JPS58120935A - 簡易水洗便所装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は簡易水洗便所装置、特に減速機付モータの駆動
軸の回転により開閉蓋の開閉動を行ない、同開閉動に連
動して上記開閉蓋を構成する通気性頂板上への洗浄水の
供給、及び同通気性頂板上からの気泡発生を行うことが
できるように改良した簡易水洗便所装置に関する。

従来の簡易水洗便所装置では、便器の下部便排出口に、
内部に気体配送用空間を有し、上面は通気性板、下面は
偏平箱形状の非通気性板よりなる開閉蓋を枢軸を介して
転勤自在に軸着し、かつ前記気体配送用空間へ気体送入
用管を貫通し、更に通気性板上面へ向けて通気柱板湿潤
用水の噴水管を取付けた構造のものがある。（実願昭５
１−１３４６９２号、実開昭５３−５１７４７号参照）
。

上記の簡易水洗便所装置は、開閉蓋の開閉及び蓋の表面
からの泡発生のために圧縮空気源を用いて開閉蓋の気体
配送用空間及び開蓋用エアシリングへ気体を送入して通
気性板上に気泡を発生させると共に開閉蓋を転勤させて
いたので高い空気圧を必要とし、全体として機械装置が
大型となり、また複雑な切換弁を用いねばならない等の
欠点があった。さらに上記に加え、装置の複雑さ故に故
障頻度も多く、保守点検に多大な労力と費用とを必要と
するものであった。

本発明は従来の簡易水洗便所装置の上記のような問題を
解決するために創作されたもので、その目的は開閉蓋の
開閉動、通気性板への洗浄湿潤水の供給及び同通気性板
からの気泡の発生を、減速機付のモータの駆動軸を介し
て連動的に確実なタイミングを持って行う構成となし、
同構成を簡単な構造で実現させるとともに確実な諸動作
を行えるようにするところにある。

本発明の要旨は、開閉蓋の開閉駆動を行なう駆動源を減
速機付のモータにて構成し、同モータの駆動軸の回転を
圧縮気体給送装置と洗浄水供給装置の作動と連動させ、
さらに開閉蓋の開閉動と上記２装置の作動をモータ駆動
軸が１回転する間に所要のタイミングにて行なわせるよ
うにしたものである。

以下、添付図面に示す実施例に基いて具体的に説明すれ
ば、第１図に簡易水洗便所装置（Ａ）が示されており、
図中（１）は底部に便排出口（２）を有する便器、（３
）は−側縁部を枢支部（４）に回動自在に軸着される開
閉蓋で、同開閉蓋（３）は中央部をやや凹ませた板状の
通気性頂板（５１と同頂板を嵌着する非通気性底板（６
）より構成されしかも同頂板（５）と底板（６）との間
には気体配送用空所（８）が形成されており、同空所（
８）に連通ずるように非通気性底板（６）には空気供給
管（９）が連結されている。ＯＩは便器（１）の後部側
に垂設される収容筐体で、同収容筐体の下部には第２図
に示すような配置で一定の減速比で作動する減速機付の
モータ（１１）　　（本実施例ではギャードモータ）、
通気性頂板（５）上へ洗浄水を供給するダイヤフラムポ
ンプ（１２）　、気体配送用空所（８）へ圧縮空気を給
送するコンプレッサ（１３）、及びモータ（１１〉の動
作に基いて同コンプレッサ（１３）の動作を同期連動さ
せるようにオン・オフ動作を行うリミットスイッチ（１
４）が設けられている。

（１５）はモータ（１１）の駆動軸に固着され外周面を
リミットスイッチ（１４）の動作杆（１４’）先端に回
動自在に取付けられたローラ（１６）に当接するホイー
ルで、同ホイール（１５）外周面はその円周方向に段部
等を有した実形状に形成されており、ホイール（１５）
の回転により、ローラ（１６）を介して動作杆（１４’
）が揺動運動し、同揺動によりリミットスイッチ（１４
）がオン・オフすることができる。従って前述のように
コンプレッサ（１３）はモータ（１１）の回転動作時に
上記ホイール（１５）とリミットスイッチ（１４）とに
よりオン・オフ駆動されるもので、時間的連動について
は後記詳述する。（１７）はホイール（１５）の所要位
置に一端を枢着され、他端には開閉蓋（３）の枢支部（
４）に連結された横動レバー（４ａ）に枢着される連結
アームで、モータ（Ｉｆ）が作動してホイール（１５）
が第１図において反時計方向に回１することにより開閉
Ｍ（３）が連結アーム（１７）により枢支部（４）を回
動中心として開閉運動することができる。

（１８）はモータ（１１）の駆動軸にホイール（１５）
と反対側に取付けられる偏心カム、（１９）は同モータ
（１１）、ダイヤプラムポンプ（１２＞、及びリミット
スイッチ（１４）の取付機枠（２０）に対して上下に昇
降自在に配設される昇降部材、（２１）は同昇降部材に
回動自在に取付けられ偏心カム（１８）外周面を転勤す
るローラ、（２２）はダイヤフラムポンプ（１２）のダ
イヤフラム（１２Ｃ）を支持板（２３）と共に上端に取
付は下端が昇降部材（１９）に連結されるダイヤフラム
作動杆で、同作動杆は昇降部材（１９）と共に昇降でき
、偏心カム（１８）の偏心量に相当してダイヤフラム（
１２Ｃ）が押動変形し、一定量の洗浄水がタンク（Ｔ）
から吸引され、通気性頂板（５）上へ向けて吐出される
。また（２４）はダイヤプラム作動杆（２２）に同心的
に取付機枠（２０）と昇降部材（１９）間に配置される
スプリングである。　。

