JPS58149973A - 接着剤用樹脂 - Google Patents

接着剤用樹脂

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JPS58149973A
JPS58149973A JP3417182A JP3417182A JPS58149973A JP S58149973 A JPS58149973 A JP S58149973A JP 3417182 A JP3417182 A JP 3417182A JP 3417182 A JP3417182 A JP 3417182A JP S58149973 A JPS58149973 A JP S58149973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
distillation residue
aldehyde
plywood
resorcinol
Prior art date
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Pending
Application number
JP3417182A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Asahara
浅原 俊也
Katsumi Watanabe
勝美 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shoei Chemical Inc
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shoei Chemical Inc
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shoei Chemical Inc , Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Shoei Chemical Inc
Priority to JP3417182A priority Critical patent/JPS58149973A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、所謂ヒドロペルオキシド法によるレゾルシノ
ールおよび/またはノ1イドロキノンの製造において副
生ずる蒸留残渣物を原料とする接着剤用樹Illsこ関
する。
接着剤用@脂には、フェノール樹脂、レゾルシノール樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂
、メラミン樹脂、ユリア11!1iなどが良く知られ、
これらは、合板、木工、建築、土木、紙・包装、繊維、
輸送、などあらゆる分野において利用されている。
接着剤用樹脂の中で、三官能性フェノール類とアルデヒ
ド類とを付加縮合反応させて得られる、いわゆるフェノ
ール樹d旨は、その優右た1着性能、耐熱水性、耐久耐
候性を利用し木材工業を始めとして、広く使われている
例えば合板工場に於いては特類合板として足場板用合板
、車輌用合板、コンテナ用合板、構造用合板、外装用下
見板側合板等に、パーティクルボード工場では曲げ及び
引張り強さや耐湿am潤性の良いボードとして、その他
、集成材、積−強化木、ファイバーボード等、かつまた
、砥石の結合剤やシェルモールド用結合剤として、フェ
ノール樹脂の長所を生かした利用がなされている。
しかしながら、いわゆるフェノール樹脂ではその硬化過
程での条件、例えば合板用フェノール樹脂では温度18
0〜150℃で、合板の岸み1%当り60〜60秒とい
う加熱硬化条件で代表されるように、メラミンs1脂や
ユリア樹脂の加熱硬化条件(温Ff:110〜120℃
、時間:20〜80秒/at)と比較して高温かつ長時
間の加熱圧縮を必要とする。
又被着材としての木質材料の含水率に厳しい制限を受け
、例えば7電量%以下もしくは絶乾状態となる迄乾燥す
る必要がある。しかも自硬化性であるが故に貯蔵中に縮
合が徐々に進行し短朋間で使用できなくなる程に増粘す
る事も多い為、貯蔵タンクに冷却装置をつけて、それを
防止する等の配慮も実際になされてきている。また更に
加えて接着剤使用後の機械器具の洗浄に大量の水を使用
しその排水中にフェノール類が含まれる為、国内の排水
規制値sppmを下廻るような排水処理設備の必要があ
る。これらの種々の欠点の為、フェノール樹脂はその使
用面で制約を受け、その長所が認められながらも使用を
ためられざルギー化及び性産性向上の観点からも上記し
た欠点の改善が望まれている。
本発明者らは、所謂ヒドロペルオーt−シF法によるレ
ゾルシノールおよび/またはハイドロキノンの製造にお
いて副生する蒸留残渣物が二価フェノールの比較的高分
子量の組合重合物を主成分としていることからアルデヒ
ド類との反応性に富むこと番こ着目し、また該蒸留残渣
物はレゾルシノールおよび/またはハイドロキノン製造
時に大量に副生ずる為、その有効利用を計り、さらには
上記の既存のフェノール樹脂の間紬点、すなわち、高温
番こしてかつ長時間の加熱硬化条件、被着材の低含水率
条件、貯蔵安定性不良、排水中フェノール類の混入等の
問題を改善すべく、鋭意検討の結果、本発明を尭成する
に至った。
