JPS58120677A - 高温断熱塗料 - Google Patents

高温断熱塗料

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JPS58120677A
JPS58120677A JP362582A JP362582A JPS58120677A JP S58120677 A JPS58120677 A JP S58120677A JP 362582 A JP362582 A JP 362582A JP 362582 A JP362582 A JP 362582A JP S58120677 A JPS58120677 A JP S58120677A
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silicone resin
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potassium titanate
binder
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Takuro Morimoto
琢郎 森本
Kihachirou Nishiuchi
西内 紀八郎
Misao Izumi
泉 美佐夫
Noriyoshi Ejima
江島 紀佳
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Otsuka Chemical Co Ltd
Otsuka Kagaku Yakuhin KK
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Otsuka Chemical Co Ltd
Otsuka Kagaku Yakuhin KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高温断熱性の優れた断熱塗料に関するものであ
る。
断熱性素材は省資源、省エネルギーの観点から重要な素
材であり、特に暖房器機、厨房器機、加熱熱源、高温反
応塔、更には熱輸送に用いられる貯熱器、配管等の器壁
は高温雰囲気下にあり、これら器壁からの熱放散の防止
、過熱事故の防出は省エネルギー、労働安全衛生更には
防災面に於て重要な課題であり、これらに適用出来る高
温耐熱性の優れた断熱材の開発が望まれていた2、斯か
る断熱材にあっては200〜400 ’Cの雰囲気下t
こ耐える耐熱性が必要であるため、有機質の適用は困難
であるとされており、無機質の断熱材が種々開発されて
いる。
断熱材としての観点からみると、有機質断熱材にあって
はポリウレタン発泡体、ポリスチレン発泡体、ポリエチ
レン発泡体等独立気泡構造を有する発泡体が種々開発さ
れ、断熱素材として好適であるとされてはいるが、長期
間使用時の耐熱温度は150°C以下である。
他方、無機質断熱材にあっては珪酸カルシウム、珪酸ア
ルカリ等の無機質結合剤にアスベスト等の繊維質を充填
、一部発泡構造を有する断熱成形品、又は単にガラス繊
維、アスベス\ト、ロックウール等無機質繊維を用い、
これらを器壁に接触被覆した断熱方法が採用されている
が、複雑な形状への適用が困難であり、断熱工事が現場
施工になりやすく、設計通りの施工が完全に実施されて
いることの確認を困難にしている。更にこれらの断熱工
法は器壁と断熱材の間に空気が存在し、この微小空気層
を活用した断熱効果を利用したものであり、高温側熱源
に接しない断熱材外面の温度を低くする効果はあるが、
高温側熱源から余分な熱量を断熱材が吸収しエネルギー
損失量が大きい。又これら従来の無機質断熱材の大きな
欠点は保護すべき高温側熱源の器壁の外面にしか適用出
来ない点にあり、器壁素材の熱伝導による熱損失は防止
出来ず、器壁内面を被覆し、器壁素材の熱伝導による熱
損失を低減する断熱塗料の開発が債まれでいた。
しかし、高温耐熱性の優れた塗料自体、特に結合剤の開
発が塗料業界に於ても大きな課題であり、斯かる結合剤
としては無機質系結合剤、例えば珪一方有機質結合剤は
上記のように常用耐熱温度が150°C以下のものが多
いという問題点があった。
有機質結合剤としてオルガノポリシロキサン系結合剤は
200℃以上の高温9耐熱性の優れた結合剤であること
は知られており、=t=塗料として広く用いられている
