JPS58122844A - ゴム補強材 - Google Patents

ゴム補強材

Info

Publication number
JPS58122844A
JPS58122844A JP57004900A JP490082A JPS58122844A JP S58122844 A JPS58122844 A JP S58122844A JP 57004900 A JP57004900 A JP 57004900A JP 490082 A JP490082 A JP 490082A JP S58122844 A JPS58122844 A JP S58122844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
aldehyde
resorcinol
reinforcing material
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57004900A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Nakayama
和幸 中山
Norihisa Yamaguchi
山口 紀久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP57004900A priority Critical patent/JPS58122844A/ja
Publication of JPS58122844A publication Critical patent/JPS58122844A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ゴム類との複合体として接着機能をもち、且
つ生産工程の合理化に極めて有効なゴム補強材に関する
従来、脂肪族ボリアミド繊維,芳香族ボリアミド繊維,
ポリエステル繊維等の熱可塑性合成繊維は、その優れた
物理性能により座業資材分野に広く使用されている。例
えばタイヤ,コンベヤーベルト,ホース,ゴム引き複合
膜材等のゴム補強用途が主にあげられるが、特にタイヤ
の如き工業用繊維補強用のゴム製品にお1いてその用途
上繊維サイドに要求される最も重要な特性は、タイヤに
埋め込まれ、加硫工程を経た後のコードとゴムの接着性
,強力保持性,寸法安定性でおる。特に接着性について
は、各繊維素材の管理化学的表面特性に応じて、工夫を
こらされている。代乏的な繊維の接着技術について以下
に記載するQまず脂肪族ポリアミドについては、当業界
で一般に使用されている接着剤としてRFL (レゾル
シン,ホルマリン,ゴム2テツクスが主成分)がるる。
このAFLと脂肪族ポリアミドとの閾には、 1)浴sfパラメーターがほぼ同一でおるという審理的
要因、 11)脂肪族ポリアミドの主鎖に分布するアミド基中の
活性水素W.,+と、レゾルシン・ホルマリン低縮合資
との簡に強固な一次結合及びレゾルシンのもつフェルト
性水酸基とアミド結合の間の強固な水素結合等による化
学的要因、以上の2つの要因によってRFL@の一段浸
漬処理だけで充分な接着力を発揮することができている
。一方、ポリエステル繊維はその分子構造中に官能基と
してわずかに末端の水酸基。
カルホ゛キシル基しかないため、ゴム類との接着性が、
脂肪族ポリアミドのように良好でなく、1’LFL液に
よる一段処理では充分な接着力を与えることが困難であ
った。しかし数年来、その研究は急速に進んできている
。現在、工業的に実施可能な方法としては上記几FL@
を処理するに先立って予め、未延伸糸の段階でグリセロ
ールジグリシジルエーテルの如きエポキシ化合物を主体
として含む前処理剤で処理する方法、もしくはRFLを
浸漬付着する以前に水不活性インシアネート化会曽、或
はエチレン尿素化合管を前処理剤として処理する2段処
理法、またはRFLl[の中にこれらの化合物を混入し
て付与する方法等の方法によってはじめてポリエステル
繊維とゴムとの間に実用上満足のゆく接着性が得られる
更に芳香族ポリアミドの場合も脂肪族ポリアミド繊維に
較べてゴム類との接着性が劣シ、通常のRFL液処理の
場合極めて不十分な接着力しか得られないという欠点を
有している。現在、前述のポリエステル繊維を処理する