即ち、本発明は、ジアルキルベンゼンを酸化して得られ
カルビノール類を・実質的に含有せずジアルキルベンゼ
ンジヒドロペルオキシドを主成分として含有する過酸化
物を分解し、次いで蒸留によりレゾルシノールおよび/
またはハイドロキノンの大部分を留出して得られる蒸留
残渣物(以下、単に副生蒸留残渣物と称する)とアルデ
ヒド類との反応により得られる接着剤用樹脂を提供しよ
うとするものである。
本発明において使用され−る副生蒸留残渣物中には、レ
ゾルシノールおよび/又はハイドロキノンの縮合重合物
、なら7びにジヒドロペルオキシドの分解で副生するイ
ソプロペニルフェノールとしゾルシノールおよび/又は
ハイドロキノンとの縮合重合物等が含有されている。こ
れらの縮合重合物はゲルパーミェーションクロマトグラ
フィーによる数平均分子量(ポリスチレン換算)が約t
ooo乃至2000の比較的高分子量の重合物である。
副生蒸留残渣物は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリ水溶液又はメタノール、エタノール、エチ
レンクリコール、ジエチレングリコール等のアルコール
類から選ばれる少なくとも1種を含有するアルカリ水溶
液に溶解し、通常、一度が80〜70m1量%の溶液と
して用いる。
アルデヒド類との反応においては、副生蒸留残渣物の分
子量が比較的大きいために、アルデヒド類の多少は接着
剤用m脂粘度に影智を与え酷い。アルデヒド類の童は、
副生蒸留残渣物に対する固型物重普換葎でパラフォルム
アルデヒド量として7%より少なく0.5%より多い量
であり、好ましくは5%より少なく1%より多い量であ
る。パラフォルムアルデヒド量が7重量%より多い場合
、反応後の樹脂液の粘度が非常に高くなり保存安定性も
低下してくる為、使用上制約を受ける事となる。反応温
度は50〜100℃の範囲が好ましく、50℃以下でも
反応は進行するが、長時間を必要とする。
本発明の接着剤用樹脂は、その副生蒸留残渣物成分の一
部が、他のフェノール成分で置換された共縮合樹脂であ
ってもよい。このような共縮合![liは、副生蒸留残
渣物と他のフェノール類との混合物を上記した副生蒸留
残渣物単独の場合と同様にして製造できるが、好ましく
は予めフェノール類とアルデヒド類とを付加反応させて
得られる初期縮合物をアルデヒド源とし、これと副生蒸
留残渣物とをアルカリ触媒存在下に共縮合反応させるこ
とにより整造される。共縮合反応の場合の初期縮合物の
置は縮合物中のメチロール基数により適宜決定され、そ
のメチロール基数は初期縮合物合成時のアルデヒド類の
使用量および縮合度によって調整することができる。共
縮合反応はまた、副生蒸留残渣物を比較的低温、例えば
80〜70℃でアルデヒド類とを反応させてメチロール
化し、次いでフェノール類と反応させて行ってもよい。
かかる目的に使用されるフェノール類として、フェノー
ル、クレゾール、レゾルシノール等が例示されるが上記
に限定されるものではない。
かくして得られた粘稠状の接着剤用樹脂は比較的萬いp
H値において十分な水希釈性を有しているが、低いPH
tfJl域において使用する場合筈こは、先に挙げたア
ルコール類の併用が良好な結果をもたらす。アルコール
類の添加時期は反応前が好ましいが、反応中、反応後で
もその効果は変るものではない。
本発明の接着剤用樹脂は、加熱または必要に応じた量の
アルデヒド類を使用時に添加し加熱すれば既存のフェノ
ール樹脂よりも迅速に、かつ又常温にても硬化を行う事
が出来る。
使用時に添加する場合のアルデヒド類の量は、樹脂の合
成時に用いたアルデヒド類の量と合せて、例えば95重
量%パラフォルムアルデヒドの場合、副生蒸留残渣物固
型分に対して、最大40重量%、好ましくは8〜80重
量%であり、より多い量のアルデヒド類の添加は可使時
間責短かくし、より少ない量のアルデヒド類の添加は硬
化に長時間を要する事となる。
上記硬化方法により、後記実施例にも示されるとおり最
も耐熱水性の要求される特類合板においてもその性能を
十分満足させ得る。
しかも本発明による接着剤用樹脂は、既存のフェノール
樹脂に比較して保存安定性の改善効果の大きい事が認め
られ、かつ又疎水性が大きく弱酸性のPH11域では原
料の二価フェノールの重縮合物である副生蒸留残渣物が
水に不溶である事から、当該接着剤用樹脂使用後の機械
器具洗浄排液中に含まれる、いわゆるフェノール類の濃
度は非常に低く、従って洗浄排液の排水処理が容易であ
るのも特徴である。
また本発明に使用されるアルデヒド源については、ホル
マリン、パラフォルムアルデヒド、トリオキサン、アセ
トアルデヒド、プロピルアルデヒド、グリオキザール、
フルフラール等が例示されるが上記に限定されるもので
はない。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。ただし例
中、部とあるのは重量部を表わす。尚、実施例中に使用
した副生蒸留残渣物は、RkB法による軟化点88℃、
ゲルパーミエーシ田ンクロマトグラフィーによる数平均
分子量(ポリスチレン換算) 1800(1:。
のである。
実施例1 還流冷却器及び温度計のついたIe容量の4つロフラス
コを用い、上水800部、48m1量%水酸化ナトリウ
ム水溶液150部に副生蒸留残渣物を攪拌機で攪拌しな
がら徐々に仕込み90℃迄昇温し完全に溶解させてから
