JPS58124788A - 光学活性ヒダントイン誘導体,その製造方法ならびにそれを含有する治療用薬剤 - Google Patents

光学活性ヒダントイン誘導体,その製造方法ならびにそれを含有する治療用薬剤

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JPS58124788A
JPS58124788A JP608482A JP608482A JPS58124788A JP S58124788 A JPS58124788 A JP S58124788A JP 608482 A JP608482 A JP 608482A JP 608482 A JP608482 A JP 608482A JP S58124788 A JPS58124788 A JP S58124788A
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英樹 小野
Kazumasa Otsuka
大塚 一正
Tsuneo Wakabayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光学活性ヒダントイン誘導体、その製造方法
ならびにそれを含有する治療用薬剤に関するものである
。更に詳しく述べれば、下記化学構造式 (式中Xは塩素原子またはフッ素原子を意味する)で表
わされる光学活性ヒダントイン誘導体およびその塩に関
する。
本発明によって提供されるヒダントイン誘導体は、糖尿
病に伴う種々の慢性症状、すなわち、糖尿病の合併症た
とえば糖尿病性白内障;糖尿病性神経障害;糖尿病性腎
症、糖尿病性網膜症などの効果を有する。
本発明において、糖尿病にともなう慢性症状・合併症状
とは、上述した如く例えば糖尿病性白内障;糖尿病性神
経障害;糖尿病性網膜症、糖尿病糖尿病に起因する疾患
であればいずれをも包含するものである。
従来、スルホニルウレア剤、メゾ蓚酸塩剤、グアニジン
誘導体など多数の糖尿病治療薬が市場にだされているが
、これらは過血糖に対する対症的な治療薬で、決定的な
糖尿病治療薬はない。
殊に、糖尿病にともなう種々の慢性症状1合併症状、た
とえば糖尿病性白内障、糖尿病性神経障害、糖尿病性網
膜症などの治療剤は、゛はとんどなく、有効な治療法は
全くないといっても過言ではないのが実情である。殊に
水晶体の混濁である白内障については薬剤による有効な
治療法はほとんどない。
上記のような実情から、このような難治性疾患に有効な
治療薬の研究が長年にわたっておこなわれてきたが、未
だ成功した例はほとんどない。
その研究の一方向としてはアルドース リダクターゼ(
Aldose reductase )阻害物質の探索
である。すなわち、  1973年J、 H,Kino
shi t、aら(Science、 182.114
6−8.1973 )は、糖尿病性白内障患者において
、眼水晶体中のアルドース リダクターゼの活性が高ま
り、流入するグルコース、ガラクト−膣などの糖がその
酵素により還元されるツル(トール、ガラクチトールな
どのポリオールとなり、これらのポリオールの蓄積が水
晶体などの基質障害を起す主たる原因であるとの説を発
表した。それ以来このJ、 H,Ki nosh i 
taの理論に基づくアルドース、リダクターゼ阻害物質
の探索が広くおこなわれてきた。
かくして、レインハード嗜す−ジェスは特定のヒダント
イン誘導体にアルドース リダクターゼ阻害作用がある
ことを見い出しく特許公開昭和53年第53653号な
ど)、これらの中で特にd−6−フルオロ−スピロ−〔
クロマン−4,4’−イミダゾリジン) −2’、  
5’−ジオン(−船名ソルンニル)が提案されている。
そこで9本発明者等も、上述の如〈従来大変困難とされ
ていたこの種の難治性疾患、すなわち糖尿病にともなう
種々の慢性症状9合併症状の治療率の研究・開発を目的
として、長年とりくみ各種の多数の化合物の探索をおこ
なった。有効な化合物の発見は極めて困難性をきわめた
が、ようやく次の一般式 (式中X1およびX、は同一または異なってそれぞれ水
素原子、ハbゲン原子、低級アルキル基、または低級ア
ルコキシ基を意味し、Yは酸素原子または硫黄原子を意
味し、凡、およびR,は同一または興なってそれぞれ水
素原子、低級アルキル基。
フェニル基、または両者とそれらに結合している炭素原
子とで環を形成する。但し、R1およびル。
が同時に水素原子である場合は除く。nは0またはlの
整数を意味する。) で表わされるヒダントイン誘導体が、この難治性疾患に
極めて有効であることを見い出し、すでに特許出願を完
了した(特願昭55−98695)。
本発明者らは、上記の特許出絆1に含まれる化合物の代
表的化合物6−フルオC!−2−メチル−スピロ−[ク
ロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2’、 5’−
ジオンおよび6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロ
マン−4,4′−イミダゾリジント2’、 5’−ジオ