ものではあるが、適用条件に種々制限があり、高温耐熱
塗料として活用されてい、 るのみで、高温耐熱性が優
れ且つ断熱性をも兼ね備えた断熱塗料の開発には至らな
かった。
本発明汗は先にチタン酸アルカリ金属、特にチタン酸カ
リを活用した断熱被覆材として太陽熱遮断被覆組成物、
耐火断熱被覆物に関する発明を完成し、特許出願中であ
るが省資源、省エネルギーの観点から高温耐熱性に優れ
、必要により器壁内面にも適用可能な断熱塗料の開発を
計るに際し、塗料の構成、断熱特性、耐熱性、接着性等
、実際に開発にあたった者でなければ判らない改良点が
存在することを知り得て鋭意研究の結果、本発明を完成
するに至った。
本発明はチタン酸カリ、シリコン樹脂系結合剤及び必要
に応じ高密度充填剤、高屈折率充填剤、板状鉱物質充填
剤及びその他の通常の充填剤から選ばれた無機質充填剤
の1種又は2種以上、着色剤、有機溶媒を配合した高温
断熱塗料に係る。
本発明のチタン酸カリとはに20・nTi02(但しn
は正の実数)で示される化合物で、繊維状結晶、結晶粉
末、溶融物の破砕品又はこれらの粉末等である。尚チタ
ン酸カリは一般にに20・4Ti02 、又はに20・
6Ti02の組成式で示される結晶をつくりやすく、こ
れらからなる結晶の屈折率は2.4前後である。本発明
にあっては、高屈折率を示す繊維状結晶のチタン酸カリ
が特に好適であった。又チタン酸カリの結晶を塩酸等の
無機酸で処理後、水洗、乾燥することにより、チタン酸
カリ結晶からカリウム原子が一部抽出されたものが得ら
れる。斯かる方法でカリウム原子が抽出されたチタン酸
カリ結晶は組成式tこおいてに20・4Ti02又はに
20・6Ti02(それぞれ4TK 、 6TKと略す
)を示さずカリウム成分の少ないチタン酸カリ結晶(L
KTと略す)が得られる。
チタン酸カリを一般に常用されている有機質結合剤中に
分散させる場合はいずれの形態でも良いが、オルガノポ
リシロキサン系結合剤中にチタン酸カリを分散させて塗
料として用いる場合、4TK16TK及びLKTいずれ
を用いても耐熱塗料を得ることが出来るが、350°C
以上の耐熱が必要な耐熱塗料をオルガノポリシロキサン
結合剤を用いた耐熱塗料にあってはLKTを用いるとよ
り塗膜物性の及び結晶粉末、溶融物の破砕品又は粉末を
そのまま又は酸処理してカリウム原子を一部抽出したも
の及びこれらを焼鈍酸化したもののいずれでも良いが、
更に好適なものとするためには、結晶を融点(約130
0°C)近くまで再加熱後100°C/hr以下の冷却
速度で室温まで徐冷することにより、結晶内の熱歪みの
消失が計れ、本発明の断熱塗料に用いた時特に好適であ
った。
本発明のシリコン樹脂系結合剤とは、オルガノポリシロ
キサン系結合剤、ポリアクリル′;4−7Lr>表;ル
コキシシラン系結合剤、ポリビニルシラン系結合剤等で
あり、オルガノポリシロキサン系結合剤とは、水素、ビ
ニル試、アリル基、ヒドロキシル基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基、アミノ基、メルカプト基等の置換基が少な
くとも1個以上含まれているポリジメチルシロキサン、
ポリジフェニルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキ
サン及びこれらの共重合体等のストレートシリコン樹脂
、ストレートシリコン樹脂とエポキシ樹脂を反応させた
エポキシ変性シリコン樹脂、ストレートシリコン樹脂と
多塩基酸及び多価アルコールの縮合物からなるポリエス
テル変性シリコン樹脂、ストレートシリコン樹脂と脂肪
酸、多塩基酸及び多価アルコールの縮合物又はストレー
トシリコン樹脂とアルキッド樹脂を反応させたアルキッ
ド変性シリコーン樹脂、ストレートシリコン樹脂とメラ
ミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂
、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン等とホルムアル
デヒドを反応させたグアナミン樹脂、及びフェノールホ
ルムアルデヒド樹脂等のアミノ樹脂とを反応させたアミ
ノ樹脂変性シリコン樹脂等のストレートシリコン樹脂及
び変性シリコン樹脂の一種又は二種以上の混合物からな
るシリコン樹脂系結合剤であり、ポリジメチルシロキサ