場合と同様のエポキシ化合物を用いる方法、或は、ヒド
ロキシ安息香酸とハロゲン化フェノールとアルデヒド類
との重縮合反応により得られる散性重合体にエビフルル
ヒドリンを反応せしめて得られ□ る重合体を予め付着
せしめる等の手段が構じられている。
以上の如く長手の技術蓄積によってそれぞれの繊維の表
面化学構造に応じた接着処理技術が確立してきているが
、いずれの場合も撚糸されたコードの段階或はコードを
製織したらと、ゴムと繊維の接着剤でろる几FL水分散
液を浸漬11与する方法が、現在世界的に主流で小り、
最も一般的で、且つ確立した接着技術でるると認められ
ている。この几FL接着剤層は、繊維との結合に寄与す
るレゾルシン・ホルマリン低縮合智とゴム親和性のある
ラテックス成分が相互買入性高分子網目構造を形成し、
ゴム加硫時にゴム分子鎖とラテックス分子鎖との相互に
絡み合い、この絡み合った状態で双方の二重結合分子鎖
間で、未加硫ゴム中に配合されたイオウ化合物によって
架橋反応が進行する。以上のメカニズムによってRFL
を介在して繊維と、ゴムとの間に充分な接着性を付与す
ることが出来る。
以上の効果から、RFL液の浸漬工程は欠くことので′
きない当業界で一般に採用されているmsな工程でろる
本発明者等は上記に示す几BLの浸漬工程を省略できる
画期的な接着技術を鋭意検討した結果、本発明に到達し
たものである。
即ち、本発明は、熱可塑性合成繊維よりなりその表面に
ゴム類、レゾルシノール・アルデヒド系初期−合物及び
アルデヒド化合物を主体とする接着剤が付着されている
ことを特徴とするゴム補強材でるる。
本発明において、熱可塑性合成繊維とは、脂肪族ポリア
ミド2ポリエステルまたは芳香族ポリアミドより構成さ
れた繊維である。脂肪族ポリアミド繊維としては、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン8.ナイロン11等の
通常のポリアミド、ヘテロ元素を有するポリアミド、エ
ーテル結合を有するポリアミド等の合成繊維が挙げられ
る。又、ポリエステル繊維では、ポリエデレンテレフタ
レート、ポリエチレン+7タレートよりなるものを主た
る対象とするが、この酸成分もしくはジオール成分の一
部又は全部をイソフタル酸、βヒドロキシエトキシ安息
香欲、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、セパチン咳等の二官能性酸及びトリメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール。
ヘモサメチレングリコール、ポリエチレングリコール、
1,4−ビスヒドロキシエトキシベンゼン、ビスフェノ
ールAのような脂肪族、脂環族、芳香族のジヒドロキシ
化合物のそれぞれ一部又は二部以上の化合物で置き換え
た主鎖の繰り返し単位の60モル慢以上が芳香族を有す
るようなポリエステルからなる繊維も包含する。
更に芳香族ポリアミド繊維としては、繰り返し単位がカ
ルボン酸アミド基(−NHOO−)で結合された重合体
で、そのイミノ基及びカルボニル基はそれぞれ芳香族基
に直接結合している重合体、即ち、芳香族ジカルボン酸
及び芳香族ジアミン及び/又は芳香族アミノカルボン酸
を出発gJ負として得られる重合体よりなる繊維でわる
かかる熱可塑性合成繊維の繊維形態としては、マルチフ
ィラメントヤーン、紡績糸、コードわるいは織布の何れ
でもよン。本発明ではこの繊維表面に前記した特定の接
着剤が付着されていることを特徴とする。ここで「繊維
表面に付着されている」とは、少なくとも繊維を構成す
る最外層単糸、好ましくは少なくともその2〜3層程度
までに接着剤が付着されていれはよいことを指体する。
接着剤を構成するゴム類としては、天然ゴム。
環化ゴム、塩化ゴム等の天然ゴム誘導体、クロロプレン
、スチレンブタジェンゴム、スチレン、暑 ブタジェン−ビニルピリ/ターポリマー、ウレタンゴム
、アクリルゴム、ポリイングレン、ポリブタジェンゴム
、イソブチレンゴム、インプレン−インブチレンゴム、
アクリロニトリルブタジェンゴム等の一般的なゴム、ブ
タジェン低重合体、スチレン・ブタジェン低重合体、ス
チレン・ブタジェン・ビニルピリジン低重合体或はα、
βエチレン性不飽和ジカルボン酸とブタクエンの低共重