ンについてその後見に検討を試みた。
すなわち、上記の2つの化合物はいずれも9分子内に2
個の不斉炭素を有しているので、2種の異性体(ジアス
テレオ゛マー)があり、更にそれぞれに鏡像関係にある
d、/体の光学異性があり、結局全部でそれぞれ4種の
異性体が考えられるが。
この異性体についての検討を試みた。
ところで、上記の化合物の製造方法については。
上記の特許出願明細書に詳述した如く一例をあげれば以
下のとおりである。
すなわち、(1)下記の一般式で表わされる化合物(1
)と(2)シアン化ナトリウム、シアン化カリウムの如
きアルカリ金属シアン化物、および(3)炭酸アンモニ
ウムの三者を縮合することにより製造され(式中Xは、
塩素原子またはフッ素原子を意味する) 本反応の隔月いる好まいい溶媒の例をあげれば。
アセチルアミドの如き低級アルカノアミド、メタノール
、エタノール、プロパツールの如き水と混和するアルカ
ノール、ジオキサンおよびテトラヒFO7ランの如き環
状エーテル、エチレンクリコール、トリメチレングリコ
ールの如き低級アルキレングリコール、N、N−ジメチ
ルポルムアミド。
N、N−ジエチルホルムアミドの如きN、N−ジアルキ
ルアミドなどをあげることができる。
好ましい反応温度としては9通常50〜150℃の温度
であり9反応は約4時間〜約4日問おこなわれる。
反応に際し、上述の出発物質(11,+21. +31
の量的関係については、好ましくは通常(1)の化合物
に対し、少なくともわずか番こ過剰の(2)のアルカリ
金属シアン化物、および(3)の炭酸アンモニウムを用
いる。最終物質は2反応完結後9通常の方法例えばまず
水で反応混合物を希釈し9次いで得られた水溶液を室温
に冷却した後、酸性にすることにより容易に回収できる
沈殿物の形で単離される。
6−フルオロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4,
4′−イミダゾリジン〕−2:5′−ジオン。
および6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−
4,4′−イミダゾリジン−2’、 5’−ジオンは、
上述した如く不斉炭素が2個存在することから、2種の
立体異性体(ジアステレオマー)の生成が予想される。
しかし、なから、上述の本製造方法によれば、一方の異
性体が立体特異的優勢差で製造され、しかもその異性体
がソルビトール蓄積抑制率などの活性が高いことが、す
でに上記の特許出願明細書に詳述した如く9判明してい
る。
すなわち、6−フルオロ−2−メチル−スピロ−〔クロ
マン−4,4′−イミダゾリジン)−2’。
5′−ジオンの場合は、上記特許出願明細書実施例1に
記載した如く、ジアステレオマーのウチ、優勢に製造さ
れる結晶と他の結晶の比率は約10:1であった。一方
、6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4,
4′−イミダゾリジン)−2’。
5′−ジオンの場合は、上記特許出願明細書実施例2に
記載した如く、ジアステレオマーのうち、優勢に製造さ
れる結晶と他の結晶の比率は約8=1であった。そして
9両者の場合とも、優勢に製造される結晶が、一方の結
晶と比較してソルビトール蓄積抑制率などの活性が約3
〜5倍高いことが判明している。
上記の方法で優勢に製造された結晶は、 d/体である
が9本発明者らは、更にこのd/体を光学分割により分
割することを試みた。
その結果、4体はd/体に比較して驚くべきことに約2
倍活性が高いことが見い出された。また1体でも活性が
あることも見い出された。
本発明は、上述の如き発見から完成されたものであり、
したがって本発明の目的は、糖尿病にともなう種々のイ
ンスリン非依存性組織障害に基づく慢性症状9合併症状
、たとえば糖尿病性白内障;糖尿病性神経障害;糖尿病
性網膜症、糖尿病性腎症などの細小血管障害;および糖
尿病に起因する種々の動脈硬化性血管障害などに有効な
新規な光学活性ヒダントイン誘導体を提供するにある。
更に本発明の目的は、糖尿病にともなう種々のインスリ
ン非依存性組織障害に基づく慢性症状・合併症状2例え
ば糖尿病性白内障;糖尿病性神経障害;糖尿病性網膜症
、糖尿病性腎症などの細小血管障害;および糖尿病に起
因する種々の動脈硬化性補管障害などに有効な光学活性
ヒダントイン誘導体の製造方法を提供するにある。
更に本発明の目的は、糖尿病にともなう種々のインスリ
ン非依存性組織障害に基づ(慢性症状・合併症状、例え
ば糖尿病性白内障;糖尿病性神経障害;糖尿病性網膜症
、糖尿病性腎症などの細小血管障害:および糖尿病に起
因する種々の動脈硬化性血管障害などに有効な新規な薬
剤を提供するにある。
本発明化合物であるd−フルオロ−2−メチル−スピロ
−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2’、5
’−ジオンおよび6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔
クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2’、5’−
ジオンの製造方法は、対応するd/体を分割すれば製造
できるので種々の方法が考えられるが以丁に好ましい結
果を示す一例を示せば次のとおりである。
すなわち、 d/体の6−フルオロ−2−メチル−スピ
ロ−〔クロマン−4,4’−イミダゾリジン〕−2’、
 5’−ジオンまたは6−クロロ−2−メチル−スピロ
−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2′、5
′−シオンヲ、プルシン、シンコニジン。
キニンおよびそれらの4級塩塩基などの光学活性アルカ
ロイドで常法により処理し、それぞれのジアステレオマ
ーの塩を得、これを常法により分解せしめて光学活性な
6−フルオロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4,
4′−イミダゾリジン〕−2’、 5’−ジオンまたは
6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4,4
′−イミf ’I !j シン〕−2’、5’−−ジオ
ンを得ることができる。
光学活性アルカロイドとして、シンコニン・メトヒドロ
キシドまたはキニン・メトヒドロキシドを用いた場合の
具体例を詳細に述べれば次のとおりである。
d/ 体の6−フルオロ−2−メチル−スピロ−〔クロ
マン−4,4′−イミダゾリジン) −2’、5’−ジ
オンまたは6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマ
ン−4,4′−イミダゾリジン)−2’、5’ジオンを
メタノール、アセトンなどの有機溶媒に溶解し、これに
5頃のシンコニジン嗜メトヒドロキシドまたはキニン・
メトヒドロキシド水溶液を加え9次いでこの溶液を減圧
濃縮し、上記の化合物のN−メチルシンコニジウム塩ま
たはN−メチルキニウム塩のアモルファス状物質を得る
。このアモルファス状物質をアセトンに溶解し、氷室放
置すると結晶が得られるが、この結晶を再結晶すれば、
d−6−クロロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,
4′−イミダゾリジン) −2’、5’−ジオンまたは
d−5−フルオロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4
,4′−イミダゾリジン)−2’、5’−ジオンのN−
メチル−シンコニウム塩またはN−メチルーキニウム塩
を得る。
この塩を塩酸で処理し、常法により有機溶媒で再結晶し
、d−6−クロロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4
,4′−イミダゾリジン)−2’、5’−ジオンまたは
d−5−フルオロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4
,4′−イミダゾリジン〕−2’、 5’−ジオンを得
る。
一方、上記のプロセスにおいてd−6−フルtロー2−
メチル−スピロ[クロマン−4,4−1ミダゾリジン]
−2’、5’−ジオンまたはd−6−クロロ−2−メチ
ル−スピロ〔クロマン−4,4−イミダゾリジン3−2
’、5’−ジオンの塩を炉別した母液を濃縮し、一旦/
−6−クロロー2−メチルースピロ[クロマン−4,4
′−イミダゾリジン]−2’、5’−ジオンまたは/−
6−フルオロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,4
′−イミダゾリジン) −2′、 5’−ジオンのN−
メチルシンコニジウム塩またはN−メチルキニウム塩を
得、この塩を塩酸で処理し、常法により/−6−クロロ
−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,4’−イミダゾ
リジン) −2’、5’−ジオンまたは/−6−フルオ
ロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,4’ −(ミ
ダゾリジン] −2’、 5’−ジオンを得る。
次に本発明化合物の驚くさき効果を実験例により説明V
る。
Ha yma nらの方法[8,Hayman and
 J、 K。
KinoShita、 Journal  of Bi
ologicalChemistry、 Vol、 2
40.877 (1965))に準じてアルドース リ
ダクターゼを調整し、 Qabbayらの方法[K、 
H,(jabbay and J、 H,Kinosh
ita。
Method in Bnzymology、 Vol
、 41. 159(1975))に準じてアルドース
 リダクターゼ阻害活性を測定した。その結果を表1に
示す。表1において1C81,とはアルドース リダク
ターゼ印%阻害s實を示す。試験化合物は下記に示した
が対照化合物としては、前述した特許出願公開昭和53
年第53653号に記載されている代表化合物6−フル
