JPS5812062B2 - 洗浄個所上へ洗浄液を液滴状に吹きあてるためのノズル - Google Patents

洗浄個所上へ洗浄液を液滴状に吹きあてるためのノズル

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JPS5812062B2
JPS5812062B2 JP51151460A JP15146076A JPS5812062B2 JP S5812062 B2 JPS5812062 B2 JP S5812062B2 JP 51151460 A JP51151460 A JP 51151460A JP 15146076 A JP15146076 A JP 15146076A JP S5812062 B2 JPS5812062 B2 JP S5812062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は２つの端面と１つの筒面とによって形成された
略々筒状の渦流化室乃至混合室を有し、この渦流化室が
１方の端面に設けられた入口及び筒面に設けられた出口
を有している形式の洗浄個所上へ洗浄液を液滴状に吹き
あてるための、特に自動車の透明又は不透明なガラス板
のクリーニングに使用するためのノズルに係る。
この種の周知のノズルによれば、該ノズルに近接した被
洗浄面部分における液滴分布密度が該ノズルから離隔し
た被洗浄面部分における液滴分布密度よりも高く、従っ
て一様な洗浄処理を行ない難いと謂う重大な欠点を有し
ている。
更に、周知のノズルは多数の個々の極めて小径の水滴よ
り成る噴霧をもたらすに過ぎず、従って洗浄能力が低い
と謂う欠点を有している。
本発明の課題は、液が液滴の形でノズルから噴射され且
つノズルから近い洗浄個所でも或いは又ノズルから遠く
離れた洗浄個所でも液滴分布密度が実際上同一であり、
従って一様な洗浄処理を容易になし得るノズルを構成す
ることにある。
本発明の他の課題は液が霧状ではなく比較的大径の液滴
状でノズルから噴射され、これらの液滴が被洗浄面に衝
突する際に破裂し、これにより洗浄能力の高められたノ
ズルを構成することにある。
本発明によれば、これら課題は、次のようになすことに
より解決される、即ち入口がそれの接続された渦流化室
の部分よりも小なる断面積を有しており、渦流化室にお
ける主流出方向に対し垂直な面内への出口の投影面が主
流方向で見て出口の直前にある渦流化室の断面部の相当
する投影面を部分的に覆い、渦流化室の内方に位置し且
つ該渦流化室の中心線を覆うことがないように、上記出
口が筒面から人口に向き合う端面への移り目範囲に設け
られ、且つ入口から流出する液体の少なくとも１部が端
面で変向されるように入口が配置されていることにより
解決される。
上記構成を有する本発明によるノズルでは、人口から渦
流化室に圧入された液の一部分は直接的。
に出口に向うようになされているが、液の残部は入口と
は反対側の端面によって向きを変えられ且つこれにより
渦流化室内で渦流運動させられた後に出口に向うので、
この渦流液流は入口から直接的に出口に向う上記液流を
分散させるのに役立ち、。
その結果比較的大径の且つ運動エネルギの高い液滴の形
態で液がノズルから噴射される。
本発明によるノズルは洗浄効果上の利点のみならず、製
作技術上の利点を併せ有している。
即ち、ノズル本体はプラスチックス材料を使用し射出成
形法により容易に製造可能であり、又入口をノズル本体
の渦流化室の中心軸線上に配置することができるので中
央開口を有するリング状入口部片をノズル本体内に単に
嵌合すれば良く従って入口と１０との位置関係に意を拡
う必要性がないからである。
尚、幅広の面を洗浄するための且っ該被洗浄面に対して
近接して配置されるべきノズルの場合に、１洗浄効率を
高めるためにはノズルの出口を幅広ニ構成しておく必要
がある。
この場合のノズル構成において、渦流化室の横断面形状
が円形である場合に、出口の幅を広げようとすると中央
部が開き過ぎ、その結果液滴分布が不均一に即ち中央範
囲における液滴密度が過大であって他の部分における液
