JPS5811947Y2 - 感速作動流体接手 - Google Patents

感速作動流体接手

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JPS5811947Y2
JPS5811947Y2 JP1978172468U JP17246878U JPS5811947Y2 JP S5811947 Y2 JPS5811947 Y2 JP S5811947Y2 JP 1978172468 U JP1978172468 U JP 1978172468U JP 17246878 U JP17246878 U JP 17246878U JP S5811947 Y2 JPS5811947 Y2 JP S5811947Y2
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JP
Japan
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fluid
side wall
outlet
casing
rotational speed
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JP1978172468U
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English (en)
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JPS5589824U (ja
Inventor
安兵衛 菊池
Original Assignee
臼井国際産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 一般に自動車エンジン冷却用ファンの駆動に用いられる
流体接手は、従動がわをなすケーシングの外周に羽根を
複数枚放射状に突設し、ケーシングがファンのハブとし
て用いられているが、自動車が一定の高速度に達して向
い風を増大し、ファンによる冷却風を必要としなくなっ
た時流体連結を断って動力の浪費を避ける様に作動する
流体接手は未だ紹介されていない。
本考案は自動車がか・る一定の高速度に達した時エンジ
ンの廻転速度を感知してファンによる冷却風を減じ、動
力を節約することを目的としてなされた新規な流体接手
に係り、その要旨とするところを図面によって説明する
と次の通りである。
第1〜4図は本考案の一実施例であって1と2は従動が
わを構成し、1はケーシング、1aは該ケーシングの側
壁、1bはケーングの円筒壁、1fは鉄壁の外側面に設
けられたフィン、1b′は円筒壁の内側面、2はカバー
、2fはカバーの外側面に設けられたフィンである。
3と4は駆動がわの構成部分であって、3は駆動軸、4
は中空ロータ、で該ロータ4は円筒壁4bと鉄部の両側
に存する側壁4a、4cとからなり、方の側壁4aは中
央孔4′を開き、他方の側壁4Cはその中央部に内向き
筒形ボス4eを軸方向に突出し、駆動軸3は外側端にフ
ランジ3bをそなえ、ケーシング1の側壁1aの中央部
に設けられたボールベアリング3Cを貫通して軸方向に
移動せず自由廻動状をなし、内端3aは中空ロータ4の
前記筒形ボス4eの孔内に嵌着固定する。
5はトルク伝達室、で鉄車5は前記の如く駆動軸の内側
端3aに固定された中空ロータ4とカバー2とケーシン
グ1の各壁1a、lbからなり、ロータ4はカバー2と
ケーシング1の各壁に囲まれた室内に自由廻動状をなし
てトルク伝達間隙5a、5b、5Cを形成する。
4dは流体の溜り室、でロータ4の円筒壁4bと両側壁
4 a 、4 cに囲まれた中空部からなり、前記筒形
ボスを突出する側壁4Cの外周部に溜り室4dから伝達
室5に流体を移行させる流出口4″を開き、他方の側壁
4aに設けられた中央孔は流入口4′を形成する。
第1図中、カバー2の中央部が外側方に凹むのは放熱効
果を上げるためであり、中空ロータ4の側壁4Cの中央
部が内側方に凹むのは、筒形ボス4eと軸内端3aとの
軸着に際して筒形ボスの外側方に軸内端の一部がカシメ
化(図示省略)として突出するためであるので、これら
の雨中央部は平行になる様に設計しうろことは申す迄も
ない。
6は流入口4′を設けた前記側壁4aの外側外周面4a
’上に設けられた弦形溝、で駆動時該外側面4a’上間
隙5aの流体を内側方に押しのける様に設けられ、8は
流出口4″を設けた前記側壁4Cの外側外周面4c’上