オロ−スピロ−〔クロマン−4,4’−イミダゾリジン
)−2’、5’−ジオンのd/体、6体、および1体を
選択した。
ft、合物A : d −6−クロロ−2−メチル−ス
ピロ−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2’
、 5’−ジオン 化合物B:d/ −6−クロロ−2−メチル−スピロ−
Eクロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2,5−ジ
オン 化合物c : l −6−クロロ−2−メチル−スピロ
−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2,5−
ジオン 化合物D : d −6−フルオロ−2−メチル−スピ
ロ−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2,5
−ジオン 化合物g:az−6−フルオロ−2−メチル−スピロ−
〔クロマン−4,4′−イミダゾ噌)ジン〕−2,5−
ジオン 化合tltk’ : e −6−フルオロ−2−メチル
−スピロ−〔クロマン−4,4゛−イミダゾリジン1−
2.5−ジオン 対照化合物I : d −6−フルオロ−スピロ−〔ク
ロマン−4,4′−イミダゾリジン) −2’、 5’
−ジオン 対照化合物II : d/ −6−フルオロ−スピロ−
〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−15−ジオ
ン 対照化合物111:/−6−フルオロ−スピロ−[クロ
マン−4,4′−イミダゾリジン] −2’、5’−ジ
オン 実験例2 ストレプトシトシン誘発糖尿病ラットの水晶体のソルビ
トールの蓄積の抑制する能力を下記に示す本発明化合物
についてM、 J、 Peterson etal  
; Metabolism、 Vol、 28.814
.8uppl。
1 (April ) 、  1979.456〜46
1に記載の方法に準じて試験した。実験は、ラットの水
晶体のゾルビトール蓄積量を、糖尿病誘発後28時間に
わたり測定することによりおこなわれた。すなわち、ス
トレプトシトシン投与後4.8.25時間後に1表2に
示す化合物を0.5 rIIg/に9の投与量にて投与
した。結果を表2に示す。表2において抑制率とは、コ
ントロールと比較して試験化合物によって達成される阻
害%を示す。
実験例1および実験例2から9本発明化合物が極めて優
れたアルドース リダクターゼ阻害作用を有しているこ
とが明らかである。すなわら、6−クロロ−2−メチル
−スピロ−しクロマン−4゜4′−イミダゾリジン)−
2’、5’−ジオンおよび6−フルオロ−2−メチル−
スピロ−(クロマン−4,4′−イミダゾリジン) −
2’、5’−ジオンのいずれの異性体も極めて優れたア
ルドース リダクターゼ阻害作用を有しているが、特に
その6体。
d/体はいずれも対照化合物と比較して著しく優れてい
ることが明らかである。これらの中でも特に6体が最も
優れた活性を有していることも明らかである。
本発明によって提供される化合物は、難治性疾患である
糖尿病書こともなう種々の慢性症状1合併症状1例えば
糖尿病性白内障、末梢神経炎にューロパチー)などの糖
尿病性神経障害、糖尿病に起因する種々の動脈硬化性血
管障害、および糖尿病性腎炎、糖尿病性網膜症などの細
小血管障害などの治療・予防に有用であるので1本発明
は極めて価値の高いものである。
本発明化合物を糖尿病にともなう種々の慢性症状9合併
症状の治療・予防剤として使用する場合は、経口投与若
しくは非経口投与(筋肉内、皮下。
静脈内等)により投与される。投与量は、疾患の相違、
症状の程度1年令などにより異なり、特に限定されない
が9通常成人1日あたり約1〜10゜キ、好ましくは約
2〜20Mgである。
本発明の化合物を製剤化するためには、製剤の技術分野
における通常の方法で錠剤9w4粒剤、散剤、カプセル
剤、注射剤、生薬等の剤型とする。
すなわち、経口用固形製剤を調製する場合は主薬に賦形
剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤。
滑沢剤1着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法によ
り錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などとす
る。
賦形薬としては9例えば乳糖、コーンスターチ。
白糖、ブドウ糖、ソルビット、結晶セルロースなどが、
結合剤としては例えば、ポリビニルアルコール、ホリビ
ニルエーテル、エチルセルロース。
メチルセルロース、アラビアゴム、トラガント。
ゼチラン、シヱラック、ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシプロピルスターチ、ポリビニルピロリドン
などが、崩壊剤としては例えば、デンプン、寒天、ゼラ
チン末、結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、クエン酸カルシウム、デキストクン、ペクチ