ン系結合剤にあってはCHalSl比が1.2以上、1
.8以下、特に1.3〜1.7のものが好適であり、ポ
リジフエΦ ニルシロキサン、ポリメチルフェルシロキサン及びこれ
らの共重合体ポリジメチルシロキサンとポリジフェニル
シロキサン又は/及びポリメチルフェニルシロキサンと
の共重合体等のフェニル基含有ポリシロキサン成分物は
、これら中種でも本発明の結合剤として供し得るが、エ
ポキシ変性シリコン樹脂、ポリエステル変性シリコン樹
脂、アルキッド変性シリコン樹脂及びアミノ樹脂変性シ
リコン樹脂等の変性シリコン樹脂の一種又は二種以上の
混合物を結合材として用いると優れた1llit熱接着
強度、特に200〜300°CのujJ ?Hr接rγ
を強度が向トした。尚変性シリコン樹脂又は変性シリコ
ン樹脂とストレートシリコン樹脂の混合物を結合剤とし
て用いる場合にはポリシロキサン成分が20重量%以上
、好適には30重献%以上結合剤成分中に含まれている
ことが好ましく、ポリシロキサン成分20重量%以上で
は200°C以上においても耐熱性が極めて優れている
1、本発明のオルガノポリシロキサン系結合剤にあって
は一般に塗料用バインダーとして常用されているエポキ
シ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹
脂、アクリル樹脂、更ンこはエチレン−酢酸ビニル共重
合体等を結合剤中、ポリシロキサン成分が20重敬%以
下にならない範囲であれば、本発明のオルガノポリシロ
キサン系結合剤と併用出来る。
本発明で用いられるポリアクリルオキシアルキルアルコ
キシシラン系結合〜jとしては、一般式(■は炭素数1
〜10の一価炭化水素基、R′は水素又は炭素数1〜1
2の一価炭化水素基、Wは炭素数2〜10の二価炭化水
素基であり、nは1〜3の整数である)で表わされるア
クリルオキシアルキルアルコキシシラン化合物のrμ独
又はこれらシ のアクリルオキシアルキルアルコキメラン化合物〔Xは
H,CI−Ia又はC4、Yは水素、C11炭素数1〜
’ 0 )−価炭化水”J基、ビニルフェニル基、ピリ
ジル基、2−オキソ−1−ピロリジニル基、ニド(但り
、 RハロtJ 記ト同1:、、Z ハ0CII2CH
20T(、0CH2キシメチロール基から選ばれる基)
を示す〕で表わされるa1β−不飽和化合物又はその誘
導体の一種又は二種以上の混合物との遊離基開始剤およ
び有機溶媒の存在下における反応からイ!)られた重合
体を挙げることができる。
上記アクリルオキシアルキルアルコキシシラン化合物の
u、 R’としC適当な一価炭化水素の例としては例え
ばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、オクチル、デシル等のアルキル基、フェニル、ナ
フチル、トリル、キシリル、クメニル、エチルフェニル
等のアリール基、ベンジル、α−フェニルエチル、β−
フェニルエチル、a−フェニルブチル等のアラルキル1
.(を、また11として適当な二価炭化水素J1(の例
としてはエチル/、トリメチレン、テトラメチレン、ヘ
キサメチレン、オクタメチレン等を例示できる、/X 本発明て使用される一般式CH2:C\Y(X1Yは1
iiJ記と同し)て示されるa1β−不飽和16合物又
はその誘導体として適当なものの例は、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸
ビニル、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン
、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等のビニル化合物
、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、メチルア
クリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート
、2−エチルへキシルアクリレート、ラウリルアクリレ
ート等のアクリル酸エステル類、メチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレート、ブチルメタアクリレート
、2−エチルへキシルメタアクリレート、ラウリルメタ
アクリレート等のメタアクリル酸エステル類、アクリル