に設けられた弦形溝で、鉄製8は前記弦形溝と向きを異
にし、駆動時該外側面上間隙5Cの流体を外側方に押し
のける。
又7はロータ円筒部4bの外周面4b’に設けられた螺
旋形溝、で鉄製7は駆動時ロータ円筒部4b外側面4b
’上間隙5bの流体をロータの流出口がわより流入口が
わに向けて押しのける様に作用する。
9は前記流出口4″の開閉装置で板弁9aとツル巻バネ
9Cからなり、板弁9aは溜り室4dの流出口がわ内側
面4d’に摺擦廻動して流出口4″を1開閉する様に枢
着pされ、又シル巻バネ9Cは該板弁9aが遠心力に抗
して弾発的に開閉作動する様に装着され、又該開閉装置
、9は駆動がわの廻転速度が特定の廻転速度以下になる
と、即ちエンジンの廻転速度が特定の廻転速度以下にな
ると開弁璽して伝達室内に流体を増し、エンジンが同特
定の廻転速度を越えると閉弁して同室内の流体を減じ、
かくして従動がわの廻転速度が増減する。
こ・にいうエンジンの特定の廻転速度とは自動車が高速
度となってファンによる冷却風を必要としなくなった時
のエンジンの廻転速度であり、この速度は後車輪の廻転
速度が自動車の走行速度に比例すると做すことにより容
易に定められる。
又図示は省略したが、流体接手の駆動軸3のフランジ3
bはエンジンとベルト連結して廻動するエンジン冷却用
水の循環ポンプの軸先端に設けられたフランジに連結さ
れるのでエンジンが特定の廻転速度に達するとそのこと
が該ベルト連結とフランジ連結を介して流体接手の駆動
軸に伝えられる。
なお9bはスプリングの一端と板弁の自由端との係合ピ
ン、9dはスプリング他端のロータ側壁4Cへの係止鋲
、又p’、p″は板弁9aのストッパ、10はケーシン
グ4の外周に突設された羽根である。
第1図、4図のものは、流体の記載を省略したが、車輪
がエンジンにより加速されて自動車が高速度を出すと、
流体後手の駆動軸に於ける開閉装置9が、その時に於け
るエンジンの特定速度を感して流出口4″を閉じ、流体
が前記流出口がわ弦形溝8と、ロータ円筒壁外側面4b
’の螺旋形溝7と、流入口がわ弦形溝6の各流体押しの
け作用により各トルク伝達間隙5a、5b、5C中の流
体が除かれて流体連結が解かれている状態を示す。
この状態より自動車が車速を減すると、板弁9aに働く
遠心力がバネ力に負けて流出口4″が開き流体が溜り室
4dと各間隙5C,5b、51間を循環して流体連結が
形成される。
10は羽根でありケーシング1の外側周縁に放射状に固
定10 aされてファンを形成する。
第5〜7図は異なる実施例を示す。
該図面はロータ4のみを示すが他の部分は前記実施例と
同一に表れるので省略した。
この異なる実施例のものを前記実施例のものに比べると
、双方共にロータ4は構成を等しくするが、ケーシング
に対する側壁を相違し、実施例第1〜4図のものが流入
口4′の有る側壁4aをケーシングの側壁1aに対する
のに対し、実施例第5〜7図のものは流出口4″の有る
側壁4Cを固壁1aに対し、従ってボス4eと軸内端3
aとの嵌め付けに於ても差し込みがわを相違するが両者
の構成と作用効果は同様に説明される。
なお第7図々示のロータ円筒部の外側面4b’に設けら
れた螺旋形溝7が第4図々示のものと押しける向きを相
違するのは、前記の如く両実施例に於ける筒形ボスが軸
端3aに対し向きを逆にして組み付けられるため流入口
を開く側壁と流出口を有する側壁が反対側を占めること
になるためである。
なお各実施例共、流出口4″が軸端3aを固定したロー
タ側壁4Cに設けられているが、逆に流入口4′を該側
壁4Cに設けて流出口4″を他方の側壁4aに設けるこ
ともできる。
それは流入口4′は図示の如く軸3と同心に設けられな
くてもよく流入口がわ弦形溝の内端が溜り室に通ずる透
孔であればよいからである。
然し図示の如く軸と同心に設けた構造のものが機能的に
も製作面に於ても最も好ましい。
本考案に係る流体接手は以上の如く構成されているので
、従動側をファンに形成し駆動軸3をエンジンにベルト
連結してエンジン冷却用に使用する時は、開閉装置がエ
ンジンの特定廻転速度以下で開弁し、越えた時閉弁する
様にバネ力を調節しておくことにより走行速度の増加に
より増加する向い風が有効に利用できて燃料の節約に益
するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜4図は本考案の一実施例を示し、第1図はその
縦断正面図、第2図は第1図中一部ロータのA−A線断