合体等の常温で液状のゴム又はゴム分子内に、カルボキ
シル基、とドロ牛シル基、アミノ基、アミド基、メチロ
ール基、エポキシ基等の官能基を有するゴムの1111
又は2部以上の混合物でらる。なお、ゴム組成によって
溶解度パラメーター値が異なるため、それに応じた溶剤
を選択して使用する必要がある。
また、レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物として
は、レゾルシノール類とアルデヒド類とを主成分として
、通常アルカリ触媒又は酸性触媒存在下に反応せしめた
初期縮合反応生成物を宣う。ここで言うレゾルシノール
類とは、1.3ジオキクベンゼン、l、2ジオキシベン
ゼン。
1.4ジオキシベンゼン、レゾアセトフェノン。
α−レゾルクルアルデヒド、β−レゾルシルアルデヒ、
ド、r−レゾルシルアルデヒド、α−レゾルジノ!!#
!、β−レゾルシン酸、γ−レゾルシン#、  レゾル
シンジアルデヒド、レゾルクン2,5ジカルボン酸、ピ
ロガロール、没食子酸等の多価ヒドロキシルペ/ゼン及
びその誘導体等を含む。なお、レゾルシノール類の少な
くとも1部をアルキルレゾルシノールでおきかえたアル
キルレゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物を用いる
と栽油忙が増し、溶剤との相溶性が向上するため該縮合
物の濃度アップが可能となシ、接着力の増大がより一層
顕著である。
また、アルキルレゾルシノールの少なくトモ1部をシエ
ールオイルレゾルシノールでおきかえたシエールオイル
レゾルシノールーアルデヒド系初期縮金物を用いても、
良好な効果が得られ、経済的に有利でろる。
本発明に用いられるアルキルレゾルシノールとは、レゾ
ルシノールの1個又は2個以上のアルキル置換体を言う
。アルキル基の炭素数は1ないし4個が望ましい。かか
るアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基。
1so−プロピル基、n−ブチル基、  1so−ブチ
ル基、  tert−ブチル基がめる。しかし炭素数5
以上のアルキル基を有するアル中しゾルシメールでも本
発明の目的は容易に達成することができるから、アルキ
ル基の炭素数は本発明の限定にはならない。上記のアル
キルレゾルシノー〃は2ja以上相互に混合され次もの
であってもよい。
又、零発fIAK用いられるシエールオイルレゾルシノ
ールとは油量頁岩の乾溜等によって見られたアルキルレ
ゾルシノールを主体とする7エ ゛ノール混合物であっ
て、5−メチルレゾルシノール、5−エテルレゾルシノ
ール、4.5−シfiチルレゾルシノール、2,5−ジ
メチルレゾルシノール、2.4.5−トリメチルレゾル
シノール勢からなり、所望なればシエールオイルレゾル
シノールを分別蒸留して特定の溜升のみを用いてもよい
前記縮合物を構成するアルデヒド類とは、ホルムアルデ
ヒド、アセトアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、アク
ロレインフルフラール等のアルデヒド化合物もしくはパ
ラホルムアルデヒド、パラアセトアルデヒド、ヘキサメ
チレンテトラミン、α−ポリオキシメチレン等の分解し
てアルデヒドを生成する化合吻を云う。
レゾルシノール類とアルデヒド類との反応に際し、所望
なればフェノール、アルキルフェノ−# 、 力f コ
ール、ノ\イドロキノン、ヒロガロール、タンニン酸、
没食子酸、フロログリシン。
トルエン、キシレン、クマロン、シクロ−\キサン、カ
シューオイル、°セラック、ダンマー、ロジン又はロジ
ン誘導体9五油樹脂、アミン系樹脂、メタノール、エタ
ノール、n−ブタノール。
エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコ
ール等の多価アルコール、フルフリルアルコール等の共
縮合剤もしくは変性剤を添加してもよい。
レゾルシノール類、アルキルレゾルシノール類又ハシエ
ールオイルレゾルシノールのレゾルシノール類と反応せ
しめるアルデヒドの量は、レゾルシノール類1モルに対
しアルデヒド類をホルムアルデヒドに換算して1モル以
下、好ましくは0,95モル以下、更に好ましくは0.