ン等が、滑沢剤としては例えば、ステアリン階マグネシ
ウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化
植物油等が0着色剤としては医薬品に添加することが許
可されているものが、矯味矯味剤としては。
ココア末、へツカ脳、芳香酸、ハツカ油、電脳。
桂皮末等が用いられる。これらの錠剤、顆粒剤には糖衣
、ゼラチン衣、その他必要により適宜コーティングする
ことはもちろんさしつかえない。
注射剤を調製する場合には、主薬に必要によりpt−を
調整剤、緩衝剤、安定化剤、保存剤などを添加し、常法
により皮下、筋肉内、静脈内用注射剤とする。
本発明化合物は、非常に安全性の高い化合物である。こ
のことは9本発明化合物の薬効が長期連用を余儀なくさ
れるものであるので、極めて重要なことである。
次に本発明の具体的な実施例の一部をあげるが。
本発明これらに限定されることがないことはいうまでも
ない。
d−6−フルオロ−2−メチル−スピロ−[クオン /−6−フルオa−2−メチル−スピロ−〔クロマン−
4,4′−イミダゾリジン)−2’、5’−ジオン (1)6−フルオa−2−メチル−4−クロマノンパラ
−フルオロフェノール11.2g(0,1モル)および
クロトン酸17.2g(0,2モル)を1!リリン酸1
00−に溶解し、激しく撹拌下120’Cで8時間反応
させる。冷却復水と2N−水酸化ナトリウム450−に
注ぎ、クロロホルム500WLlで抽出する。クロロホ
ルム―を、2N−水酸化ナトリウムで洗い9次いで水染
した後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去する。
残渣を11−へキfン約10倍41で再結晶して標題の
6−フルオロ−2−メチル−4−クロマノン5.89(
収率32%)を得る。 融点:68〜f59℃ 〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン)−2’。
(1)の方法で得られた6−フルオロ−2−19に=4
−りov/ ン10.8 j’ (0,064ル) 、
酢酸アミド1209.  シアン化カリウム11.79
(0,18モル)、および炭酸アンモニウム37.4F
(0,39モル)を300−オートクレーブに仕込み、
70℃、24時間加熱し反応させる。反応路r後、水6
00−にとかし、その溶液を塩酸で酸性とした。析出し
た結晶を枦取した後、結晶を2N−水酸化ナトリウム水
溶液600−に溶かし。
次いでこれに活性炭を加える。活性炭を炉別した後、t
p液を塩酸で酸性とし、析出結晶を枦取し。
水洗後、乾燥し9次いでエチルアルコールで再結晶して
9次に示す融点1元素分析値を有する標題(7)d/ 
〜6−フルオロー2−メチルースピロ−〔クロマン−4
,4′−イミダゾリジン] −2’、5’−ジオン5.
8F(収率3996)を得る。
融点=233〜235℃ 元素分析値:  C+tHt*FNtOmとしてCHN 理論値(96)   57.60 4.43 11.2
0実測値(%)   57.53 4.44 11.2
1なお、再結晶母液より、融点230〜232℃ヲ有ス
る種層化合物の一方のジアステレオマーである結晶を得
た。
コレラの2つの結晶は、ジアステレオマーテアり前記の
融点233〜235℃を有する結晶が優勢に製造され、
後者の融点230〜232℃を有する結晶との比率は約
10:1であった。なお。
ソルビトール蓄積抑制率などの活性は、前記の融点23
3〜235℃を有する結晶が、後者と比べて約3〜5倍
尚いことが判明している。
ジオンの分割 几、 T、 Major、 、j、 j”1nkels
tein、 J、 A、 C,S。
Vol、 63.1368 (1941)記載の方法1
(L、りがってキニンよりキニン・メトヒドロキシド水
溶液を調整する。
この溶液0,02モルに(2)の方法により製造された
融点233〜235℃を有するdi−0−フルオロ−2
−メチル−スピロ〔クロマン−4,4″−イミダゾリジ
ン) −2’、5’−ジオン4.7N(0,02モル)
の120m/メタノール溶液を加え減圧乾固する。残留
物をエタノール100−に溶解し、35−に濃縮した後
放置する。析出した結晶を戸数し。
更に1回エタノールにより再結晶すると、下記に示す物
性を有するN−メチルーキニウム・d−5−フルオロ−
2−メチル−スピロ 〔クロマン−4゜4′−イミダゾ
リジン)−2’、5’−ジオン塩2.4fを得る。この
元素分析結果は次のとおりであった。
融点:216〜217℃ 旋光度 :  〔イ)” = + 37.6゜元素分析
値:  Cat kLo FNt Us・”uHyyN
tU。
として CHN 理論値(96)   67.33 6,34 9.52
実測値(%)   67.20 6,40 9.45上
記のN−メチルーキニウム・d−6−フルオロ−2−メ
チル−スピロ 〔クロマン−4,4’−1ミダゾリジン
)−2’、5’−ジオン塩i、spをエタノール200
−に溶解し濃塩酸5−を加える。これに水100−を加
