JPS58124923A - 制御棒駆動機構振動試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原子炉の出力制御等をなす制御棒の駆動機構振
動試験装置に関する。

原子炉は、地震時などにおいてその運転を停止するが、
運転を停止する制御棒は、地震中即ち振動している状態
において駆動されることになる。

従って制御棒駆動機構は、予め、振動状態において制御
棒を駆動することが可能であること又はその駆動状況ｆ
：災験により確認しておく必要があることから制御棒駆
動機構振動試験装置（以下ＣＩ（、Ｄ振動試験と称す）
が必要となる。

第１図は、ＣＲＤ振動試験装置の全体を示すもので、第
１図囚の構造の上端は、第１図０の構造の下端につなが
っている。

ＩＡおよびＩＢはそれぞれ上側および下側容器であって
、上側容器ＩＡは直径約６００ｍｍ、長さ約５ｍの円筒
をなしており、下側容器ＩＢは一辺が約８００ｍで、長
さ約７ｍの角筒をなしている。

各々の容器に原子炉冷却材を模擬する水が光満されてい
る。上側容器Ｉへの上部には、加振台８が取付けられ、
この加振台８には下方に延びる直径約１４０闘の案内管
３Ａが取付けられている。案内管３Ａは、上側容器ＩＡ
内に挿入されている。

加振台８は、上側容器Ｉへの上端で摺動するように悟成
され、力ｎ振合８に連結される加振機１２Ａの駆動によ
り水平方向に往復動する。

上側容器ＩＡの下端は、基礎に固定された支持部月２０
に設けられた架台６に固定されている。

案内管３Ａは、架台６を賞通し、加振台９に浴接されて
いる。

加振台９は、支持部材２０上に固定された摺動部材１１
に載置される。さらに加振台９は、加振機１２Ｂに連結
されて加振機１２Ｂの駆動によシ摺動部材１１と共に水
平方向に摺動する。なお、加振台８付近の詳細な構成は
、加振台９付近の構成と同じである。

架台６０案内管３Ａ貫通用穴の周囲と加振台９とは例え
ばゴム製の伸縮継手５により連結されていて、この伸縮
継手５の内面、架台６の一部及び上９１１１容器ＩＡで
水２を受ける。

加振台９には案内管３Ａと連通ずる穴があけられており
、更にこの穴は、加振台９に取付けられて下方に延びる
案内管３Ｂに連通している。

下側容器ＩＢは、支持部材２０に取付けられ、その途中
で支持部材２１により支持され、下端は上９１ｉＩｆ器
ＩＡと同様に支持されている。案内管３Ｂの下端も、案
内管３Ａの下端と同様に支持されている。即ち、下側容
器ＩＢの下端は、架台７に固定され、案内管３Ｂが貫通
する穴の周囲と加振台１０とが伸縮継手５で連結され、
これらの下側容器ｌＢ、架台７の一部及び伸縮継手５の
内面で下側容器ＩＢ内の水２を受けている。案内管３Ｂ
の下端には、第２図に示すようにボルト２５が形成され
ていて、このボルト２５は、加振台１０の上面に取付け
られた支持台２８の穴（図示せず）に挿入され、ロック
ナツト２６．２７により支持台２８に固定されている。

第２図に示す従来の伸縮継手５の上下端部には、架台７
の下面及び加振台１０の上面に構成された筒状の取付金
具２９および３０が嵌合される。さらに伸縮継手５は、
嵌合部分の外側から二つ割りの締付リング１３により締
めつけられる。１４は締付リング１３の締結ボルトでる
る。

以上の構成による振動試験機をもって振動試験をなすと
きは、加振機１２Ａ、１２Ｂおよび１２Ｃを駆動して案
内管３Ａ及び３Ｂを水２中で往復動させる。この往復動
は、加振機全てを同一動作としても良いし、必要に応じ
て、位相差をもたせることも可能である。

案内管が振動（往復動）している状態で、案内管３Ａに
図示しないＣＲＤを上方から挿入し、七の挿入状況を監
視する。この監視は、例えば上下側容器ＩＡ、　ＩＢに
取付けられた振動計、歪ゲージ（いずれも図示なし）も
しくはのぞき窓（図示せず）などにより機器により又は
目視により行なわれる。