面図、第3図は同じくロータの左側面図、第4図は同じ
くロータの正面図である。 又第5図〜7図は別の実施例に於ける駆動側を示し、第
5図はその縦断正面図、第6図は第5図の左側面図、第
7図は第5図中に於けるロータの正面図である。 なお1はケーシング、2はカバー、3は駆動軸、4は中
空ロータ、5はトルク伝達室、4′は流入口、4″は流
出口、6と8は向きを異にする弦形溝、7は螺旋形溝、
9は遠心力とバネ力による開閉装置、10は羽根であり
、矢印は廻転方向を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.ケーシング1とカバー2を従動がわとし、中空ロー
    タ4と駆動軸3を駆動がわとし、更にケーシング1の円
    筒壁1aの外側面と、カバー2の外側面に夫々複数片の
    フィンIf、2fをそなえてなる流体接手に於て、中空
    ロータ4は円筒壁4bと鉄壁の両側に存する側壁4 a
    、4 cとからなり、該両側壁4 a 、4 cは一
    方の側壁4aに中央孔4′を開き、他方の側壁4Cの中
    央部に筒形ボス4eを内向き軸方向に突出し、駆動軸3
    は該筒形ボスの孔内に内端3aを嵌着固定する一方ケー
    シング1の側壁1a中央部に設けられたボールベアリン
    グ3Cを貫通して軸方向に移動せず自由廻動状に設けら
    れ、かくして中空ロータ4はケーシング1とカバー2に
    囲まれた室内に自由廻動状に内装されて鉄車をトルク伝
    達室5に形成し、又該中空ロータ4は中空部を流体溜り
    室4dとなし、前記の筒形ボス4eを内向きに突出した
    側壁4Cに流体を伝達室5に移行させる流出口4″を開
    くと共に他方の側壁4aに開く前記中央孔を流入孔4′
    となし、流出口4“を設けた側壁4Cの外側外周面4C
    ′上に該外周面上の流体を作動時性側方に押しのける様
    に作用する弧形溝8を形威し、流入口4′を設けた側壁
    4aの外側外周面4a′には内側方に押しのける様に作
    用する弧形溝6を形成し、又ロータ円筒壁4bの外側面
    4b’には該円筒壁の外側間隙5bの流体をロータの流
    出口4″がわより流入口4′がわに向けて押しのける様
    に作用する螺旋形溝7を形成し、更に前記流出口4“の
    開閉装置9を板弁9aとツル巻バネ9Cで構成し、この
    板弁9aは溜り室4dの流出口がわ内側面4d’に摺擦
    廻動して流出口4″を開閉する様に枢着pされ、又ツル
    巻バネ9Cは板弁9aが遠心力に抗して弾発的に開閉作
    動する様に装着され、かくして駆動がわの廻転速度が特
    定の廻転速度以下になると開弁じて伝達室5内に流体を
    増し、駆動がわが同特定の廻転速度を越えると閉弁して
    同室5内の流体を減じ、かくして従動がわの廻転速度を
    増減する様に作動する悠遠作動流体接手。 2、中空ロータ4の流入口4′を開く側壁4aをケーシ
    ング1の側壁1aに対して筒形ボス4eの孔内に軸端3
    aを嵌着固定してなる実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の悠遠作動流体接手。 3、中空ロータ4の流出口4″を設けた側壁4Cをケー
    シング1の側壁1aに対して筒形ボス4eの孔内に軸端
    3aを嵌着固定してなる実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の悠遠作動流体接手。
JP1978172468U 1978-12-14 1978-12-14 感速作動流体接手 Expired JPS5811947Y2 (ja)

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JPS5589824U JPS5589824U (ja) 1980-06-21
JPS5811947Y2 true JPS5811947Y2 (ja) 1983-03-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947215A (ja) * 1972-09-08 1974-05-07
JPS501656A (ja) * 1973-05-07 1975-01-09

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