えると結晶が析出する。この結晶を炉取し、含水アルコ
ールより再結晶すると。
下記に示す物性を有するd−5−フルオロ−2−メチル
−スピロ〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン) −
2’、 5’−ジオンの無色柱状晶0.49 ヲ得る。
融点: 250−251℃ 旋光度 :  (g):=+2263°(エタノール)
元素分析値: C+y Hu F Nt OsとしてH
N 理論値(%)   57,60 4.43 11.20
実測値(%)   57.48 4.42 11.02
上記のN−メチルーキニウム・d−6−フルオロ−2−
メチル−スピロ〔クロマン−4,4’−イミダゾリジン
)−2’、5’−ジオン塩の第一結晶を2fi別した母
液を濃縮した液からN−メチルーキニウム・/−6−フ
ルオロ−2−メチル−スピロ[クロマン−4,4′−イ
ミダゾリジン]−2’、5’−ジオン塩は粘稠な黄色を
帯びた油状物質として得られる。
この油状物質をエタノールに溶解し、濃塩酸を加え析出
する結晶を戸数し、含水アルコールで再結晶すると、下
記に示す物性を有する1−6−フルオo −2−メチル
−スピロ〔クロマン−4,4’−イミダゾリジン) −
2’、5’−ジオン0.1を得る。
融点=244〜245℃ 旋光度 :(a )a’ =1897°(エタノール)
元素分析値: C+tH++ FNtOsとしてHN 理論1直(96)   57.60 4.43 11.
20実測値(q6)   57,36 4.42 11
.03実施例2 d−6−クロロ−2−メチル−スピロ−(クロマン−4
,4′−イミダゾリジン)−2’、5’−ジ第1−6−
クロロ−2−メチル−スピロ−(クロン +11 6−クロロ−2−メチル−4−クロマノンの合
成 実施−ξj11の(1)の方法と同膿の操作により標題
の6−クロロ−2−メチル−4−クロマノン5.89(
収率30.0%)を得る。融点=100〜102℃+2
)/d−6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン
−4,4′−イミダゾリジン)−2’。
5′−ジオンの合成 (1)の方法で得られた6−クロロ−2−メチル−4−
クロマノンを用いて、実施例】の(2)の方法と同様の
操作により次に示す融点9元素分析値を有t ルf1M
(7) di−6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔ク
ロマン−4,4′−イミダゾリジン]   2’。
5′−ジオン8.Fl(収15596)を得る。
融点:283〜2SS℃ 元X:分析値” ”+yHuC/Nz(J、としてHN 理論値(96)   54.05 4.16 10.5
0実r1Mf*  (%)     54.10  3
.71   10.55なお、再結晶母液より、融点2
23〜228℃ヲ有スる標題化合物の一方のジアステレ
オマーである結晶を得た。
これらの2つの結晶は、ジアステレオマーであり、前記
の融点283〜285℃を有する結晶が優勢に製造され
、後者の融点223〜228℃を有する結晶との比率は
約8:lであった。なお。
ソルビトール蓄積抑制率などの活性は前記の283〜2
85℃を有する結晶が、後者と比べて約3〜5倍高いこ
とが判明している。
オンの分割 (2)のh法により製造された融点283〜285℃を
有するdl−6−クロロ−2−メチル−スピロ〔クロマ
ン−4,4′−イミダゾリジン) −2’、5’−ジオ
ン12.39 (0,046モル)をメタノール100
yt/とアセトン150−に溶解し、この溶液ニ、下記
の方法により調整したシンコニン・メトハイドロキシド
水溶液(0,046モル)を加えて正確に中和する。こ
の混合溶液を減圧濃縮し9次いでアセトン120Wtl
に溶解し、氷室放置すると結晶が析出する。この結晶を
アセトンにより数回再結晶せしめ下記の物性を有するN
−メチル−シンコニウム・/−6−クロロ−2−メチル
−スピロ〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン)−2
’。
5′−ジオン塩9Fを得る。
融点:171〜173℃ 旋光度: 〔α)”=+4.2(C=0.297.エタ
ノール)元素分析値: C,、H,。C/N、(J、・
C1゜H□N、0として CHN 理論値(96)   66.77 6,12 9.73
実測値(%)   66.34 6,39 9.51上
記のN−メチル−シンコニウム−/−6−10ロー2−
メチル−スピロ〔クロマン−4,4’−イミダゾリジン
] −2’、5’−ジオン塩を酢酸エチル800−とI
N−塩酸300−で処理し、有機―を水洗後、硫酸マグ
ネシウムにより乾燥し、t濾過、減圧濃縮し、粗生成物
4fを得る。これを酢酸エチル130rnlにより再結
晶して下記の物性を有する1−6−クロロ−2−メチル
−スピロ−[クロマン−4,4′−イミダゾリジン]−
2’、5’−ジオン2.5f(収率40.6%)を得る
融点=284〜285℃ 旋光度 :  (d)”=−213,4゜(C=0.0