滴密度が過少となると謂う課題が生じる。
従って、本発明によるノズルにおいて、液滴流を幅広に
且つ液滴分布密度を均一になすことを目的とする場合に
は、渦流化室内での液の主流出方向即ち渦流化室の長手
軸線方向で見て出口の上縁と下縁とが平行であるか或い
は少なくとも同じ向きに彎曲しているように構成するの
が適当である。
上記構成例とは異なり、被洗浄面の中心部における液滴
分布密度を特に高くなすようにするには、渦流化室内で
の液の主流出方向で見て出口の上縁と下縁とが凸形又は
両凸形を呈するように構成するのが適当である。
渦流化室内での液の渦流運動を強化してノズルから液を
滴状で噴射させる分散効率を高めるためには、渦流化室
内で入口と向き合う端面をドーム状に構成するのが有利
である、蓋し入口から渦流化室に圧入された液の１部分
であって直接的に出口を経て噴射されない液流部分が上
記ドーム状端面に衝合し該端面により効果的に方向変換
され渦流化室内での良好な渦流運動をもたらすからであ
る。
次に、添附図面を参照しつつ本発明を更に詳説する。
第１図に略示されたノズルは渦流化室１を有しており、
この渦流化室は筒面２並びに端面３及び４により開学形
成されている。
筒面２の遊端附近に嵌入された円板５により上記端面４
は形成されており、上記円板５には入口６を形成する開
口が穿たれている。
出ロアは筒面２から端面３への移り目範囲乃至部分に配
置されており且つ渦流化室の軸線方向Ｘ（これは入口６
から圧入され出ロアから噴射される液の主流出方向でも
ある）で見ても、方向Ｘに対して垂直の方向Ｙで見ても
成る面積を有するようになされている。
従って、入口６から渦流化室１内に圧入される液の１部
は直接的に出ロアを経て噴射流出するが、液の残部は端
面３に衝合してこの液流は逆向きになされ、従って後続
して渦流化室１へ圧入された液と衝突するので渦流化室
１内では激しい液の渦流運動が生じる。
入口６から圧入され渦流化室１を貫通して直接的に出ロ
アから噴射される酸部分は運動エネルギが高く従って最
も遠く迄到達する。
この酸部分は一見水流の形で出ロアから噴射されるよう
に思われるが、端面３に衝突して飛散する液滴の一部と
衝突し、又出ロアに至る前に上記の如く渦流運動してい
る液とも衝突するので液滴の形で出ロアから噴射される
。
一方端面３に衝突し渦流化室１内で渦流運動せしめられ
た酸部分も終局的には液滴の形で出ロアから噴射される
。
出ロアから噴射される液滴流は全体として比較的薄い扇
形水カーテン状を呈し且つこの水カーテンは出口部分を
基点として先端部が上下方向に激しく振動するが、この
場合の水カーテンの振動数は肉眼では殆んど認識できな
い程高い。
渦流化室１内での液の渦流運動を強化し、ひいてはノズ
ルの洗浄効果を高めるためには、端面３を第１図に示さ
れているような平面状ではなく、第２乃至４図に参照符
号３ａ、３ｂ、３ｃにてそれぞれ示されているようにド
ーム状に構成し、これにより衝突した液の方向転換を容
易ならしめるのが有利である。
定置されたノズルから一定用離隔てられた被洗浄物に対
して洗浄液が吹き当てられる面の寸法及び形状はノズル
に形成された出ロアの寸法及び形状に依存し、又被洗浄
面における洗浄液の液滴分布は上記出ロアの形状に依存
する。
固定配置されたノズルから噴射される液滴により洗浄さ
れる洗浄域を幅方向に拡大するにはノスル出ロアの幅を
相応して犬にせねばならない。
渦流化室１の横断面形状が円形の場合には、出ロアの幅
は出口の上縁８の形状に依存して変化し、従って液分布
、ひいては被洗浄面に吹き当てられる液滴密度が変化す
る。
被洗浄面に吹き当てられる液滴密度を一定にしようとす
る場合には、出ロアの上縁８即ち端面３の遊縁を、出ロ
アの下縁９即ち筒面２の出口側遊縁に対して平行か又は
少なくとも同じ向きに彎曲した形状となすのが有利であ
る。
その際に上縁８は鈍角状（第５図）又は円弧状（第６図
）を呈しているようになすことかできる。
これらの構成は出ロアの中央範囲における開きを抑えて
噴射液滴分布密度を一様化することを目的としている。
一方、液分布を不均一にしようとする場合には即ち液滴