酸、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、
N−メトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド、グリシジルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、メタアクリル酸、メタアク
ル酸アミド、N−メチロールメタアクリルア$「セ、N
−メトキシメチルメタアクリルアミド、N−ブトキシメ
チルメタアクリルアミド、グリシジルメタアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート等の反応基を
有するアクリル及びメタアクリル化合物等である。
本発明のポリアクリロオキシアルキルアルコキシシラン
系結合剤に於て、少なくともアクリロオキシアルキルア
ルコキシシラン化合物が結合剤中に20 :4@ μ%
、好適には30重鼠%以」二含まれていることが必要で
アクリロオキシアルキルアルコキシシラン化合物がこの
範囲で特に耐熱性が優れている。
父本発明のポリアクリロオキシアルキルアルコキシシラ
ン系結合剤に於て反応紙を有するアクリル及びメタアク
リル化合物、特にN−メチロールアクリルアミド、N−
メトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチルア
クリルアミド等のアクリルアミド及びその誘導体並びに
グリシジルメタアクリレート、2−ヒドロキシエチルメ
タアクリレート等が結合剤中に5〜20重量%含まれて
いると好適であり、その池の化合物としてアクリロニト
リルが5〜30重量%含まれていると特に好適であった
本発明のポリアクリロオキシアルキルアルコキシシラン
系結合剤を用いる特徴は金属に対する接着性、塗膜の可
撓性、耐水性、耐沸騰水性、耐候性に好適な結果を与え
るものであり、特にアクリロオキシアルキルアルコキシ
シラン      20〜50重量%アクリロニトリル
                   5〜30 〃
反応性アクリル化合物               
  5〜20//アクリル酸又はメタアクリル酸のエス
テル       5〜60 〃の共重合組成からなり
、30°Cジメチルホルムアミド溶液中の憧限粘度〔η
〕が0.5〜2.0を示すポリアクリロオキシアルキル
アルコキシシラン系結合剤が接着性、耐水性、耐候性、
耐熱性に於て好適であった。
本発明の結合剤に於て一般式 %式% CB ハo R′又ハo x(−OR’(R’、R”ハ
前ト同L:、 ) ヲ示す〕で表わされるビニルシラン
化合物もアクリルオキシアルキルアルコキシシラン化合
物同様、/X 単独又はこれらと0112二c、Y(x、yは前記と同
じ)で示されるα、β〜不飽和化合物又はその誘導体の
一種又は二種以との混合物との遊離基開始剤および有機
溶媒の存在下における反応から重合体が11)られ、こ
れらのビニルシラン化合物はアクリルオキシアルキルア
ルコキシシラン化合物と等価に置換して又は混合使用し
ても本発明の結合剤を得ることができる。尚本発明のビ
ニルシラン化合物として好適な例を示すと、Kがメチル
、エチル、プロピル又はブチル基であり、Iζがエチレ
ン、トリメチレン又はテトラメチレン基の化合物である
本発明の高温耐熱性の断熱塗料は本発明に係るチタン酸
カリ及びシリコン樹脂系結合剤に、必要により常用され
ている着色剤、無機質充填剤及び有機溶媒等を併用する
ことにより得られるが、特に無機質充填剤として高密度
充填剤、高屈折率充填剤及び板状鉱物質充填剤を併用す
ると好適であった。
本発明に適用出来る高密度充填剤とは特に比重2.8以
」二のもの、例えばドロマイト(苦仄石)、アラゴナイ
ト(あられ石)、アパタイト(燐灰石入スピネル、コラ
ンダム、ジルコン系鉱物又は合成鉱物・の粉末及び固溶
体として溶成燐肥又はこれと同法で製造される類似組成
物、フリット、更には高密度ガラスの粉末粒状物、繊維
及び発泡体がある。
又高屈折率充填剤としては屈折率1.50以上のものが
好適であり、上記に例示した高密度充填剤は全て屈折率
が1.50以上であり、本発明の好適な無機質充填剤で
ある。
斯かる高密度、高屈折率充填剤としてはドロマイト  
(SG  2.8〜2.9   n  1.50〜1.