本実施例ではタンク　（Ｔ）に中継用タンク　（３０）
を形成した場合が示されていて、第２図において洗浄水
は流出管（３１）からダイヤフラムポンプ（１２）　ノ
吸込管（１２ａ＞に吸引され、吐出管（１２ｂ）から中
継用タンク　（３０）の入水管部（３２）より同中継用
タンク（３０）内へ流入し、出水管部（３３）から所要
の連絡管を介して通気性頂板（５）上に開口端を有した
洗浄水供給管（３４）より同通気性頂板上に洗浄水を噴
出させることができる。

本発明の要旨をなすモータ（１１）の作動に基く開閉蓋
（３）の開閉運動、コンプレッサ（１３）及びダイヤプ
ラムポンプ（１２）の同期連動について以下に述べると
、前述のように開閉蓋（３）の開閉動はホイール（１５
）と連結アーム（１７）及び陽動レバー（４ａ）から構
成されるリンク機構により、コンプレッサ（１３）の作
動はホイール（１５）と同ホイール外周面に動作杆（１
４’）のローラ（１６）が当接するリミットスイッチ（
１４）とにより、さらにダイヤフラムポンプ（１２）の
作動はモータ（１１）の駆動軸に固着された偏心カム（
１８）とダイヤフラム（１２ｃ）を上端に取付けた昇降
部材（１９）とにより行なわれるものであり、上記の諸
動作のモータ（１１）の駆動軸回転に対する時間的な相
関を表わす動作タイムチャートが第３図に示されている
。

上記の動作タイムチャートによる開閉蓋（３）の開閉動
、コンプレッサ（１３）の作動、及びダイヤフラムポン
プ（１２）の作動は、モータ（１１）の駆動軸に固着さ
れるホイール（１５）と連結アーム（１７）の枢支点と
、偏心カム（１８）の形状及び駆動軸取付時の上記枢支
点との相対角度、及びホイール（１５）外周面を同枢支
点から円周方向に所要形状に異形をなすことにより実現
でき、以下第３図に基いて説明する。

第１図に示すような連結アーム（１７）の位置（開閉蓋
（３）が閉じている状態）をホイール（１５）の回動基
点とすると、モータ（１１）を駆動させるとホイール（
１５）が同図において反時計方向に回動する。そして同
ホイールが約１８０“回転する間に、開閉蓋（３）が連
結アーム（１７）と陽動レバー（４ａ）によって開いて
最大開度点（Ｍ）を通過後再び閉じ、この開閉蓋（３）
の開閉行程に略同期してコンプレッサ（１３）がリミッ
トスイッチ（１４）によりオンして動作し、圧縮空気が
気体配送用空所（８）に供給される。この圧縮空気は水
を湿潤状態に含んでいる通気性頂板（５）を通過して気
泡を発生させ開閉蓋（３）上面を洗浄するとともに、同
開閉蓋上の汚物は開閉１（３）の傾斜によって下方の便
槽（図示せず）内に落下する。次にコンプレッサ（１３
）の動作終了後、及び開閉蓋（３）の閉蓋時点からホイ
ール（１５）と共に回転している偏心カム（１８）の軸
心から最大距離の部分が昇降部材（１９）を上方に押し
上げるように作用し、ダイヤプラム（１２Ｃ）が上方に
押動変形されこの変形容積分の洗浄水が洗浄水供給管（
３４）から通気性頂板（５）上に放出され、同通知性頂
板が湿潤状態となる。以上により、モータ（１１）の駆
動軸の１回転の間に、開閉蓋（３）の開閉、同開閉蓋の
開蓋時期におけるコンプレッサ（１３）からの圧縮空気
の供給及び開閉蓋（３）の閉蓋時期におけるダイヤフラ
ムポンプ（１２）による洗浄湿潤水の供給が所要のタイ
ミングを持って確実に行うことができる。

上記のように本発明に係る簡易水洗便所装置は一定の減
速比を有する減速機付のモータの回転駆動により開閉蓋
の開閉、コンプレッサからの圧縮空気の供給、及び洗浄
水の供給が適切なタイミングをもって確実に行えるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る簡易水洗便所装置の内部構造を示
す側面図、第２図は収容筐体内部を示す正面図、第３図
は開閉蓋、コンプレッサ及びダイヤフラムポンプの電動
モータの駆動軸回転に基づく動作タイムチャートである
。 （Ａ）簡易水洗便所装置 （１）便器 （２）便排出口 （３）開閉蓋 （５）通気性頂板 （６）非通気性底板 （８）気体配送用空所 αＯ）収容筐体 （１１）モータ 特許出願人　　東陶機器株式会社（ほか１名）代理人　
伊東寸志（ほか２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＋１）　　便器底部に便排出口を下向きに開口させ、略
   平板状通気性頂板と偏平箱形の非通気性底板との間に気
   体配送用空所を設けて成りその一側＆を部を軸着された
   回動可能な開閉蓋によって上記便排出口を下側から閉鎖
   し、便器の一側に隣接して配置された収容筐体内に開閉
   蓋を開閉させるための蓋開閉装置、開閉蓋の気体配送用
   空所に圧縮気体を給送するための装置および開閉蓋の通
   気性頂板上に洗浄水を供給するための装置を設置した簡
   易水洗便所装置において、上記蓋開閉装置の駆動源を減
   速機付のモータにて構成し、同モータの駆動軸の回転を
   圧縮気体給送装置及び洗浄水供給装置の作動と連動させ
   、さらに上記各装置の作動を上記減速機付のモータの駆
   動軸が１回転する間に所要のタイミングにて行うように
   したことを特徴とする簡易水洗便所装置。