97.エタノール) 元素分析値: C+z Hu CINtUsとしてHN 理論値(96)   54.02 4.15 10.5
0実測値(%)   54.01 4.11 10.5
1上記の/−6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロ
マン−4,4′−イミダゾリジン)−2’、5’−ジオ
ンを炉別した母液を濃縮して得られる粗結晶10.5f
[旋光度〔α)  =+260.6(C=O,267、
エタノール)〕をアセトンにより数回再結晶せしめ、下
記の物性を有するN−メチル−シンコニウム−d−6−
クロロ−2−メチル−スピロ(クロマン−4,4′−イ
ミダゾリジン)−2’。
5′−ジオン塩6.5vを得る。
融点: 223.5〜225℃ 旋光度 : 〔α)”=+264.2 (C=0.334.エタノール) 元素分析値:C□H,、C/N、0.・C7゜Htd’
2L)として HN 理論値(96)   66.77 6.12 9.73
実測値(%)   66.98 6.28 971上記
のN−メチル−シンコニウム−d−6−クロロ−2−メ
チル−スピロ (クロマン−4,4’−イミダゾリジン
)−2’、5′−ジオン塩59を酢酸エチル500−と
IN−塩酸で処理し、有機−を水洗後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、濾過。
減圧濃縮し、粗結晶2,2gを得る。これを酢酸工チル
70−により再結晶して、下記の物性を有するd−6−
クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4,4′−
イミダゾリジン) −2’、5’−ジオン1.47Fを
得る。
融点:285〜287℃ 旋光度 :  [ff)”=+219.5゜(e=0.
205.エタノール) 元素分析値: C,、H,、C/N、U、としてHN 理論値(%)   54.02 4.15 10.50
実測値(96)   54.12 4.15 10.5
1シンコニン41p(0,14モル)を41エタノール
に溶解し、これにヨウ化メチル30 F(0,21モル
)を9口え、−夜放1!1,1/まで濃縮し放置する。
析出した結晶をか取乾燥し、シンコニンーメトアイオダ
イド45.9F(収率75%)を得た。
融点283〜285℃得られたシンコニン・メトアイオ
ダイド45.99 (0,00116モル)と塩化銀2
09(0,14モル)を水6(’Omlに懸濁し。
3時間激しく撹拌し、その後水浴上で30分加熱し、熱
時が過した後、〃i液に塩化す) IJウムを如えて放
置する。析出した結晶を枦取した後、水で再結晶して、
シンコニンーメトクロライド18.21(収率396%
)を得る。融点295〜297℃上記のシンコニン・メ
トクロライド18.:1(0,046モル)を新しく調
整した酸化銀32ダ(0,14モル)を水冷下15分撹
拌する。その後室温で7〜10時間撹拌した後、セライ
トメ濾過をおこないシンコニン・メトハイドロキシドの
無色透明な水溶液を得る。この溶液はpt(l:(以上
である。
実施例3 オン (1)アンピストA−27dry resin  50
 f (l f=2.5〜当臘、  50 y=0.1
25M)をカラムに充填し、蒸留水洗後、 NaoH1
5f/蒸留水15〇−で流し、その後蒸留水でpH=7
とし9次いでメタノール100−を流した後、シンコニ
ジン・メチルアイオダイド6fをメタノール180−に
溶解した溶液を流し、更にメタノール50−を流すつ得
られた溶液を更にカラムに通し、メタノール100−で
洗い流す。得られたメタノール溶液を実施例1(2)で
製造された(1/−6−フルオロ−2−メチル−スピロ
〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン)−2’、5’
−ジオン3.25 f (0,013モル)のアセトン
溶液100−に加え、減圧留去し、残渣にアセトンを加
えて放置する。析出した結晶をイソピロピルアルコール
で再結晶シてN−メチルーシンコニジウム・d−6−フ
ルオロ−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,4′−イ
ミダゾリジン)−2’、5’−ジオン塩1.41’を得
る。
1記のN−メチルーシンコニジウム・d−6−フルオロ
−2−メチル−スピロ〔クロマン−4,4’−イミダゾ
リジン)−2’、5’−ジオン塩1.41を酢酸エチル
200−とIN−塩酸120−で遊離塩基とし、これを
含水エタノールで再結晶すると下記に示す物性をGする
d−6−フルto−2−メチル−スピロ〔クロマン−4
,4’−イミダゾリジン)−2’、5’−ジオン0.6
gを得る。
融点: 250−252℃ 旋光度 : 〔α)”=+225.3 (C=0.144.エタノール) 元素分析値: CI?HIIFN2(J3としてHN 理論値(9g)   57.60 4.43 11.2
0実測値(%)   57.63 4.41 11.2
0次に本発明を実施する際の製剤例の具体1,11の一
例を実施例4および5にて述べる。