80モル以下で8る。アルデヒド類の量が上記範囲を越
する縮合物は不安定となり、溶剤中でもゲル化し易くな
る。
更にゴム−、レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物
以外、の接着剤を構成するアルデヒド化合物とは、該縮
合資を構成する前記アルデヒド頌と同様である。
ここで、ゴム類とレゾルシノール・アルデヒド系初期縮
合物の配合割合は重量比率で9515〜5/95でおり
、好ましくは70/3G〜10/90でるる。ゴム類が
上記範囲を超えて多く使用される場合は、熱処理によっ
て形成される接着剤と繊維との界面の接着が不充分にな
り、また一般に溶剤中にゴム類の溶解比率を増加する程
、非水系接着剤溶液の液粘度が増大し、均一付着の管理
が困難となる。そのため、濃度を低下すると繊維上の有
効成分量が減少し、接着力を充分に発揮できなくなる。
一方、ゴム類の配合割合が上記範囲を上廻って少ない場
合は、710硫後の接着剤層と被着ゴムとの界面接着力
が不充分である。
又、アルデヒド化合物の添加量は、前記縮合物100J
ij1部に対して、該アルデヒド化合物が5〜1oon
量部であることが望ましい。アルデヒド化合物の添加量
が上記の範囲を上廻る場合は、前記縮合物とアルデヒド
化合物とによってゴム類の分子鎖をとり込んだ相互貫入
性高分子網目構造の形成が不充分となり、満足のゆく接
着力が得られない。一方、アルデヒド化合物の添加量が
上記の範囲を越える場合は、該網目構造の形成に必要な
量以上となシ、且つ該非水系接着剤溶液のボット2イフ
を短縮するというマイナス面が画布化する。更にアルデ
ヒド化合物の種類によっては、特にホルムアルデヒド。
アセトアルデヒドを使用する場合は、アルデヒド臭が増
加し、作業環境上でも好ましくないからで6る。しかし
、上記範囲の上限を越えても本発明の目的は充分達成さ
れるものであシ、該上限は本発明を限定するものではな
い。本発明の接着剤中には、ゴム類と前記縮合物及びア
ルデヒド化合物の他にゴム類の老化を防止する安定剤、
ll化防止剤、防腐剤、防虫剤、可塑剤。
難燃剤等を第三成分として添加されていてもよい。
なお、ゴム類、レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合
物及びアルデヒド化合物を主体とする接着剤の繊維に対
する付着量は、0.5〜10夏量(Wl)%、好ましく
は1〜7wt%である。
付着量が約0.5 wt%未満では、得られる補強材の
ゴムに対する接着性が十分でなく、一方、約10wt%
を越えると更にゴムとの接着性は向上はするが#Asで
なく、むしろ不経済でめる。
接着剤を繊維表面に付着させるには、該接着剤をエステ
ル類、ケトン類、アルコール類、脂肪@*、芳香族炭化
水素類2液状炭化水素類等の有機溶媒に溶解した非水系
#!液として塗布。
浸漬、スプレー等で処理する。
溶液中の接着剤(ゴム類、レゾルシノール・アルデヒド
系初期縮合物及びアルデヒド化合物ンの#牟(グ3〜7
0wt%で弗り、好ましくは10〜50 wt%でるる
。濃度が上記範囲を上廻る場合は、接着に有効な接着剤
量が少なくなるため、その分だけ非水系接着剤溶液の付
与量を増加させなければならないが、逆にローン−、ガ
イドの汚染及び撚糸工程での飛散が問題となる。
一方、濃度が上記範囲を上層る場合は非水系接着剤溶液
の粘度が増加し、均一付与の点でマイナスになる。しか
し、上記範囲の上限を越えても、ゴム類の分子量及び分
子構造を最適化することによって目的は充分達成される
ものでわり、前記上限は本発明を限定するものではない
かくて、接着剤溶液を合成繊維に対し 1)紡糸工程で付与する、 11)延伸糸又は延伸直後に巻き取る前に付与する、 ii+)  撚糸したコード又は撚糸工程の中で付与す
る、 +v)  JIM時又は織工程の中で付与する、■)織
物に付与する、 以上のいずれか或は2つ以上の上記工程で付与すること
ができる。必要に応じて、付与する前にあらかじめ紡糸
油剤を精練してもよい。
脂肪族ポリアミド繊維の場合は、本発明の接着剤溶液を
上記の方チでそのまま付与すればよいが、ポリエステル
系繊維、或は芳香族ポリアミド繊維の場合は接着剤溶液
を付与する前に、例えば未延伸糸の段階でグリセロール
ジグリシジルエーテルの如きエポキシ化合物を主体とし
て含む前処理剤で処理し、予め繊維表面を活性化するこ
とによって、本発明の効果をより有効に発現することが
できる。
最も好ましい付与工程は、1)〜m)である。
本発明に関する接着剤を付着した繊維は、次いで被着ゴ
ムとの加硫する以前に、熱処理することによって繊維巻
面上に、ゴムと繊維を接着せしめる接着剤被展を、均一
に形成させることが出来る。その熱処理温度は、従来の
当業界で一般に採用されているように、RFL液処理後
の熱処理条件180〜240℃でも優れた接着性を示す
が、本発明[1Mする接着剤を例えば紡糸時に紡糸油剤
と同時に、或は延伸後、捲取シ厘前にヤーンにアフター
オイリングをほどこし、撚糸コードにした後スダレ織に
したものを熱処理する場合の処理温度は100℃以上で