の吹き当てられる被洗浄面の中央範囲の液滴分布密度を
高める場合には、出ロアの中央範囲の開きを犬となすよ
うに構成する。
このことは、渦流化室１における液体の主流出方向（第
１図におけるＸ方向）で見て、出口の上縁８と下縁９と
が凸形又は両凸形を呈するようになすことにより実現で
き、両凸形を呈する一構成例が第７図に示されている。
原則的には、出ロアを種々の形状となすことができる。
自動車用ヘッドライトのカバーガラス板洗浄目的用の７
ノズル出口形状としては、第５及び６図に示されている
両型式のものが殊に適していた。
自明なように、これら実施形に示された形状を若干変更
しても、洗浄効果に顕著な低下は表われない。
尚、上記カバーガラス板洗浄目的用のノズルの渦流化室
形状としては、第２図に示された実施形が殊に適してい
た。
【図面の簡単な説明】
添付図面中、第１乃至４図は形状のそれぞれ異なる渦流
化室を有している本発明によるノズルの長手方向断面図
、第５乃至７図は本発明によるノズルの出口側渦流化室
端面を示す図面であって、出口の上縁と下縁との種々の
位置関係を示す図面である。 １・・・・・・渦流化室、２・・・・・・筒面、３及び
４・・・・・・渦流化室の端面、５・・・・・・円板、
６・・・・・・入口、７・・・・・・出口、８・・・・
・・出口の上縁、９・・・・・・出口の下縁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １２つの端面と１つの筒面とによって形成された略々筒
    状の渦流化室乃至混合室を有し、この渦流化室が１方の
    端面に設けられた入口及び筒面に設けられた出口を有し
    ている形式の洗浄個所上へ洗浄液を液滴状に吹きあてる
    ための、特に自動車の透明又は不透明なガラス板のクリ
    ーニングに使用するためのノズルにおいて、入口６がそ
    れの接続された渦流化室１の部分よりも小なる断面積を
    有しており、渦流化室１における主流出方向Ｘに対し垂
    直な面内への出ロアの投影面が主流方向Ｘで見て出ロア
    の直前にある渦流化室１の断面部の相当する投影面を部
    分的に覆い、渦流化室１の内方に位置し且つ該渦流化室
    １の中心線を覆うことがないように、上記出ロアが筒面
    よら入口６に向き合う端面への移り目範囲に設けられ、
    且つ入口６から流出する液体の少なくとも１部が端面で
    変向されるように入口６が配置されていることを特徴と
    するノズル。 ２、特許請求の範囲１記載のノズルにおいて、入口６が
    渦流化室１の中心軸線上に配置されているノズル。 ３ 特許請求の範囲１記載のノズルにおいて、出ロアの
    上縁８と下縁９が洗浄液の主流出方向Ｘで見て平行であ
    るか又は少なくとも同じ向きに湾曲している（第６図）
    ことによって、水噴流の噴射幅全体にわたってはゾ均一
    の液滴分布密度を有しているノズル。 ４ 特許請求の範囲１記載のノズルにおいて、出ロアの
    上縁８と下縁９が洗浄液の主流出方向Ｘで見て凸形状を
    呈している（第７図）ことによって、渦流化室の横断面
    の対称中心軸線の方向にのびている中心平面内に増大し
    た液滴分布密度を有する水分布状態のノズル。 ５ 特許請求の範囲１記載のノズルにおいて、入口６と
    逆の側の端面３がドーム状に構成されているノズル。
JP51151460A 1976-03-23 1976-12-15 洗浄個所上へ洗浄液を液滴状に吹きあてるためのノズル Expired JPS5812062B2 (ja)

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DE (1) DE2612175C3 (ja)
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SE (1) SE7610953L (ja)

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