前述のように、この装置の筒さけ例えば１２ｍもあり、
監視機器の取付け、取扱いなどは下側容器ＩＢに装備し
た方が都合が良い。

このようなことから下側容器ＩＢは、例えばのぞき窓の
形成に都合良いように断面角形をなしているものである
。

伸縮継手５は、脱落防止リング１５によシ内外側からそ
の脱落が防止されるようになっているので、振動試験中
に、脱落する恐れは少ない。

第２図に示す伸縮継手５は、図示の如く球形をなしてい
るが、これは容器３内の水の圧力によるものであって、
本試験装置が稼動中はこの状態でろるか、通常（水圧が
無いとき）は筒状をなすものである。

伸縮継手５が球形に膨らんだ状態であると、その膨らみ
の頂点付近に最も弱い部分が形成され、該部分からの破
損を招く恐れがおる。

本発明の目的は、伸縮継手の損傷を防止することにある
。

本発明の特徴は、筒状の伸縮継手の外側にリングを配置
しｆｃことにある。

本発明の好適な一実施例を第３図〜第７図に示す。本実
施例では、伸縮継手５の外側を複数の耐圧バンド１６で
緩い補強している。耐圧バンドは伸縮継手５と同径のリ
ング状をなしている。伸縮継手５の軸方向に配置された
複数の耐圧バンド１６は、第６図、第７図に示すように
、軸方向に伸びる複数本の連結ロッド３２にピン３１に
よって回転可能に連結されている。伸縮継手部以外の試
験装置の構造は、第１図の従来の試験装置の構造と同一
である。

このような構成であれば、稼動時において第３図に示さ
れるように、水圧による膨らみが、削正バンド１６の間
の複数に分散され、第２図のような１ケ所に集中するこ
とはなくなる。このような状態で振動試験を行なうとき
は、第６図、第７図に示すように、ロッド３２のビン３
１が回転することによって振動（往復動）に対して支障
がない。

第２図に示される伸縮継手５は、前述のように円筒形で
あり、一体成形品である。この場合には伸縮継手の組立
てには案内管３Ｂを上方に移動させ、ボルト２５と支持
台２８との間に隙間を形成して伸縮継手５を挿入しなけ
ればならないが、第３図〜第５図に示される伸縮継手５
Ａは、一枚の板状のゴム板の両端をファスナー１７によ
り連結して円筒状に形成してあり、その取付けには案内
管３Ｂを移動させることなく作業が簡単に行なえる。

ファスナー１７部分の詳細は、第４図、第５図に示され
ている。

第４図に示される伸縮継手５Ａは、ゴム板５Ｂと、七の
両端に設けられたファスナー１７と、ファスナー１７の
表面及び裏面を積う保睦カバー１８と、ファスナー１７
と保腹カバー１８とが形成する空間３５に充填された接
着剤とより構成され、ファスナー１７を開いた状態で取
付金具２９゜３０に巻きつけ、その後ファスナー１７を
閉じ、図示の如く構成される。その後第５図のように締
付リング１３によって締付けを行なう。

本発明によれば、伸縮継手の破損を防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はＣＲＤ振動試験装置の構造を示し、（イ）は装
置の下部の構造図および（ト）は装置の上部の構造図、
第２図は第１図の装置に取付けられる従来の伸縮継手の
縦断面図、第３図は本発明の好適な一芙施例である伸縮
継手の縦断面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ断面図、
第５図は第３図の■−■断曲図、第６図は第３図に示す
伸縮継手の外観図、第７図は第３図に示す伸縮継手の変
形した状態を示す説明図である。 ＩＡ・・・上側容器、ＩＢ・・・下側容器、３Ａ、３Ｂ
・・・案内管、５・・・伸縮継手、８，９．１０・・・
加振台、１２Ａ、１２Ｂ、１２Ｃ・・・加振機、１６・
・・耐圧バ第　１ゾ （Ａ）　　　　　　、　　　（Ｂ＞ 第４図 第５関 第Ｃ図 加動向

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、液体が充填された容器と、前記容器内に設置された
   案内管と、前記案内管の上下端部をそれぞれ固定する複
   数の加振台と、前記加振台に連結される加振機と、前記
   容器の下端部と前記加振台に両端部が取付けられて前記
   案内管を取囲む伸縮筒状体とからなる制御棒駆動機構振
   動試験装置において、前記伸縮筒状体にその外周を取囲
   むバンドを設けたことを％徴とする制御棒駆動機構振動
   試験装置。