68)マグネサイト (SG  3.0〜3.I   
 II  1.51〜1.72 )アラゴナイト (8
02,9〜3.On  1.53〜1.68)アパタイ
ト  (8G  3.1〜3.2    n  1.6
3〜1.64)スピネル   (803,5〜3.6 
  11 1.72〜1.78 )フランダム(8G 
 3.9−4.On  1.76〜1.77)ジルコン
   (SG  3.9〜4.1    n  1.7
9〜1.81 )炭化珪素  (SO8,17n  2
.65〜2.69)の天然及び合成鉱物の破砕品の粉末
が、又固溶体としては溶成燐肥が好適てあった。父板状
鉱物質充填剤としては、粘土質、雲母質等の鉱物がある
が特に天然及び合成の雲丹粉末が好適であった。
本発明の無機質充填剤は単独又は任意の割合で混合して
一使用出来るが、特にアパタイト、ジルコンサンド、ジ
ルコンフラワー、合成スピネル及び二ランダム等は比較
的安価に供給可能なものであり、固溶体としてはフリッ
トは容易に入手出来るものとして、又溶成燐肥又はその
類似物は安価な素材であり、更に粒状、繊維状及び発泡
体とじて加工出来、断熱性の向上及び塗膜の補強に好適
であった。
又本発明の無機質充填剤として一般に常用されている着
色顔料、体質顔料等の通常の充填剤の併用も可能である
が、シラスバルーン、アルミナバルーン等の高屈折率の
無機質微小中空体の併用も効果的であった。
本発明の断熱塗料はチタン酸カリ、シリコン樹脂系結合
材及び必要により着色剤、無機質充填剤及び有機溶媒等
を併用することを特徴とするものであり、その混合割合
には特に留意する必要がある。本発明に於て、チタン酸
カリとシリコン樹脂系結合剤の割合(以下特記しない限
り重量で示す)はチタン酸カリ100部に対し、シリコ
ン樹脂系結合剤が25〜2000部、特に50〜100
0部、四には100〜500部用いることが好適てあっ
た。これらの混合割合は使用するシリコン樹脂系結合剤
の種類により厳格に特定できないが、一般にチタン酸カ
リ100部に対しシリコン樹脂系結合剤が」二記25〜
2000部の範囲では結合剤の結合力が高く塗膜として
の機能が十分に発揮され、断熱効果も優れており好まし
い、、又本発明に於て無機質充填剤を用いる場合にはチ
タン酸カリ10〜90部、無機質充填剤90〜1o部の
範囲でこれらの合計100部に対し結合剤が25〜20
00部、特に50〜1oOo部、更には100〜500
部が好適であった。尚チタン酸カリと無機質充填剤の配
合割合には交互作用があり、特にチタン酸カリ20〜7
0部、無機質充填剤80〜30部の配合の時優れた断熱
性を示した。
本発明の断熱塗料はチタン酸カリ、シリコン樹脂系結合
剤及び必要により着色剤、無機充填剤、有機溶媒の混合
分散物からなり、その製法としては例えはシリコン樹脂
系結合剤の有機溶媒溶液とチタン酸カリ、着色剤、無1
#質充填剤、史には常用されているシリコン樹脂系結合
剤の硬化助剤、分散剤、粘度調整剤等を混合後、これら
を高速度回転混合機、ロールミル、ボールミル、サンド
ミル等で混合分散することにより製造できる。
又本発明の断熱塗料からなる塗膜の形成方法としては、
本発明の塗料を通常用いられている塗装方法、ハケ塗り
、エアスプレー塗装、エアレスプレス塗装、史には浸漬
塗装法等が適用出来、この時必要により稀釈溶媒を添加
しても良い。斯かる方法で塗装したものを室温又は必要
により、150〜200°Cl2O〜120分程度加熱
乾燥することにより、本発明の断熱塗料の塗膜が得られ
る。
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 チタン酸カリ(大塚化学薬品(株)ffu)20部、ス
トレートシリコン樹脂系結合剤(東芝シリコーン(株)
製、メトキシ基を有するフェニルメチルシロキサンと 
ジメチルシロキサンの共重合物)の固形分60%キシレ
ン溶液80部をTKラボミキサー(特殊機化工業(株)
製)により5分間高速攪拌を行い不揮発分68%の白色
の断熱塗料を得た。
実施例2 チタン酸カリ15部、ジルコンフラワー10部、エポキ
シ変性シリコン樹脂系結合剤(東芝シリコーン(株)製
、商品名TSR194)の60%キシレン溶液75部を
