ＣＯを減
らすことにより、熱料節減目的を達成した。

前記データー表（■）についての考察するに、（１）ま
ずインジエクションポンプ前の配管の燃料磁界処理効果
は、時間をかけてもあまりなく、スモークは下がらなか
った。

ところが空気を磁界処理するとむしろ燃焼が悪くなった
ので、ガソリンエンジンのＣＯ％増加例の同様の火炎膨
脹による燃焼悪化が行われたと考えられる。

（２）ところがインジエクションパイプに磁界処理する
と即効性があらわれ、スモークが減少でき、アクセルレ
バーと回転数調整ネジをしぼり、燃料を相当しぼっても
運転することができた。

これらはガソリンエンジンの場合と同様希薄混合気燃焼
を行うことが燃料節減に効果的であったといえる。

又、ガソリン及びディーゼルエンジンともに、こうした
燃料節減の大巾な効果はボイラー燃焼炉などでは見出せ
ぬものであり、燃料油粒子の微細化及び、空気の磁化に
よるＯ２の磁化現象が、ピストンの圧縮、爆発行程に対
してもつとも適合し、爆発力を高め、完全燃焼化をすす
めたものである。

以上本発明の実施例及び実験結果等について説明したが
、本発明は内燃機関に於けるガソリン、軽油、各種ガス
、その他の重軽質油等のみの燃料節減に止どまらず、こ
れをボイラー、ガスクービン等に利用することも考え得
るものである。

而して、本発明はキヤブレークー、エアークリーナー内
等の空気通路、エアーダクト等の空気取入管の外側のう
ちの、単一個所又は複数個所に少なくとも１０ガウス以
上の磁束密度の下に空気用永久磁石式磁界処理器をセッ
ティングし、又ガソリンエンジンに於では、フユーエル
ポンプ后のフユーエルパイプの外側に、ディーゼルエン
ジンに於では、インジエクションポンプ后のインジエク
ションパイプ前に、前記と同様に少なくとも１０ガウス
以上の磁束密度の下に燃料用永久磁石式磁界処理器をセ
ッティングし、その空気用永久磁石式磁界処理器により
常磁性であるＯ２を磁化させ、他方燃料用永久磁石式磁
界処理器により燃料中に於ける水素イオンのプロトンを
磁化させて、これを微細磁石とし、この微細磁石となら
たものと０２を磁化させたものをミキシングしてなすこ
とを特徴とする内燃機関に於ける燃料節減方法を要旨と
するから前記の如き所期の目的を良く達成し得るもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る内燃機関に於ける燃料節減方法に用
いられる装置の実施例を示し、第１図はガソリンエンジ
ンの場合の説明図、第２図はディーゼルエンジンの場合
の説明図、第３図は空気用及び燃料用の永久磁石式磁界
処理器の一例の縦断正面図、第４図は同上のものに防振
ゴムを施した場合の縦断側面図、第５図はエアーダクト
に施した場合の他側を現わした縦断側面図、第６図は工
アークリーナー及びキヤブレークーに設けた場合の縦断
説明図である。ａ……空気用永久磁石式磁界処理器、ｂ……燃料用永久
磁石式磁界処理器、２……エアークリーナー、３……エ
アーダクト、４……キヤブレークー、６……フユーエル
ポンプ、７……フューエルパイプ、８……インジエクシ
ョンポンプ、９……インジエクションパイプ。

Claims

【特許請求の範囲】

１エアーダクト、エアークリーナー、キヤブレークー
内を通過する空気中の０２を磁化すると共に送油パイプ
内を通過する燃料油中の水素イオンを磁化して微細磁石
とし、この微細磁石分を含む燃料油と前記磁化したＯ２
分を含む空気とをミキシングして燃焼させることを特徴
とする内燃機関に於ける燃料節減方法。