もよい。
そして、工程速度が早くなるに応じて、熱処理温度をア
ップしてもよく、これKよって本発明の目的は充分達成
されるものでらシ、温度の範囲は本発明を限定するもの
ではない。一方、注意しなければならない点は本発明に
関する接着剤を付与した繊維は、紫外線等の放射線によ
って、含有するゴム類の二重結合が消滅するため、加硫
に至る工程の間は、これらの光線をできるだけ遮断す、
るための必要な処置をとる配慮が必要である。
以上によって得られた製品は、当業界が一般的に採用さ
れているゴム加硫方法によって合成繊維とゴムが優れた
接着力を得ることができる。
接着剤は熱処理することによって初めて繊維上に固着し
、ゴムと繊維間に接着に必要な接着剤層を形成し、それ
に至るまでは油状であり、潤滑剤としての機能を兼ねそ
なえているところに本発明の大きな特色があり、各種ガ
イドで繊維が擦過されても脱落せ−ず、むしろ展延し、
繊維表面上の接着機能が低下しない。
これに対して従来の水を含有したRFL液を本発明の接
着剤の代りに上記工程で付与すると、RFLは固化し、
繊維上のRFL11L燥被膜は粘着固状となるため、こ
れがガイドスカムの発生戒は顕著なローラー汚れ及び対
金属摩擦係数が鵬著に増大し、更にヤーン同志、或はコ
ード同志のv!!jJiIIが起り、解舒が不能になっ
てしまう。
又、以上によってRFL被膜が繊維上から剥離。
脱落するため、接着機能を充分発揮することができない
っ かくて、本発明によれば I)当業界の通常使用しているRFLを使用しなくても
、凡FL処理以前の工程で油状の接着剤溶液を例えばア
フターオイリングし、加濾工St−経ることによって繊
維とゴムの間で満足のゆく接着力が得られる、 ji)’FLFL液の浸漬工程が省略でき、且つ乾燥工
程が省略できるため、設備工程の合理化及び乾燥エネル
ギーコストを省略できる、という大きなメリットが得ら
れ、その工業的意義は極めて大きい。
以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明する。な
お、実施例中部1%rat宜重基準である。
また、実施例においてORA接看力は処理コードとゴム
との接着力を示すもので、ゴムシート表層近くに3本の
処理コードを埋め込み加圧下に150℃で30分間加硫
し、次いで3本の処理コードをゴムシートから200w
1分o速度で剥離して、その時検出される荷重をV3本
であられしたものでおる。
また、コードの曲げ硬さはガーレイ式で掬定したもので
測定値が大きいほど硬いことを示す。
実施例1 使用したレゾルシノール類とアルデヒド類との初期縮合
物を第1表に示す。
されたナイロン6繊維糸条を300 m /=との装置
でボビンに捲き取る前に通常のローラー給油法によって
濃度2oチの第2表に示テ紡糸油剤を付着せしめた。紡
糸油剤f1)は従来の油剤の一例でめり、付着量ははば
1%である。これによって得られた未延伸糸を熱延伸機
を用いて、190℃で熱延伸する。得られ+ 1260
 de/204filの延伸糸に対して捲き取る前に第
3表に示す本発明に関する接着剤溶液を付着量がO,S
〜30%になるようにローラー給油法によって付着せし
めた。このようにして得られ九延伸糸を先ず40回/1
0cH1の下撚をかけ、つめで2本1$14o(gl/
1otsの↓撚りをかけてタイヤコードにし九。
次にこのタイヤコード原糸を、&FL@への浸漬処理及
び乾燥工程を省略し、210Cで3分間熱処理した。該
処理コードを天然ゴムとスチレン−ブタジェン共重合体
ゴムとを混合せしめたタイヤカーカス用未加硫ゴム中に
埋め込み、150℃、30分間加硫接着せしめ、得られ
たもののORAwc着力2曲I/′f硬さを測定した。
第  2  表 紡糸油剤A 第3表に示す通り、本発明に関する接着性の水準は、従
来のRFL液処理によって得られたものに比べて、接着
剤層の均一性の面で顕著に優れている。更に、接着力、
ゴム付き及び曲げ硬さの−でも従来のも)に比べて損色
のないデーターが得られ、更に実車走行テストを繰り返
し行った結果、従来のF&FL@処理に比べて、吻性そ
の他の耐久性能も含めて轡に問題がないことが証明され
友。しかしながら、本発明に示す範囲を下廻った水準、
例えば410(アルデヒド類が少ない)及びム11(レ
ゾルシノール・アルデヒド糸初期縮合智の添加量が少な
い)の水準は、接着力が大巾に低い値を示す。これはす
でに述べた接着のメカニズムを立証する意味で興味深い
データでちる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 “1部性合成1.維よりなり、その光面にゴム類
    、レゾルシノールφアルデヒド系初期縮合吻及びアルデ
    ヒド化合物を生体とする接着剤が付着されていることを
    特徴とするゴム補云材。 2 M5T塑性合成繊維が、脂肪族ポリアミド。 ポリエステルまたは芳香族ポリアミドである特許請求の
    範囲第1項記載のゴム補強材。 1 ゴム類が天然コム、環化ゴム+m化ゴム。 クロログレ/、スチレンブタジェンゴム、スチレンブタ