温度も80℃に降温して87ii量%ホルマリン24部
を60分間にて滴下する。滴下終了後同温度でさらに反
応を続け、粘度が6000C”pl(25℃)になった
時点で反応を終了し冷却する。ついで上水150部を加
え樹脂液1014部を得た。
これをAとする。
得られたfIIj脂液の物性値を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様の反応器具を用い、フェノール188部
に48重嫉%水酸化ナトリウムlO部を攪拌しながら徐
々に加えて昇温を開始し90℃に達したら87亀量%ホ
ルマリン160部を7分間かけて滴下する。
滴下中に温度は97℃に達するがそのままの温度で滴下
終了後も反応を続け、粘度が800CP126℃)にな
った時点で冷却を行い、レゾール型フェノール樹脂初期
結合物を得る。80℃以下に冷却したフェノール樹脂初
期−合物に48重量%水酸化ナトリウム70部と上水2
00部に副生蒸蕾残渣物260部を溶解したものを加え
、70℃迄昇温し、そのままの温度で反応を続け、粘度
が8000 cps (25℃)に−なったら終点とし
、冷却を行う。60℃以下迄冷却した後メタノール14
0部を加え室温迄冷却し樹脂液1028部を得た。この
樹脂液得られた樹脂液の物性値を第1表に示す。
又比較用接着剤としてフェノールPM脂木材接着剤ニス
レジン5P−100(松栄化学工業株式会社製市販品)
の物性値を第1表に示す。
第1表 (JIS−K−6802、フェノール樹脂木材接着剤、
2稙加熱接着用試験方法に準じて試験した。) 壷ゲルタイム:A、Bの樹脂については、95璽量%パ
ラフォルムアルデヒドを測定開始直前に、樹脂液に対し
6重量%添加し、それぞれの樹脂液を試験管にlOf計
りとり、沸騰水中にてガラス棒でかき混ぜられなくなる
迄の時間を測定した。
実施例8 A、Hおよび比較用フェノールfM脂木材接着剤ニスレ
ジン8P−100のそれぞれを第1表に示す配合でグル
ーとし、それぞれのグルーにて下記接着条件において合
板を作成し、JAS規格に準じて接着強さを測定した。
第  U  表 合板作成条件 ・単板構成苓2.4 X 2.4 X 2.4 X 2
.4 X 2.4 (5プラ仁12.0〜) ・被着材種;レッドセラヤ(ロータリー単板)・単板含
水率;7〜lO慮置% 装グルー塗付置+88(1/ゴ(71ケ塗)・冷圧条件
:圧力−101,時間・20分間・熱圧条件纂圧力・l
O藝 鳥1.温度弓85℃1時間・10分間 &2.温度弓25℃1時間・7分間 作成した合板は、JAS規格−構造用合板、特類接賞力
試験法−72時間連続煮沸試験に′て接着力を測定し、
参考値として木部破断率を観察した結果を第■表に示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ジアルキルベンゼンを酸化して得られカルビノール類を
    実質的に含有せずジアルキルベンゼンジヒドロペルオキ
    シド 含有する過酸化物を分解し、次いで蒸留番こよりレゾル
    シノールおよび/またはノ\イドロキノンの大部分を留
    出して得られる蒸留残渣物とアルデヒド類との反応によ
    り得られる接着剤用樹脂。
JP3417182A 1982-03-03 1982-03-03 接着剤用樹脂 Pending JPS58149973A (ja)

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JP3417182A JPS58149973A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 接着剤用樹脂

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JP3417182A JPS58149973A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 接着剤用樹脂

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JPS58149973A true JPS58149973A (ja) 1983-09-06

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ID=12406756

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JP3417182A Pending JPS58149973A (ja) 1982-03-03 1982-03-03 接着剤用樹脂

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047239A (ja) * 1990-04-24 1992-01-10 Mita Ind Co Ltd 搬送装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122844A (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 Teijin Ltd ゴム補強材

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