JPS58119906A - ヒ−トパイプタ−ビン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒートパイプを用いて発電等を行い得るように
したヒートパイプタービンに関するものである０ 密封ケース内壁に微少多孔体を貼設し、これに液体を含
浸せしめ、ケース一端側を加熱することにより液体を蒸
発せしめ、これをケース軸方向に流し、ケース他端側を
冷却することにより蒸発液体を凝縮せしめ、微少多孔体
で吸収し、毛管現象で蒸発、加熱側に環流せしめるヒー
トノ＜イブは知られている。かかるヒートパイプ内の蒸
気流の流速はかなり速く、この蒸気流を用いて仕事を行
わせ得ればエネルギー利用上好ましく、例えば電源のな
い懐中電灯等として有事のさい用いることができれば便
利である。そこで内部に羽轡を内装し、これを上記蒸気
流で駆動し、外部の発電気を駆動して発電し得れば上記
を企図し得るが、この場合、蒸気流（液体）の漏洩を防
止する必要がある。

本発明はヒートパイプを利用して発電等を行わせるべく
なされたもので、その目的とする処は、ヒートパイプ内
に羽根を付設し、羽根はヒートノくイブ軸方向に設けら
れた軸一端に固設され、軸他端をヒートパイプの凝縮部
側端壁でシールしつつ端壁外方の発電機等の駆動軸と連
繋せしめる如くし、蒸気（液体）の漏洩を防止しつつ発
電等を行い得るようにしたヒートパイプタービンを提供
するにある。

次に本発明の好適一実施例を添付図面に従って詳述する
。

第１図は本発明に係るタービンの縦断側面図、第２図は
第１図２−２線断面図、第３図はシール部の拡大断面図
である。

ヒートパイプ１は筒状のケース２、これの内周壁２ａに
貼設されたウィックと称される微少多孔体３とからなり
、ケース２の前後は端壁４，５で閉塞され、密閉されて
いる。ウィック３の内径部３８間には軸方向に長い直線
状で断面円形の空間Ｓが形成され、空間の軸方向、両端
は端壁４，５で閉塞されている。ウィック３には液体を
含浸させ、軸方向一端側の所要部を加熱蒸発部Ａとし、
これの下流の中間部を断熱部Ｂとし、これの下流の他端
側を冷却凝縮部Ｃとする。蒸発部Ｂ及び凝縮部０周には
熱伝導の良好な部材で覆ったり、凝縮部側周には放熱面
積を犬とすべくフィン等を設けても良い。

以上において、既知の如く蒸発部Ａを加熱することによ
りウィックに含浸された液体は蒸発し、軸方向を凝縮部
方向に流れ、凝縮部Ｃで冷却され、凝縮してウィックに
吸収され、毛管現象で断熱部Ｂを通り、蒸発部で蒸発す
る。以上のサイクルを反復する。

以上のヒートパイプ１内に軸６を軸方向に配設し、軸６
先端部６ａは断熱部Ｂの下流近傍に臨み、該軸先端部６
ａに羽根７を固設する。軸６は吸熱凝縮部Ｃ側の端壁５
を軸方向に貫通して外方に延出される。該端壁５の内側
には支脚８の基部８ａを固着し、支脚８は軸方向内方に
延出されて板状の支持部８ｂを備え、端壁５には軸挿通
用の孔５ａを、又支持部８ｂには同様の孔８Ｃを同心的
に設け、これの内径部に軸受メタル９，１０を嵌着し、
該メタル９，１０に回転自在に既述の軸６を通し、軸外
方延出部を発電機１１に連結する。

尚本実施例では懐中電灯に用いた例を示し、ヒートパイ
プ１の外方の発電機１１周をカバー１２で覆い、その先
に反射鏡１３で保持されたパルプ１４を臨ませる。

ところで加熱蒸発部Ａを例えば手で把持し、これにより
液体は蒸発し、蒸発流は軸方向を凝縮側に流れ、羽根を
回転駆動し、これにより軸６は駆動され、発電機１１を
運転し、ノ（ルプ１４を点灯させるにいたる。蒸気流は
羽根の駆動でエネルギーを減じ、凝縮部Ｃでウィック３
に吸収され、軸６は端壁５を貫通するも軸受１０でシー
ルされていること、流速が減じられていること、冷却液
体化していること等から外部への漏洩は防止され、実用
上支障はない０ 第４図は第２実施例を示すＯ 既述の軸１０６を支脚１０８及び中間支持部材１１５で
軸受１０９，１１０により支持し、軸端１０６ｂにマグ
ネット１１６を固設し、これを端壁１０５内面１０５ｂ
に接近して配設し、一方、端壁外面１０５Ｃにマグネッ
ト１１６と対峙する如くマグネット１１７を配設し、こ
れを既述の発電機の駆動軸１１８に連結する。かくする
ことにより軸を端壁を通して外部に導出することなくタ
ービン出力を発電機の駆動軸に伝えることができ、シー
ルは完全になされることとなる。

以上実施例では発電機を駆動したがアクチュエータは任
意である。

以上で明らかな如く本発明によれば、ヒーしくイフリー
ピンで発電等し、電源なしの懐中電灯等として用いるこ
とができ、特に外部に発電機等を配設しつつシールを極
めて良好に、又完全にシールを行いつつ発電等がなし得
、以上を軸受、或（まマグネット等の利用で簡易な構造
により企図し得る等多大の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はヒート
パイプタービンの縦断側面図、第２図は第１図２−２線
断面図、第３図はシール部の拡大図、第４図は変更実施
例の同様の図である。 尚図面中１はヒートノくイブ、２はケース、３は微少多
孔体、７は羽根、６は軸、１１＆まアクチュエータ、Ａ
は蒸発部、Ｃは凝縮部、９，１０゜１１６、ｉｏｓ、１
１７はシール連繋部である。 特許出願人　本田技研工業株式会社 代　理　人弁理士　下　１）容一部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密封されたケース内の内壁に微少多孔体を貼設し、これ
   に液体を含浸せしめ、一端側を加熱蒸発部、他端側な冷
   却凝縮部とし、内部に蒸発部から凝縮部へ蒸気流を発生
   せしめる如くしたヒートパイプにおいて、該ヒートパイ
   プ内にこれの軸方向に配設された駆動軸を駆動する羽根
   を設け、該駆動軸を凝縮部側端壁でシールしつつ端壁外
   方のアクチュエータの駆動軸と連繋するようにしたこと
   を特徴とするヒートパイプタービン。