実施例4  錠  剤 d−6−クロロ−2−メチル−スピロ−〔クロマン−4
,4′−イミダゾリジン) −2’、5’−ジオン  
                         
     10 yコーンスターチ         
    2Of乳  糖              
      759カルボキシメチルセルロースカルシ
ウム    20fポリビニルピロリドン      
    11タ     ル    り       
                   10f微結晶
セルロース           55F常法にしたが
って、上記各成分を混和し、顆粒状とし、圧縮成型して
1錠200■の錠剤とする。
実施例5  カプセル剤 d−5−−yルオリ−2−メチル−スピロ−〔クロマン
−4,4′−イミダゾリジン〕−直5′−ジオン   
               10F乳  糖   
                70yトウモロコシ
デンプン         209上記の処方により、
常法にしたがって1個100■のカプセル剤を特徴する 特許出願人 工−ザイ株式会社 第1頁の続き 0発 明 者 大球−正 犬山市大字五部丸字堤北1−44 0発 明 者 若林庸夫 岐阜市早田本町3−26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 (式中Xは塩素原子またはフッ素原子を意味する) で表わされる光学活性ピダ/トイン誘導体およびその塩
  2. (2)化合物がd−6−クロロ−2−メチル−“スピロ
    −(クロマン−4,4′−イミダゾリジノン)−2’、
    5”−ジオンである特許請求の範囲第1項記載の光学活
    性ヒダントイン誘導体およびその塩。
  3. (3)化合物がd−5−フルオロ−2−メチル−スピロ
    −[クロマン−4,4′−イミダゾリジノン] −2’
    、5’−ジオンである特許請求の範囲第1項記載の光学
    活性ヒダントイン誘導体およびその塩。
  4. (4)  de−6−ys、オリ−2−メチル−スピロ
    −〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕2′。 5′−ジオンまたはd/−6−クロロ−2−メチル−ス
    ピロ−(クロマン−4,4′−イミダゾリジン)−2’
    、5’−ジオンを、光学活性アルカロイドで処理し、そ
    れぞれのジアステレオマーの塩を得9次いでこれを分解
    せしめてd若L<は/−6−フルオロ−2−メチル−ス
    ピロ−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジン〕−2’
    、5″−ジオンまたはd若しくは1−6−クロロ−2〜
    メチル−スピロ−〔クロマン−4,4′−イミダゾリジ
    ン) −2’、5’−ジオンを得ることを特徴とする光
    学活性ヒダントイン誘導体の製造方法。
  5. (5)光学活性アルカロイドが、ブルシン、シンコニジ
    ン、キニンおよびそれらの4級塩塩基から選択された1
    つである特許請求の範囲第4項記載の光学活性ヒダント
    イン誘導体の製造方法。
  6. (6)一般式 (式中Xは塩素原子またはフッ素原子を意味する) で表わされる光学活性ヒダントイン誘導体およびその塩
    を有効成分とする糖尿病にともなう慢性症状・合併症状
    の治療・予防剤。
  7. (7)化合物がd−6−クロロ−2−メチル−スピロ−
    〔クロマン−4,4′−イミダゾリジノン) −2’、
    5’−ジオンまたはその塩である特許請求の範囲第6項
    記載の糖尿病にともなう慢性症状・合併症状の治療・予
    防剤。
  8. (8)化合物がd−5−フルオロ−2−メチル−スピロ
    −〔クロマン−4,4′−イミダゾリジノン]−2’、
    5’−ジオンまたはその塩である特許請求の範囲第6項
    記載の糖尿病にともなう慢性症状・合併症状の治療・予
    防剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1990009791A1 (en) * 1989-02-22 1990-09-07 Sanwa Kagaku Kenkyusho Co., Ltd. Pharmaceutical composition containing hydantoin derivative

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JPS53144575A (en) * 1977-05-23 1978-12-15 Pfizer Spiroohydantoin
JPS56152483A (en) * 1980-03-28 1981-11-26 Pfizer Novel manufacture of polarizable hydantoins

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