用い、以下実施例1と同法で塗料化を行い、不揮発分7
0%の白色の断熱塗料を得た。
実施例3 攪拌N1冷却管、窒素導入管及び滴下ロートを付したガ
ラス製の4ツロセバラブルフラスコ(容i、500肩t
)を湯浴−にに設置し窒素置換後、ア士トン40部、ト
ルエン60部次いて γ−メタアクリロフ爾ピルトリメトキシシラン    
    35部アクリロニトリル          
             15部ク りリシジルメタ名レート10部 ブチルメタアクリレート              
   40部を順次仕込み攪拌下10%のアゾビスイソ
ブチロニトリル(A1.BN)  のアセトン溶液10
部を添加後、液温を80°Cに保ち攪拌下で16時間反
応後、室温迄冷却し、不揮発分45%の樹脂液を得た。
尚上記樹脂液の一部をとり、石油ベンジンを加え、樹脂
質を沈澱させ、この沈澱をア士トンで再溶解し、更に石
油ベンジンで樹脂質を沈澱させた後室温で48時間真空
乾燥させたM製樹脂試料を用い、30°CのDMF溶液
による極限粘度〔η〕を測定した所、〔η) 、1.5
 ”yの結果を得た。
上述の方法で得た樹脂液             8
0部チタン酸カリ                 
   10部酸化アルミニウム粉末         
    1o部を用い実施例1と同法で塗料化を行い、
不揮発分56%の白色塗料を得た。
実施例4 ビニルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン     
    3o部アクリロニトリル          
          20部N−ブトキシメチルアクリ
ルアミド           10部メチルメタアク
リレート                  10部
ブチルメタアクリレート              
   30部を用いた以外実施例3と同法で反応を行い
、不揮発分44%、〔η) 1. s de/gの樹脂
液を得た。
上述方法で得た樹脂液を用い実施例3と同法で不揮発分
55%の白色塗料を得た。
比較例1 実施例1のチタン酸カリの代わりに酸化チタン手順I+
(層厚産業(株)製)を用いた以外実施例1と同法で白
色塗料を得た。
比較例2及び3 実施例2及び3のチタン酸カリの代わりに酸化チタン系
顔料を用いた以外実施例2及び3と同法で白色塗料を得
た。
試験例1 内径10α、鋼管の肉厚0.8am 、長さ5001(
7)鋼管の表面に実施例1〜4及び比較例1〜3.の塗
料を塗布後焼付乾燥を行い、断熱試験用の試験体を得た
。上記の試験体を排気温度200°Cの熱風乾燥炉の排
気口に接続し、塗膜の表面温度の変化を測定した結果を
表1に示した。
表  1 実施例5〜12 表2に記載した各成分、割合で実施例1又は実施例3と
同様にして断熱塗料を得た。得られた塗料の断熱試験を
試験例1と同法で行い、その結果を同様表2に示す。尚
、実施例7では酸処理によりカリ成分を取り除いたチタ
ン酸カリを使用し、また実施例12ではこの酸処理した
ものを焼鈍酸化した後に徐冷して得たチタン酸カリを使
用した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  チタン酸カリ及びシリコン樹脂系結合剤から
    なる高温断熱塗料。 (2)高密度充填剤、高屈折率充填剤、板状鉱物質充填
    剤及びその他の通常の充填剤から選ばれた無機質充填剤
    の1種又は2種以上を更に配合した特許請求の範囲第1
    項の高温断熱塗料。 (3)着色剤及び有機溶媒を更に配合した特許請求の範
    囲第1項又は第2項の高温断熱塗料。 (4)  チタン酸カリ100重量部に対しシリコン樹
    脂系結合剤を25〜2000重量部使用する特許請求の
    範囲第1〜3項のいずれかの高温断熱泡粒状物である特
    許請求の範囲第2〜3項のいずれかの高温断熱塗料。 (6)  チタン酸カリlO〜90重量部、無機質充填
    剤90〜10重量部、シリコン樹脂系結合剤25〜20
    00重量部使用する特許請求の範囲第2〜3項のいずれ
    かの高温断熱塗料。
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