    ジエンビニルビリジンターポリマー ウレタンゴム、ア
    クリルゴム、ポリイソプレン、ポリブタジェンゴム、イ
    ンブチレンゴム、イソプレンイノブチレンゴム、アクリ
    ロニトリルブタジェンゴム、ブタジェン低憲会体、スチ
    レンブタジエーン低xe体、スナレン争ブタジェンビニ
    ルビリジン低重合体、α。 β−エチレン性不飽和ジカルボン酸とブタジェンの低共
    重合体及びゴム分子内にカルホキフル基、ヒドロキシル
    基、アミノ基、アミド基、メチロール基もしくはエポキ
    シ基をMするゴムよシなる群から選ばれた少なくとも1
    種で6る特許請求の範囲第1項記載のゴム補強材。 未 レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物を構成す
    るレゾルシノール類の少なくとも1部がアルキルレゾル
    シノールである特許請求の範囲第1項記載のゴム補強材
    。 & アルキルレゾルシノールの少なくとも1部がシエー
    ルオイルレゾルシノールでhる特許請求の範囲第4項記
    載のゴム補強材。 巴 レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物において
    、該縮合物を構成するレゾルシノール類1モ、ルに対し
    アルデヒド類が1モル以下である特許請求の範囲第1項
    、第4項または第5項記載のゴム補強材。 7.−、レゾルシノール・アルデヒ ド系初期縮合物を構成するアルデヒド類及び/又はアル
    デヒド化合物が、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
    、n−ブチルアルデヒド、アクロレイン、フル72−ル
    、バラホルムアルデヒド、バラアセトアルデヒド、ヘキ
    丈メチレンテトラミン及びα−ポリオキシメチレンの群
    より遍ばれた少なくとも1樵でるる特許請求の範囲第1
    項記載のゴム補強材。 a ゴム類とレゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物
    との重量比が9515〜5/95である特許請求の範囲
    第1項記載のゴム補強材。 a レゾルシノール・アルデヒド系初期縮合物が100
    重量部に対してアルデヒド化合物が5Xit部以上であ
    る特許請求の範囲第1項記載のゴム補強材。 1α 接着剤が、熱可塑性合成繊維に対し0.5〜10
    重量%付着されてなる特許請求の範囲第1項記載のゴム
    補強材。
JP57004900A 1982-01-18 1982-01-18 ゴム補強材 Pending JPS58122844A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57004900A JPS58122844A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 ゴム補強材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57004900A JPS58122844A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 ゴム補強材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58122844A true JPS58122844A (ja) 1983-07-21

Family

ID=11596534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57004900A Pending JPS58122844A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 ゴム補強材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58122844A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58149973A (ja) * 1982-03-03 1983-09-06 Sumitomo Chem Co Ltd 接着剤用樹脂

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5281195A (en) * 1975-12-26 1977-07-07 Yokohama Rubber Co Ltd Treatment of aromatic polyamide fiber
JPS52148296A (en) * 1976-06-03 1977-12-09 Gen Tire & Rubber Co Fproduction of phenoll formaldehyde solution for impregnating tire cord under nonpolluting condition and article
JPS54120689A (en) * 1978-03-14 1979-09-19 Toray Ind Inc Adhesive treatment of fiber for rubber reinforcement

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5281195A (en) * 1975-12-26 1977-07-07 Yokohama Rubber Co Ltd Treatment of aromatic polyamide fiber
JPS52148296A (en) * 1976-06-03 1977-12-09 Gen Tire & Rubber Co Fproduction of phenoll formaldehyde solution for impregnating tire cord under nonpolluting condition and article
JPS54120689A (en) * 1978-03-14 1979-09-19 Toray Ind Inc Adhesive treatment of fiber for rubber reinforcement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58149973A (ja) * 1982-03-03 1983-09-06 Sumitomo Chem Co Ltd 接着剤用樹脂

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108431328B (zh) 聚酯纤维及其制备方法,以及包含所述聚酯纤维的轮胎帘线
RU2293091C2 (ru) Способ достижения прямой адгезии между текстильными армирующими материалами и каучуком
FR2485435A1 (fr) Procede de preparation d'une resine phenol/aldehyde et composition de resine pour systeme adhesif destine a etre applique a des fibres de verre
JP2006274528A (ja) ポリエステルタイヤキャッププライコードおよびその製造方法
JP2016160535A (ja) ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維複合体およびその製造方法
JP7393346B2 (ja) テキスタイル材料のための接着性改善組成物及び関連する強化テキスタイル材料
CN101648781B (zh) 一种rfl处理剂及其应用
JPS58122844A (ja) ゴム補強材
JP2006274530A (ja) ゴムとの接着性の改善されたポリエステル繊維材料およびその製造方法
JPS58198546A (ja) ゴム補強材
US3405754A (en) Tires containing ethylene-propylene-diene rubber and process of manufacture
US7030182B2 (en) Rubber-reinforcing glass fiber treatment agent, rubber-reinforcing cord using the fiber treatment agent, and rubber product
JP2021176952A (ja) 接着剤組成物、有機繊維コード‐ゴム複合体及びタイヤ
US2643207A (en) Bonding of textile yarns to rubber
JPS5916735A (ja) ゴム補強材
JP3762583B2 (ja) ポリエステル繊維コードの製造方法
JPS6249396B2 (ja)
JP2578969B2 (ja) 硝子繊維含浸用液状組成物
EP2931778A1 (en) A spinfinish material applied on the fiber and a production method thereof
US4847360A (en) Adhesive active finish for reinforcing members and related methods
JP2718977B2 (ja) ポリビニルアルコール系合成繊維よりなるタイヤ補強用コードおよびこのコードにより補強された空気入りラジアルタイヤ
JP7526884B2 (ja) 接着剤組成物、ゴム補強材および物品
JP3657634B2 (ja) ゴム/コード複合体およびその製造方法ならびに繊維接着用組成物
JPS58124630A (ja) ゴム補強材
AU615893B2 (en) Adhesive active finish for reinforcing members and related methods